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第75期順位戦C級1組9回戦、日浦八段対平藤七段戦

 C級1組9回戦、日浦市郎八段対平藤眞吾七段戦が1月10日に関西将棋会館で行われました。
 将棋は後手平藤七段が一手損角換わりから先攻する形となりました。

2017-01-11a

 後手は飛車先を突かずに6二飛とまわり、6四角と打ち据えて総攻撃の構えを見せました。
 1図から、▲8六角△同角▲同銀△6四角▲4五桂~と戦いが始まりました。
 この先手の手順は7七の銀が8六銀とそっぽへいくようで違和感がありましたが、▲7五歩からの桂頭攻めを見たものとのことです。
 しばらく進んで2図となりました。

2017-01-11b

 2図から、後手は△6六歩~△6七歩と歩の手筋で攻めました。しばらく進んで3図となりました。

2017-01-11c

 3図では先手玉は風前のともしびのように見えましたが、3図の△8八香では△7六香のほうが良かったそうです。
 少し進んで4図となりました。

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 4図から、▲4二歩(▲4一飛の詰めよ)△3一金▲2二角(取れば▲4一飛)△6八角▲同銀△同成銀▲7一飛△6一歩で5図となりました。

2017-01-11e

 5図から、▲7五飛成(受けに利かす)△7八銀▲3一角成まで101手で先手の日浦八段が勝利しました。

2017-01-11f

 後手がどこかで決め手を逃したのか、そもそも優劣不明だったのかは自分の棋力ではわかりませんが、ずっと後手が良いと思っていた自分には急転直下の終局でした。
 投了図から△8九龍と追っても▲7七玉で以下、△6七成銀には▲7六玉と上部に、また、△8七龍には▲6八玉から右翼に逃げられるようです。

 これで、今期順位戦日浦八段、平藤七段ともに5勝3敗となりました。
 次回の10回戦で日浦八段は堀口七段と対局します。


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