ここいちカレーハウスCoCo壱番屋の店頭ポスターです。アジア各国の言葉が並んでいる。先日も、アスパラとトマトのカレーを食べていたら後ろの席で着メロが鳴り、「アンニョンハセヨ〜」と女性の声が聞こえてきました。
この半年で、松本の街ではハングルの看板が急増しました。この背景にあるのが、2004年の9月に韓国で始まった「性売買特別法」による厳しい取締りです。韓国の夜の繁華街は、風俗店だけでなく飲食店を含めて大きな打撃を受けた。それで多くの人々が日本に活路を求めて来ているのです。さらに、今年は愛知万博ということで、3月から韓国人がビザなしで日本に来られるようになった。

愛知県の求人倍率は、1.6まで上昇しています。名古屋あたりは、日本で最も人手不足の場所になってる。そこに日本人と見分けがつかない韓国人がビザなしで来られるのですから、長期の不法滞在は増えることが確実です。マスコミだけを見ていると、靖国神社とか、竹島とか、日本と韓国の対立点ばかりが目立ちますが、日本の街に目を凝らせば逆の事態が進行していることが分かる。

いまは在留の特別許可を求めて、入国管理局に自分から出頭する外国人も増えています。特別許可は、法務大臣の裁量に委ねられており、明確な基準がありません。実際にポイントとなるのは、納税と保険の支払いになっているようですね。これが証明できると、韓国人には特別の許可が下りるケースが多いとか。さらに、政治家からの圧力も噂されている。現職の入管の職員が、公然とその事実を語り、新聞記事にもなったこともあります。私も知り合いの外国人が何年も帰国しないので、「どうしてだろう?」と不思議に思っていたら、その外国人が政治家の支持者と懇意であることが分かった・・・という経験が何度かあります。

日本の少子高齢化は、大きな外食産業にとって市場の縮小を意味します。だから、カレーの壱番屋(7630)がメニューにハングル文字を載せ始めたことも、店頭に"Welcome to Japan"と多言語を掲げるのも当然の経営判断だという気がする。とくに壱番屋は、愛知県の一宮市が本拠地ですから、アジア人への対応も早いのでしょう。こうした動きは、他の外食チェーンにも広がってゆくと思います。

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