Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

政治

安い税金を望むのは当然。

松本からセントレア空港までは、けっこうな距離があります。疲れた私が通路にしゃがみ込んでいたとき、地元の人らしきオバサンが声をかけてきました。「あっちの方に行けば、座るところがあるで。みーんな税金でできとるんだから使わなきゃあ」。羽田や成田では、おそらくこんな事はないでしょう。私は、さすがは愛知県だと思いました。
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ドル安&株高をもたらしたエジプト政変。

コーヒー業界に長くいる人は、途上国の政変に驚かない人が多い。「政治が変わっても、あの国はあの国。社会は変わらないよ。金持ちは金持ちだし、貧乏人は貧乏のままだ」というわけです。むしろ天候や道路、港湾のようなインフラが損なわれたときの影響を心配する声が強いように感じます。

たとえばインドネシアのマンデリンなどは豆の状態が不安定なのですが、これは産地が島の山岳地帯に散らばっていて、ひとたび道路が損なわれると迂回路がなく、ゆえに量を求めれば質の低下を受け入れざるを得ないという背景があるから。日本でいえば中越や木曽あたりでの地震を想像するとわかりやすいでしょう。

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「菅再選」で続く厳しいデフレ環境。

働く日本人には厳しいマクロ環境が続くことになりました。再選された菅総理は、まだまだ増税をあきらめていない。小沢一郎さんが最後に触れた要点は、ロイターが報道しています。

[東京14日 ロイター] 民主党の小沢一郎前幹事長は14日午後、同党代表選で国会議員投票前に最後の政見演説を行い「景気対策とデフレ克服に最優先で取り組まなければならない」とし、「日銀法改正など制度改革やインフレターゲット政策も視野に入れ、金融政策と財政政策の両面からあらゆる手段を尽くす」と述べた。

デフレ克服。日銀法の改正。インフレ目標。財政と金融の両輪。私は、これらが重要な政策だと思いますが、日本の多数派はそう考えてはいない。国内のメディアは「政治とカネ」を繰り返しましたが、ロイターやブルームバーグは別の意味での「政治とカネ」、すなわち財政と金融をめぐる問題点を突いた報道を続けたことが印象に残ります。

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懸念すべきは破綻ではなくオランダ病。

日本振興銀行が破綻。ペイオフが発動されます。まるで天からの声が聞こえるようです。「日本は、もっとお金を刷らないとダメなんですよ」。木村剛さんといえば『通貨が堕落するとき』という本で、長期金利の高騰と激しい円安に襲われる近未来を描いてみせた人。しかし現在の日本は1%ぐらいの長期金利、そして強い円高にさらされている状態ですから、振興銀行の終了は、いわば「ニッポン破綻論の終わり」のようにも感じます。
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小沢一郎さんの選挙の巧さ。

菅総理は「1に雇用、2に雇用」。小沢一郎さんは「投資をする」。ようやく雇用投資という言葉が政治の前面に出てきました。「日本は素晴らしい」とか「とてつもない」という言葉では、もはや隠しようがないほど厳しい現実が明らかになってきたということでしょうか。
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低調だった長野県知事選2010。

政党が次々と送り込む有名人に対して、県民は低い投票率で応えました。公示日が近づいてもポスターは見かけないし、パンフレットを持ってくる人もいない。どこか遠いところでやってた選挙という印象を持った人も多く、これまでになく低調な知事選でした。
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菅さん、円安でお願いします。

CNBCも日本の新しい総理大臣について報じています。課題は、デフレと財政赤字の克服。「日本には決断力のある政治家が必要だ」と強調する男性は、おおむね肯定的な評価をしています。他にも「インパクトは限定的だ」とか、「安くなる円が日本のデフレを弱めることになるだろう」といった意見が出ています。スタジオの女性は、財務大臣として日銀に対して圧力をかけた経歴について触れています。なぜか日本の報道や野党の声は、いまだに小沢一郎が焦点。日本の新聞やテレビは「政治とカネ」を繰り返しますが、街では「自分たちとカネ」の問題のほうに関心が集まっています。

