アキバ系投信自作派

タカちゃん:気象予報士の肩書を持つ投資家、DIY投資家で全てポートフォリオを自分でカスタマイズしています。コアポートフォリオはインデックス+定期預金+個人向け国債で固めて、サテライトポートフォリオはサテライト系インデックス+海外の個別企業への投資が中心です。なお、このブログに書かれている情報は細心の注意を払っていますが、100%の正確性を保証する物ではありません。最終的な判断は自己責任でお願いします。

【先制通告】積立NISAが普及しない本当の理由

私は4月8日の金融庁が開催した積立NISAの説明会に出席しています。
積立NISAに関して投資家保護の姿勢を明確にした点については好感が持てます。

でも、面白くないのが運用業界で、あちらこちらから文句が来ています。
だから、運用業界や販売会社の逃げ道を絶つ事を目的でこのエントリーを書きます。
仮に運用業界にそっぽを向かれても、それが積立NISAの普及を阻害している訳ではありません。
その事をはっきりと書きたいと思います。

日本人の実質賃金は1996年を境に長期トレンドで下落している


まずは、このデータを見てみましょう。
物の見事に1996年を境に実質賃金が長期下落トレンドに入っている事が分かります。
つまり、日本人の賃金購買力が確実に下がって来ています。

何を言いたいかと言うと何も対策を講じなければ、長期的には多くの人が投資余力を失って、もはや積立NISAどころではないのです。
でも、将来はもっと悲惨な結末を迎える可能性が指摘されています。

McDonald's: 米国内店舗のロボット化へ向けて加速へ


引用
米ファーストフード最大手のMcDonald's(マクドナルド)がレジと注文受付担当従業員の代りに導入を進めているキオスク端末ロボットについて、サンフランシスコ、ボストン、シカゴ、ワシントンDC、シアトルの主要都市については2017年上半期までに全店舗のロボット化を完了させる予定であることが分かった。
引用終わり
これは何もマクドナルドだからではなくて、多くの労働がロボットに置き換えられる可能性が高いです。
今までだったら労働者の賃金として支払われたのが、ロボット化すれば株主に所得の移転が起こります。
だから、労働者こそが株式投資をしなくてはならないのです。

この点に気が付いて毎月のCF(キャッシュフロー)の黒字化を実現して投資を始めれば間に合う人もいます。
モタモタしていれば手遅れになるのは誰が見ても明らかです。

なお、ロボット化で最も雇用が奪われるのは新興国だと言われています。
今ならば最悪、賃金は安くても新興国へ行けば仕事はあっても、将来はそれさえも絶たれてしまいます。
仮に失業しなくても長期的には賃金下落圧力がかかる事は容易に想像できると思います。

今度は「知るぽると」を見てみましょう

金融広告中央委員会の「知るぽると」で日本の現状を確認してみましょう。
ここから先は「知るぽると」から画像を切り抜き引用しています。
図2
(全体)金融資産非保有世帯比率

年を追う毎に金融資産を持たない世帯が増えています。
2016年に至っては48.1%と実に2世帯のうち1世帯は金融資産を持たない絶望的なデータです。

図3
(年間収入別)金融資産非保有世帯比率

ここで見て欲しいのは年収300万円以下の階層Ⅱです。
2007年では30%台後半が今では55.9%と半数以上にもなっています。

図4
(年令別)金融資産非保有世帯比率

高齢者よりも若年層の方が多くなっています。
特に20代の場合は2016年では59.3%です。
全般的には年を追う毎に次第に上がってきています。

考えられる原因は既に書きましたが実質賃金が下落している事と日本においては金融教育をやっていない事が背景にありそうです。
まずは家計のCFをプラス化して、貯蓄が出来る体質を作った上で株式投資が必要になります。
積立NISAでは国民に株式を買ってもらって世界的な経済成長を通じて国民の所得を上げていく事にあります。
積立NISAでは投資信託を通じて株式を買う事になります。

