2012年06月

昨日6月25日(月)はとてつもなくいい天気。
天体撮影には、鉄板の天気。
準備を終えて8時頃恐山へ。車で25分程度かな。
 
昼はこんな風景。
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宇曾利川湖の三途の川付近から。  昨年10月29日撮影。右側の道路を数100mm行くとお寺の境内。
 
ここはpHが約3.5の酸性湖と言われているが、昨年のこの日の測定ではpHが3.8でした。
イメージ 2
酸性のカルデラ湖に"うぐい"が生息している珍しいところ。ここを源流とする川は正津川(しょうづがわ)と言い、
津軽海峡に流れ出て行く。むつ湾へは流れ込まない。
 
そして、昨日のねらいは白鳥座の近くにある"アイリス星雲。網状星雲に近いかな。
出掛ける前に、y o t t y a nさんの過去のブログを見てサイズを確認。イメトレもバッチリ。
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白鳥座付近。  ニコンD700  24-70mm2.8GEDで42mm  ISO2000   20秒 フィルター→プロソフトンA
 
途中、わずかに雲が出たり、準備にてこずりながらも撮影は続く。
L画像のあとのB画像のあたりからガイドも安定。ガイド速度を対恒星時よりも小さくしてみた。
これは一見、ガイドが安定したかに見えたものかは、後で確認が必要。
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ニコンD700 14-24mm2.8GEDで14mm ISO2000 30秒  6月26日2:09
三角の山は最初の写真にもある"大尽山(おおつくしやま)"。
流れ星もたくさん見ましたが、これは人工衛星です。
 
境内の明かりが心強いとも言えるほど、いろいろな動物の鳴き声が聞こえます。
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14mm  ISO1600  25秒  2:17
 
先日、覚えたビニングで対象を確認することもマスターし、天の川にある夏の赤い対象もいいが、
青い対象もいいよな、などと思いながら星景写真も撮り、そろそろ帰ろうかとB画像の4枚目も確保。
さて、冷却CCDカメラをクールダウンして
後始末だなと画面を見て、うん?
あらっ?冷却CCDカメラの温度が0℃。
ヤッターーーーー。10分×16枚がパー。
 
どうりで、「今日は数ピクセルに収まる点像が多いな」と思ったわけだ。
ノイズを微光星と勘違いしていた(笑)
 
こうなると、ダーク処理もフラットもほぼ無力。
悔しいのでL画像の10分×6枚コンポを、こっそり。
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AX103S+レデューサー(578mm) ML8300  0℃ ダーク・フラット処理あり。
もちろん、トリミングあり。 
 
失敗ばかりで心地よくない疲れがたまる一方ですが、いい空でした。
 
 
 
 
追加
2010年10月の画像を貼っておきます。
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2010年10月29日(金)21:32 三途の川付近から
ニコンD700  14-24mm2.8GED 14mm   ISO2000   10秒 
中央やや右の明るい星が木星。もう少し露出すると右側に天の川が見えてきます。
車のボディに星が反射して写っています。蛍ではありません(笑)。
 

仕事で2日間東京近辺に行ってきました。
 
6月20日早朝むつ市から自家用車で七戸十和田駅、そして東北新幹線"はやて"で東京駅、
東海道線で横浜の戸塚、そして新宿で仕事をして池袋で一泊。翌日は埼玉に行き上野から
新幹線でもどるという日程でした。台風は列車に乗っている間にすれ違った模様である。
 
仙台の手前だったろうか、1/8000秒のシャッターで、どの程度新幹線のスピードに追随できるか
試していたら、偶然こんなのが写っていました。
イメージ 1
D700  24-70 2.8GED 24mm ISO3200  1/8000秒
画面中央に写っているが、電柱が曲がっている。シャッター幕が上から下に向かって降りて 下から上にあがっているのだろうか、それともCMOSセンサーの電荷の掃出し方式のなせるわざか。
 
東京駅には11時8分頃に着いただろうか。7時47分の新幹線に乗ったので、3時間少々で着いた。
これなら日帰りも可能である。隔世の感がある。横浜の戸塚で用事を済ませ、次の目的地新宿に
着いた。横浜でもそうでしたが、若い女性の服装が随分と変わったものだ。脚の露出が目立ちました。
イメージ 2
24mm   ISO800  1/250秒  新宿東南口?
用事を済ませ、ヨドバシカメラでニコンのD800を手にしてみました。D700より軽く、ファインダーの視野の広さに驚きました。28 18-300mmレンズの解像度も良さそうでしたが、ズームしたときにビヨーンと伸びるのはDX18-200mmと同じですね。3680万画素の誘惑に負けず、もちろん手ぶらで店を後にしました。
 
