Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

2005年11月

日経平均15,000円をむかえて。

国債10年ゴールドは、1オンス500ドルを突破。日経平均は、15,000円。となると次に破られる壁は、1USドル=120円でしょうか。日本国債の新発10年債利回りは、1.455%あたり。 この債券市場の強さが、最も予想外ですね。チャートで見ると、2003年の夏から金利が横ばいで来ていることが分かる。普通に考えれば「株高→債券安」で長期金利が上がりそうな場面です。TOPIXが1.5倍になったことを考えると、金利は巧く抑えられていると思います。

日本は、国と地方に借金が多いので、金利が上がるのではないか?という懸念が強い国です。来年の国債発行額は30兆円に抑えられ、さらに696兆円もある政府の資産を売却してゆく話も出ていますから、この政策が金利を抑えているのかもしれない。あるいは、グリーンスパン議長が「謎」と呼んだ債券高(金利安)と似たような現象が日本でも起きている、と考えることもできる。ただ、日銀は、これから量的緩和を終わりにして、やがてはゼロ金利を解除する方向ですから、長期金利がどう動くか?は、引き続き重要な点だと思います。

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キャバクラ経済学 地方版。

今月は試しに買ってみたカバーワラントの利益を確定したこともあり、地元のキャバクラなどを回ってみました。案内をしてくれたのは、日本人、韓国人、フィリピン人と交際歴のある「ベテラン」の方。いまは地方の経済を知るうえで、オミズな分野が重要になっているような気がします。多くの商業施設が郊外へと移り、昭和の風景が失われゆく古い市街にあって、お金が回っている元気のある分野でもあるし・・・などと、説明すればするほど、何だか言い訳のようになってしまいますが。続きを読む

神はサイコロを振らない。

「日本人が長期にわたって蓄えた富が米国債へ向かう。国民は必ずしも歓迎していないのではないか」。タイのタクシン首相が日経との会見で言っています。彼も、日本が大きなカーブにさしかかっていることを理解している。ロシアの大統領も、インドの首相も、日本の投資を呼び込みたいと言っています。日本の投資が、世界の関心の的になっているのです。
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姉歯事件と三丁目の夕日。

塩井の湯2写真は、いつも私が通っている近所の銭湯『塩井の湯』。体重計には「キロ」の他に、「貫」の目盛りが付いています。ここは地下から水を汲み上げている鉱泉なので、近所の中高年が水をポリタンクに入れて持ち帰る場所でもある。入浴料は360円。この銭湯に不動産屋から電話がかかってきたそうです。「商売をやっていても儲からないでしょう」。銭湯は市街地のまとまった土地ですから、マンション建設のターゲットになりやすい。いま全国の街で同じようなことが起きている。昭和の風景が、消えつつあるのです。続きを読む

From Russia with Energy.

ロシアのプーチン大統領が、120人もの経営陣を連れて来日しています。フジサンケイビジネスアイの記事が、最も詳しい。読んで驚くのは、エネルギー産業の社長たちが30代〜40代であるという事実です。世界で最も大きな天然ガスの会社は「ガスプロム」で、そのアレクセイ・ミレル社長は43才。この1社だけで、ロシア株式市場の時価総額の32%を占めている。希少金属の売買から身を起こした「ロシアン・アルミニウム」のデリパスカ会長は、37才。いまごろ東京のあちらこちらで、ロシアの若き経営者と日本の大企業の中高年が挨拶を交わしているんでしょう。

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メルヘンの時代からロマンの時代へ。

小飼さんがご指摘のとおり、農業は投資です。ブラジルの農業を見れば、それは投機であると言ってもいい。大豆、コーヒー、とうもろこし、サトウキビ。すべてが先物市場で値段が決まる商品だから、どの作物を、どのくらい作るか?によって、農家の収入は大きく変わります。コーヒー業界には「直営農園」をセールス・ポイントにするところもあるんですが、これはリスクの高い選択です。ある地域に霜が降りれば、そこの畑は全滅。天候の変化は、豆の量と質を変える。だから「直営農園」を宣伝用の看板として活用している会社もあります。続きを読む

生産と、消費と、投資の時代へ。

私たちは、いま大きなカーブを曲がろうとしています。そのカーブは余りにも大きく、そして緩やかなので、曲がっていることに気づかない人も多いほどです。きょうは、このカーブについてご説明しましょう。

戦後の日本は、「生産」と「消費」という2つの活動が主流を成してきました。簡単にいえば、会社員になってバリバリ働き(生産)、そこで得たお金を余暇や趣味に費やす(消費)ような男の人生が「普通」とされてきたわけです。この常識に、変化が起きているのです。

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下流ですが、何か。

下流社会マーケッティング・アナリストの有能さと限界がよく分かる一冊ですね。『下流社会 新たな階層集団の出現』。著者の三浦展は、雑誌『アクロス』の編集長だった人。90年代に『アクロス』を買っていた私は、とても懐かしい気持ちがしました。データやインタビューを駆使しながら、チェーン店やサブカルまで目を配り、人々の消費行動を分析する手法は変わっていない。この本の長所は消費者の分析が巧いところなんですが、そうであるがゆえに「消費」という側面ばかりを強調する偏りに陥っていると思います。

