Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

2007年05月

康師傅(カンシーフ)を買いました。

カンシーフ上海市場が崩れました。世界同時株安のときと違って、世界が上海の強い調整を待ち望んでいたような雰囲気がありましたから、それほど強いショックではありません。中国の政府も、いろんな手を打ってきますね〜。印紙代を上げて、頻繁な株の売買を抑えようとしています。あとはインサイダー取引の取締りとか、企業の粉飾に対する厳しい処分などが続くかも。さらに続落になるのか?切り返すのか?は分かりませんが、仮に上昇したとしても上げは小さく、その小ささを確認して更に下げ、上値が重くなる展開になるような気がします。今回の上海株の下げは、おそらく今年のベトナム株の調整に近い形になるのではないでしょうか。いったん大きく下げるけれど、中期的には堅調という感じ。上海に連動して香港の市場も落ちましたが、とくに過熱感があるわけじゃないので、H株の下値の不安は小さいと見ています。私は6%以上下げた康師傅(カンシーフ)を買ってみました。カップラーメンとかドリンクを作っている会社。

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人々の心は「聖と俗」の間で揺らぎ続ける。

孔子中国では『論語』がブームだとか。「論語熱」。「A股熱」と呼ばれる株ブームが盛り上がる一方、古典を見直そうとする動きも活発なんですね。いっけんすると正反対に見える2つの現象ですが、これらはお互いに関係し合っていると思います。70年代の日本には"Discover Japan"というブームがありましたが、いまの中国にも自分たちの文化を再発見しようとする"Discover China"という風潮があって、そのひとつが論語熱なのでしょう。私は、市場経済が広がって競争が激しくなればなるほど、その対極にある精神性や伝統、さらには古い宗教の価値を見直そうとする動きが強まると考えています。インドでガンジーが評価されたり、ボリビアで先住民族から大統領が出るのも似たような傾向だし、これがより鋭角的な形で表出しているのがイスラム原理主義の台頭だと思います。
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暴力団は発砲し、年金は宙に浮き、大臣が首を吊るニッポン。

政治は非情です。松岡利勝の自殺も、ひとつの材料として織り込まれながら進んでゆきます。やはり日本では、どうしてよいのか?分からなくなっている人が多いのです。農水省の縄張りは、私から見るとニッポンの中のニッポン。住専の不良債権処理では、農林族の政治力があって、農林中金の負担分が減りました。しかし、農水省の公共事業にも談合を禁じる検察の手が入り、農家では高齢化が進んでいる。高齢化すれば、農地は宅地やショッピング・センターに姿を変えます。住宅が増えても人口は増えていないから、銀行も農協もローンを勧めて若い世代に家を売ろうとする。ゆえに住宅ローンを抱えて、クルマで通勤し、ガソリン価格の上昇が響いている家庭が増えているから、消費も盛り上がらない…という状況です。
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中国批判の背後には、迷える日本人の心があると思う。

反日2000年に中国で反日デモが起きたとき、私は反米デモを思い出しました。1995年には、コソボ紛争にNATO軍が介入。ユーゴスラビアの中国大使館が誤爆され、中国には反米デモが広がり、怒れる若者たちがアメリカ大使館に火炎ビンを投げ込みました。高度成長の時代には、日本でも「反米帝」を叫ぶ若い学生たちが騒乱を繰り返しましたが、そんな歴史も記憶の彼方に薄れています。私は、多くの日本人の間で「中国は、けしからん!」という声が高まるだろうと予想し、実際にその通りになりました。日本マスコミ教では、次々と新しい映像や事件が登場し、アッという間に風化してゆくのです。続きを読む

日本は金融センターにならないと思う。

日本の遅れが、意識されてきました。兜町金融特区の話は、香港やシンガポールに対する意識がやっと出てきただけで、たいした実体はなさそう。踏み上げ太郎さんが、「東京が世界的な金融センターになれるチャンスは、もうとうの昔に逃してしまって、そうなる確率はゼロ」と書いてますが、私も同感です。メガバンクの決算についても、「まあまあだけど、これから先はどうするの?」という声が強く、世界の銀行の背中は見えないまま。きょうは自民党の中川幹事長が物流拠点を充実させる話をしていますが、アジアの変化を考えると余りにも遅すぎます。続きを読む

