2012年09月

昨日から今日にかけて撮った画像です。
 
天気予報では晴れ時々曇り。
実際は全天が雲でした。夕方の西の空の様子。
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         ニコンD700   24-70mm   36mm   ISO400  F4.5  1/80秒
この後、次第に雲が少なくなり、雲が切れるようになってから準備を始めました。
金曜の夜11頃から、庭に望遠鏡のセットを始めました。
 
今回もボーグ60ED+マルチレデューサー7870です。
 
今回は最初に、オリオンとすばるの間にあるヒアデス星団を撮りました。
焦点距離245mmとML-8300では写野に納まりきれないのを承知で撮りました。
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2012年9月22日(土)  1:25~   自宅庭   ヒアデス星団の一部
ボーグ60ED f350mm F5.8 マルチレデューサー[7870] 合成f245mm F4.1
ガイド  ボーグ77ED Atik 16IC PHD
カメラ  ML-8300モノクロ     赤道儀AXD
L 10分×2  RGB10分×各1枚  合計50分
 
ヒアデス星団はVの字に大きな星が並んでいますが、Vの時の左側しか入りません(笑)。
これは後で、ポラリエを使って24-70mmのレンズにディフューザーフィルターを付けて
撮らなくてはなりません。左下にはオレンジ色の1等星アルデバラン(65光年)です。
これはこの約300個の星からなる星団(151光年)には含まれていません。
 
実はこれを撮っている余裕はありませんでした。
ファインダーがないので、最初の1つ目の星をアライメントするのに手こずっていたのです(笑)。
まあそれでも、撮影風景をカメラに撮るなど、余裕をかましていました。
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ニコンD700 24-70mm   24mm  ISO1600   F5.0    13秒
家の前の通りの街灯の光が強烈です。
 
オリオンも通りの向かい側の電線の上に昇り、ちょうど撮り頃です。
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ニコンD700  24-70mm  24mm ISO4000   F14    30秒
 
そして、馬頭星雲とオリオン大星雲は画像処理上両立するのかという、実験の始まりです。
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2012年9月22日(土)  2:47~4:25   自宅庭  馬頭星雲とオリオン大星雲
ボーグ60ED f350mm F5.8 マルチレデューサー[7870] 合成f245mm F4.1
ガイド  ボーグ77ED Atik 16IC PHD
カメラ  ML-8300モノクロ     赤道儀AXD
L 10分×3  RGB10分×各2枚  合計1時間30分
 
何と薄明が始まっても撮っていました(汗)。
それでも枚数が足りません。
 
以前、アイちゃんと馬頭星雲とオリオン大星雲を一緒に画像処理するのは
難しそうだねというやり取りをしていました。
 
結果は、やはり難しい(笑)。
 
1つだけでも大変なのに、2つ一緒というのは無謀だと思いました。
でも、1枚で2度美味しい!
 
構図のとり方としては、もう少しM42が左上寄りになるようにできたはずですね。
燃える木の広がりの目測を誤ったようです(汗)。
 
今回は蚊に1か所しか刺されておりません。
でも、畑の蟻に腕をかじられました。
 
 

ボーグ60ED+マルチレデューサー[7870]で
すばるを撮影できました。
 
60EDを購入してから約1年、マルチレデューサー購入から約半年。
本格的に撮るのは初めてです。
今回は星像テストも兼ねていました。
 
もっとも、今まで使っていたXPのパソコンの調子が悪く、
古い方のVISTAにソフトを入れ替えての撮影になりました。
不調の原因はいろいろ考えられますが、USBハブやPC側のソケットなども
原因の1つかと思いました。
 
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2012.9.18火 2:37~  ニワトリ
ボーグ60ED  f350mm  F5.8     マルチレデューサー[7870]  合成f245mm   F4.1
ガイド  ボーグ77ED    Atik 16IC  PHD
カメラ  ML-8300モノクロ     赤道儀AXD
L 10分×4  RGB10分×各2枚  合計100分
 
画像処理のヘタさはさて置き、60ED+RD[7870]はまずまずの星像でした。
 
LRGBの微妙なピントの違いを調整しないと全面に渡って良像を結ばない感じでしたが、
焦点距離245mmを考えると十分な鏡筒です。
 
接眼部の傾きは0.20mmだけ補正しました。
0.20mmのシムリングを挟むだけです(汗)。
 
60ED、これ使えるジャン。ただ、ヘリコイドSでのピント合わせは厳しいなぁ。
ただ、これはこれで安定しているんだよねぇ。
 
写っている星の数が多いなと思いました。
AX103Sで繭星雲の残りを撮り、網状星雲を撮った後にすばるを撮りました。
特に網状星雲は写っているその微光星の多さに驚きました。
 
