Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

2008年05月

『グラミンフォンという奇跡』。

コーヒーキャンディ 昨夜は、池袋の中国食品店に行きました。画像の右側に写っているのは、私が買った中国のコーヒー・キャンディ。左側は、いつも私が売っているタイのコーヒー・キャンディです。商品のデザインが似ていることが分かります。これが欧州のものだと、缶入りだったり、あるいはシュガー・フリーだったり。ちょっとしたキャンディにも、アジア的なコーヒー文化の広がりを感じます。

食品店で働いている男性に近くの飲食店について尋ねると、「このあたりには、味が辛くて量の多い店が多い。北の人が多いから…」という答え。サンフランシスコや横浜の中華街に比べれば、池袋のチャイナ・タウンなどは点のように小さな存在に過ぎません。しかし狭い階段を登って小さな料理店に入ってみると、居抜きの中古不動産に浸透しつつある新華僑たちの活力が伝わってくる。私は、90年代に群馬県や静岡県で日系ブラジル人たちの小さなビジネスが立ち上がってゆくときと、似たような雰囲気を感じました。

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モノの変化から、ヒトの変化へ。

国債原油が128ドルまで落ちましたが、このくらいじゃ安心はできません。さらに10〜20%急落したとしても、株価と長期金利が上がりやすくなるので、インフレの別の側面が浮かび上がるだけでしょう。昨日も長期金利は、1.77%まで上がりました。インフレが進めば不動産の価格も上がりやすくなるはずですが、移民を受け入れず、かつ高齢化が進む日本では、全体としては不動産の需給が引き締まることは考えづらい。くわえてアメリカの不動産が下げ止まっていないので、いったん原油から資金が出て行ったとしても、食糧や金属のような他の商品か、あるいは株式、さらには成長力のある海外へとお金が流れてゆく可能性が高いと思います。

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たしかに、「70年代の石油危機とは異なる」。

白川総裁「現在の原油高は、1970年代の石油危機とは異なる」。日銀の白川総裁が言っています。たしかに原油の供給が急にきつくなった当時と、新興国の需要が強まっている現在とでは状況が違います。

さらに、もう2つ大事な違いがある。ひとつは、70年代の日本は若い社会で、いまの日本は老いた社会であるという違い。70年代半ばの日本では、65歳以上の年寄りの割合(高齢化率)は、全体の8%以下に過ぎませんでした。それが今では、約20%になっている。もうひとつ。貯蓄率が違う。73年のオイルショックのときには23%だったのに、いまは約3%しかない。つまり、いま起きているインフレは、数字としては小さくても、生活の実感としては重く感じられる変化だと言えます。

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長期金利は、1.755%まで上昇。

為替昨日は円が全面安。きょうは豪州やNZの強さが目立ちます。チャートは、青がユーロ円、赤がドル円の400日の動き。1USD=95JPYのときには「円高」が大きく報道されましたが、ユーロ円は高いところで動き続けていることが分かります。世界がドルを機軸にしていた時代からユーロなどに分散している流れを考えると、飲料や食品の値上がりにも納得ができてしまいます。小麦などの原材料は高く、運賃や包装も原油高で上がり、完成品だけを考えても円安ゆえに高く買わざるを得ないのですから。続きを読む

原油は130ドルを突破。

ピケンズ 「原油は年内に150ドルを超えるだろう」。CNBCでピケンズが語っています。ヨーロッパ時間の昼ごろに130ドルの壁が破られると、欧州の株価は急落。為替も、1ユーロ=163円を超えたところから、いったん円高に反転しました。株も為替も、原油に左右されやすい状態。為替の画面を見ていると、なんだか原油という名の通貨が割り込んできたように感じます。

アメリカでは、ガソリン価格の高騰によって生活を変える人々の様子が報道されています。ところが日本では「影響が大きい」とか「暮らしを直撃」とか、いつもながらの報道が多い。70年代のオイルショックの頃には、「クルマを運転するのはお父さんだけ」という家庭が多かったんですが、いまは一家に2台という家も多いので、家計への影響は大きい。いまだに「道路を造れ」という声がありますが、いくら立派な道路ができても、走るクルマの費用が上がれば、お金がかかるばかりです。

