2017年05月

処理の難しかった2枚モザイクが完成。
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2017年5月3日(水) 0:03~2:56  アンド山 流汗台ゆとりの駐車場  4~5          
赤道儀AXD   
鏡筒ε-180ED 
ピント調整:β-SGR ステラショットと連携のマルチポイントフォーカス                         
ガイド鏡 ボーグ60ED ガイドカメラQHY5L-Ⅱ モノクロ  PHD2
カメラ D810A    ホワイトバランス:晴天     ピクチャーコントロール:ニュートラル
           長秒時ND,高感度ND:なし   アクティブDライティング:なし
           ビィネットコントロール:しない 
撮影ソフト     ステラショット
ライト       ISO 1,600  南部 300s×14枚=70分   北部 300s×13枚=65分  合計2時間15分  
                                       0:03~1:15                            1:50~2:56
ライト用ダーク     300s×32枚(約5℃の冷蔵庫)
フラット               9秒(G,B)と13秒(R) 32枚(8枚×4方向)   室内
フラット用ダーク    各32枚 室内
ダークフラット処理 → Adobe DNG Converter→  RAP2
                RAP2でのフラットはベイヤマージ使用    
スタックの下準備 → PS CS6      
スタック → CCDStack
レベル調整・カブリ補正・sssありデジタル現像 → SI8 (詳細編集モード)   
諸調整 → PS CS6 
モザイク合成  PSのPhotomerge

カブリ
カブリ補正は平面減算のR,G,B傾斜補正のみにとどめ、あまり細かくはやらなかった。やれなかった。
RとGは北から南に緩やかに強くなり、Bはおよそ逆の傾向だったのが、分かるような分からないような。波長による散乱透過率の差異によるものか、あるいは光害の光源の特徴なのか。

モザイク 
モザイクは東西に5%程度ずれていました。南部を撮影し北部の構図を整えるのに時間がかかった。北部の撮影時には赤道儀が反転し、画像も反転していたので調整に時間がかかった。
これは予想していたので、南部を撮る時は月あかりの影響がなくなる前に露出を始めたが、あまりにも写野の調整に時間がかかったため北部の最後の5,6コマは薄明の影響を受けてしまった。
画像処理には南部も北部も月明りと薄明の影響を受けたすべてのものを使ったので、透明感には欠けたものになったかもしれない。モザイクでも良質なライト画像を、16枚は欲しいですね。
これも次回へ向けた反省と目標にしたい。

モザイクとカメラの向き
モザイク撮影の時は、天の経緯線と平行か直交するようにカメラの向きを調整しないとだめですね。つまり、赤道儀の鏡筒を載せるプレートに平行か直交するようにということかな。

フラット
フラット板はD810Aでグレーになるように色セロハンも使って改良したつもりだったが、色むらが激しく、結局は自宅で別のシートを使って撮り直すことにした。これはグレーではなかったので、RAP2によるベイヤマージとなった。

天体改造したD5300と58mmレンズで撮ってみました。

アンタレス付近
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2017年5月3日(水) 0:36~1:39  アンド山付近の駐車場  4~5          
赤道儀 ポラリエ+ビクセン極軸微動雲台  三脚 スリック
カメラ ニコンD5300天体改造(改造はスターショップ)
レンズ AF-S NIKKOR 58mm 1.4G 
露出 ISO 1,600    120秒×16枚=32分 F/4.0
ダーク   なし
フラット  7.0秒×16枚 自宅室内で    ELパネルに遮光フィルム等で減光したもの 
フラット処理→ステライメージ8     
スタックの下準備→PS CS6      スタック→CCDStack
レベル調整・カブリ補正・sssなしデジタル現像・Lab調整→SI8(詳細編集モード)   
諸調整→PS CS6  

白鳥座周辺
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2017年5月3日(水) 1:48~2:50  アンド山付近の駐車場  4~5  
露出 ISO 1,600    120秒×15枚=30分
以下同じ
撮影時間が撮影時間帯の約半分なのは、互換性のリモートタイマーの使い方が間違っていたためです。純正とはセットの仕方が違うようでした。

