Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

2007年09月

どうなる?10月のアジア経済。

フレックスミャンマーから社員を引き上げたフレックスジャパンは、長野県の千曲市にあるシャツのメーカー。創業は1940年。年間の売上げは118億円で、社員数は500名弱ですから、典型的な地方の地場産業です。いまは、こうした企業も中国のあちこちに拠点を設けているんですね。価格の競争が厳しく、少子化が現実となっている日本では、ますます労働力の確保が難しくなっています。日経のサイトには、「外食・小売り大手、外国人雇用体制整備急ぐ」と出ています。
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Jib Jab "Big Box Mart".

中国電信中国電信(チャイナ・テレコム)が+13.230%の上昇。私は持っていませんが、レッドチップの市場では中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国網通(チャイナ・ネットコム)が買われています。一昨日までは資源、昨日からは通信と、循環的に資金が回っている感じ。百度などナスダックに上場している中国株も、強く始まっています。きょうの日本株の上昇は外国人の買いが先導したようですが、ヤフー・ファイナンスには「香港やシンガポールからの資金ではないか?」という見方が出ていました。これからは日本株しか扱わないような人でも、中華系の資本が好む銘柄とか、その傾向などを学ぶ必要性が高まりそうです。
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日本の新興市場は、復活したのか?

4813久々に日本の新興市場の株が上がりました。しかし、本格的な反転というよりは、消去法的に買われている感じ。為替は、円安なのか?円高なのか?見極めるのが難しい。日経平均も、方向感がハッキリしない。リートは、サブプライム問題の影響もあって買いが続きにくい。ゴールドや原油のような商品の上昇も、ひと休みです。となると買えるのは、ジャスダックやマザーズの株ということなんでしょう。これからは、すべての新興企業がドンドン買われるのではなく、外に出てゆける成長性のあるところと、そうでないところとの明暗が出てくると思います。さらに外国資本による買収などがあれば、株価に弾みがつくかも。私が持っているのは、相変わらずACCESS(4813)だけ。テーマは、「モバイル+リナックス+新興国」。いまのところ新興の他の株を買うことは考えていません。
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福田康夫の人事の狙い。

谷垣谷垣禎一さんは、1年前の総裁選に出たとき「消費税率を10%に上げる」と言っていました。自民党の政務調査会といえば、政策をまとめるところ。その会長に谷垣さんが就いたということは、福田内閣が消費税率の引き上げに備えたということでしょう。

伊吹文明さんは、自民党の歴史の中で最も影響力の小さい幹事長になりそうです。幹事長の役割は、まずは党の中をまとめて選挙を取り仕切ること。しかし選挙の責任者は腕力のある古賀誠さんですから、残る幹事長の大きな仕事は、他の党との話し合いぐらいしかありません。今は公明党の存在感も強まっているので、自民党の幹事長といっても昔の半分ぐらいの重さしかないポストになったんですね。役員の人事から見えてくるのは、党内を消費税率の引き上げでまとめながら、かつ選挙での負けを可能な限り小さくしようとする意図ですが、これは厳しい道になりそうです。

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長野県では、福田康夫およそ4,600票、麻生太郎およそ3,000票。

まだまだ日本の世論は内向きです。自民党の総裁選では、アジア諸国の追い上げがほとんど話題になりませんでした。アメリカ合衆国の大統領が、「インドと中国は、強力な競争相手(コンペティター)だ」と言っている時代なのに。

安い資源を輸入して、高い工業製品を輸出することで稼いできた日本は、大きな曲がり角に立っています。資源は高くなり、輸出の競争は激しくなっている。ですから、日本の政治や多くの日本人にとっては、「日本は、どうやって稼いでゆけば良いのか?」を考えて実行することが課題になっているはずです。ところが出てくる話は、「派閥」だとか「都市と地方の格差」だとか、あるいは人物評のような内向きの話題ばかり。私は、企業も、自治体も、個人も、日本の外に目を向けないとやってゆけない時代に入ったと考えているので、マスコミに登場する全ての意見が内側に偏っていると感じています。

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PERからみた中国株。

ペトロチャイナ中国石油天然気が13ドルにタッチ。最高値を更新しました。チャートは06年からの週足。このような形で動く日本株は、ほんとうに少なくなりました。私は買い増しをするつもりはないですが、仮に買うとしたら移動平均線を割り込んだところが狙い目でしょうか。株価収益率は、まだ15倍。日本には同じような企業がないので比較しにくいですが、しいて比較するなら新日本石油が22倍です。
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ハード・カレンシーとしてのゴールド。

ドル円アメリカが0.5%の利下げをしても、ドル円は115円〜116円の落ち着いた動きです。もしも日米の金利の差に関心が集まっているのなら、円が買われてドルが強く売られるのが自然な流れです。実際、FOMCによる利下げのニュースが流れたとき、ユーロや韓国ウォンはドルに対して強く買われました。しかし、円はドルに対して弱くなる場面もあった。なぜ、アメリカが利下げをしたのに、ドル円は安定しているのか?まずは、この理由から考えてみたいと思います。続きを読む

$100 OIL IN SIGHT.

