ソフトバンクがケータイの電波で苦労している現状を考えれば、ライブドアとしては上出来だと思います。ここまでやらないと日本の電波の扉は開かないんですね。提携は包括的なものではなく、「個別具体的に」検討を始めるというだけですから、実現が成ったわけではない。日枝会長が「経営的には」と言っていましたが、それは裏をかえせば「感情的には」難しいところもあるよ、ということでしょう。
期限を「半年先」にしたのは、番組の改編時期を意識しているからだと思います。半年先には、プロ野球の成績も出ているはず。楽天とソフトバンクの参入の効果も、或る程度の形になっていることでしょう。プロ野球や地域からテレビの世界に入っている2社と、株で扉をこじ開けたライブドアの比較がどうなるか?が見ものですね。

ライブドア株には、個人の保有が多いという特徴がある。モーニングスターで検索してみても、ライブドアを組み入れているファンドは皆無です。堀江社長は、松井証券の社長に「地獄に落ちろ」とまで言われてますから、ファンドが買えないのも当然。ソフトバンク、楽天、ヤフーを組み入れているファンドは、たくさんあります。これは裏を返せば、いかにファンドに組み入れてもらえる会社になるか?がライブドアの課題だということです。

この場面でフジテレビという事業会社が12.75%を保有。フィデリティも大株主として浮上してきた。横並びの意識が強いといわれる日本のファンドも、ライブドアを買いやすい状況に変化してゆくんじゃないかと思います。反逆のカリスマとしての期待度は下がっても、逆にファンドが買える株になるということで、株価が400円を超える時期は意外に早まる気がする。

ただ、フジテレビは既にブルームバーグと提携してますから、この点がどうなるのか。金融とITという組み合わせでは、ブルームバーグに圧倒的な存在感がある。ライブドアは、ブルームバーグとは違う路線。つまり、サブカルチャー的な要素とか、ローカルな街の雑多な情報だとか、身近な商品の販売とか、そういう特徴を強めていく必要があると思います。

他の放送局から「今までの騒ぎは何だったのか?」「マネーゲームじゃないのか?」という声が出てますが、これは当然でしょう。他局から見れば、これまでフジというライバル社に敵対してきたライブドアが、一転して敵陣に参加したわけですから。リーマンや村上ファンドこそが真の勝者という見方もありますが、大事なのは専門的な仕事の価値が高まっているという流れですね。通信と放送が融合してゆけば、この流れは更に強まると思います。

当たり前ですが、私たちは、ただ観客としてテレビをボーっと見ていれば良いわけではなく、働いて生活の糧(かて)を得なくてはいけない。「巨人、勝ちましたね」とか「月9のドラマでさ・・・」などと言っていれば、なんとなく周囲も話題を合わせてくれたような時代が終わりつつある。放送と通信の融合の形は明確ではありませんが、よりメディア化する社会にあって、専門性と主体性が重要になる流れに変わりはないと思います。

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