活断層の上で考える日本経済。

活断層「松本市街地に活断層」。「南北1キロを初確認」。信濃毎日新聞に載ってます。スーパーが消え、書店がなくなり、残るのは高齢者と活断層。この1キロに私の生活圏がスッポリ入ってます。暑くなってくると気になるのは、カリブ海の天気。もしもハリケーンが発生すれば、原油は70ドルを超えるでしょう。いま日本の地方では、住宅が郊外へと伸び、クルマは「1世帯に1台」から「ひとり1台」になっているから、使うガソリンの量が増えている家庭も多い。長野県ではリッター140円が、簡単に150円を超えると思います。だから私は、毎日、活断層の上を歩いているのです。

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日本株の比率を減らし、アジアへの投資を強めます。

大和大和證券を損切り。少しプラスになっていた三菱商事と一緒に売りました。私の欠点は、下がっても持ち続けてしまうことなんですが、今回は3つの誤算がありました。ひとつは、ライバルの日興コーディアルが上場廃止にならなかったこと。ふたつめは、世界の株安から日本だけが取り残されたこと。みっつめは、大手証券の収益が投信の販売以外で弱かったこと。日本の株が冴えない理由は、これまで書いてきた通りです。短期的には内需の弱さがあり、長期的には日本人だけでニッポンをやっていこうとしていることに無理があるからだと思います。私の持っている日本株は、住友金属鉱山、ACCESS、日信工業、コマツ、竹内製作所の5銘柄になりました。日本株を中心にして外国株は全体の2割程度に…と考えてきましたが、これからは香港や東南アジア株の比率を高めてゆきたいと思います。続きを読む

新興市場の反転は続くのか?

日経新興市場の株価が冴えないのは、相場の流れだけが原因ではありません。企業の成長力が弱い。日経が新興3市場の547社の決算を調べたら、経常利益が5.3%の伸びだった、と報じています。「新興市場に多い小売り・外食など消費関連企業は、少子高齢化など国内市場の成熟でパイの奪い合いが激しい」。いつも書いているように、いくら売り方を工夫してみても業績が伸びない構造的な行き詰まり感が日本にあるのです。きょうは指標銘柄のソフトバンクが+3.91%と切り返しましたが、3,000円に戻らないと復活とまでは言えないでしょう。私が持っている新興市場の株はACCESS(4813)のほかは竹内製作所を信用で少し持っているだけで、ほとんどが住友金属鉱山、日信工業、小松製作所など東証一部の銘柄ばかり。新興市場の株を持つならば、外に出てゆける可能性がある会社のものに限定した方が良いと私は考えています。
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投資が消費の質を変える。

日経「海外売上高比率 米主要企業 初の5割超」。日経のトップに出ています。やはりアメリカの大企業は、米国の外で稼ぐようになってきたんですね。だから「アメリカ経済の減速→ダウ減速」とならず、「世界経済の成長→ダウ最高値」となっているわけです。めったに見ない朝日新聞の社説は、「下を見るとクラクラするような高値圏で、ニューヨークや上海の株価が踊っている」と始まっていますが、個人投資家にとっては、日本の株価がモタモタしているというのが実感。上海市場はともかく、日本の地価や株価を「バブル」とする報道も弱気すぎると思います。
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外のことを考える信州・坂城町の人たち。

昨夜は高校の同期生より電話があり、駅前の居酒屋で6人で飲みました。中にひとり坂城町に住んでいる男がいたので、竹内製作所の話などを聞きました。なぜ坂城町には技術系の中小企業が多いのか?地元の人に言わせると、「見てみろ。何もねぇだろ。だから外のことを考えないとやっていけねえんだ…」なんだそうです。狭い町だから、どんな人が何処に住んでいるのか?み〜んな知ってる。諏訪もそうですが、技術の集積が高い地域というのは、やはりローカルを強みにしているんですね。米国のシリコン・ヴァレーでも技術者たちのプライベートな交流が重視されていると聞いたことがありますが、それぞれが独立しつつも相互に得意分野を認め合ったり、補い合ったり、繋がったりする活発さが重要なんでしょう。逆にいえば、工業団地を造成すれば、それで景気が良くなるというほど、話は単純ではないのです。続きを読む

中国は、2つの大きな円高に学んでいると思う。

昨夜は1ドルが121円から120円に戻ったので、「何かあったのかな?」と思いました。人民元の変動幅が広がるというニュースを見て、「あ、これか」と納得。人民元につられるようにして円が上がったんですね。最近の中国の経済ニュースからは、まるで大きな大地が少しづつせりあがるような印象を受けます。日本は、軍事的にはアメリカとの一体化が進み、経済的には中国との関係が深まっていますから、円が2つの力の間で揺れ動く通貨になっています。それでも基調は円安ですから、もしも人民元が切り上がるなら、そこは円を売るタイミングかもしれません。あるいは世界同時株安のときのような場面でしょうか。円キャリー取引が逆流するとき。で、一時的に円高に振れても、また緩やかな円安が続くと予想します。続きを読む

中国株はバブルか?