図5
(参考)2016 年における金融資産保有額の分布は、以下のとおりとなっている

2500世帯のうち、2488世帯が回答しています。
金融資産保有額が0円が圧倒的に多く48.3%(1202/2488)、1万円~300万円の世帯が実に17.6%(439/2488)になっています。

金融資産保有額の平均値は822万円もありますが、中央値で見ると20万円しかありません。
つまり、平均値を押し上げているのは極端な金持ちの人であって、圧倒的に多いのが100万円以下になってしまいます。

このデータを見た時点で生活防衛資金2年分を保有している世帯が非常に少ないと思われます。
最後に金融資産保有世帯の(金融商品別構成比)で見てみます。

図6
(金融商品別構成比)

2016年で見ると、有価証券では個別株式15.3%に対して投資信託7.9%と少ない事が分かります。
仮に投資信託を買っていても毎月分配型投信など資産運用に適さない商品を買っている場合もあります。
ですから、インデックスファンド、ETF、伝統的なアクティブファンドを持っている世帯はこれよりも少ない筈です。

積立NISAはあくまでも投資信託(ETF含む)なので、仮に株式投資をしていても個別株投資家の場合は積立NISAを使って来るとは考えにくいです。
更に、毎月分配型投信を買っている人たちが積立NISAを使ってくる事も考えにくいです。

まとめ

ここでまとめます。
積立NISAの普及の阻害になっていると考えられる原因
1:実質賃金の下落で投資余力が長期的に下落している
2:圧倒的多くの世帯で金融資産をほとんど持っていない
3:資産形成に適した投資信託を理解していない
4:個別株式に興味があって、投資信託には興味が無い

実質賃金が下落している状況下でのCFの黒字化は難しい家計もあります。
ですが、まだ助かる家計もありCFの黒字化は急務です、それを金融教育で教えていく必要があります。
更に、金融教育では資産形成に必要な知識も教えていく必要があります。
それをやるのは、金融庁主導の方が良いと考えています。

ただ、それを教えていくにも、どのような形にしていくのか?誰を対象にしていくのか?など、課題は山積みです。
ですから、金融教育が始まる前の現時点では積立NISAが普及するとは考えにくいです。

まだ積立NISAは始まっていませんが、販売会社が普及の推進しないからとか運用会社が普及の推進をしないからと言う意見が出ても無視して構いません。
販売会社や運用会社が宣伝しないとか普及を推進しないとか、そんな所に本質的な理由はありません。

そもそも、現行NISAの運用が始まってからは、色々な問題が出てきています。
例えば、現行NISA口座開設で住宅ローンの金利を優遇するなど、本来の趣旨から逸脱しているのも見かけます。
更に、現行NISAではお年寄りの利用が多く、その多くは毎月分配型と言うお寒い状況です。
結局は、販売会社が普及の推進をしたって、多くの場合は適切な利用を呼び掛けていた訳ではありません。

だから、金融庁が積立NISAでは初心者の人でも安心して投資が出来るように思い切って規制をしたのだと思います。
ベテラン投資家では規制が少ない方が高いリターンを得たり、リスクマネジメントを柔軟に行えるメリットはあります。
でも、初心者では規制をかけないと変な金融商品に掴まされて、金融資産を増やす事が難しくなります。
その上で実質賃金が下落をしており「待った無し」の状況になっています。

北朝鮮情勢なんて長い株式市場の歴史から見れば、あるページのほんの数行程度のリスクイベント

注意:人によっては気分を害してしまうかも知れない内容になっています。

ミスターマーケットの手のひらに
踊らされているのは誰~~~~れだ!

