

左は原油、右はコーヒー豆の日足チャートです。原油は、70ドル前後のもみ合いから上に抜けたか?という場面。コーヒーは、より上下に激しく揺れながら下値を切り上げ、年内の高値を抜きそうになっています。原油は流れ込む資金が常に大きいので安定的に動き、コーヒーは市場の規模が小さいので乱高下しやすいのが特徴です。
為替FX
時代の流れは、オープン・スカイ。大阪の橋下知事は、海外の航空会社が国内線に参入できるよう求めています。信州まつもと空港の存続が難しくなり、長野県の村井知事は「日航から情報が入って来ない」とこぼしているようですが、崖っぷちの企業から何か言って来ることを待っているよりは、こちらから進んで海外の航空会社を呼び込む方が現実的な対応だし、県民の利益にもなりそうです。
やはり開港は避けられない。横浜や神戸が今日あるのは、港を開くという政策があったから。江戸時代に生まれた人たちが、不慣れな外貨に直面しながら外国人と生糸やお茶を取引したことを思えば、現代の私たちが外国の航空会社を利用することなど、本当に何でもないことです。
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ドル円が90を割ったので、さぞやドル売りが進んでいるかと思えば、さにあらず。ドル・インデックスは、この1〜2週間を見る限り崩れてはいません。1,000を超えていたゴールドは990、70ドルだった原油は66ドルまで、それぞれ下げています。ユーロ/ドルも1.48から1.45まで下落ですから、円だけが短期的に上昇している。したがって、いま進んでいる円高は、中長期のドル安のエネルギーが、とくにドル円の市場だけに集まって流れ込んで来たイメージ。
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きょうは多くの職場で為替が話題になったようです。信州にとって、円高は厳しい。製造業の輸出はもちろん、農産物も輸入モノが安くなるので競争力が落ちます。林業でも外国の木材が割安となり、観光に訪れる外国人の財布も軽くなります。
JALの経営悪化で、信州まつもと空港が無くなる可能性が強くなりました。ここまで来ると、あとは政治の判断ですが、村井知事は「驚いている」と言うばかり。金融危機で多くの雇用が失われたことについても、地元のテレビで「びっくりした」と語り、自分の秘書が首を吊っても驚くだけ。では、地元から出ている民主党の代議士は頼りになるか?といえば、読売新聞の全国版に、こんな記事が出てしまう状態ですから、政治には期待ができそうもありません。
続きを読む「私たちにとって、金融危機は完全に過ぎ去った」。カルロス・ゴーンが、強気の発言をしています。「私たちはグローバルな企業。米国に比べて欧州の見通しが弱いとか、中国に比べれば日本が弱いという違いはあるけれど、世界を全体的にみれば回復している」と答えています。
マリア・バルティローモは、電気自動車と原油について質問したあと、ドル安についても尋ねています。2人ともドル安と資源高が表裏一体であることを意識している。ドルが安くなって、日本の円やブラジルのレアルが高くなれば、それらの地域には影響が大きい。最後に「世界で、どこが最も弱いですか?」と聞かれたカルロス・ゴーンは、「自動車メーカーにとってはロシア。そして日本と欧州の一部が良くない」と結んでいます。強気な経営者も、日本については弱気。
90年代の原油価格は、10〜30ドル。おおむね20ドル前後でした。08年は歴史的な乱高下で、中長期では上昇傾向にあることが分かります。いまは太陽光などの自然エネルギーが注目されていますが、原油の値上がりがその背中を押しているという側面も見逃せません。いくら美しい話であっても、採算が合わなければ、なかなか事業としては進展しない。原油の値上がりが明らかになった2000年以降は、ドル安が急速に進んだ時期でもあります。CNBCは「ドル安という物語が、商品市場に翻訳されてコモディティの高値という現象になっている」というトレーダーたちの声を紹介しています。
香港の株式市場は、1日で5%以上も騰がりました。やはり、香港ドルが連動するドルと共に値打ちを下げる…と考える人が多いようです。チャートは、1985年から最安値をつけた2008年2月までのドル・インデックス(DXY)の長期の動き。164.72から74.07まで、大きな変動を経て55%の下落になっていることが分かります。テクニカルにいえば、サポートラインは80あたりに想定することができる。今はいったん盛り返したドルが、再びこの80を割り込みそうな水準ですから、世界の人々がドルのゆくえを注視する気持ちが解るような気がします。
