アキバ系投信自作派

タカちゃん:気象予報士の肩書を持つ投資家、DIY投資家で全てポートフォリオを自分でカスタマイズしています。コアポートフォリオはインデックス+定期預金+個人向け国債で固めて、サテライトポートフォリオはサテライト系インデックス+海外の個別企業への投資が中心です。なお、このブログに書かれている情報は細心の注意を払っていますが、100%の正確性を保証する物ではありません。最終的な判断は自己責任でお願いします。

GPIFの件でマスコミもいい加減にしろ!

引用
GPIFのトップの報酬は「3131万円」で、次いで高かった国立病院機構の「2304万円」を830万円近く上回っていた。

GPIFは15年度の運用実績で5兆3098億円の損失を計上。今年8月末に発表した16年4~6月期の運用実績でも、5兆2342億円の赤字を出している。国民の大事な老後資産に「穴」をあけながら、トップが何ら責任も取らずガッポリなんて許せないだろう。
引用終わり

株式には2つのリスクがあります
株式のリスクは大別して2つです。

1:非システマティックリスク
2:システマティックリスク

非システマティックリスクとは、マーケットとは関係ないその企業特有のリスクを指しています。
例えば、任天堂株がポケモンGOの件で株価は14000円台→32000円台に上がりました。
最近はウェルス・ファーゴ(ティッカーWFC)の不祥事で今月13日にはWFCは1日で3.3%も株価が下落しました。

これらは、マーケットとは関係なく企業特有の要因で株価が変動(企業倒産もあり)しています、これが非システマティックリスクです。
なお、非システマティックリスクは株価を上昇させる事がありますが、リスクプレミアムが付かない「取るだけ無駄なリスク」です。
非システマティックリスクは適切な分散投資で消滅します。

システマティックリスクは、分散投資をしても最後まで残るリスクです。
マーケット全体の株価上昇、下落に伴って株価が変動するリスクです。
このリスクはリスクプレミアムが付くタイプなので、長期的な株式投資でリターンが欲しいのならば、取らなくてはならないリスクなのです。

GPIFが損失を被ったリスクはシステマティックリスクによるもの
今回のGPIFの損失の原因となったリスクはシステマティックリスクであり、どんなに分散投資をしていても避けられません。
ですが、長期的な株式のリスクプレミアムによるリターンが欲しいのならば、取らなくてはならないリスクです。

つまり、今回のGPIFの損失はトップの能力に依存している訳ではありません
それが理解できていないのならば、年金運用の実務を理解しているとは言えません。

その比較はおかしくないか?
引用文ではGPIFのトップの年収が3131万円で、次いで高かった国立病院機構の2304万円と830万円近くも上回っているとの事です。
ですが、この比較っておかしくないでしょうか?

運用の世界では、下手に報酬をケチれば、優秀な人材が他の金融機関に簡単に引き抜かれます。
GPIFの年金積立金は国民のお金ですから、まともな運用者が必要です。
年金積立金の運用については株式のシステマティックリスクがあるので、長い目で見ていく必要があります。

ETF_HIKAKU

出所:ストック・チャートより作成
ここでは米国株式インデックス4つを取り上げてみました。
為替は無視して、このチャートが何を意味するのかを考えてみましょう。
スタートは2004年01月29日で、終わりは2016年09月23日(約12年8か月)です。

2004年~2007年前半にかけては、概ねETF価格が上昇しており、これがシステマティックリスクです。
2007年後半~2009年前半かけては4つのETFすべてが価格が暴落しています、これもシステマティックリスクです。
その後は大局的に上昇していますが、これもシステマティックリスクです。
ETFによって上昇率は異なる物の、概ね4つのETFは同じ方向に動いています。
株式でリターンが欲しければ、システマティックリスクを取る事でリスクプレミアムが付いて投資家は報われます。

ですから、年金積立金の運用と言うものは忍耐強く投資していく姿勢が必要なのです。
これは12年8か月ですが、この期間で見ていくとどうでしょうか? 
単純にSPY(S&P500ETF)を見てもその傾向が見て取れます。
それを無視して、GPIFの損失によって、GPIFのトップと国立病院機構の報酬を比較する事に意味があるのでしょうか?
もう一つ言える事は、GPIFと国立病院機構はやっている事が全く違うので比較はできない筈です。