イオン大河ドラマ「風林火山」にちなんだイベントが多い信州ですが、景気はパッとしません。近所の飲食店の人にいわせると、「静かなること林の如し…」。日本の小売業では勝ち組と呼ばれるジャスコも、株価が冴えません。次々と出ている企業の決算では、海外の需要が重要になっていて、国内の商売が大きく伸びている会社は少ない状態。10〜20歳代は人口が減っているし、30〜40歳代は住宅ローンや教育の出費が大きい。50〜60歳代は年金や医療費への不安があるからお金を使えないし、70歳以上になると「今さら大きな買い物をするわけじゃねえし…」と、これでは消費が盛り上がるはずがありません。スーパー、百貨店、化粧品、日用雑貨など、典型的な内需関連の企業でも、新興国に進出しないと活路が開けないのですから、サラリーマンの海外赴任は増えることになります。需要が弱い日本の地方では、支店も減ってる。松本のキャバ嬢は、「いや〜、送別会とかホントに減ったわ」と言ってます。
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VN指数は1,000ポイントを回復。

福島県で母親を殺した少年に注目が集まっています。しかし、私は全国で次々と発見されている身元不明の遺体の方が気にかかります。ひとりやふたりの日本人が行方不明になっても、ニュースにはなりません。しかし、そうした人々の中に確実に殺されている人がいる。日本マスコミ教を信じていると、つい目立つ事件にばかり目を奪われがちです。虚飾にまみれたセレブ妻が、夫をワインのビンで殺害した。歯科医の家庭の闇が、バラバラ殺人という形で表面化した。英国女性が砂にまみれた形で発見された。これらの事件から伝わってくるのは、遺体を隠すこともできず、どうして良いか分からなくなってしまった犯人たちの動揺です。しかし、実際には目立たない形で殺されている人が増えているのではないでしょうか。続きを読む

江西銅業+18%だが、大事なのは全体の流れ。

江西銅業H株の上昇率1位は+18.983%の江西銅業。QDII拡大の影響ですが、ここは流れを振り返っておきたい場面です。2月の終わりには、上海A株市場が8%も急落。世界同時株安の引き金になりました。中国に流れ込む巨額の貿易黒字は、中国政府が金融の引き締め策を出しても、すぐに株式市場を押し上げます。世界では、人民元の切り上げを望む声に加えて、過熱する中国A株市場に対する警戒感が広がりました。そこに渤海湾に大油田が発見とニュースが流れ、H株の代表格であるペトロチャイナが急騰。続いて同じH株の中国電信(チャイナテレコム)が、これといったニュースもないのに強く上昇しました。そして、QDIIの拡大が発表されて、H株の全体がドカ〜ンと上昇したのが昨日までの動きです。
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月に5万円の年金では、暮らしてゆけません(><)。

読売12日の讀賣新聞です。"年金Q&A"というコーナーに「高齢者が実際に受け取っている年金額は、いくらぐらいですか」と出ています。自営業の場合は基礎年金だけなので、月に平均5万1,000円だとか。企業に勤めていた人たちは厚生年金があるから、20年以上加入していた場合で、平均16万5,000円と出ています。月に5万円じゃ、日本で生きてゆけません。私が重要だと思ったのは、男性と女性との違い。サラリーマンだった男性の平均が約19万円で、女性は約11万円になってる。女性の賃金が低かったことや、寿(ことぶき)退社や出産などが影響しているんですが、この11万円というのも厳しいです。よく「若者や主婦までもが、株や為替に手を出している」という言い方が日本マスコミ教にありますが、実際には「若者や女性こそが、投資を学ばざるを得ない」と言った方が良いでしょう。少ない年金さえ、あてにならないのですから。続きを読む
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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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