Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

2005年09月

冴えない電気ハイテクのセクター。

ソフトバンク+16.15%、マネックスBHD+9.40%、ライブドア+8.29%・・・と眺めてみると、新興市場にも期待が持てそうな雰囲気なんですが、このあたりが買われる理由は、やはり株数の多さゆえだと思います。大きな資金を動かすためには、大量の株が売買されている場所でないと難しい。私は、ナカニシ、ポイントなどの中小型株とライブドアをいったん売って利益を確定。株価収益率が低い、住友金属工業、住友金属鉱山などを買いました。三菱化学は、売買停止で動かせない状態になっています。とほほ。続きを読む

オイルショックとプラザ合意の続編。

まるで牛の群れが、地鳴りを上げて目の前を通っているような感じ。TOPIXは1400ポイントを超えて、出来高も3日連続で30億株を超えました。産経新聞の一面トップは、「東証 初の6日連続売買2兆円超」。例によって、「ネット証券を通じて一日に何度も売買を繰り返す個人投資家の影響」が強調されているんですが、ちょっとズレてますね。出来高が25億株あたりから37億株になるまで、たった2〜3週間しかかかってない。これだけの短期間でデイトレーダーの取引が50%も増えるなんてことは、ちょっと考えにくい。おそらく私たちは、世界的な資産インフレの波頭を見ているのだと思います。
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債券市場は、なぜ強い。

債券市場の強さが目立ちます。私は、日経平均13,000円を、長期金利(新発10年債利回り)1.385%という水準で迎えるとは思ってもみませんでした。基本的に株と債券とは、裏表の関係になると言われています。景気が良くなって株が上がれば、債券が売られて金利が上がる。逆に不況が意識されて株が売られると、債券が買われて金利が下がる。長期金利1.3%〜1.4%は、日経平均が10,000円あたりをウロウロしていた時の水準です。株価は30%以上も上がっているのに、金利が上がってこないんですね。
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小市民の政治経済学。

総選挙があり、政治に関するブログがアクセス数を増やしました。1年前は、こうではなかった。注目されていたのは、隆盛するIT企業の行方でした。昨年の9月に内閣の改造があったとき、私は次のように書いています。

党内のバランスを考えて実力者を配置している民主党の方が、むしろ発想としては古いのかもしれない。しかし、民主党は「政権交代」を優先課題にして、それに沿った人選をしたといえる。自民と民主との違いは、すなわち「郵政民営化」と「政権交代」との違いです。さあ、国民の皆さん、あなたにとって、どちらが大事ですか?どちらを選びますか?・・・と、こう問いかけてゆくのがマスコミの役割だと思うんですけど、今のままじゃ「ライブドアvs楽天」の方が、どうしたって面白く見える。

急に浮上したように見える小泉劇場ですが、全体の構図は1年前からあまり変わっていなかったのかも。私たちは、ある事件や出来事が起きるたびに注目するんですが、じつは底流ではマグマのようなエネルギーや不均衡が蓄積していて、たまたま或る出来事をキッカケにして何かが吹き出てくるだけなのかもしれません。資源エネルギーというテーマも、昨年より強く意識されていますね。G7でもハリケーンの報道でも、原油の価格が重要になってる。新聞や雑誌にも「インフレ」という活字が増えています。

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「女王の教室」が問いかけていること。

さすがにカトラーさんは、気づき始めてますね。『女王の教室』も『ドラゴン桜』も、ありがちなヒューマニズムに対する異論を描いたドラマです。自分は何をしたいのか?競争社会の中で、いかに生き延びていったらよいのか?そこを多くの人々が考え、そして実践しなくてはならない時代に入ったのです。

<この国が、かつてのように学校や会社という共同体を軸に、皆が等しく和気あいあいと成長することができた牧歌的な世界が崩壊し、競争を原理とした階層化した酷薄な社会に生きるしかなくなったという、辛い現実である。>

カトラーさんは、いかにも知識人らしく「一体そのことをわれわれはいつ選択したことになるのだろう」と嘆くように書いていますが、おそらく平沼赳夫や綿貫民輔たちも、似たような想いで議席に座っているのでしょう。彼らは、きっと思っている。われわれが選択したのは、あくまでも郵政の論議の在り方をめぐる選択であり、自民党を出るなんてことを選択した覚えはない、と。

