アキバ系投信自作派

takachan🐣:気象予報士の肩書を持つ投資家、DIY投資家で全てポートフォリオを自分でカスタマイズしています。当ブログでは投資助言(投資指南)の為に書かれた物ではありませんし投資助言はしていません。なお、このブログに書かれている情報は細心の注意を払っていますが、100%の正確性を保証する物ではありません。最終的な判断は自己責任でお願いします。

セブン&iHDを見て「アクティブ運用の難しさ」を実感

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イトーヨーカドー+セブンイレブンの事をセブンと略します。
セブンイレブン、イトーヨーカドーの単体の場合はセブンイレブン、イトーヨーカドーとします。
本題に入る前に米国株投資家を見ていて懸念がありますので、そこを書いていきます。

米国株投資家ブログでは「投資で絶対に損をさせません。」を言い出す方が出てきました。
その上でアマゾン株(以下AMZN)のディフェンシブ性を語る方も見受けられます。
ここでディフェンシブの定義を「大不況下でも市場インデックスよりも下落が小さい」とするのならば、アマゾンもその傾向が見られます。

ただし、AMZNは競争に負けて潰れてしまう事も十分に考えられます。
普通のディフェンシブ銘柄では大抵は「消費者独占型企業」が多く、例えばコカコーラ(以下KO)のコーラのように、オリジナルを作る事が難しくそれを支持する消費者の存在があります。

KOの場合は規制や訴訟で潰れる可能性はありますが、競争で負けて潰れる可能性は低いだろうと見られます。
でも、AMZNのようなビジネスモデルは違う筈です。

今回は、セブンを取り巻く環境を見た上で、AMZNについても触れていきます。

☞セブンはAMZNに押されて苦戦しているが次の一手を打っている

AMZN進出によってイトーヨーカドーなどの大型スーパーは、苦しめられていきます。
そこでコンビニしか出来ない(AMZNには出来ない)顧客獲得の戦略を打ち出します。

それはコーヒーを出したり、ドーナッツを出して、コーヒー業界やドーナッツ業界から顧客を奪う事を考えました。
特にドーナッツを出した時にはミスドが壊滅的にやられてしまった訳です。

そしていよいよ生ビールの販売が始まります。
それも100円から生ビール「一番搾り」を販売します。
コンビニならば、揚げ物も豊富に揃っているので、ワンコインでおつりが来る人が多いと思います。

居酒屋に行けばお通し代はかかりますし、1杯300円以上は取るお店が多い筈で客単価は1000円~3000円程度はかかると思われます。
それがセブンイレブンでワンコインで楽しめるのならば、居酒屋に行かないで「近くて便利セブンイレブン」へ行く客も出てきます。

こうしてコーヒー業界、ドーナッツ業界が!でも、もしかすれば居酒屋業界も儲からない「コモディティ化」してしまう可能性はあり得ます。

追記:17日に発売予定されていたセブン‐イレブンの生ビールサーバー「本部からの指示により提供中止」になったそうです。
ヤフーニュース セブン‐イレブンの生ビールサーバー「本部からの指示により提供中止」に 今後の提供については「未定」

需要が高まって期待されていたのに、中止になってしまいました。

☞AMZNの攻勢は過激に!そして新たな敵として鉄道業界が登場!

セブンを狙い撃ちするかの如く、とうとう鉄道業界がセブンに勝負してきました。
それがJR東日本が運営するNewDaysです。
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例えば、JR金町駅北口に設置してある販促用ディスプレイでは、コミカルなキャラが7月いっぱい人気ドリンクの多くが129円と言った「どうせ買うならNewDays」のキャッチフレーズやおにぎりに至っては「愛らしいCM」で引き付けるのが特徴です。
更に、期間限定で使える割引券まで一時期配布しています。

つまり、JR東日本はセブンに行く前の駅の時点でドリンクやおにぎりを買って帰ってもらおうと息が荒いのです。
なんと鉄道業界がセブンを狙い撃ちしてきたのです。

一方、AMZNは無人店舗のコンビニである「Amazon GO」がシアトルにオープンしています。
だから、将来的にはセブンを狙い撃ちされる可能性は高いと見られます。

