2013年04月

一週間前に光軸調整したイプシロンの星像を、昨日の金曜夜に庭で確かめてみました。
 
1.光軸調整のきっかけとなった画像の様子。
 全体に貝殻状の星像となっている。これはショックでした。
 
イメージ 1
  2013年3月27日(水)21:12 R画像 600s×1
 
2.最初に先週実施した光軸調整の状態で星像を確認した。
  先週の光軸調整とは
  (1)使った道具はタカハシのセンタリングチューブとセンタリングアイピース他。
  (2)調整の方法は、斜鏡マークと主鏡マークを合わせる方法。
 
  結果として、調整しきれていない、というのが本音であった。
 
  原因は、たぶん主鏡に対する斜鏡の位置がずれていたためであると思う。
 
3.次にレーザーコリメーターを使って、現場(庭)で光軸調整をした。
  (1)斜鏡を合わせる。
  (2)主鏡を合わせる。
  (3)すると、(1)で合わせた斜鏡の再調整が必要となる。
  (4)再度、斜鏡と主鏡を合わせる。
  (5)もう一度(1)(2)を繰り返す。  合計3セット実施。
 
4.実際に写真を撮ってみる。
イメージ 2
       2013年4月5日(金)22:02~23:43   自宅庭   プレセペ散開星団
撮影鏡 ε-180ED  フォーカサー β-SGR  赤道儀 AXD  カメラ FLIのML-8300モノクロ 
ガイド鏡 ボーグ60ED   ガイドカメラ Atik IC16モノクロ  PHDガイド
L  10分×4枚  RGB  10分×各2枚  計1時間40分
ステライメージ7でダーク・フラット補正 LRGB各色のコンポジット → CCDStackでLRGB合成 →
ステライメージ7でレベル調整・オートストレッチ → PS CS5  Camera RAW調整 その他
 
5.結果
 (1)レーザーコリメーターでの光軸調整は、短時間で済むし、屋外でも暗い所でも実施できるので
   大変便利であることがわかった。
   ただし、センタリングアイピースを使った調整は、斜鏡の仕組みを理解するには
   大変勉強になるものであり、ぜひやっておきたいものである。
   この2つの道具を使って互いに一致すれば、次の等高度曲線の問題も解決しそうな気がする。 
 (2)それにしても、光軸調整がまだ不十分。
 (3)その証拠の一つとして、等高度曲線を見れば一目瞭然。
 イメージ 3
 右側にずれている。  (ゴミは気にしないで)
 たぶん、斜鏡と主鏡の距離が適切でないのだと思う。
 私が推測するには、わずかに斜鏡が主鏡から離れているのだと思う。逆かもしれないが(笑)。
 
 あるいは、他に原因が・・・。
 

 2013.4.12(金)追記
フラットは10枚を加算平均しているが、LRGBの光の強度にばらつきがありました。
Lは5秒程度でよいのかもしれません。
L    8秒 レベル範囲  22356~29136   IDAS  BGRL-RS2  Φ50mm
R   21秒          15410~20503           〃
G    16秒          14951~19549           〃
B    22秒           14995~19697           〃
 
光源      無機ELパネル A3版(アイテラボ カットできるELシート) 
         A3用インバーター AC100V→DC12V・・・・電圧調整を試してはいませんが難しそうです。
                                   A4版のインバーターは簡単にできる機構でしたが。
減光シート  自動車用紫外線カットシート(可視光線透過率14%)
                      アクリルキャスト板(ブラウンスモーク 厚さ2mm)
         アクリルキャスト板(乳白半透明 厚さ2mm)・・・・・主鏡からの反射を軽減するために
                                       表面を紙やすりで研磨。
 
結果 
・センサーのゴミの影は除去できていたと思う。
・露出調整に時間がかかり、薄明ではなく朝焼けの中でのフラット取得となった。
 黒いビニール袋でELパネルや鏡筒の筒先などを覆いましたが、
 あらかじめ露出時間などのデータを持っていないとダメですね。
・ダークは使い回しでした^^; 
 様々な外気温ごとのデータを取得したい。
 

星像悪化のためε-180EDの光軸調整に挑戦してみました。
3月27日(水)にちょっとだけということで庭で撮影の準備をしていましたが、
星像が悪く撮影を断念しました。否、撮りましたが画像処理をする気にもなれないほどでした。
 
そこで、30日31日の両日、光軸調整に励んでみたわけです。
 
1.タカハシのセンタリングアイピースを使った斜鏡の光軸修正
  仮の調整が終わった状態。
  主鏡のマークが中心から左上にズレている。
イメージ 1
 
センタリングアイピースの針の孔ほどの所から撮っているので、写りは悪い。
イメージ 2
 
上からセンタリングチューブ(釣り糸を十字に張ってある)、接続環、アイピースアダプター、
センタリングアイピース。
イメージ 3
 
2.疲れたのでブンタンを食べる
  ブンタンのファンになってしまい、箱で買うことに(笑)。高知から土佐ブンタンを取り寄せました。
  食べ方も上手になりました。ホント、美味しいものです。
イメージ 4
 
