Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

2008年02月

円高でも下げ続ける日本の内需株。

住友不動産1USD=104JPYまで円高が進んでいます。円高なら輸出関連が強く下げ、内需が堅調になりそうなもんですが、市場では逆の動きが目立ちます。トヨタが▼2.71%、キャノンが▼2.23%なのに、みずほ▼6.30%、三菱UFJ▼4.06%、三井住友▼4.10%と、銀行株の下げが強い。不動産株も、三井不動産と三菱地所がともに▼4%、住友不動産は▼6%と弱い。1年のチャートで見ても、多くの内需関連の株が下げ続けています。資源が高いから、円高メリットが意識されないのでしょう。
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アイ・ビー・フォックスの倒産と日本の金融の変化。

アイビーフォックスアイ・ビー・フォックス」と検索して来る人が増えました。玉田さんの会社が、つぶれたんですね。静岡県の磐田市にあるブラジル食品のスーパーが注目されたのは、出稼ぎから身を起こした日系ブラジル人の成功物語だったから。62億円の負債は大きいですし、個人的にも付き合いがあった人なので、もちろん良いニュースだとは思えませんが、日系ブラジル人が巨額の融資を受ける時代になったところには、時の流れを感じます。
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日本の不動産よりは日本株かも。

ユーロドルがユーロに対して安値を更新。資源が買われています。原油は101ドル、ゴールドは960ドル、銀も高い。インフレ傾向は明らかですが、日本の不動産は弱い。なると日本の中流層の多くは、資産の減少と物価の上昇に見舞われることになります。給料は上がりにくくなっていますから、日本に留まるとするなら、副収入を求める人々の感情は、より切実になってゆくでしょう。
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市場はニッポンに多様性を求めている。

「正直に申し上げて、不動産価格は崩落の局面に入ったような気がします」。木村剛さんが書いています。テレビや雑誌は、この現象を遅れて描くかも。なぜならメディアを支えるマンションや分譲の広告は多く、いまや貴重なスポンサーだからです。ただ、ごくごく一部の地価は堅調なままで、よりプレミアム感を強調した商品が輝く。となると、多くの人々を対象にしたマス広告を打つ意味は薄れてゆきます。地価の変動は、メディアにも影響を与えるでしょう。続きを読む

東京でも不動産の投売りが起きる?

cnbc日経平均は14,000円ちかくまで上昇。しかしCNBCが大きく伝えているのは、韓国の株価です。新しい大統領の政策がビジネス界に歓迎されていることを、主な韓国株の動向と重ねて報道しています。「理念」よりも「実利」。アメリカや日本だけでなく、ロシアや中国との関係強化を保守政権が強調する時代ですから、極東アジアの全体が経済的なつながりを強めてゆく気配が強まってきました。続きを読む

【松本市長選2008】 川田龍平さんも市川を支持。

川田龍平参議院の川田龍平さんも、市川ひろみさんを支援。新しい後援会パンフに対談が載っています。おふたりとも当店でコーヒー豆を買ってくださった方ですから、商店の心情としては市川さんを応援したくなります。

スタッフのブログもいろいろあって、こちらには「帰りに現職陣営の事務所前を通ったら、誰もいませんでした」とか書いてある。かつては「市民派」と呼ばれた現職も、いまでは自民党の総務会長だった唐沢俊二郎さんの支持者、連合、それに日本共産党が組織の柱ですから、鮮度が落ちてきた印象は否めません。田中康夫の後援会長だった穂苅甲子男さんも、いまは市川さんを支援です。

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Squawk Box on Miami Beach.

CNBC日本時間の夕方にCNBCを見ると、このように3分割された画面がよく出てきます。アジア、欧州、米国の状況が、刻々と伝えられている。さすがは"First in Business Worldwide"ですが、気になるのはシンガポール、ロンドン、N.Yという3都市からの発信になっていて、東京が抜けていること。世界中の投資家や経営者が見ているといわれる経済専門チャンネルは、東京ではなくシンガポールをアジアの発信地にしています。

きょうは欧州からネスレの好業績と市場の反応が伝えられ、シンガポールからは日銀の福井総裁の発言がニュースとして流れました。総裁が"Jananese Economy is Resilient"と語った、とクリスティーヌ・タンが言っている。さっそく日経のサイトで確認してみたのですが、これが出ていない。私の調べ方が悪いのか?それとも、日銀総裁の発言でさえ英語のメディアを確認しないといけない時代になったのか?ちょっと心配になります。

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ピケンズ氏は、原油の反落を予想。

CNBC原油は、再び100ドルに。CNBCには「これから120ドルを試す展開になるだろう」と強気の予想をする人が登場。「オイル・タイクーン」と呼ばれるピケンズ氏は、天然ガスとともに10〜15ドルほど「反落するだろう」と語り、その理由としてエタノールなど代替エネルギーの普及が進む可能性をあげています。ゴールドは、940ドルを超える高値。東京の株式市場では、住友金属鉱山や三菱商事のような資源関連が強く上昇しています。
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江副浩正 『不動産は値下がりする!』

日経「マンション発売14%減」。日経に記事が出ています。2007年の日本のマンション発売戸数は、2年連続で減少。不動産経済研究所による08年の見通しも出ていて、首都圏が−11.5%、近畿圏が−17.3%、東海・中京圏が−1.2%で、合計−8.4%だとか。やはり愛知県のあたりは堅調なんですね。落ち方が小さいと予想する人が多いようです。

