Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

2008年01月

【松本市長選2008】 環境と経済。

市川環境を掲げる市川博美さんの陣営では、「選挙カーは使わない方が良い」という意見も出ているようです。「うるさいっ!」といわれる選挙カーが使われるのは、2つの理由があるから。ひとつは、選挙の期間中には候補者の名前を出せる場所が限られてしまうこと。ポスター、事務所、演説会のほかは、候補の名前をおおっぴらに出すことができません。限られた時間と空間で、より一票でも多くを望むのであれば、クルマを使わない道を選ぶことは難しい。ふたつめの理由は、支持者からの声ですね。「どこを回ってるんだ?こっちは、待ってたのに来ないぞ!」。そういうクレームの電話が事務所にかかってきたりもします。支持者の中には、選挙カーに向かって手を振ったり、クラクションを鳴らして盛り上げ、選挙の雰囲気を楽しみたいという人も多い。このあたりが難しいですね。
続きを読む

UW証券「ベトナム民営化ファンド」12月レポート。

ベトナムベトナムの株価指数も落ちています。UW証券の「ベトナム民営化ファンド」の12月のレポートが出ているので、主な部分をご紹介します。今回は、新たに4社の株式が組み入れ。経済は好調でも、株が世界的な信用収縮の流れの中で売られてしまう傾向は、多くの新興国に共通しているようです。続きを読む

日本人だけで群れ固まり続ける生活にはリスクを感じる。

松本は−13℃の寒さ。凍った水道管を直す業者は、「朝の4時でも、お客さんが待ってるんですよ」と言っています。アパートに帰ったらドアが凍りついて開かなくなっていた、という人もいます。株価も冴えない。CNBCは、「日本は景気後退に入ったようだ」というゴールドマン・サックスの見方を紹介しています。続きを読む

【松本市長選2008】 "Different Story"

サウス・カロライナ州は、クリントンに対して攻撃的な態度をとったオバマ氏を選びました。しかし、この戦術には白人からの支持を弱めるリスクがあります。全米の白人の中には、「ちょっと怖いな」という印象を持った人が増えたかもしれません。このところ押されぎみだったオバマ候補は、西部や東部での支持が落ちるリスクを取ってでも、南部の黒人票を固めようと判断したようです。私は、サウス・カロライナの結果を受けて、むしろ全米ではクリントン候補の優位が強まる可能性を感じました。続きを読む

【松本市長選2008】 それはメールとブログで始まった。

「これじゃ選挙にならないかも…」。地元のベテラン記者が語っていたのは、つい2週間前のこと。日本共産党が菅谷市長を支えていて、しかも対抗馬が出てこなければ、無投票で再選になる可能性が高い。この状況が、市川博美さんの出馬表明によって一転したんですが、では誰が、どのように市川さんを擁立したのでしょう?信濃毎日新聞は、次のように報じています。

市民団体代表の黒沼迪子氏(60)は、昨年秋以降、電子メールを送るなど、繰り返し市川氏に立候補を求めてきたという。黒沼氏は、1期目の菅谷市政に「期待していた」が、市の現在進める都市景観条例改正作業などを挙げて、「市民の声を十分には聴いていない」と指摘。「市川氏のブログを見ても、海外の現場を視察しながら常に松本と結び付けて考えている。改革への熱意を感じた」と強調する。

なんということでしょう。この選挙は、「メール」と「ブログ」で始まっているんですね。しかも、擁立のために動いていたのは60歳の地元の女性。ネットと政治との関係は、私が考えていたよりも遥かに速いスピードで変化していたのです。さらにグーグルで「黒沼迪子」と検索してみると、環境問題に取り組んできた人であることが分かる。このサイトからは、きりえ作家である柳沢京子さんとの繋がりもうかがえます。

続きを読む

【松本市長選2008】 菅谷市長を取り巻く人々。

地図きょうの信濃毎日新聞の一面には、「県内の小中学生 8.3%に就学援助」と出ています。学校生活に必要なお金を払えない家庭が増えている。最も高いのは長野市の11.7%で、次が松本市の11.3%。とくに離婚した家庭が厳しく、松本市では00年から倍増しています。

04年の東京都の統計で最も高い足立区は、42.5%。就学援助は内容が自治体によって違うので一概に比較できませんが、都市で生活が苦しくなっている子育て世代が増えている現実は否定できません。テレビの画面に頻繁に出ている街は、港区、渋谷区など、ごくごく狭い地域ばかり。貧困層が多い地域は広く、しかも同時に高齢化が進んでいます。私は日本のテレビが振りまいているイメージと、現実の社会の姿が、かけ離れてきたと思います。

続きを読む

株安に続いて何が起きるのか?