途中には2002年をピークとする山があって、ここが120を超えてます。90年代の後半のクリントン政権の時代とピタリと重なる上り坂は、「強いドル」を繰り返し強調していたルービン財務長官によって、アメリカの財政赤字が改善されていた時期です。当時はロシアや東欧など混乱している地域が多く、アメリカの軍事力の突出が明らかでしたから、米国が世界の秩序の維持に貢献することが期待できたのでしょう。また、「インターネット=アメリカ文化」というイメージが強烈で、数々の新興企業が急成長してもいましたから、アメリカに資金が集まりやすい環境でもあったといえます。ウィンドウズ95の発売は「お祭り騒ぎ」と揶揄されましたが、いま振り返ってみると、まさに大きな祭りの始まりを告げるセールだったのです。
北京とワシントンの綱引きが続いています。人民銀行の周小川・総裁がドルの限界を指摘し、新たな準備制度を作るよう提案しました。「基軸通貨国だけでは、十分な流動性の提供と通貨の安定を両立することはできない」。たとえFedが米国債を買い支えても、ばら撒かれるドルの値打ちが下がってしまえば、中国が買った資産が守られることにはならない。米国債を買うことに不安はあるが、IMFが債券を出すなら喜んで買いましょうという話です。財務長官のガイトナーは、「強いドルは、アメリカの利益。ドルは引き続き準備通貨であり続ける」と反論しています。続きを読む
ユーロ/ドルは底を打ち、1.35を目指すような動き。ドル/円は90を割り込みました。3月の時点で榊原英資が言っていた「年内の90円割れもありうる」は、当たったことになる。為替介入は官僚が決めることなので分かりませんが、「ミスター・ドル」と呼ばれた溝口善兵衛が介入をしていた04年と比べると、いまは米国債や米ドルを大量に買い込むことに対して懐疑的な声もあるので、「介入はないだろう」と見る人が多いかもしれません。
円高になるたびに、「輸出の厳しさばかりが報道される」という批判が出ます。先日は、楽天トラベルが「ソウル往復9,800円」と、格安航空の時代を先取りするような宣伝メールを送信していました。韓国のツアーにはリピーターも多いですから、すでに外国で買い物をしたり食事をすることを特別なことだと感じない人も増えています。もう、円高が良いとか悪いとか騒ぐような時代は終わり。「メリットとデメリットは、それぞれの立場(ポジション)によって違う」としか言えなくなりました。年末になるたびに師走の実感が薄れていくのも、おそらく日本人としての一体感が薄らいでいるからだと思います。共通の歌。共通のテレビ番組。共通の言葉。そういったものは、年々少なくなっています。
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国道ぞいのスタンドでは、ガソリン価格が150円まで下がりました。高速道路には、トラックが増えています。昨夜、私は山梨県からの帰りに諏訪湖のサービス・エリアに寄ったんですが、若い女性を含めて行き交う人の姿が多かったので、「こりゃ、長野や松本の駅前よりも人やクルマが多いなぁ」と感じました。松本の駅前は、条例の改正とともにキャバクラが24:30で閉店になったりで閑散とする一方、ある人気キャバ嬢の誕生日には「店のドンペリが売り切れた」という話も聞きます。高速道路の料金もガソリン価格も選挙によって変わりそうですが、ある限られた時間、場所、人をめぐってお金が濃く流れる傾向は、これからも強まってゆきそうです。
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落ちる株価に背中を押されるようにして、欧米が利下げを決めました。CNBCの見出しも、Fed Joins Global Rate Cutと、世界の利下げに「参加する」という表現になっています。ただ日本は利下げをせず、ゆえにUSD/JPYは99まで下落。当面は利下げを見送って円高を受容し、さらに深刻な状態になれば、そこでまた再考する…という判断なのだと思います。やはり米国が先行して利下げをした場合のドル不安が意識されています。
ドル/円は108、ドル/スイスは1.04の壁を突破。このところ雷雨
が身近だったせいか、ドル円が108円を破るときには「バリ、バリ、バリ」と音が聴こえるように感じました。
どうして多くの問題を抱える米ドルが、こんなに買われるのか?理由のひとつとして、米ドルがアメリカ合衆国だけの通貨ではないという現実があげられると思います。世界には、まだまだドルと連動している通貨が多い。東アジアだけを考えてみても、香港ドルはペッグ制、シンガポール・ドルはバスケット制、人民元は緩やかに米ドルに対して切り上げ、韓国ウォンは米ドルの売り買いで介入と、それぞれの手法はバラバラながら、基本的にはドルとの関係を安定的に維持させようとする政策が採られています。中には、勝手に米ドル紙幣を刷ってしまうような国まである
。日本も少し前までは、急激な円高に対して為替介入を行っていました。
中東や中南米の事情は分かりませんが、近くの国々だけを見てもこうですから、急激な米ドルの変動によって不利益を蒙る新興国の数はかなり多いはずだと想像できます。誰も「強いドル」を確信することはできないが、あるていどは「強いドル」でないと困る人が多いという現実は無視できません。