江副浩正さんの『不動産は値下がりする!』には、「不動産購入前の必読書!」と宣伝文句が載ってますが、これは「街づくり」とか選挙に関わる人にもお薦めしたい一冊です。これから日本では、不動産が値下がりするところが増える。ただ一部の場所には人気が集まり、堅調が続く。だから皆さん、よーく街を見て、先々の変化を考えて投資をしないといけませんよ。ざっとまとめると、こんな感じの内容なんですが、やはり不動産の話は、この本のように具体的な地名をあげながら、歴史やヒト、モノ、カネの流れを重ね合わせ、さらには自分自身の体験を加えて語らないと、なかなか説得力が出てこないと思います。

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地方政治の基盤が変化している。

白馬を訪れる豪州人の余波が、松本の街にも及んできました。パブの店長さんが、こんなことを言っています。

前は「あっちの店の方が安かった」な〜んて言いながら注文する外国人が多かったけど、最近は値段を見ないで注文する外国人が増えてきた。

報道では、雪の質や時差の小ささが評価されて、オーストラリアからの観光客が増えている点が強調されていますが、実際のところは「経済力=為替」によるところが大きいようです。白馬でオリンピックが開かれたのは、もう10年も前のこと。この10年で、オーストラリアと日本との経済が大きく変化したからこそ、いま観光客が増えているのだと思います。

しかし、この変化も、衰退する地方の中では、ごく一部の限られた場所の輝きに過ぎません。お客さんが値段を見ないで注文してくれるような商売は、現実には少ないでしょう。

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【松本市長選2008】 大勘違い大会

松本の市長選は、珍しい構図。同じく「市民派」と呼ばれる2人による一騎うち。ふつうは、「保守系の現職vs共産党の新人」とか、同じ保守系の中の争いになったりするものです。もう、活力がないんですね。地域を代表する企業グループも傾き、利権を争うエネルギーが湧いてこない。続きを読む

内向きなニッポンは貧しく、外向きな日本は豊かになる。

日経日経平均は13,622円まで戻しました。材料になったのは、日本の実質GDPが3.7%と強く出たこと。中身を見ると、輸出と機械などの設備投資の伸びが全体を引っ張っていて、国内の消費は弱いことが分かります。とくに住宅投資が大きく落ち込んでいます。

マクロの統計も、日本地図を重ね合わせて考えてみる必要があります。同じ日本の中でも、輸出の拠点や機械の設備投資が集まっている東海地方のような場所は、消費も底堅い。そうでない場所は、消費も弱く、住宅もダメで、雇用も悪い。これまで書いてきた日本の現実が、統計にもハッキリと現れるようになってきました。札幌のような都会でさえ求人倍率が0.5ですから、周囲に外貨を稼げる拠点があるか?ないか?が、地域の明暗を分けていることが分かります。この4〜5年、知事や市長が熱心に企業の誘致に取り組んだ場所と、そうでない場所との違いが、大きく開いているのです。

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バラク・オバマは、巨大なSNSの化身。

2008年は、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)という新しいメディアが、政治に影響力を与えた年として記憶されることでしょう。選挙の結果が、どうであれ。バラク・オバマは、候補者であると同時に、巨大なSNSの化身のような人物です。

アメリカ政治史を学んだ人には、この動画はお馴染みでしょう。1954年に大統領選に出馬したアイゼンハワーの広告。"I Like IKE"です。1960年には、知名度で優るニクソンが新人のケネディに敗れました。2人の討論をラジオで聴いていた人はニクソンが勝ったと感じ、テレビで見ていた人はケネディが優位に立ったと感じた。前回の大統領選では、ネットを利用した若者たちがディーン旋風を巻き起こしました。いま起きている変化を、こうした歴史の流れの中に置いてみると、ネットが政治に決定的な影響を与えるまでになった現実を痛感します。

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【松本市長選2008】 納税を投資に転じるために。

市川博美さんの2つめの動画が出ました。背景と服がともに白いので立体感が弱く見えますが、政策の発表に来てくれた人たちへのお礼というメッセージは明確です。コミュニケーションが一方通行になりがちな新聞やテレビに対して、ネットは双方向性があり、その特徴を理解されていることが分かる。収入役だった頃から「松本には、すごい可能性がある!」と力説していた人なので、実際に会った人には「あれもやってみたい、これも試みたい」という意欲が十分に伝わっていると思います。

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「指名」と「延長」がズレている日本の政治。

城前松本城の敷地を出ると、左手には1階建てのファミリーマートが見えてきます。日銀の支店は近く、観光地としても最高の立地で、以前はここに千代田生命のビルがそびえていました。

破綻した生保の土地とビルを1億円で買った人は、テナントを募集しましたが入居がなく、ビルを取り壊しました。その費用は、おそらく2,000万円ほどだったと私は推測しています。つまり1億円を軽〜く超える不動産投資をした所有者に入っている収入が、コンビニのテナント料だけという状態なのです。もちろん固定資産税を払い続ける義務もある。コンビニは、ただ何となく見過ごしてしまう風景にすぎませんが、その背景を調べてみると、衰退する日本の観光地の現実が浮かび上がってきます。

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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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