国民年金は60歳で打ち止めですが、厚生年金は70歳まで加入できます。
最近は選挙もあって今の年金額では生活できないから生活に必要な年金をマニフェストに掲げる政党も出てきました。
では、今回は60歳以降も厚生年金に加入して、標準報酬月額が最低の88000円の場合(年収は1056000円、つまりボーナスなし)で考えてみます。
実は多くの人に言えそうな事は標準報酬月額88000円で厚生年金に入っていると、多くの人が60歳以降の厚生年金保険料の支払いを増える年間年金額で4年で元が取れるぐらい年間年金額が増えてしまいます。
勿論、標準報酬月額が高い方が高い年金額が貰えますが、現状を考えると低賃金の人が非常に多く、その多くの人たちは年収200万円を切っており、公的年金だけでは生活できない可能性が高いので思い切って年金受給を70歳まで繰り下げた時にどのぐらい増えるのかをシミュレーションしてみようと思います。
前提
自分の年齢をP歳Qヵ月(ただし、P歳Qヵ月<60歳00ヵ月)として、厚生年金は59歳11ヵ月までの標準報酬月額をR円、ボーナスは無しとして60歳00ヵ月リタイアして70歳00ヵ月から年金受給を開始したとし、その時の年金額をX円とします。
ではもう一つ、自分の年齢をP歳Qヵ月(ただしP歳Qヵ月<60歳00ヵ月)として、厚生年金は59歳11ヵ月までの標準報酬月額をR円、60歳00ヵ月~69歳11ヵ月までの標準報酬月額は88000円、ボーナスは無しとして70歳00ヵ月リタイアして70歳00ヵ月から年金受給を開始したとし、その時の年金額を計算して、差額を求めます。
注意:人によって計算結果は異なる可能性があります。
私の事例で計算して差額を求めています。
ですから、ご自身でねんきんネットをご覧になってシミュレーションをしてみてください。
自分の年齢をP歳Qヵ月(ただし、P歳Qヵ月<60歳00ヵ月)として、厚生年金は59歳11ヵ月までの標準報酬月額をR円、ボーナスは無しとして60歳00ヵ月リタイアして70歳00ヵ月から年金受給を開始したとし、その時の年金額をX円とします。
ではもう一つ、自分の年齢をP歳Qヵ月(ただしP歳Qヵ月<60歳00ヵ月)として、厚生年金は59歳11ヵ月までの標準報酬月額をR円、60歳00ヵ月~69歳11ヵ月までの標準報酬月額は88000円、ボーナスは無しとして70歳00ヵ月リタイアして70歳00ヵ月から年金受給を開始したとし、その時の年金額を計算して、差額を求めます。
注意:人によって計算結果は異なる可能性があります。
私の事例で計算して差額を求めています。
ですから、ご自身でねんきんネットをご覧になってシミュレーションをしてみてください。
ねんきんネットにログインしてシミュレーションしよう
ログインしてトップページに移動すると。
年金見込額資産が計算できるメニューが出てきました。
試算メニューのカスタマイズ画面です。
下スクロールすると次のメニューが見えてくるので〇で囲んでいる所をクリックします。
今後の職業を入力の画面では「現在の職業を継続する」のラジオボタンをチェックします。
上の〇で囲っている所に適当な金額を入れます。
下の〇で囲っている所は59歳11ヵ月と入れます。
下スクロールして以下のようにラジオボタンにチェックを入れます。
最後に入力を終えるをクリックします。
ここで月収はR円になっています。
R=300000円であれば、ここには300000円が入ります。
ここで下スクロールします。
受給開始年齢情報を変更をクリック。
老齢基礎年金の受給開始年齢の設定では以下のように設定します。
老齢厚生年金の受給開始年齢の設定では以下のように設定します。
最後に入力を終えるをクリックします。
入力を終えたら下スクロールで再確認をします。
更に下スクロールして試算をクリックします。
ここで出てきた年金額をX円とします。
下にスクロールして額資産メニューへ戻るをクリック。
試算結果一覧を表示をクリック。
次に作成したパターン操作をコピーします。
下の試算結果の修正をクリックします。
加入記録を更に追加します。
(2)をクリックしてラジオボタンをチェック、その後に「選択して次へ」をクリック。
下スクロールして以下のようにチェックします。
更に下スクロールして以下のようにチェックします。
最後に入力を終えるをクリック。
ここを確認します。
下スクロールして試算をクリック。
これで年金額が表示されます
これで、2つのパターンの年金額が分かりますが、私の場合は以下のようになりました。
60歳リタイア、70歳から受給の場合はX円
70歳リタイア、70歳から受給の場合はX+302524円
つまり、60歳から標準報酬月額88000円(年収1056000円)で70歳まで働いた場合は年間で302524円も年金が増えました。
ちなみに保険料の10年間の合計は88000円x0.0915x120ヵ月=966240円
つまり、約4年間で元が取れてしまいます。
年金額が少なくて、給与が安い場合でも厚生年金に入り続ける戦略はとても有効です。
ただし、+α部分は私の場合は302524円ですが、人によって変わる場合があります。
それでも、大きく年金額が増える可能性が高いので、諦めず厚生年金をかけ続けるのは有効だと思います。
しかも、厚生年金保険料は社会保険料控除の対象で税金が安くなる効果まであります。
ですから、ツイッターで見られる「厚生年金は大損だ」と言った意見に惑わされず、必ず計算をして検証をした上での反論が望ましいでしょう。
「再確認の励行」「計算したデータで検証する」事は大切な事だと言えそうです。
応援よろしくお願いします。
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