勿論、ここで取り上げた4つのETFはみんな特性が違いますから、パフォーマンス、リスク、シャープレシオの違いは出てきますが、システマティックリスクは取り除く事はできません。

こんな記事を書いた人は運用の実務を理解しているのか?
とてもではないですが、こんな記事を書いた人が投資理論を理解しているとは思えません。
仮に、投資の実務を知らないのならば、こんな記事を書く意図が知りたいです。

少なくとも日刊ゲンダイって大衆紙ですよね?
日本は金融教育をやっていませんから、GPIFの損失の大きさを出せば大衆が驚くと思ったのでしょうか?
これによっていたずらに年金不安を煽るのは止めていただきたいです。

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ある投資家陣営が他の投資家陣営の投資手法を見ると違った光景で見えるよ!

引用
『証券市場の真実』によれば、1900年から2000年にかけて、米国やオーストラリアなど配当を多く出す企業を多数抱える国家では年率リターンが7%弱と高かった一方、配当が比較的少ない企業を抱える欧州国家のリターンは軒並み低かったです。独国3.6%、仏国3.8%、英国5.8%でした。つまり、米国一国に集中投資した方がリターンが高いというわけです。また、米国のグローバル企業は全世界でお金を稼いでいるので、世界に分散していることにもなります。

従って、インデックス投資がしたいなら、全世界のインデックスを買うのではなく、S&P500ETFなどが最適解です。また、国債もほとんど必要ありません。

短期的に見れば株式の利回りを債券が上回る場合もあります。そのため短期・中期投資家にとっては必要ですが、長期でバイ&ホールドする投資家には必要ないわけです。でも、なぜか彼らは国債をバイ&ホールドするどころか毎月コツコツ買い増しているのだから、もう意味がわかりません。アホなのでしょうか?

また、株式の場合、S&P500ETFに投資することが最適解と述べましたが、それは過去に答えを求めた結果です。同じように過去に答えを求めれば、S&P500ETFに投資するよりもずっと良い投資手法があります。それは米国の高配当株に投資し、配当を再投資するという投資手法です。
引用終わり

引用
インデックス投資家からはインデックス投資以外を紹介したりするからこんな目に合うんだ。

またインデックス投資だけに注目して!という願いもあるのかもしれません。

時にインデックス投資家が私には宗教のように見えます。

それはインデックス投資家は、インデックス投資以外は邪道という考えを持っている人が特に多いように感じられるからです。

そして宗教ですから、一度インデックス投資を推奨した人は、他の方法を推奨しだすと非難殺到となります。
引用終わり

お断り
当エントリーでは、ある投資がダメで、ある投資が正しい事を言っている訳ではありません。
あくまでも、ある投資家陣営から見た時に、他の投資家陣営は違った光景が見えるよ!って事なんです。

米国高配当株式投資家からみるインデックス投資家の例では?
まずは個人向け国債の方から考えてみると、インデックス派の投資家の場合はリスク許容度があり、そのリスクの範囲内で収める為に個人向け国債を買っています。
インデックス投資家から米国高配当株式投資家を見た時には、とんでもなくリスク許容度が高く見える筈です。

バフェット太郎氏の場合はポートフォリオは100%米国配当株式だからです。
少なくともリーマンショック級の大不況ならば円ベースでは資産評価額が半分以下になってもおかしくないからです。

二つ目は、インデックス投資家のように世界各国に幅広く分散をするのではなくて、米国株のインデックスS&P500への投資が最適解との事です。
これは、米国株へ投資をする事は世界各国の先進国、新興国の成長をも取り込めるから、実質的には先進国、新興国へ投資している事になるからだと言われています。

なお、私の場合は米国株への投資を中心にして新興国株へ投資していない理由の1つはバフェット太郎氏の言っている事に加えて新興国の為替リスクを米国企業へ丸投げして新興国の為替対策は米国企業にやらせている為です。
私の場合は米国、スウェーデン、デンマークを中心に投資していますが、スウェーデンも高配当なマーケットです。