日経日経平均は、13,000円を割ったまま。反発は弱い。東京の百貨店の売上げもマイナスで、富裕層の消費が弱くなりました。たとえ世界の株価が持ち直したとしても、日本の成長力と起業力の弱さは隠しようがないので、日本株が強く買われるようには思えません。不動産にも翳りが出ているし、不動産投信もダメですから、08年の春〜夏にかけては、景気の落ち込みが多くの人々の目に見える形になりそうです。すでに松本の街では、QQショップやドトールが店を閉める状態ですが、多くの地方都市でも似たような現象が起きるでしょう。
続きを読む

クラウン・ジュエルの輝き。

VNBCCNBCは、0.75%の利下げと株価を並べて報じ続けました。"Too Little、Too Late(小さすぎる、遅すぎる)"と言われきたアメリカの対応ですが、いまだ日本は"Nothing"。国会の映像と市場の動きとが、まったくズレてる。政治家が「注意深く見守る」と話すだけでは、市場は反応しないでしょう。さすがに渡辺大臣は、「日銀だけが蚊帳の外では、なかなか協調体制もうまくいかない」と語り、日銀の利下げを催促しています。米国だけの対応には限界があるし、まだまだ市場は不安定ですから、利上げの道を模索してきた日本が利下げに転じる可能性はあると思います。福井総裁の「先行きを判断する上で微妙な局面に差し掛かっている」という言い方は、その兆しでしょうか。続きを読む

【松本市長選2008】 市川博美さんが出馬へ。

朝日きのうの朝日の長野版が抜きました。「松本市長選 市川元収入役 立候補へ」。こういう活字は、いつもより黒々と見えます。バンコクにいる市川さんに、新聞記者が松本の近況を報告し続けていたんでしょうね。再選をめざすと表明した菅谷さんは「想定の範囲内」と言っていますが、これで自分の後援会もまとめきれなくなりました。

あとは前市長派の萩原清(自民)さんが出るかどうか?ですが、いまのところ私は「出ない」と予想しています。萩原清さんの後援会は建設・土木業に偏っているうえに、高齢化が進み、地盤となる地域では人口が減少している。それに萩原さんは、面倒なことを嫌がる人。県議会の議長までやって、県議の任期が3年も残っていますから、支持者たちが充分な地位やお金の面倒でもみない限り、市長選というリスクは取らないと思います。ただ、知名度や経歴を考えれば萩原さんが当選する可能性はあるので、いまは多くの人たちが「萩サ、出ましょ」とか言っている状態でしょうね。

続きを読む

技術と投資の集積が、暮らしの格差を生んでいる。

asunaroさんから寄せられたコメントを読むと、地域の集積を感じます。北関東の一角や東海地方の風景が目に浮かびます。

グローバルな製造業で働く下請け社員や中小企業の社員は決して少なくありません。こちらでは少なくとも、こういう場所の派遣やスポットも時給が基本高く、比較的に給与面では恵まれていると思います。時給750円がバイトの相場でも、少なくとも1,000円以上はある感覚です。そうした環境下の製造業の現場で働く派遣社員の方もかなり多いです。仕事が増えると手当てが付いて給料も上がると実際に何度か聞きましたし、優秀な下請け社員は上の引き抜きもたまにあります。

芸術館こうした現象が起きている地方と、内需への依存度が高いだけで、なかなか賃金が上がらない地域との格差が開いているんですね。輸出産業の裾野が広い地域であれば、同時に内需も支えられます。技術と投資の重要性が理解されている場所と、過去の成功ばかりを振り返っている場所とで明暗が分かれている。ここ数年の松本では、文化や歴史が公共事業を進めるための方便のように使われてきて、技術や投資を過小に見る傾向が強かったので、若い人たちの賃金も上がりにくくなっているのだと思います。街にそびえたのは、オペラが上演できる芸術館、美術館、時計を集めた博物館。ふと気づけば、スーパーもQQショップも撤退です。