そして池袋のメトロポリタンホテルに直行。シングルの部屋を頼んでいましたがツインの部屋を用意していました。ベットが2つありましたが、体は1つ。とりあえずお風呂に入り疲れを癒し、食事に出掛けました。
イメージ 3
70mm  ISO800  1/80秒
さすが都会の夜は明るい。かなりの枚数を撮りましたが、肉眼で見えない微妙な色彩が画像の中に取り込まれているという印象を強く持ちました。ロマンス通りとかいろいろ歩き、結局赤ちょうちんで焼き鳥と生ビールを手に一人で慰労会(涙)。帰りはラーメンを食べてホテルへ。
 
途中、池袋駅の南口で立ち止まり何枚か撮るが、やはり都会は人が多いですね。
イメージ 4
20日(水)20:33  32mm ISO2000  1/80秒
 
ここから徒歩2分くらいの所にホテルがあります。駅に近くて超便利。
イメージ 5
24mm  ISO6400  1/40秒 
 
20階にある部屋に戻り、新宿方面(?)の夜景をパチリ。酔って手持ち撮影はつらい。
イメージ 6
24mm  ISO4000  1/5秒
 
翌日はホテルで朝食。画像はないが、なかなかのメニューでした。外人さんが多く、向かい側のBobさんは大食漢らしく、お皿が3枚重ねてありました。右側に座っているJamesさんは、フォークにほうれん草の胡麻和えを載せ、ナイフでわさびを塗って食べていました。冷奴をどう食べるか見たかったのですが、次の予定もあるのでコーヒーを頂き、東武東上線で埼玉に向かいました。
 
全ての用事が済み、上野に着いたのが12半頃だったか。アメ横でお寿司と蕎麦を食べて、ぶらり上野を楽しみました。そこで何と、"あいちゃん"という店を発見。
イメージ 770mm  ISO400  1/300秒  
情熱ホルモン。食べたかったが、スーツ姿なのでパスして浅草方面に向かいました。
 
雷門通り付近から見たスカイツリーです。
イメージ 8
52mm  ISO400  1/320秒  西浅草1丁目から国際通りを挟んで撮影。
小雨もぱらついていましたが、ここまで歩いて来てようやくその姿の全体像を拝むことができました。脚も疲れましたので、上野駅に引き返し少し休んで新幹線に乗り込みました。
 
久しぶりに来た東京ですが、とにかく歩き続け汗をかきました。都会の人が長生きするというのもうなづけます。普段の運動量が違いますね。池袋から埼玉に入って行くと、次第に自転車置き場のスペースが広くなるように気がしましたが、東京では見当たりませんね。本州の最果てに住む我々は、自転車ではなく自動車ですから、へたをすれば慢性的な運動不足になります。
 
ただ、東京で食べたラーメンと蕎麦つゆは塩分濃度が非常に高いと思いましたね。偶然、そういうお店に入ったのかもしれませんが、これには閉口しました。東北人は塩辛いものを食べているとの説もありますが、もう少し薄味ですね。
 
今回は"公務"で来ましたが、たまには何の目的もなく来てみたいと思いましたね。でも、出不精の私には無理か(笑)。
 
 
 

金星の太陽面通過。この記事を書くのは初めてですが、当然これが最後。
 
[計画は]
夜のうちに極軸を合わせて、仕事中にインターバル放置撮影
この場合のカメラはニコンD700を使用する予定でした。
 
[実際は]
・夜食と朝食を用意したが、前日の夜9時には雲が広がり、予報では曇り時々雨とのこと。
・星は見えないので夜間の遠征は中止
朝5時起床。5時半には薄っすら太陽が見えるので、期待して機材を積み込み、7時半から職場で
 様子を見る時間をもらって8時40分には機材の準備はできた。ただし、極軸は適当なので
 インターバル撮影は無理。使うカメラはニコンのD90に決定。しかし空は一面の雲
・10時を過ぎると少し空が明るくなり、これはチャンス到来と、望遠鏡に向かう。
 しかし、ピントを合わせる対象が全くない。太陽が少し見えてきたので大まかにピントを合わせて
 撮影を始めたのが10時30分頃でしょうか。
イメージ 1
2012年6月6日(水)10:43  ニコンD90   ISO 800   1/1000秒
AXDとAX103S(f825mm)  バーダープラネタリウム社ソーラーフィルター
 