勘の良い人たちは、もう視覚的に理解しています。郵政民営化に反対した人たちは、信念に基づいて反対していたわけじゃない。自民党という共同体の中心にいることを当然と考えていて、その枠の中で主導権を握りたいと考えていたのです。それは新たに召集された衆議院の隅に座る人々の顔つきと、その行動を見れば直感的に理解できる。政争に破れ、酷薄な社会に生きるしかなくなった辛い現実に直面しているのが、野田聖子や、亀井静香です。

私は、カトラーさんの言うように、会社や学校が「皆が等しく和気あいあいと成長することができた牧歌的な世界」だったとは思いません。私が中学生だった1970年代の長野県にも「いじめ」はあった。戦後の日本では、年功序列が厳しく、女性の選択肢は限られていたし、高卒と大卒の間には明確な身分の格差が存在しました。髪の色や服装をめぐっても、社会の縛りは強かった。人々は「和気あいあい」としていたのではなく、序列や規制を当然の事として、受け入れていただけではないか?と思います。これは「正しい・正しくない」というより、「そういう時代だった」と言うより他ない。

いまは、高度成長の頃に青春を謳歌し、オイル・ショックを乗り切った人々が、まだ確かさの残る年金や退職金を受け取ろうとしている時代です。高齢者からの相続もありますから、これから団塊の世代が握る資産は、相当な額になるでしょう。残された現役世代には、社会保障費の負担が重く圧(の)しかかろうとしている。いまの若い世代から見れば、「そりゃ、あんたたちは牧歌的だったかもしれないけど、ウチらは大変だよ」という感じだと思います。

政治や経済の政策は、まっさらな白紙の上に描かれる絵とは違う。それまでの歴史的な経緯があって、「では、どうしたら良いのか?」を考えるのが政策です。公共経済学の立場から資源の最適配分が不可能であるという話も分かるんですが、政治や経営というのは、これまでの資源の配分が適正だったのか?が問われる立場なんですね。


戦後の日本は、強く平等が志向された社会でした。談合や利権と呼ばれるものも、地方政治の現実を見れば、それが利益の分配のひとつの形だったように思える。それが、行き詰ってきてるんですね。じゃあ、どうすれば良いのか?今は、そういう場面です。

多くの人々が似たような生活をして、似たような商品を買ってきた結果、日本人は他人との比較に過敏な国民になったと思います。少しの偏差値や、少しの収入、それに商品の少しのランクの違いを、とても気にかける。海軍から帰った私の祖父は、「他人の生活を羨むものではない」と言っていました。そのせいか、私は、いまだに二層式の洗濯機を使い、銭湯に通っているんですが、生活を、いちいち他人と比較なんかしてたらキリがないんですね。世界は広く、ほんとうにビックリするくらい、いろんな生活がありますから。

いま日本では競争社会に対する不安が広がっているんですが、それは、他人との過敏な比較が、あまりにも長く続いてきたからではないか?と思います。『女王の教室』も『ドラゴン桜』も、虐げられたかのように見えた生徒が、やがて教師の本心に気づいていくドラマ。生徒たちが反発しながらも教師に付いていくのは、彼らが「本当のことを教えてくれる人」だと気づくから。いまマスコミを胡散(うさん)臭いと感じる人が多いのは、ただ迎合するばかりで、本当のことを示唆していないからです。


 

三菱グループの株価が高い。

三菱が強い。三菱商事三菱地所三菱重工など主な企業に続いて、三菱マテリアル三菱自動車、きょうは三菱樹脂三菱電線工業なんてところまで上がってる。これは「日本を代表する企業」という視点で外国人が日本株を買い、それを追いかけている投資家たちの足跡だと思います。「次は、住友だ」という声もあるんですが、すでに住友金属鉱山を持っているし、新興市場も厳しいので、試しに住友金属工業のカバー・ワラントを「どんなものか?」と思い、少しだけ買ってみました。あるいは、グループ内で出遅れている三菱化学の方が良かったかな。一部上場の大型株は価格の変動が小さいものが多いんですが、ワラントだと変動の幅を大きくできて、かつ小額での投資が可能になります。
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日経平均13,000円をむかえて。

北朝鮮が核を放棄するという話になりました。私は、原油の値上がりが北朝鮮の背中を押している、と考えています。もう中国もロシアも、タダで原油をくれるわけじゃない。偽ドルを印刷し、薬物を輸出しても、追いつかないんでしょうね。原油が上がってアジアで一番苦しいのが、北朝鮮。次がインドネシアでしょうか。
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前原誠司という名の電車男。

やはり「世代」という言葉が浮上してきました。43才の前原誠司が代表に決まり、民主党は、その支持率がどうなるか?に注目ですね。郵政民営化が決まれば、次は年金と税金が焦点になりますから、政治のキーワードが「世代」になってゆく可能性が高いと思います。
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富が偏る時代を、どう生きれば良いのか?