人は、モノやサービスを買うばかりでありません。農作物を育てたり、モノを作ったりする「生産」に生きがいを感じている人も多い。郊外のニュータウンに暮し、千葉マリーンズや浦和レッズのような地元のスポーツチームに関心を寄せる人も増えています。「どんな時間を、どんな人と、どこで、どうやって過ごすか?」が大切だということに、多くの人が気づき始めているんですね。求められているのは「物語」とかストーリー性みたいなもので、その一端が、たとえば「占い」なんだと思います。こんな時代に、いまだにチェーン店や、時計やクルマのブランド、それに地上波の放送を中心に分析しようとするのは、ちょっと古い感じがする。首都圏の若い世代の生活を論じながら、ケータイやiPodが登場しないところにも違和感があります。それでも、ところどころ新しさを感じる部分はあって・・・

 

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ピーター・ドラッカー(1909-2005)。

ピーター・ドラッカーは、自分のことを「社会生態学者」と呼んでいました。国家や企業のような組織は、こり固まった存在ではなく、つねに変化を続けている。その変化を、私は見逃したくないのだ。そういう強い意思が込められた呼び方だと思います。よく「経営学の父」と言う人が多いんですが、それは彼が活躍した20世紀の後半という時代が、たまたまIBMやGMのような企業が隆盛した時代だったからであり、その分析で注目されたからでしょう。近年はNPOやNGOそれに宗教団体など、営利を目的としない組織の重要性を強調していました。だから私はドラッカーを「ビジネス書」とか「経営学」という枠の中に押し込める論調に、今でも違和感があります。続きを読む

広がりゆく資産の格差。

いったん45億株まで増えた出来高は、さすがに25億株まで減りました。動いたお金を表す売買代金は、3兆2000億円から2兆6000億円に減少。出来高が減ったわりに、動いているお金は小さくなっていない。これは取引の中心が、単価の安い株から少し高い株へと移ったことを意味しています。市場のモメンタム(勢い)は強く、日経平均は14,155円と堅調。7―9月のGDPも強い値でした。続きを読む

信州の中で広がる雇用の格差。

長野市のイーヤマが事実上の倒産。2000年問題でパソコンの買い替えが進んだ頃が、あの企業の絶頂期でした。私は、知事選の最中に田中康夫さんから言われたことを思い出します。「あの会社は、向こうについたから・・・分かってるな」。これは「選挙で敵側についた会社の製品なんか買うんじゃないぞ」という意味です。田中陣営には、表のスケジュールと裏のスケジュールがありました。マスコミに流す表のスケジュールには、地域の有力企業への挨拶などは載せない。「市民が主導する選挙」を演出するための作戦だったのです。続きを読む

眞鍋かをりブログの強さ。

「信州の賢人アナリスト」は褒めすぎですが、木村剛さんのブログでご紹介いただいたんで、ちょっと有名人のブログについて考えてみます。ブログの面白いところは、マスコミでの知名度が必ずしもアクセス増に直結するとは限らないところ。feed meterのランキングで見ると、朝日新聞がやってるasahi.comは3位で、CNET Japanが2位になってる。露出度が高い女性だと倉木麻衣が83位、井上和香が131位ですけど、やはり眞鍋かをりの人気が目立ちます。続きを読む

Google Video も凄い。

ここ数日マンデリンとハワイコナが売れているのは、テレビの影響だったんですね。『発掘!あるある大辞典供戮『ヤセるってホント?コーヒーの秘密』というテーマを扱い、これらのコーヒー豆を薦めたようです。うーむ。言われてみれば、私はコーヒー業界で肥満の人に会ったことがない。ダイエット効果のほどは分かりませんが、しばらくテレビの影響が持続するとありがたいですね。続きを読む

日経平均14,000円。

経済の指標は、めまぐるしく変わる舞台の上の役者のようなもの。あるときは「株価」という役者に光が当たり、またあるときには「失業率」という別の役者に注目が集まります。ボードに映る数字が同じであっても、それが明るさを感じさせるときもあれば、悲劇を暗示する場合もある。小泉内閣が始まった頃の14,000円はデフレという暗いイメージを放っていましたが、きょうの14,000円は先行きの明るさを感じさせます。ジリジリと上がる長期金利は未だ1.600%で、円は全面安の流れの中1US$=117円ですから、外債や外貨預金を買った人の中には利益を手にしている人も多いのではないでしょうか。続きを読む

政党とブログ。

「国民の皆さんが『やれ』ということであれば、ぼくはどんなポストでも受けます」。昨夜の報道ステーションで、古舘一郎から「総理を目指すのか?それともキングメーカーに徹するのか?」と質問された小沢一郎が答えてました。民主党の代表、さらに総理大臣に意欲を示したという感じですね。
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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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