イメージ 2
2012年6月6日(水)10:45  ニコンD90  ISO 800  1/200秒
AXDとAX103S(f825mm)  バーダープラネタリウム社ソーラーフィルター
 
ずっと雲は出ており、雲の厚い部分が多い。シャッターチャンスは少なかった。
 
イメージ 3
2012年6月6日(水)10:52  ニコンD90  ISO 1000  1/40秒
AXDとAX103S(f825mm)  バーダープラネタリウム社ソーラーフィルター
この画像が、一番よく撮れていた。天気は良くなかった。
 
ところが、この直後に雨が降ってきた。
準備していたブルーシートをかぶせロープで飛ばないように縛ってから、様子を見ることにした。
その後仕事も続けていたが、上司が言うには「たか坊さん、ブルーシートの青い色に反応してカラスがいたずらしてましたけど、追い払っておきましたよ。」とのこと。有難いものです。
 
この後は、ずっと雨が降り、ダメかと思いましたが、1時15分頃に空が明るくなってきたので、また望遠鏡の所に行き、ようやく撮れたのがこれ。
イメージ 4
2012年6月6日(水)13:26  ニコンD90  ISO 1000  1/40秒
AXDとAX103S(f825mm)  バーダープラネタリウム社ソーラーフィルター
 
この数秒後には、太陽が見えなくなり、金星通過中には二度と顔を出すことはありませんでした。
 
 
 
6月4日(月)の部分月食も少し撮っていました。
実は月食を忘れており、あちこちのブログにお邪魔していました(笑)。
最大食のあたりでようやく気が付き、それから慌てて撮ったのがこれです。
イメージ 5
2012年6月4日(月) 20:31    自宅2階から三脚で   トリミングあり
ニコンD90  レンズ VR70-300 f/4.5~5.6G  ISO  640  1/640秒   F10
 
イメージ 6
2012年6月4日(月) 21:01  自宅2階から三脚で   トリミングあり
ニコンD90  レンズ VR70-300 f/4.5~5.6G  ISO 400 1/640秒    F9
 
不十分ながら、5月21日の日食、6月4日の月食、そして今日の金星太陽面通過を
見ることができたので、これでよしとしたい。
 
 

5月30日(水)にM13の後に撮った網状星雲。
「い」の左側のNGC6992です。
 
空は年に一度あるかないかの全く雲の見えない様子で、湿度がもう少し低ければ最高の状態でしょう。
 
海老の尻尾が切れた感じになっているのは、先に導入したM13を真ん中に寄せず、なおかつ新たにアライメントしなかった罰でしょうね。撮り始めの時間も遅くなり、横着してしまいました。なにしろ時計の針も12時を軽く過ぎていましたし、まぁ明日もあるかくらいの気持ちでした。
 
もちろんカメラは、導入後、90°回転させて撮りました。
 
困ったのは、試し撮りしても網状の形が現れてこないことと、目印になる輝星が見当たらないことでした。
最初は5秒、10秒、この際60秒と粘っても現れず、L画像の300秒でもダメでした。
ステライメージに取り込んでレベル調整して確認すればよかったものを、これも横着してそのまま撮り続けること1時間。時刻は1時30分になっていました。
 
イメージ 1
2012年5月30日(水)25:30~26:30   自宅庭  月も沈んだ頃
ビクセンAX103S 825mm F8  トリミングなし
MLI ML8300M   AXDをPHDで追尾  ガイド鏡ボーグ77EDⅡ  ガイドカメラAtik 16IC
L 5分×3枚  RGB  5分×2枚  合計45分  
ステライメージでダーク・フラット処理 → CCDStackでコンポ、LRGB合成 → 
    → ステライメージでレベル調整、デジタル現像他  →  PS CS5でいろいろ調整
 
M13と同様、延長リングの適合性を試すために撮ったものですが、ピントが甘かったかな。
L画像は合計15分露出でも割と滑らかでしたが、B画像は一番荒かったですね。
 
いずれにしても、網状星雲がこれほど淡い星雲だとは思いませんでした。
画像処理も2度やり直し、3度目でOKとすることにしました。
あまり拡大せずに見てください^^;
 