☞セブンイレブン株はかつてのグロース株の代表例だった

歴史的事実を確認しておきましょう。
引用
同じくセブンイレブンを長く保有していた株主はどうでっしゃろ?
セブンイレブンも成長の途上で株式分割を繰り返し行いました。
1979年当時から1000株を保有しとるだけでも、
1990年以降でも7回にわたって分割を行なった結果、
今は38倍の38000株になっております。
当時1700円の株価は4000円となり株価は2.3倍となりました。
結果当初の1000株170万円は現在1億5000万となりました。
引用終わり
セブンイレブン株を1979年から1000株を持ってバイ&ホールドを続けたら億万長者になっています。
今ではセブンイレブンは敵が多く、競争に巻き込まれており収益環境が厳しくなっています。

ですから、時代時代によってグロース株は移り変わると考えた場合に、今のAMZNは昔のセブンイレブンを見ているのかも知れません。

そう考えれば冒頭に書いたように、AMZNがディフェンシブと言う意見についてはよく考えた方が良い筈です。

将来的には今のセブンのような状況にAMZNがなり得るからで、それは競争に負けると言う意味では本来のディフェンシブであるKOとは全く状況が違う筈です。

☞アクティブ・ファンドマネージャーだったらどうしますか?

例えば、セブンを取り巻く状況を見て、どの企業が最終的に勝ち組になれるのでしょうか?
AMZNでしょうか?JR東日本でしょうか?三光マーケティングフーズでしょうか?ダスキンでしょうか?ドトールコーヒーでしょうか?それともセブンでしょうか?

恐らく、多くの人たちはAMZNと答えると予想します。
ただし、既に述べたように、今のAMZNは昔のセブンイレブンを見ているのかも知れません。
だから、状況が大きく変わればAMZNだって競争に負けると言う意味で経営破綻する可能性はあります。

今のFANGブームや「投資で絶対に損をさせません。」との意見を見る限り、私は懸念を払しょくできません。
あまり極端な状況を想定するのは止めた方が良いと思います。

だから、アクティブ・ファンドマネージャーだって、極端な集中投資はしない筈で、ある程度の分散投資は心がけている筈です。
アクティブ運用の難しさはこんな感じで存在しています。

応援よろしくお願いします。

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たまにはFXで遊んでみる:トルコリラ円をショートしてみたぞ!

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今回は10000円を証拠金に差し出して400TRY/JPYをショートしてみました。
為替レートは1TRY=23.150JPYです。
FXポジション
FX2
まずはデータを見てみましょう。

☞実質実効為替レートから確認をしてみる

トルコ実質実効為替レート
出所:BISより作成(平均を100としてあります)

2000年代から見てみると2001年頃に70ぐらいでした、
その後はアップダウンを繰り返しながら上昇し、2008年頃に130を付けて、
リーマンショック後は2010年頃に再び130を付けた後に
アップダウンを繰り返しながら長期トレンドで下落し今では80ぐらいまで下落しています。
これを見る限り、歴史的には割安と見られます。

☞経常収支を確認

これを見ると、2002年以降は経常赤字が定着し、米国の物価上昇率を考えてもむしろ増えています。
最近は実質実効為替レートが大きく下落しているにも関わらず、2017年に比べて2018年は経常赤字が増える見通しになっています。


引用
まずはトルコ2018年5月経常収支。


消費者物価指数(≒インフレ率)と同じく、トルコの最重要経済指標です。

そして内容はと言うと…酷いね…酷い(涙

2月経常収支-41.5億ドル

3月経常収支-48.1億ドル

4月経常収支-54.3億ドル

5月経常収支-58.9億ドル←NEW
引用終わり
これを見る限り、今年の経常赤字は増える可能性が高そうです。

☞消費者物価上昇率は?


これを見ると6月の消費者物価は前年比+15.39%となっています。

☞どう考えるか?

まずは実質実効為替レートで見ると割安であり、実質金利が高い状態が続く場合は長期保有で利益の可能性が高いと思われます。
ただし、現在のトルコの実質金利は低く、エルドアン大統領の圧力で金融緩和をすればインフレが酷くなる可能性があります。

引用
リラ安の主な要因としては、米国長期金利上昇によるドル高圧力のほか、
①多額の対外債務残高、
②原油高による経常赤字拡大とインフレの加速、が挙げられる。
引用終わり
引用
リラ安にひとまず歯止めをかける要因としては、
①エルドアン大統領がバラマキを止め利下げ圧力を改めること、
②選挙において経済を理解する対抗馬が当選すること、
③中銀が毅然と引き締めを強化すること、
などが挙げられるが、実現しうるのは③の中銀による対応のみであろう。
引用終わり
原油高など仕方がない要因もありますが、現在のインフレ率では実質金利を高めに誘導する金融政策が望ましく、その為には中央銀行がエルドアン大統領の圧力に屈しない態度で臨むしか方法がありません。

☞私のポジションを簡単に切り崩せる有利なオプションを持つエルドアン大統領

私は現時点ではTRY/JPYをショートしています。

ですが、エルドアン大統領は私を簡単につぶせる有利なオプションを持っています。
それは国際通貨研究所が指摘している
「エルドアン大統領がバラマキを止め利下げ圧力を改めること」です。
実質実効為替レートで見ても、トルコリラは割安な通貨である事を考えると、私自身が不利なのは否めません。

しかもエルドアン大統領は私よりもずーと優秀だから大統領になれたんでしょう?