投資家を惑わすミスターマーケットはどことなく登場します。
今では「かりあげクンと不動産王」が何故かミスターマーケットの手のひらにいます。
彼らはミスターマーケットのマスコットキャラクター化しています。

そして「かりあげクンと不動産王」が、今やマーケットではホットなテーマになっています。
それに踊らされている人もいます。



引用:ツイッターより

勿論、本当に戦争が起こる可能性はあります。
でも、これってすんごく馬鹿馬鹿しい話です。
悪い言い方をすればみんなミスターマーケットに踊らされているんですよ。

ミスターマーケットに踊らされている人たちは、自分たちが何をやっているのかもわかっていないんですよ。
ミスターマーケットとは、ありとあらゆる面から投資家を惑わせ、ある時には悲しみ、ある時には怒り、最後は地獄へ落とします。
その上でミスターマーケットは投資家を潰すためならば、手段を選びません。

ミスターマーケットに踊らされて
騒ぎまくっても歴史の僅か数行程度

株式市場の歴史から見れば北朝鮮情勢なんてほんの数行程度にしかならない筈です。
それは30年以上も経てば分かる事です。

それによってバカ騒ぎをした投資家はどうなるのか?って言う話ですが、それは過剰な売買をして取引コストや税金をたくさん支払います
その結果、証券会社、FX業者、財務省はホクホク顔をするでしょうが、投資家はリターンを確実に悪くします。

それをやった投資家の30年後にはどうなるでしょうか?
株式市場の歴史としてはゴミみたいな物に対して過剰反応した投資家が結果的に馬鹿を見るだけです。

ミスターマーケットの用済みになれば捨てられる

現時点では「かりあげクンと不動産王」がミスターマーケットの手のひらで踊らされ、周りの大衆も踊らされています。
でも、用済みになれば捨てられて、新たなるマスコットキャラクターを模索します。

怖いのは今度は自分自身なのかも知れないです。

ウォーレン・バフェット氏の名言

名言1:近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
名言2:リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです

この2つの名言の意味を理解した上で投資をやっている人ならば北朝鮮情勢などはただのゴミイベントであり、それは投資している株式を売る理由にはならないでしょう。
ただ、ウォーレン・バフェット氏の場合は、アクティブ派の投資家なので、必ずしもインデックス派の投資に合致しているとは限りません。
ですが、この2つはインデックス派、アクティブ派を問わないと思われます。

高金利通貨バブル時代は?

リーマンショック前で、ミスターマーケットのマスコットキャラクター化したトレーダーは「FXスワップトレーダー」でした。
「高金利通貨は有利だぁぁぁぁ~~~~」って言い切るFXトレーダーが沢山出て来ました。
彼らこそがみんなごぞってミスターマーケットの手のひらの上で踊らされて、それに続くかのようにFXスワップトレーダーが増えていきました。

しかしながら、ミスターマーケットに捨てられた途端に高金利通貨が急激に暴落し、多くのFXトレーダーが潰れました。
ただ、所詮はFXトレーダーの場合は個人であり有名人ではありません。

その点では、今回の北朝鮮情勢でマスコットキャラクター化した「かりあげクンと不動産王」は有名人です。
それ故に厄介でもあります。

結局は北朝鮮情勢は無視するのが得策

投資家レベルでは何一つも良い事がない北朝鮮情勢に対して気にする必要はありません。
「かりあげクンと不動産王」は勝手に踊らせておけば良いのです、資産運用を資する投資家レベルでは関係ないのです。

我々の場合は、普段やっている積立投資を通じて投資活動をしていけば多くの場合は問題はないと思われます。
ちょっと考えて見ると、米国って戦争には一度も負けた事がありません。
仮に米国が標的になっても、スウェーデン、デンマークは無傷かも知れません。

先進国株式インデックスへの投資で、多くの国へ分散投資できます。
むかしと違って、投資環境は日進月歩であり、投資のパイが大きくなって来ている現状を考えると、リスク分散はそれほど難しくない筈です。
投資の世界では特別な事は何も一つもないと考えて普通にやって行けば、大きなけがは無いと思われます。

