2018年09月03日
第15回詰将棋選手権チャンピオン戦第10問
6月10日放送のNHKの将棋フォーカスの特集は「詰将棋の世界」でした。
その中で中村太地王座が第15回詰将棋選手権のチャンピオン戦第10問を解説されていました。
作者は相馬慎一さんで37手詰めです。優勝者の藤井聡太プロを含めて正解者は僅かに3名だったとのことでした。
初手が第一の関門とのことでした。金ではなく銀打ちが第一感の方が多いと思うので。
9手目で大事そうに見える成桂も捨てます。
続いて11手目で▲3七飛と飛車を捨て△同角不成(後の打ち歩詰めを誘う)と進みます。
19手目で▲2六馬と捨て後手の角成か角不成かを聞きます。
我が家の激指12先生は問題図から13手目までの局面で問題に挑戦してもらうと「詰まない」と解答します。
やっと15手目になって詰みを教えてくれますが、それは20手目に△同角成とする誤った回答でした。
20手目の局面で我が家の激指12先生はやっと正解を出しまた。
中村王座は「詰め上りの局面は浮かんだのですが、最初の金銀の捨てる順などが難しく、解くのに数日かかった。」と話されていました。
【正解手順】
▲5六金 △同 玉 ▲6七銀 △4六玉 ▲5五銀 △同 玉▲6六銀 △4四玉 ▲3四成桂 △同 玉 ▲3七飛 △同角不成 ▲1六馬 △3五玉 ▲2五馬 △4四玉 ▲5六桂 △5三玉▲2六馬 △同角不成 ▲6四金 △6二玉 ▲8二飛成 △7二桂▲7三金 △5三玉 ▲5二銀成 △同 玉 ▲7二龍 △6二歩▲6四桂打 △5一玉 ▲6二龍 △同 角 ▲5二歩 △6一玉▲7二金まで37手詰
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