ただ、トルコリラ安になりやすい要因としては原油高に伴う経常赤字の拡大などがありますし、利下げ圧力を強めて実質金利がマイナスになれば、トルコに投資している投資家の資金の引き上げも予想されます。
それでも、エルドアン大統領の方が圧倒的に有利な筈で、私のやっている事の方が無謀なのです。

遊びでやっているとは言え、私の真似は絶対にやらないようにお願い申し上げます。

応援よろしくお願いします。

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株式ETFガチンコ対決2018年06月版

円換算のパフォーマンスのグラフにリスク、リターン、シャープレシオのデータも掲載します。
なお、期間は2013年06月28日~2018年06月29日までとして、
無リスク金利を年0.014736492%としました。

引用先は米国ヤフーファイナンス、日本ヤフーファイナンス、日銀ウェブサイトからです。
この引用先から私が各基準価額やバリュエーションを計算しています。
注意:各データには若干の誤差が入り込んでいる可能性がある為、参考程度にお願いします。

今回用意したETFは以下の通りです。
PRFZ・・・・PowerShares FTSE RAFI US 1500 Small-Mid Portfolio
SCHA・・・・Schwab US Small-Cap ETF
GURU・・・・Global X Guru Index ETF
RSP・・・・・Guggenheim S&P 500 Equal Weight ETF
VIG・・・・・・Vanguard Dividend Appreciation ETF
XLP・・・・・Consumer Staples Select Sector SPDR ETF
MTUM・・・iShares MSCI USA Momentum Factor ETF
KNOW・・・Direxion All Cap Insider Sentiment ETF
SPY・・・・・SPDR S&P 500 ETF
なお、ここに挙げたETFのパフォーマンスは円ベース(分配金込)です。
今回のベンチマークは前回同様、SPY(分配金込み)です。

☞まずは各ETFをSPYと比較してみる

基準価額はスタート時点2013年06月28日時点を10000円とします。
終わりは2018年06月29日です。

PRFZ
PRFZとSPYの比較

SCHA
SCHAとSPYの比較

GURU
GURUとSPYの比較

RSP
RSPとSPYの比較

VIG
VIGとSPYの比較

XLP
XLPとSPYの比較

MTUM
MTUMとSPYの比較

KNOW
KNOWとSPYの比較

☞各期間のパフォーマンス


各期間のETFパフォーマンス

☞各ETFのデータ編

             各ETFのデータ
ティッカーリスクリターンシャープレシオ2013/06/28-2018/06/29リターン
PRFZ18.18%15.27%0.839+103.47%
SCHA17.73%14.90%0.839+100.24%
GURU16.28%11.69%0.717+73.80%
RSP15.18%14.90%0.980+100.22%
VIG14.54%13.75%0.945+90.45%
XLP14.73%10.55%0.716+65.14%
MTUM14.52%20.43%1.407+153.34%
KNOW15.73%19.14%1.216+140.00%
SPY15.04%15.82%1.051+108.45%
赤は最も良くて、青は2番目に良いデータ。
ここのデータは全て円換算です。

☞ETFは特性を理解して購入しましょう

今回まででは5年しかありません。
本当は10年以上の長期でみると、違った光景が見られると思います。
ここに挙げたETFはみんな特性が違うので、戦略に合わせて使ってみてください。 

SPYに対してアウトパフォームをしているのは、通期ではMTUM、KNOWです。
リスクが一番低いのがMTUMです。
シャープレシオが一番高いのがMTUMです。 
ETFは使い方次第なので、どうやって使っていくのかを考えてみましょう。

応援よろしくお願いします。

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タカちゃん:気象予報士の投資家。インデックス投資、バリュー投資、ヘッジファンド自作は語る場合あり。株式投資している国は米国、スウェーデン、デンマークが中心で、日本への投資は定期預金や個人向け国債が中心です。
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