ちなみに、私の場合は米国一国への集中は避けて、スウェーデンやデンマークなどの国へも投資している理由の1つにこう言ったリスクも想定しているからです。
更にセクター戦略も加えて、様々なリスクに対しての対策を普段からやっています。
北朝鮮情勢だからではなくて、普段からと言う点です。

仮に戦争が始まってもリスクイベントとしては、ウォール街のランダムウォーカーでさえも、載らないリスクになり下がる可能性がありそうです。
インデックス投資の場合は「寝る子の資産は良く育つ」程度で十分でしょう。

当ブログタイトルの由来について

Z170
写真はASUS SABERTOOTH Z170 MARK Ⅰ
当ブログタイトルは「アキバ系投信自作派」です。
その由来について書きます。

元々PC自作派です

私の場合は、最初にPC(パーソナル・コンピューター)を買った時は、今や無きNECのPC98時代でした。
PC9821Xa9を最後に、DOS/V機に切り替えます。
初めてDOS/V機を手に入れたのは、現MCJ(マウスコンピュータージャパン)のショップブランドPCでした。
これは埼玉県春日部市にあるDOS/V機専用PCショップでした。

その当時の私が手にしたPCスペックは・・・
M/B:GIGABYTE GA-586TX
CPU:MMX Pentium233MHz
ビデオカード:VIEWTOP?(PCI) 
メモリー:SDRAM 64MB
HDD:UltraDMA33 3.2GB
光学ドライブ:CD-ROM DRIVE(CD-R,CD-RW)
サウンド:サウンドブラスター16

こんな感じでした。
ビデオカードはまだインターフェイスがPCIでAGPの前でした。 
で、次のPCからは自作します。
その時はCPUがAMD K6-3でした。

そして今では・・・
M/B:ASUS SABERTOOTH Z170 MARK Ⅰ
CPU:Intel Core i7-6700K @ 4.00GHz(第6世代)
ビデオカード:CPU内蔵 
メモリー:DDR4 2133 16GB(8GB x 2)
SSD:Samsung SSD 960 EVO 500GB(M.2)
HDD:WDC WD30EZRX(3TB)
光学ドライブ:PIONEER BD-RW BDR-209M
自作の場合は、パーツを自分で選んでカスタマイズしてPCを組み立てます。

投資も自作派

私が証券投資をしていてもPC自作と同様に、自分で運用パーツを選んで自分でアセットアロケーションをカスタマイズしています。
PC自作派のようにアキバ(秋葉原)のPCショップでパーツを選んで、自分でPCを組み立てるように、アセットアロケーションも自分で組み立てる事をコンセプトとしています。

アキバでPC自作派がPCショップでパーツを選んでPC自作をするのを「アキバ系PC自作派」と呼ぶのに対して、投資の世界ではPCではなくて投信自作派(自分で作る投信)と呼べそうです。
私はアキバのPCショップへ行く事があるので「アキバ系投信自作派」と名付けました。

今では、iShares、SSGA、Vanguard、Fidelity、WisdomTreeなど、多彩なETFを提供してくれるブランドがあります。
運用パーツとしては十分なほどです。
それも、市場全体のインデックスのみならず、国別、セクター別、ファクター、アクティブ運用ETFなど多彩なETFを使えます。

現在ではIB(Interactive Brokers LLC)、エイト証券など、多くのETFが使える証券会社もあり、まさに自作に必要な投資ツールを提供してくれています。
もう既に自作の時代は始まっていると言っても過言は無いでしょう。

当ブログでは新たに「キワモノシリーズ」カテゴリーを新設しています。
ここでは、自作派らしいコンテンツを目指しています。
既にある「分配シリーズ」カテゴリーでは自分で毎月分配型(毎月配当型)投信を自作するのがコンセプトです。
投信の自作の醍醐味を伝えていきたいと考えています。

タカちゃん:気象予報士の投資家。インデックス投資、バリュー投資、ヘッジファンド自作は語る場合あり。株式投資している国は米国、スウェーデン、デンマークが中心で、日本への投資は定期預金や個人向け国債が中心です。
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