この新興国の為替対策の考え方はまさにフリーライドであり、当ブログでは以下のエントリーがあります。
米国企業は厳しい仕事で為替対策をやっていて、私は単なる投資家で「寝る子の資産は良く育つ」を実践している為です。

ただし、この考え方では、新興国の経済成長をフルに享受できないと考えられる為、新興国株式インデックスへ投資をする選択肢もありです。
インデックス投資家であれば米国株式のパフォーマンスは過去の実績であり、将来を保証しない前提で考え、その上で世界全体の経済成長をフルに享受したいと考えている筈で、そこは米国配当株式投資家とは違った光景が見えている筈です。

そこで、VTに投資をするのが良いのか?それともVOOに投資をするのが良いのか?は考え方次第になりそうです。

三つめは、興味深いのは単純にS&P500に投資をする場合に比べて、米国配当株に投資をした方が過去にはパフォーマンスが高かったよ!って言う指摘です。
ここで議論になりそうなのは、高配当株式へ投資をするのか?連続増配株式へ投資をするのか?についてですが、これは過去のエントリーでは以下の物があります。

期間が短い為、これだけでは判断ができませんが、最近はインデックスファンドレベルではSMT米国配当貴族インデックス・オープンが登場しています。

そこでこれをSBI証券個人型401kプランで買えれば、配当込S&P500に対してアウトパフォームを狙いながら、外国源泉税10%は引かれますが、国内課税が非課税で運用できます。
だから、私はSBI証券個人型401kプランでは、 SMT米国配当貴族インデックス・オープンの取り扱いを要望しているのです。
私もバフェット太郎氏のブログを読ませていただいていますが、この私が指を加えて見ている筈がありません。

このように投資家陣営が違うだけで、他の投資家陣営は違った光景が見えてしまいます。
しかしながら、バフェット太郎氏はとんでもない強者投資家なのかも知れません。
 
バフェット太郎
市場平均をアウトパフォームした主な要因は、市場参加者たちが高配当株を選好したためです。ただし今後、高配当株が買われすぎからの利益確定売りに押されることに加えて、利上げ観測の高まりから金融株が買われることでトータルリターンは逆転すると思います。 

S&P500種のポートフォリオには金融株が15.37%含まれている一方で、バフェット太郎10種は0%であることや、保有銘柄全てが高配当株であることがその要因です。 

それでも長期でみれば高配当株への投資が報われると思います。
引用:バフェット太郎の秘密のポートフォリオHPより画像と文章を引用

これが真実ならば、今まであるインデックス投資に対する的外れな批判がまるで幼稚です。
しかも、データで反論をしてくるのですから、バフェット太郎氏が紹介している「証券市場の真実」を私も買って読んでいます。
証券市場の真実

今までのインデックス投資に対する批判ならば「70万円を1年で3億円にした男」とか「月5万円の積立で年利10%で30年間積み立てれば1億円」とか「FXシストレで2回破綻した●雀●●●」とか「@sma●●●●●●●●●●7」とか「@re●●●●●●●」など、本当に使えない馬鹿馬鹿しい物ばかりでした。

ですから、投資家レベルでは常に上には上がいると考えて、その上で「ある投資家陣営が別の投資家陣営を見た時には違った光景が見えるよ!」って事も留意しながら、物事を見ていった方が良いと思います。

インデックス投資は宗教ではないか?の指摘は?
これも他の投資家陣営が見た時のインデックス陣営の見える光景ですね。
実は、ある投資家さんはインデックス投資も使っていますが「インデックス投資家」とは名乗りたくないとの意見もあります。
これは、インデックス投資に縛られるのが嫌だとの意見があるからです。

ただ、これはインデックス陣営に限らず、他の陣営でも似たような状況になっている所もあります。
以前に聞いた話では「さわかみファンド」が「さわかみ教」となり、毎月投資されるのはお布施だと言うのです。
これは、色々な意味で問題になりますが、長くなるので別の機会に書きたいと思います。

投資をやる上では自分がやっている投資が他の陣営ではどのような光景で見えるのかを考えながらやっていく必要がありそうです。
インデックス派、ESG派、米国配当株式派、バリュー派、グロース派、ヘッジファンド派は同じ物事が違った光景で見えていると思われます。 
 
PS:例の東京海上アセットマネジメントのリンクの件は削除させていただきました。
 
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投資でフリーランチを求めてはならない!は、ほぼ正しい!