やはり、アンタレス付近のカブリは強烈でした。
ステライメージのカブリ除去では足りず、フォトショップでも補正ばかりやっていました。
その点、天頂により近かった白鳥座はカブリ補正はしませんでした。むしろ、アンタレス周辺の処理で疲れ、これはこれでいいのではと思うことにしたと言った方が正確かもしれません。
もしかして、アンタレスの南側(画像下側)には天の川が広がっていて、それを無理やり消してしまった可能性もないわけではありません(笑)。とにかく天の川が少し暗くなったのが残念です。

白鳥座の方は、カメラレンズによくあるフリンジを消す作業に伴って、輝星や微光星の色彩が薄れてしまったことが残念です。
構図も適当で、サドルとデネブを中心に白鳥座の一部が入ればいいやという感じでした。底辺左側にはかすかに写っている繭星雲が健気な感じですが、右側の下隅のあたりには網状星雲が切れて写っているのは残念賞です。
これらとサドル付近、ペリカン北アメリカ星雲、さらにクレセント星雲となればフルサイズの出番ですが、それぞれが小さくて面白味がなくなるでしょうね。

積雪による冬期の通行止めが解除されたので、下北半島西側のアンド山に行った。

5月2日(火)の16時にむつ市の自宅を出て、川内町から山に入った。
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GPS記録の目的地周辺を拡大すると、北側には仏ケ浦、佐井村、大間町とつながる。
南は真鱈と北限のサルで有名な脇野沢村。
矢印は南側の星雲や天の川を撮る時のおよその方向です。西側は山があるので天体が昇ってくるところをねらうわけです。
GPSロガーはステラショットやステラナビと相性の良いGT-730FL-Sを使っている。
STAR BOOK TENへの直接入力はどうかわからないが、ステラショットで位置情報を読み取り連動させている。
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撮影場所に付いたところ。こちら側から向こう側の天体を撮ることになる。標高は約540m。
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2017年5月2日(火)17:38    D700  14-24  14mm

南側からやや西側を望んだところ。青森市の八甲田や津軽半島の付け根のあたりが見える。
写真では分かりづらいが、むつ湾も見える(はず)。
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2017年5月2日(火)17:39    D700  14-24  14mm


このあと少し余裕があったので、食事をとり電波が届くかどうかチェック。電波が届いていました。昨年来たときは、2回ともダメでした。ただ、届かない時間もあったので要注意です。

今回はカメラが3台。
(1)D700フルサイズ 14-24mmレンズでタイムラプスねらいです。
  バッテリーパックにエネループ8本を補充して出かけました。
  リモートタイマーは399枚までしかセットできないので30秒で設定したが324枚でバッテリー切れ。
  次なる電源は家に帰ってから、ひらめきました。D810AやD7200専用のAC-DCアダプターからの
  直接入力と、モバイルバッテリーとCASE RELAYの組み合わせでも使えました。
(2)改造したD5300は58mmレンズと、ポラリエで2分程度の露出で撮ります。
(3)D810Aはε-180EDでアンタレス付近のモザイクを試します。

どれも難しかったが、一番怪しいのが(3)のモザイク撮影です。
ということで、(1)のタイムラプスはまだ未完成だが比較明合成は出来上がりました。
ピンぼけは残念です。カメラを3時間ほど5℃の野外で冷やし、ヒーターで結露を防ぎましたが、ピントが問題でした。
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2017年5月3日(水)0:05 月没を待って露出  これが最初の1コマ
D700  14-24  14mm ISO 2,000  30秒 

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2017年5月3日(水)0:05~2:52   324コマ 比較明合成 
中央右側がむつ湾越しに見える青森市
中央やや左側は六ヶ所の施設関連ではないかと見ています。

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2017年5月3日(水)2:52   最後の324コマ目です

3台のカメラで皿回しのようでしたが、あとの2台で撮ったのはこれから処理してみないと分かりませんが、アンタレスの周辺が人工的な光でのカブリの影響が大きいかどうかのギリギリのところでしょう。

新月で人工的な光のないときの夜空の明るさを1とすれば、満月はその100倍、日本の人口の半数以上の人は10倍の明るさのところで暮らしているそうです。オルバースのパラドックスに関する本に書いてありましたが、なるほどと思いましたね。

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