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ラッフルズの黄昏。

ビール ラッフルズのバーでは、ビールを飲みました。山盛りになった落花生の殻を床に落とすのが、お約束になっている場所。店内を見渡せば白人の観光客が多い。注文されるのは、ビールとシンガポール・スリングの2種類ばかりです。

ラッフルズ・ホテルは、かつて日本軍によって「昭南旅館」と改名され、将校用の宿泊施設として使われていました。シンガポールで将校付きの運転手をしていた私の祖父も、1940年代には、このあたりに来ていたはずです。敗戦後、多くの日本人が食うや食わずだった時代に、どうして信州のような山の中で必需品でもなかったコーヒー豆を商うことになったのか?欧風の雰囲気が濃いラッフルズのあたりを歩いてみて、私は改めて納得することができました。

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沸騰都市 シンガポール

不動産ブームに湧くシンガポールの失業率は、2%です。ならば労働力は、どうなっているのか?開発は、計画や投資をする人だけでなく、現場で汗する人たちがいなければ進みません。街を歩くと、インド系の男たちを荷台に乗せたトラックが目に留まりました。私は、「あっ、これか…」と思いました。続きを読む

Images of Singapore

シンガポール きのうはセントーサ島のカジノ建設を眺めました。新しいカジノができるというよりも、巨大な都市計画にカジノという名の重要なピースがはめ込まれつつあるような印象です。著名な料理人たちの出店も伴うようなので、これからは日本の飲食業界でも注目の場所になることでしょう。新しいマーライオンは、おそらくリオ・デ・ジャネイロの丘に立つキリスト像に似た存在になると思います。続きを読む

第3次 オイルショック。

胡 客人昨天已經回国了。いつもは温厚そうな表情の胡錦濤の目が、卓球でガラリと変わった場面が印象に残ります。胡主席を含めて現在の中国共産党の指導部には技術畑出身の人が多いんですが、やはり激しい権力闘争を勝ち上がってきただけあって、勝負どころでは怖い目になるんですね。もしも江沢民だったら福原愛に向かって、「あなたは私のことを知らないかもしれないが、私はあなたのことを知っています」なんて言わなかったでしょう。高圧的でない柔らかいイメージを作ろうとする意思も感じました。続きを読む

「ひとつの中国」は、いずこへ。

日中首脳会談の報道には、長く問題になってきた「ひとつの中国」という言葉が見あたりません。もしも台湾の選挙で民進党が勝っていたら、いつものように「ひとつの中国」が話題になっていたかもしれません。テレビでは目立ちませんが、やはり国民党と共産党との関係が変化していて、「ひとつの中国」が日中の外交の前景から退きつつあるのだと思います。続きを読む

胡錦濤の訪日。

バフェット CNBCのサイトには、「ウォーレン・バフェット・ウォッチ」というコーナーがあります。ネブラスカ州のオマハで行われたバークシャー・ハサウェイの株主総会を、CNBCは"Woodstock of Capitalist(資本主義者のウッドストック)"と伝えました。集まった人は、31,000人。「ドルは安くなるだろう」と語ったバフェットは、「これ以上の利下げは必要ない」、「共和党のマケイン候補を応援することを考えるかも。もしも彼が超カネ持ちへに税金をかけるならば…」とも言っています。「クリントンかオバマに投票すべきだ」という富豪の発言が微妙に変わるほど、大統領選のゆくえが混沌としてきたことが分かります。
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『ロシア 闇と魂の国家』。

近所のガソリン・スタンドは、163円。ある社長さんは、「知ってるスタンドから電話が来たわ。『10リットルでもいいから入れてくれ』って」。ガソリン・スタンドが営業の電話をしてくるという話は、初めて聞きました。続きを読む

"Cafe85度C"は、アジアなカフェの時代を拓くのか?

mcd CNBCではスターバックスの苦戦ぶりが話題になることが増えています。チャートは、赤がマクドナルド、青がスターバックスの1年の株価。この差がコーヒーの味によるものなのか?あるいは新興国の店舗の厚みの違いによるものなのか?は分かりませんが、90年代後半に起きた株高と続く不動産ブームの波に乗って成長してきたスターバックスの低迷を、アメリカの個人消費の減速を象徴する現象と見る人は増えているようです。
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livedoor プロフィール

takahashikamekichi

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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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