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大一番の行方~第70期王将戦一次予選、川上七段対中座七段戦

 第70期王将戦一次予選、川上猛七段対中座真七段戦が2020年3月25日に東京将棋会館で行われました。
 本局は先手の川上七段にとって勝てば規定の成績を満たし、順位戦のフリークラスからC級2組に復帰するという大一番でした。
 これまでの両者の対戦結果は川上七段の5勝、中座七段の3勝。今年度の成績は川上七段は17勝11敗、中座七段は2勝20敗。直近10局の成績は川上七段が6勝4敗、古い対局から順に●〇●●●〇〇〇〇〇、中座七段は2勝8敗、古い対局から順に●●◯●●●◯●●●。
 これらのデータは川上七段の優位を示しているように見えました。
 自分は普通は中座七段を応援するのですが今回ばかりは川上七段を応援していました。
 だだ、今季の順位戦C級2組で2つ目の降級点を取った中座七段にとっても来期に向け調子を上げるため大事な一番だったと思います。

 将棋は川上七段の四間飛車対中座七段の居飛車穴熊の戦いとなりました。

2020-03-26a

 1図は▲4五歩と仕掛けたところです。先手は2八玉や4七金を省略していますが、後手もまだ玉が穴に潜っていませんので機敏な仕掛けだったでしょうか。
 しばらく進んで2図となりました。

2020-03-26b

 2図の▲6三銀で先手が有利になったと思いました。
 少し進んで3図となりました。

2020-03-26c

 3図から△7三桂▲8二成銀△6五桂▲6六角△8二飛~と戦いが続きました。
 駒得した先手が有利かと見ていましたが、後手の穴熊は手つかずでまた、先手玉がやや不安定に見えるためもうもつれているのかも知れません。
 しばらく進んで4図となりました。

2020-03-26d

 4図から▲5六馬△7六龍▲6六飛△同龍▲同角△3七歩で5図となりました。

2020-03-26e

 この△3七歩が厳しかったようです。以下、▲同銀△4七歩成▲同馬△6七飛で6図となりました。

2020-03-26f

 馬と角の両取りを▲5七銀と受けましたが、以下、△4五桂▲6八金△5七桂右成▲同角△同桂成▲同金で7図となりました。

2020-03-26h

 7図で△8四角と打ちました。先手の5七金と3九玉を睨み厳しい手のようです。
 以下、中座七段が寄せきり132手で勝利しました。

2020-03-26g

 なお、川上七段は本局に敗れましたが、今月30日の竜王戦5組昇級者決定戦対窪田義行七段戦に勝てばC級2組に復帰となるそうです。


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