オリオン座の三ツ星付近から南部を、4枚モザイクしてみました。
三ツ星は左からアルニタク1.74等、アルニラム1.69等、ミンタカ2.25等星です。
オリオン大星雲の左下はハチサ2.75等星です。
イメージ 1
2017年10月27日(金) 24:06~4:37  むつ市川内町  (月齢7.3 月没22:09) 4.3~7.5℃
        
赤道儀AXD        鏡筒ε-180ED 
ピント調整:β-SGR                          
ガイド鏡 ボーグ60ED ガイドカメラQHY5L-Ⅱ モノクロ  ステラショット
カメラ D810A    ホワイトバランス:晴天     ピクチャーコントロール:ニュートラル
               長秒時ND,高感度ND:なし アクティブDライティング:なし  ビィネットコントロール:しない 
撮影ソフト             ステラショット
ライト               ISO 1,000  300s× 12枚×4モザイク=4時間
                     10s× 16枚=2分40秒       合計4時間2分40秒
ライト用ダーク     300s×32枚(7.2℃の冷蔵庫野菜室)
フラット               12秒 32枚(8枚×4方向)   現地
フラット用ダーク    各32枚 現地
ダークフラット処理 → Adobe DNG Converter→  RAP2                   
スタックの下準備 → PS CS6      
スタック → CCDStack
レベル調整・カブリ補正・sssなしデジタル現像 → SI8 (詳細編集モード)   
諸調整 → PS CS6

4枚モザイクはステラショットで、次のように設定し撮影。
イメージ 2

感想として(備忘録ですが…)
1.天の赤道に付近の天体なので、4枚がほぼ平行にずれも小さく撮影でき、トリミングもほんの数パーセントで済んだ。この辺はステラショットの最も優れた機能の1つだと思います。
2.デフォルトの状態で4枚モザイク撮影を実行すると、左下→右下→左上→右上の順となるが、
東側の市街地からの公害と高度の関係から言えば、逆の順序で撮影すべきであった。
3.ステラショットの右側のタブに↑↓があり、これで撮影順を変えることができるが、手間を惜しんでデフォルトのままで撮影してしまった。
4. 2と3が4枚の画像処理を均等に行ううえで、非常な困難をもたらした。
5.画像処理はSIでのデジタル現像まではほぼ同じ条件でやり、次にPSのCameraRawで4枚同時に比べながら処理したが、4枚ともカラーバランスや彩度がバラバラだったので統一するのに時間がかかった。
というよりも、ほどほどにしかできなかった。
6.そのためもあり、青い輝星、星雲、背景の色彩や彩度などの調整がアンバランスになった。
 もう1つ、オリオン大星雲は多段階露出処理をしたために中間部からハイライトがやや落ち込み(くすむ感じですね)、これも4枚の統一性を難しくしていた。300秒と60秒程度の加算平均でもいいのかなと、そんな風に思えるようにもなりました。
 また、薄明開始後に撮影したものは青と黄色のバランスをとるのが難しく、これもいい経験だった。
7.それでも、何が難しく何が楽しいかとか、PSフォトショップの新たな使い方など、色々な発見もあった。
8.できれば露出時間を2倍にはしたい。もし2日間で撮るとすれば、1日目は2つの領域、2日目は残りの2つの領域を撮影する、という方法が安全なようです。
9.実は2日前の25日に同じように4領域を撮影していたのですが、25日と27日の画像は対角線方向に僅かなずれがあり、CCDstack(Inspector)でも合成できなかった。
10. 9の原因として少し考えてみたが、依然不明です。
(1)前回のステラショットの設定を保存していなかったため、同じ写野を再現できなかった。
(2)鏡筒の球面収差があるのか、あるいは姿勢の変化で反射鏡の変形があったか、光軸がずれていたか。
(3)接眼部の傾きが変わった。これが一番有力な気がする。
  確かに星像をよくするために接眼部を調整したが、それがいつだったか?

今回は初めての4枚モザイクということで、2枚モザイクでは想像できなかった難しさが、よく分かるようになりました。今回は習作のようなものでしたが、年内にもう一度チャンスがあればいいなと思います。
この領域は、何度挑戦しても新鮮味があります。