過去記事にあるように、短いボーグ60EDもコスモ工房さんから作って頂いた
アリミゾプレートとトッププレート、アリミゾマウントを組み合わせると大丈夫なことが
わかりました。(写真を載せるべきですね。文字ではわからない。)
 
あとガイドは若干風の影響を受けることもありましたが、まずまずの状態でした。
パラメータは適当で、今一つ分からないことが多過ぎです。
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乗り換えた予備のパソコンは前のものと違って、いろいろソフトを立ち上げても
うまくガイドしてくれていました。
USBはハブを使わず、パソコン本体に3本独立して差し込んであります。
 
おかげで、空いた時間はネットで皆さんのブログにお邪魔したり、
雲の様子を天気予報で確認したり、有意義な時間つぶし(失礼・笑)ができました。
 
なんと言っても、10インチと15インチの画面では画像の解像度と、開いたコンテンツを
並べるスペースが違いますね。ただ、運ぶにはチト重いのが難点。
 
すばるの最後の一枚の時は、やや空も明るくなっていました(汗)。
その後、フラットを40枚撮り、撤収 → バタンキュー。
 
それにしても、画像処理は難しい!
 
繭星雲は、ちょっと諦め気味ですが、網状星雲が楽しみです。
変なノイズが上がっていなければいいが・・・。
 
 

昨日の金曜の夜撮りました。
土曜の夜の天気はダメそうなので、少し雲がありましたが
疲労困憊の体に鞭打って準備しました。
 
どうせ撮るなら繭星雲だなと、皆さんから教えて頂いた通り
2×2ビニングで撮ってみるが全く繭星雲が見えない
4×4でもダメ。う~ん、ベガとアルタイルとアンタレスでの
アライメントは手抜き過ぎだったか。
でも、輝星の配置からすれば、ここなんだがなぁ。
とりあえず撮ってみるか。
                        接眼部の調整前に撮った画像。
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                                        600s露出のL画像  AX103S  825mm  ML-8300
今日、ステライメージで開いてみたらバッチリ写ってました。AXDの導入精度は高い!
でも、撮ったのはこれだけ!
 
ということで、憧れの散開星団であるペルセウス座の二重星団に鏡筒を向け
ここから実に3時間もかけてピントとスケアリング、バックフォーカス等の調整をやった。
接眼部のあらゆる方向に紙を挟んだりしましたが、調整は不調。
ただ、4.0mmの延長リングに合計2.0mmのシムリングを入れた時に
星像が最良だったので、そこで妥協して撮影に入りました。
 
赤道儀AXDの極軸を合わせ直そうと極望を覗いてみましたが、
ずれずにいました。いつもこうありたいものです。
水平出しが成功し、地盤沈下も無かったようです
 
ガイドも比較的安定していました。
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パラメータは適当ですが、対象が天頂付近で高度が高かったので
AXDのガイドの補正速度はRA25、DECは10でやってみました。
 
ここで問題。今日になって気付いたのですがG画像4枚のうち2枚とB画像5枚すべてが
本来の画像サイズより大きくダウンロードされていたのです。
フィルターホイールとの接続が途中で切れたりと、散々でした。
パソコンもそろそろリタイヤでしょうか。PHDも途中で止まるわ踏んだり蹴ったり(笑)。
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外側の黒い部分が余分にダウンロードされた部分。合計830Mピクセルを超えます。
通常はのファイルサイズは16,660,800ですが、17,755,200になっています。
 
従って、ステライメージではダーク・フラット処理は受け付けません
止むを得ず、G画像は残った2枚をダーク・フラット処理し、B画像は処理なしで
CCDStack及びInspectorでコンポ及びLRGB合成しました。
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2012年9月8日(土)0:31~3:30  自宅庭
AX103S   825mm  F8.0    延長リング4.0mm+シムリング2.0mm スケアリング補正無し  
赤道儀AXD  カメラML-8300モノクロ
ガイド  ボーグ77ED    Atik 16IC    PHD
L  10分×5枚   R 10分×2枚  G 10分×2枚 B 10分×3枚  合計120分
SIでダーク・フラット →  CCDStackでコンポ・LRGB合成 →  SIでレベル調整・デジタル現像 →
→ PSCS5でノイズ処理・Bのトーンカーブ調整など
 
