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10月に入って相場の状況が変わってきました。
具体的にはグロース株には追い風から逆風に、ディフェンシブセクターには逆風から追い風に変わってきています。
なお、アマゾン(以下AMZN)はシフェンシブ株だ!と言う人も出てきています。

では、そこでSPY、XLP、XLV、XLU、AMZNの各ETFのドル建てパフォーマンス(基準価額10000ドルからスタート)で見てみます。
XLP:Consumer Staples Select Sector SPDR ETF
XLV:Health Care Select Sector SPDR ETF
XLU:Utilities Select Sector SPDR ETF
SPY:SPDR S&P 500 ETF
AMZN:Amazon.com, Inc.

XLPは生活必需品セクター、XLVはヘルスケアセクター、XLUは公益セクターで、これらは景気による業績の変動が少ないセクター(ディフェンシブ・セクター)です。
SPYはS&P500ETF、AMZNはアマゾンです。
基準価額
出所:米国ヤフーファイナンス

AMZNはディフェンシブだ!と言っている人はいますが、伝統的なディフェンシブ・セクターに比べてパフォーマンスが悪い事が分かります。
問題は、AMZNをディフェンシブの判定の際にType Ⅰ Errorが起こりやすい判定法をしていたからです。
Type Ⅰ Errorとは本当は偽なのに真と誤判定してしまうエラーの事です。

つまり、AMZNは真のディフェンシブではありません。
ですから、アマゾン・ディフェンシブと言われるとニューエコノミー的で聞こえは良いですが、その意見には注意した方が良いでしょう。

為替を見てみましょう

為替
出所:日本ヤフーファイナンス

為替は物の見事に円高傾向ですが、最近は少し円安に戻ってきています。
私の場合は1ドル=114円で為替ヘッジをかけて、現在では為替ヘッジを外して利益確定をしています。
これがAMZNの場合は株価の大幅な下落に加えて為替差損のダブルパンチを喰らっていたのです。

この事からも分かると思いますが、相場の風向きによってはある投資手法は追い風で、ある投資手法は逆風と言うのは普通に起こります。
状況によっては風向きが変わる事が度々あります。

ですから、SNS上では強い発言や、他人をdisるような事はしない方が良いでしょう。
これは一歩間違えれば自滅を招きます。

PS:右手が腱鞘炎の為、ブログの更新を控えていました。
今週は仕事が忙しくなる事もあり、ブログの更新が遅くなる可能性があります。

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