日経平均は、13,000円を意識してますね。出来高は20〜30億株とデフレの頃の10倍で、市場のエネルギーも強い。このまま資産インフレが強まれば、賃金だけではなく資産の差が大きく意識される時代になるでしょう。では、どういう人たちが資産を増やすのか?
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「下条みつvs関谷りき」の長野2区から。

東京のマスコミが報道する民主党と、地元から見た民主党は、姿が異なります。私たちが暮らす長野2区は、民主党の下条みつさんだけが当選。読売新聞の地方面に、コメントが出てますね。「マニフェストを前面に打ち出さない。(首相の)ワンフレーズにはワンフレーズで返す。若い人の頭に入りにくい分厚い月刊誌より写真週刊誌の方が分かりやすいのと同じ。細かい中身より、行政のムダ使いをやめろなどと一言で訴えた」。そういえば、私が行った演説会でも「政権交代」や「小泉批判」の主張は、ほとんど聞かれませんでした。私は、下条みつさんが自民党への乗り換えを考えているのではないか?と推測しています。
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批判する女。肯定する女。

なんだか日本中が小泉ブームみたいに思われてますが、やっぱり違うんですね。「時事を考える」さんのブログには、「東京では増えた100万票がそっくり自民党に行った」と出ています。簡単に言うと、全体のたった1割の人の行動が東京の民主党を沈没させているのです。
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民主党は、今が「買い」。

首都圏の民主党はボロボロですね。しかし、投資という目で見れば、これからの民主党は「買い」です。誰もがダメだと考えていて、安く放置されている会社の株と一緒。関心のある人は、これから地域の民主党の落選者にアプローチしてみると良いと思います。地域の問題や政策について話し、候補者の考えや人柄を確かめるチャンスが広がっているからです。こんな状況になっても、候補を囲むのが古くからの支持者と組合だけだとしたら民主党は本当にダメだし、支持者も弱いということです。
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投資立国ニッポンへの変貌。

自民党の圧勝をうけて、日経平均は強く始まっています。小泉内閣は残り1年ですが、多くの議席を得た自民党は、できるだけ次の選挙を先延ばしにしようとするでしょう。自民党が都市部の無党派層をつかんで圧勝したのは、1986年以来のこと。あのときの日本は、円高不況から抜け出し、資産インフレへの道を走り始めていました。当時のマスコミは中曽根内閣を「右傾化」と批判していましたが、やって来たのはバブル経済。政策の看板は「行革」で、民営化されたNTTの株が人気を集めていました。私は、あのときと似た時代の匂いを感じます。これからの2〜3年間、私たちは「投資立国ニッポンへの変貌」というドラマを目撃することになるでしょう。
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ACCESSがパームソースを買収。

ケータイに、iPODが載りましたね」。昨夜は、地元の工業高校を卒業した20代のスケーターの人とビールを飲んでたんですが、たまたまケータイの話になりました。「これからは、ケータイでもアプリケーション(応用ソフト)が重要になっていきそうですね」。なるほど・・・たしかにiPODはケータイのキラー・アプリケーションと言えるかもしれません。
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箱島信一への逆風。

「朝日の社員が3人集まると、人事の話になる。毎日の人が集まると、カネの話。読売の人が集まると、女の話だ」。20年ほど前、3つの新聞社について、そんな噂を聞いたことがあります。最近は、若い女性の記者も増えたので事情も違っているとは思いますが、それぞれの社風を良く言い当てた表現だと思いました。いま朝日新聞の箱島信一に、今年2度目の逆風が吹いています。捏造記事の責任をとって新聞協会の会長と取締役は辞めるようですが、相談役には残るんですね。社長になったのが1999年。『週刊朝日』が武富士から5,000万円を受け取ったことが問題になり、今年の6月に社長を退いたばかり。上層部や株主たちの間には、人事をめぐる暗闘が渦巻いていそうな気配です。
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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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