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初心者向け講座

相手の駒を近づける~野月浩貴八段の将棋キックオフから

2017-03-17a

 1図は2017年3月16日北海道新聞夕刊の「野月浩貴八段の将棋キックオフ」のものです。
 次に△8七桂成▲7九玉△8八成桂の詰みがあります。
 テーマは「中合いの使い方」でサブテーマが「相手の駒を近づける③」でした。
 ぱっと見た感じでは受けがなさそうです。
 知っている方には簡単ですが、知らない方にはとても難しい問題かもしれません。
 正解は▲8六歩と突いて△同香に▲8八歩と一段下げて歩を打つ(B図)でした。

2017-03-17b

 B図で△8七桂成(8七香成)は同歩で何ともありませんし、△8八香成も▲同玉で後手の持ち駒が歩だけですので何ともありません。

 自分も初めてこの手を知った時はまるでマジックを見たような驚きでした。
 ただし、個人的な考えではB図の先手玉はまだ不安定で後手の9五桂や8六香を上手く取り切れるか分かりませんし、後手の持ち駒が増えると△8八香成からの攻めが成立するかもしれませんので、野月八段も触れられていますが、▲7九銀や▲7九金と逃げ道を作っておくなど用心が必要かもしれません。
 また、持ち駒がある場合(例えば銀、桂、香の場合)はB図を目指すより▲9六銀、▲7九桂、▲8八香と打つ方が堅実と思われます。



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玉の逃げ方

 北島忠雄七段がこども将棋教室を開設されました。

2017-01-04b

 上の図は北島忠雄七段のブログ(2017.1.3)に掲載されていたものです。
 「玉の逃げ方」というタイトルで分かりやすい解説がついています。
 自分も玉の捕まえ方について詰将棋の1手詰め、3手詰めなどを出題して解説することはありますが、玉の逃げ方について、このような問題で説明したことはありませんでした。
 初心者にとってとても良い問題だと感じましたので、今後の指導の参考にさせていただきたいと思います。
 なお、北島先生のブログでの問題図は、当ブログと違い、実際の盤(たぶん布盤)と駒を写真撮影したもので、味わいのある見やすいものでした。



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終盤の攻めは厳しい手から考える~詰み→必至→詰めよ

 1図は、将棋倶楽部24での自分の実戦です。

2016-09-07b

 1図では、
 玉形は先手は金銀4枚の堅陣、後手玉は金銀2枚で先手が有利。
 攻め駒は先手が▲2二の龍、▲4三の歩、持ち駒の角、金、銀、桂、後手は△3八の飛、持ち駒の角、香で先手が有利。
 という訳で、1図では相当の悪手を指さなければ先手の優勢は変わらない局面だと思います。
 ここで、自分が指そうと思っていた手は▲4三歩成でした。この手は悪手というほどではないかもしれませんが、詰めよではありません。
 このような大差の将棋では問題は起きませんが、1手、2手違いの将棋ですと、ここから後手に詰めよを掛けられて逆転することもあります。
 1図を見て、第一感が▲4三歩成というぬるい手なのは自分の実力なので仕方がないのですが、少なくても▲5二銀、▲5三銀、▲6四歩などの次に詰めよとなりそうな手は読む習慣をつけなければいけません。
 1図では、後手玉に詰みはないと思っていました。ただ、もう1枚持ち駒に桂があると▲8四桂△同歩▲8三銀(角)△同玉▲9五(7五)桂という筋での詰みの有無も考えるところでした。
 中盤ですと、厳しい手ではなく、少し緩い手の方が正解という場合もあるかもしれませんが終盤では先ず厳しい手を読む癖をつけたいと思いました。



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矢倉単純棒銀の端歩は受けない(2)

 2016-04-02d

 ▲1五銀に対して△2二銀と引く受け方があります。
 ここでの手の善悪は分かりませんが、良く出てくる手筋の受けのようです。
 3図から、▲2四歩△同歩▲同銀△2三歩▲1五銀で4図となります。

2016-04-02e

 後手の言い分としては4図で先手の棒銀の攻めを追い返し満足というものですが、私見(あてになりませんが)では後手の壁銀がすごく気になります。また、先手は飛車先の歩を切り、1歩を持っています。▲1五銀はそのままでも十分に後手玉にプレッシャーをかけていると思いますので、先手もやれるのではと思います。
 なお、先手の持ち歩が2枚になると、▲2四歩△同歩▲2三歩から棒銀を捌くことができますが、それは後手の壁銀も解消されますので損得は微妙かもしれません。

 結論としては矢倉単純棒銀には、後手としては2筋での総交換は甘受するしかないのではと思います。
 ただ、それは先手の言い分を通すことになるので、後手としては先手に単純棒銀の気配が見える時は▲2六銀と来る前に先手陣の薄い中央からの攻めを狙うなどの工夫が必要なようです。またまた私見でした。

2016.5.30追記
 先手の不満は、後手に△2二銀と引かれた形は、この後の攻めがないこと。実力が同じくらいなら良い勝負かもしれないが、後手の攻めをじっと待つ展開になるのも辛いかもしれない。


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矢倉単純棒銀の端歩は受けない(1)

 矢倉単純棒銀(3筋不突き棒銀)とは1図のような戦法です。

2016-04-02a

 ▲1五歩△同歩▲同銀からの端攻め又は▲1五銀~▲2四歩の2筋の交換くらいしか狙いがない単純な戦法です。
 矢倉単純棒銀を指す時はちょっと後ろめたい気持ちがします。
 なぜかといいますと▲3六歩と突かないことが将棋の本筋から外れているように感じるからです。
 どこかで▲3六歩と突いて、後の▲3七桂や▲3五歩の突き捨てなど、全軍で攻めていくのが矢倉の本来の戦い方ではないかと思うからです。
 しかし、▲3六歩と突くと△6四角への対応を常に考えなければなりません。
 攻めと受けを考えながら指していくのが将棋上達の道だとは思いながら、攻めに専念でき、また破壊力抜群の単純棒銀の魅力に抗し難く、良く指してしまいます。

 後手は矢倉棒銀には端歩を突くなの教えを守っていたのですが、1図を前に▲1五銀~▲2四歩~が気になり、ここで△1四歩と突く方がいます。
 たぶん、その手は悪手です。
 次に先手から▲1六歩~▲1五歩の端攻めを食らいます。

2016-04-02b

 2図の▲1五銀に対し△1四歩と突く方もいます。これもたぶん悪手です。
 △1四歩に対して▲2四歩であれば△1五歩と銀を取って戦えるかもしれませんが、おとなしく▲2六銀と引かれ、やはり次に▲1六歩~▲1五歩の端攻めを食らいます。


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