3.主鏡の光軸修正
  斜鏡のいじるところは、真ん中の引きネジと、すぐ周辺にある押しネジである3つのイモネジです。
  黒い塗料が塗ってあるので、指先は真っ黒です。また、イモネジは直接指でまわしているので
  少し痛くなりますね。
  斜鏡もわずかに回転させて調整しました。
イメージ 5
  主鏡はお尻の方の三か所のネジ。(写真省略)
 
4.光軸修正後
  修正後にセンタリングアイピース(の針の孔)から見たところ。
  これで全てが合ったと思われるのだが(笑)。
イメージ 6
 
しかし、ここまで来るのが大変でした。
簡単に言うと、最終的に(1)アイピースの孔、(2)釣り糸の十字線、(3)斜鏡のマーク、
(4)主鏡のマークが合致すればいいのだが、
実は(2)と(3)は直接目から見える像と主鏡で反射した像があるので、
合計6つ合わせることになるようです。
 
上の図は全てが合った状態。
下の図は、それを少しだけ斜めから見た図です。
イメージ 7
中心にある青(センタリングアイピースの孔の周りの暗い所)、赤(直接見える斜鏡マーク)、
小さい黒い点(主鏡に反射して見える斜鏡マーク)が
いずれも黒い色なので識別しにくいのです。
 
そんなことは説明書にないので、目立って見えるところだけがかさなっていればいいのか、
私が実際にやったように全てが重なるように合わせればいいのか、その辺がわからないですね。
 
何かアドバイスが欲しいところです。
 
5.レーザーコリメーターも使ってみました
  タカハシのセンタリングチューブ・アイピースでしっかり合わせてから、レーザーでチェックしてみました。
  
  まずは斜鏡の様子。
  合っていれば、主鏡マークの中心にレーザーが来るはずです。でも、左に寄っています。
イメージ 8
 
 主鏡修正の様子。
 合っていれば、真ん中の穴のところにレーザー光が入ります。今回は写真の左側に寄っています。
イメージ 9
 これを見ると、どちらが正しいのか、それとも別のことが要因として考えられるのか、
悩みが深くなりそうです(笑)。
 
 ちなみに国際光器さんの光軸修正コリメーションアイピース(左)でも
タカハシのセンタリングチューブと同じ結果になりました。(4の最初の写真と同じ状態)
イメージ 10
 
そこで、レーザーを使った場合と、使わない場合の光軸修正結果の不一致の原因について
考えてみた。
A.調整しているうちに、接眼部の中心軸に対する斜鏡の位置が鏡筒方向にズレてきている。
  したがって、センタリングアイピースから斜鏡マークを見れば、左か右にズレて見えることもある。
B.レーザーコリメーターの中心軸がズレている。
  レーザーコリメーターに鏡をぴったり付けてチェックしてみたが、きちんと中心に戻ってきた。
  往復20cm程度では信頼できないので、長さ100cm程度の金属パイプでもやってみたが良好であった。
C.ブンタンを食べ過ぎている。
D.β-SGRを外し、本来の接眼体を取り付けて調整すべきである。
  接眼アダプターの周辺を回転させても、斜鏡マークのズレやマークを中心とした釣り糸の交点の
  ズレはなかった。
E.接眼体台座の傾きが反映している。
 
もし、Aが原因ならば、レーザーコリメーターだけで斜鏡と主鏡の調整をする方が
理にかなっているようである。
 
 それにしても、レーザーコリメーターは狂いがなければ、修正する時間が非常に速いということが
わかりました。
 センタリングチューブ・アイピースとレーザーコリメーターを併用するという考え方でいいのかな、
というのが今回のとりあえずの結論でした。
 

2013.4.1  長くなって申し訳ありません。
 
イプシロンのレデューサーが外れず、プライヤーを使いました。
レデューサーを外さないと、光軸修正ができないんですね。焦りました。
 
ついでに長年外れなかったボーグのリングも外してみました。
イメージ 11
五十嵐プライヤー製 水道・ガス関連配管工専用 PP-230G  (近くのお店で買いました)
 (直径最大76mmまで可能  くわえ部の厚さは9mm) 
 
くわえ部が合成樹脂のものもありましたが、厚紙を当てて軽くはさめばリングを変形させずに
外すことができます。
どうしても接眼部はガタが無いようにしっかり締めてしまいます。カメラごと回してしまったりとか(笑)、
こういうケースはよくあります。
薄型なので、近接したリングを外すには重宝しそうです。
 

↑このページのトップヘ