結論から書くと個人投資家レベルでは「フリーランチを求めてはならない」で概ね正解です。

投資詐欺に逢う可能性がある
引用(本名は隠してあります)
実態のないファンドへ出資させていたとして「クエストキャピタルマネージメント有限会社」の●●●●社長ら5人が逮捕された詐欺事件。

およそ113億円を超える金額を集めたこの詐欺事件には芸能界でも江角マキコさん、布袋寅泰さん、GACKTさんなどの著名人が出資していたと週刊新潮が報じるようで、老後の蓄えを全額失った人が現れるなど波紋を呼んでいるようです。

~~~~~一部略~~~~~

しかも●●容疑者らは「元本保証」「毎月必ず3%の配当」「独自のシステムでほどんどリスクがない」などと投資家にアピールしていたということも分かっています。
引用終わり

ここから言える事は、無リスクでリターンが得られるいわゆる「フリーランチ」を求めれば結果的に詐欺に逢う可能性が出てきます。
少なくともクエストキャピタルマネージメントへ投資をすれば「毎月必ず3%の配当」なんてそれはフリーランチを追い求めているのに他なりません。

投資詐欺に逢わない為にも「フリーランチ」を求めない方が良い。

フリーランチが発生するのは特殊な経済状況のみ
普通の経済状況では、仮に「フリーランチ」が発生しても直ぐにアービトラージャーに食い潰されますから、やるだけ無駄です。
では特殊な状況下ではどうでしょうか?

特殊な状況下では「フリーランチ」は発生しやすくなります。
例えば、世界大恐慌、リーマンショック、東日本大震災が良い例です。
ただし、こう言った状況下で「フリーランチ」が発生しても誰もが利用できない状況になっています。

誰もが利用できないからこそ「フリーランチ」が発生するのであって、誰もが合理的かつ取引手段に問題が無い状況で「フリーランチ」が発生するとは考えられません。

現実的には、一時的に「フリーランチ」が発生する場合がありますが、それを個人投資家が捕捉する事はほぼ不可能です。
スピードの上ではヘッジファンドの身軽かつ超高速な取引で瞬時に「フリーランチ」は消滅します。
誰もが捕捉できない「フリーランチ」は将来的には発見される可能性はありますが、それは人間の認知の限界を超えて発生しているので、個人投資家が見つけるのは無理です。

美味しそうな投資は色々ありますが・・・
美味しそうな投資は色々あります。
高金利通貨をFXでロングにして高いスワップポイントを狙う方法が良い例です。
しかしながら、これで大金持ちになった事例は1つも聞いた事がありません。

もしも高金利通貨を買う事が有利ならば、誰もが株式投資なんてやらないでしょう。
現実的には高金利通貨は長期的に下落する事で為替では損をしていきます。

安愚楽牧場のように、分配金利回りが年3%~4%の投資もありました。
でも、安愚楽牧場のよう企業が態々個人投資家に出資を求める理由は、商工ローン業者からビジネス用資金を借り入れると高い金利になるからです。
つまり、信用リスクが高いのに破格の安い金利で貸しているのと同じです。
まともな投資家ならば誰もが近寄りません。

通貨選択型投信の場合は、原資産の配当金に、株式オプションライト、通貨オプションライトなどで分配を3階建て、4階建てにした物です。
これは、株価、為替レートの値上がり益を分配金に付け替えたのと同じです。
ですから、長期的には投信の元本を削って分配をしていた事が問題になりました。

投資の世界では「フリーランチ」を提供するような投資を態々個人に対して提供をする筈がありません。
色々書きましたが、個人投資家レベルでは「フリーランチを求めてはならない」は概ね正解でしょう。

応援よろしくお願いします。

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タカちゃん:気象予報士の投資家。インデックス投資、バリュー投資、ヘッジファンド自作は語る場合あり。株式投資している国は米国、スウェーデンが中心で、日本への投資は定期預金や個人向け国債が中心です。
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