 
追(6/3  PM10:51)
カブリが出ますが、露出を変えてみました。
イメージ 2
 
 
 
 

ここしばらく取り組んでいるビクセンAX103Sの直焦点撮影
新たに延長リングも届いたので、5月30日(水)の夜に試してみました。
 
1 注文した時の図面がこれ
イメージ 1
 
ワードで書いてメールで送りました。今まで9.0mmの延長リングでは光路長が長すぎるようでしたので、
メーカー推奨の図面を使い手持ちの部品を実測してみたところ、4.0~6.0mm程度のところがいいようでした。
ちょっと読んでもらうのも迷惑な計算ですが、メモとして載せてみます。
メーカー推奨の接続方式を実測すると。
 VC延長チューブ66mm + 直焦ワイドアダプターとTリング17.5mm + ニコンのフランジバック46.5mm=130mm
FLIのML8300Mを接続する場合。必要なM60延長リングの長さをLとすると。
 VC延長チューブ66mm + L + ML8300のセンサーからマウント60ADまで53.7mm +
   マウント60が3.0mm + 4mmのLRGBフィルターとセンサーのカバーガラスの光路差2.5mm=130mm
これを解くと、L=4.8mmです。
 
もちろん、測定誤差もあり、フィルターの光路差もやや怪しいので、
注文するM60延長リングは4.0mmにし1.0mmのシムリングを1枚、0.5mmのシムリングを2枚を追加
これで4.0mm~6.0mmの間での調整は可能になりました。
 
2 注文したM60延長リング(左)とCCDカメラを接続するマウント60(右)
  シムリングを何枚か入れる可能性が大きいので左側のオスねじは5.0mmの長さにしています。
  ここにシムリングを合計3.0mmを入れたとしても、かわうさんの実践例では2.0mm(1.5mm?)もあれば
  大丈夫ということでしたので、余裕です。
イメージ 2
 
3 M60延長リング(左)とシムリング(0.5mm+1.0mm)、CCDカメラを接続するマウント60。
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4 望遠鏡に取り付ける順序
     上の写真にある順序で取り付けます。
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5 望遠鏡とカメラに取り付けた状態。
イメージ 5
 
6 これで撮ったM13。
イメージ 7
2012年5月30日(水)22:45~   自宅庭  月明かりあり
ビクセンAX103S  825mm  F8
MLI  ML8300M   AXDをPHDで追尾  ガイド鏡ボーグ77EDⅡ  ガイドカメラAtik 16IC
L  10分×2枚  RGB  10分×1枚  合計50分  
ステライメージでダーク・フラット処理 → CCDStackでLコンポ、LRGB合成 → 
    → ステライメージでレベル調整、デジタル現像他  →  PS CS5でいろいろ調整
 
トリミング(内側の銀河のところまで)
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極軸を調整し露出を長くすれば、画像として顕在化する星も多数あるのだな思いました。
 
前回のM13よりは星像が良くなりました。
このM60延長リングとシムリングで調整したときの第一印象は、「周辺の星像が丸い」「この望遠鏡はガイドさえしっかりやれば十分に使えるではないか」でした。ちょっと大げさかもしれませんが、とても気を良くしたものでした。
苦節3年、ようやく先が見えてきたような気がしました。
まあ、これで話が終わるものとは到底思えませんが(笑)。
 
まとめ
1 AX103Sは3枚玉+ドローチューブに固定されたフラットナーレンズの、4枚構成になっている。
  そのため、フラットナーからセンサーまでの距離を設計された通りにしないと星像はいびつになる。
2 ということは、どんな望遠鏡でもレデューサーを入れた場合には、レデューサーとセンサーの距離が
  正しくないと綺麗な星像にはならない。
3 以上の2つは、自分としてはかなりの遠回りをしたように思いますし、基本的過ぎて言うのも恥ずかしい
  限りですが、これを乗り越えないと先に進めないくらい重要なものでした。
4 こういうことに気付き始めたのはボーグのマルチレデューサーを、60EDに付けて調整を始めてからです。
  そして、AXDの使い方も不十分ですが簡単にガイドできるようになったため、色々な不調の可能性を排除
  できるようになったので、本丸に近づけたように思います。
 
 
 

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