  左がχ(NGC884)  約150個の恒星 約6800光年  320万年前に誕生
  右がh(NGC869)    約200個の恒星    〃     560万  〃
若いとはいえ、左側に赤色超巨星が多いように思います。
非常に進化が速いので相当な質量を持った星ではないでしょうか。
 
それ以外の星は青白い星と言われますが、バックグランドをグレーに調整して行くと
それ程青いという気がしませんでした。
この画像は、ハイライトの部分のBを少しだけ持ち上げて処理しました。
撮影の最後の辺りで、双眼鏡を出したのですが、探せませんでした(汗)。
実際この目で見ていれば、確信を持って色の調整ができたものと思います。
 
拡大すると星像はやや左上に向かって収差が見られます。
ただ、以前よりは小さな星も写るようになってきました。
もう少し調整できれば、顕在化してくる微光星もあるようです。
 
雲や人工衛星に何枚かやられましたが、前回のアイリスの時よりは
シーイングが良かったようです。
ただ、月の光は半月とは言え強かったですね。
 
撮影中も疲れが出て睡魔が襲って来たり、蚊に何箇所も刺されましたが、
望遠鏡を出した甲斐がありました。
 
 
 

もちろん斜め読みです(笑)。
 
西條善弘著  誠文堂新光社  1800円+税  2012年8月31日発行
           デジタル天体写真のための
           「天体望遠鏡ガイド」
                         望遠鏡選び・セッティング・撮影方法がわかる 
   
nonkaさんのブログで紹介されていましたので、買ってみました。                                                              
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数時間かけてサッと読んだ感想です。
 
前書きや後書きがないので、執筆のいきさつが判りませんが、
天文ガイドに連載中のT.G.Factoryの内容と関連するところが多いようです。
しかし、そのままで製本しているものではありません。大幅に加筆整理し、
系統的に構成し直しているようです。天文ガイド9月号に記載されている
内容も含まれており、最新の情報を出版ぎりぎりまで追加しながら丁寧に
編集しているという印象を受けました。ただ、何か所か誤植がありましたが、
本文の流れを理解すれば困るようなものではありませんでした。
 
章立ては次のとおりです。
第1章  天体撮影に使用する望遠鏡とカメラの概要
         1.1天体望遠鏡とデジタルカメラで撮影する天体の予備知識
         1.2天体撮影に使用するカメラの概要
         1.3天体撮影に使用する天体望遠鏡の概要
第2章  撮影用としての望遠鏡の光学性能
         2.1波動光学的にみた天体望遠鏡の光学性能
         2.2幾何光学的にみた光線の集まりのばらつき-収差-
         2.3許容ボケ直径
         2.4実際の望遠鏡の収差
第3章 天体望遠鏡の鏡筒の構造
         3.1セルと光軸調整装置
         3.2接眼部
         3.3鏡筒
第4章 天体望遠鏡の架台の構造と使い方
         4.1天体望遠鏡架台の役割
         4.2経緯台の仕組み
         4.3赤道儀の仕組み
         4.4オートガイダー
         4.5赤道儀の構造の概要と主要な機械要素
第5章 天体撮影のシステム例
         5.1天体撮影するシステムの構築にあたって   など・・・・
 
月食の項ではHDRの有用性を盛り込むなど、無駄のない文章の中にさり気なく、
最新の知見も紹介されているので、私のような初心者には有難い冊子となっています。
 
輝線星雲と反射星雲の違い、インターライン型とフルフレーム型CCDセンサーの違い、
様々な収差の原因と具体例、許容ボケ直径と実際に販売されている望遠鏡の収差など、
読み物としても興味をそそる項目もあり、また、自分の鏡筒の癖を理解するうえでも
有益なデータが掲載されています。
 
特にスポットダイヤグラムの読み方は今一度確認しておいても損はないと思いました。
ビクセンAX103Sのスポットダイヤグラムは発売時に発表されていましたが、レデューサーを
装着した時のデータは本書で初めて見ました。これを見て、普段現れる星像の特徴を
理解することができ、これだけでも本書を購入した価値があると思いました。
 
タカハシとビクセンの主要な屈折・反射望遠鏡のレンズ配置や、レデューサー、コマコレクター、
エクステンダーを付けた時のメーカーから提供されているデータも載っているので参考になります。
 
全体として、天体撮影をするときに必要な事柄についての理論的なバックボーンを
しっかり押さえながら、最新の機材や機器も紹介するという方向性が感じられます。
本のサイズもA5なので、コンパクトで手にしやすいなと思いました。
 
時間があったら、じっくりと読んでみたいなと思う、気になる一冊です。
 
 
 

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