続きを読む

相続が不動産の格差を広げる。

日本のバブル崩壊は、まず株が売られて、続いて地価が落ちる展開でした。木村剛さんが不動産市場の変化について述べていますが、もしも都会の不動産が冴えなければ、地方は更に厳しくなるでしょう。

風向きの変化は強く感じます。というのは、不動産向けの貸出が極めて厳しくなっているからです。昨年末くらいから、資金繰り対策で物件を売るしかなくなっている業者が突如急増しました。

いまは団塊の世代が、退職とともに相続の時期を迎えています。この相続も、不動産の二極化を強めることになると思います。団塊の世代には地方から都市部に出た人が多いんですが、いくら先祖の墓がある故郷であっても、不便な場所に戻ることは難しい。不動産は、ただ所有しているだけでも固定資産税がかかりますから、地方の高齢者たちが持っている住宅地を売ろうとする人が、これから増えると思います。

続きを読む

若者の姿が消える地方の街。

「ほんとに成人式があったのか?っていう感じですよ」。居酒屋の店長さんが言ってます。かつての1月といえば、都会から帰ってきた若者が繁華街へと繰り出し、派手なクルマが同じ道をグルグル回っていたもの。いまは、せいぜいカラオケが満杯になるぐらいで、ひっそりとしています。ガストやタリーズのような店では、人がいても滞在時間が長いから、いっけん客が入っているように見えても回転率が落ちているようです。

コーヒー豆を買うお客さんだと、昔はCDショップや書店の袋を手に持っている人が多かった。最近は、どちらの袋も見かけません。10年前には、ギターやベースを肩から提げた高校生が歩いている姿を毎日のように見ましたが、いまは駅前のライブハウスもキャバクラに変わりました。すでに地方の街は、若者にとって魅力ある場所ではなくなったかのようです。

続きを読む

日本の政治に足りないのは、地方の競争。

「私としては、あえて謝罪や反省を求めていくつもりはない」。韓国の李明博が日本について語りました。盧武鉉の看板だった統一省も廃止し、公務員の大幅な削減を狙っています。日本への批判が目立った政治も変わりつつある。やはり今年は東アジアに、いろんな動きが起きそうです。続きを読む

「キャバクラは日本の文化なり」。

浦安市成人式のヘアー・スタイルだけに注目すると、女はキャバ嬢で、男はホスト。ミッキーマウスが踊る派手な浦安市もあれば、寄付を使った地味な夕張市もありと、自治体による違いも明らかですが、共通するのは皆がケータイ育ちだということ。最近は、結婚の披露宴でもケータイを使ったゲームなどがあるようです。

続きを読む

第三次国共合作。東アジアの変動は第二幕へ。

ドトール松本駅ちかくのドトール・コーヒーです。入り口には「営業を終了しました」と張り紙が貼ってあります。駅とパルコ松本店の間にあるメイン・ストリートでドトールが成り立たないのですから、これは厳しい。テレビに映る地方の姿は、ガラガラのスキー場、檻が錆ついた動物園、人どおりの少ない中心街など。私にはインドや中国の人ごみと賑わいが、眩しく輝いて見えてしまいます。

日経平均が14,000円を割り込みました。サムソンの業績悪化が報じられたあたりから、アジア株の全体が冴えず、堅調なのは台湾ぐらい。ヤフー・ファイナンスの掲示板には、それぞれの株価をめぐる話だけでなく、日本全体に対する悲観が多く書き込まれています。みずほ銀行がシティに1,000億円以上の投資を検討だとか。日本の銀行が海外に出資するのは「バブル後初」と報道されていますから、いかに長い間、日本の金融が内向きだったかが分かります。

続きを読む
livedoor プロフィール

takahashikamekichi

Profile
斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




「最新トラックバック」は提供を終了しました。
あわせて読みたいブログパーツ
QRコード
QRコード
Recent Comments
  • ライブドアブログ