ベッキークイックCNBCは、"$100 OIL IN SIGHT"と報じています。「原油100ドルが視野に入った」。ウォーレン・バフェットはベッキー・クイックの電話インタビューに対して、「原油の値上がりは、アメリカ人にとって増税と同じ。人々の財布のカネが減ることになる」と答えています。FOMCが決めた0.5%の利下げは、インフレを告げる号砲のようです。原油、ゴールド、株の価格を押し上げている。ナスダックの値上がりを"Jumping on the fed's cut"と呼ぶレベッカ・ジャルヴィスは、原油が72ドルに達したころ、こんな風に解説していました。「このフロアーにいるトレーダーたちは、この72ドルが重要な分かれ目だと言っています。この水準になれば原油は、もっと上を目指すと見られています」。アメリカの経済専門チャンネルには強い臨場感があるんですが、それは出演者たちから「私は経済の動きが好きなの」という熱意がビシビシと伝わってくるからだと思います。

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日本の地方にも香港資本がやって来る。

松本の駅前では、風俗店の呼び込みの男が増えています。理由は3つあって、ひとつは「マッサージ店」で働く中国人の女性が増えていること。ふたつめには、日本人が所有するビルが古くなり、普通の事務所や飲食店が入居しにくくなっていること。みっつめには、日本人の若い男性が昔ほど酒を外で飲まなくなっていること。さらに深い背景を考えれば、中国人の研修生たちが残業に代る新たな収入源を求めていることや、中国本土の物価が強く上がっていることも影響しているといえます。最近では東京の銀座を歩いている男性にも声をかける中国人の女性がいるそうですから、同じような現象は全国に広がっていると思います。
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世界の変化についてゆけなかった安倍内閣の1年。

安倍晋三安倍内閣の1年は、日本を取り巻く環境が大きく変わった1年でした。昨年のいまごろ、日本のテレビは、いかに北朝鮮が貧しく狂った独裁国家であるかを、毎日のように放送していました。平壌の軍事パレードの映像など、いったい何回使われたのか?数え切れないほどです。「拉致は、けしからん。日本は断固とした強い態度で臨むべきだ」。安倍晋三の人気を支えていたのは、こうした日本人の感情だったと思います。ところがアメリカの態度が変わった。話し合いによって北朝鮮を東アジアの秩序に組み入れてゆこうという流れが強まり、韓国や中国だけでなく東南アジアやオセアニアの国までもが北朝鮮の軟着陸を支持するようになった。こうなると日本の「断固とした態度」は、孤立した空回りのようになってしまいます。

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『東スポ』だけが、安倍総理の退陣発言を予告していた。

若い女性が2人で手をつないで歩いている光景を見るたびに、「中国人かな?」と私は思うようになりました。松本空港の近くにある富士電機系の工場でも、多くの中国人研修生が働いているとか。ずっと立ちっぱなしの作業で彼女たちが手にする1ヶ月の金額は、9万円以下。農村の収穫。漁村の加工作業。工場での検査。日本の地方を底辺で支えている中国人の数は、いったいどのくらいになるのでしょう。続きを読む

紫金砿業+10%、ゴールドは700ドル。

紫金鉱業ゴールドが700ドルを超えました。紫金砿業は+10%の値上がり。住友金属鉱山は−4%と冴えません。コモディティ(商品)と中国株に対して強気なジム・ロジャーズの予言どおりになっています。

なぜ資源の価格が高いのか?よく言われるのは中国やインドなど新興国の需要の強さなんですが、もうひとつ、先進国の通貨が弱くなっていることも見逃せないと思います。日・米・欧の中央銀行は、資金を潤沢に供給し、金利を据え置くことを市場から迫られています。それは先進国の通貨が、だぶつかざるを得なくなっている状況だともいえる。金1オンス=700ドルという等式は、ゴールドがドルに対して値上がりしたとも言えるし、逆にドルがゴールドに対して安くなっているとも読めます。

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日銀は9月も利上げを見送る。

NHKが報じました。「日銀 追加利上げ見送りの公算」。週明けの市場に配慮して、日銀が情報を流したのでしょう。先月の利上げ見送りを最初に報じたのは通信社でした。今月は日銀がNHKに花を持たせた形。こういうところが、いかにも日本の中央銀行だと思います。続きを読む

レタス畑の中国人。

最近、松本の飲食店で中国人のアルバイトが増えている理由が分かりました。研修制度が変わったんですね。これまでは、月に9万円弱の報酬で働いていた中国人の研修生たちでも、残業で収入を増やすことが可能でした。ところが単純労働の受け入れにつながりかねないという懸念からか、研修生による残業が禁止になり、安曇野の工場あたりから松本の繁華街にアルバイトを探しに来る中国人が増えているのです。
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「出稼ぎ国家ニッポン」の始まり。

日経欧州の中央銀行が、緊急の声明で利上げの見送りを発表しました。市場では短期金利が4.6%まで上がりましたから、トリシェ総裁が市場からの利上げ催促をスケジュールを変えてまで断ったようなもの。円は、いったん114円の円高に振れました。これで日銀による9月の利上げは難しくなり、アメリカは利下げを仄(ほの)めかしていますから、日・米・欧の通貨当局は、インフレ懸念のリスクを取りつつ、景気に配慮した道に踏み込んだといえます。私には、20世紀の先進国が、自らの通貨の価値を弱くすることを強いられている場面に見えます。
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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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