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批判、美談、年中行事、そして広告の繰り返し。

「小泉が日本をボロボロにした」。「鳩山が日本をダメにしてしまう」。よく言われることですが、どちらが本当なのでしょう。小泉内閣は弱肉強食の競争を、鳩山内閣はバラマキを、それぞれ日本にもたらしたしたといわれています。いずれにせよ日本は外国の占領下にあるわけではなく、日本人の手による投票によって政治が決まるわけですから、ありがちな政治への批判は、結局のところ「日本人による選択が日本をダメにしたんだ」と言っているようにも聞こえてしまいます。
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高齢化と財政の赤字。

ワールドカップには、イタリア、ギリシャ、ポルトガルが出場します。いずれも財政が問題になっている国々。失業も深刻ですから、暑い夏に負け試合があれば、暴動になる可能性があります。

欧州のCNBCは、ユーロの動きが重要な指標になっていると伝えています。米国のCNBCでは、IMFがユーロを支えることになったことから、「マーシャルプラン以来、50年ぶりに米国が外国の財政を助けることになった」という解説が付いています。「カリフォルニアのように財政が危機的な州もあるのに、遠い外国を助けることは妥当なのか?」という話も出ています。

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民主党のふたりめ。

takashima2参院選は、すでに序盤戦。民主党の高島陽子さんが、パンフレットを持ってみえました。現職の防衛大臣やボタンで有名になった若林正俊の跡継ぎなどと競合するので、厳しい選挙が予想されます。私が「偉いオジサンたちに苛められてるでしょ?」と聞くと、ちょっと苦笑い。後ろ盾になった小沢一郎さんについては、「小沢神話って、作られてますよね」とおっしゃるので、「あぁ、やっぱり自分と同じ見方だ」と思いました。
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地名を欠いた政治には説得力がない。

kawadaお客さんが持ってきた川田龍平さんのビラです。松本大学で先生をやっていた川田さんも、いまは「みんなの党」の参議院議員。選挙区の東京から離れた松本で報告会を行うのは、比例の票を意識しているからでしょう。

政策を観念的に語ることは簡単ですが、実際の問題は地域的に現れます。「大阪に行けば何とかなる」という声が、生活保護を求める人たちを呼び寄せ、「千代田区なら子供を預かってもらえる」という噂が、働きたい母親たちを動かしている。安全保障の問題も、普天間や徳之島という地名と切り離すことはできません。日本の政党が抱える問題は、右とか左ではなく、地方の政治に深く関わらないがゆえに、話が現実的でなくなってしまう点にあると感じます。

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「たちあがれ日本」とシルバー民主主義。

timesきょうの地元紙の一面です。「人にやさしい霊園に」。訪れる高齢者が増えたので、手すりなどを付けるんだそうです。つくづくシルバー民主主義の時代になったと思います。霊園は優しく、職場は厳しくなってゆく。建設業界の人によると、松本で最も坪あたりの単価が高い工事は火葬場だとか。なるほど豪華な大理石が輝いていますが、私の父親が亡くなったときには混んでいて、その利用もかないませんでした。
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若林正俊議員の引退。

参議院も、お爺ちゃんたちの座席は、もう病院なんでしょうね。若林正俊さんは、隣に座っていた友だちの代わりに親切で薬を受け取った患者のようです。「ありゃ?青木さん、どこ行ったずら。んじゃぁ、オラが代わりにボタン押しとくわ」。そんな印象。長野県では、すでに若林家の後継者が息子に決まっていますから、県連も「まあ、お爺ちゃんは変な辞め方しちゃったけど、あとは息子さんに頑張ってもらうだけだ」という状態でしょう。日本の政治にあるのは、激しい対立でも、権力闘争でもなく、緩やかな衰退。
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小沢疑惑は、昭和の懐メロ。

バラク・オバマが大統領になれたのは、6億ドルを超える圧倒的な集金力ゆえ。日本円でいえば、550億円ぐらいでしょうか。それを考えると小沢一郎さんの事務所をめぐる4億円の話は、いかにも額が小さい。しょぼい事件に対して、ただ騒ぎだけが大きく、ほんとうに日本は大丈夫か?と、そちらの方が気になってしまいます。
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ドルと人民元。

強いのは、ドル。そして、もうひとつ見えない通貨である人民元。この2つの通貨の値上がりが意識されているので、表面的にはユーロが強く売られ、円安が減速する形になっているのだと思います。ドルに対して他の通貨が弱いので、結果的にクロス円の下げがドル円を抑えているようにも見える。2010年代は、アメリカと中国の関係によって様々なことが動いてゆく10年になりそうです。
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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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