Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

為替FX

市場はドル買いを躊躇している。

為替市場は膠着感に覆われているようです。ドル・インデックスを日足チャートで振り返ると、バーナンキ議長による追加的な金融緩和への期待感で下げてゆき、政策が発表されるとともに「結果で買う」流れに転換したことがわかります。あとは例によって欧州の財政問題がボロボロと出てきたこともあってドル買いが続き、雲の下限をなぞるようにして、いったん調整。雲を抜けたあと再び下げ、今週は「さあ、騰がるか?」という場面だったんですが、これがなかなか上げないし、また下げもしない。方向感を失った状態になっています。

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昨日は、ユーロだけでなくポンドも豪ドルもテクニカル的に「もう下げるんじゃないか?」という印象だったのですが、下げても戻るし、戻っても上げてゆかないという難しい状況。これも、ドルという中心的な通貨への躊躇が原因になっているように思えます。そしてゴールドは、1,400ドルを越えて高値をつける。まるで通貨に対する不透明感のゆえに、ゴールドの確かさが買われているようも見えました。こうしたなかで、ドル円は83円台の後半あたりで推移。時間足チャートには、84円20銭を越える4つのピークが並んで刻まれていますが、この並びも「ドルを買い続けることへのためらい」が残した足跡だと考えると納得ができます。


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先進国と新興国に挟まれるような円高。

日本のGDPは、年率で+0.4%。プラス成長の気配が漂っているのは、アジア向けの輸出拠点がある場所や大都会ぐらいで、ほとんどの地方はマイナス成長が実感でしょう。お盆休みに「実家に帰ってホッとしました」というコメントは放送されるけれど、「街が寂れていたので驚いた」という声は流れない。テレビに映る日本の姿と実際の社会のイメージとが、だんだんズレてきたようにも感じられます。
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デフレを忘れて円高に騒ぐ日本。

BlogPaint出口戦略は、どこへやら。この3〜4ヶ月で長期金利は低下。さらに物価は上がりにくい、しかも雇用が弱いということで、デフレを懸念する声がアメリカで強まっています。CNBCでは「デフレ」という話になると必ずといって良いほど「日本」という単語が出てきます。




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ドル買いは進むか?

月曜日の日本は、休み。まずは、日本企業による「ドル売り&円買い」が弱まるかどうか?に注目したいと思います。次は、豪ドル。日足チャートがメガホンの上限で跳ね返されている形なので、上値を破るのは難しそう。


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人民元をめぐる緊張と、その緩和。

人民元をめぐる緊張が高まり、それが緩んだ1週間でした。人民銀行による当面の切り上げの否定は、いまだ市場には織り込まれていないので、月曜日の市場では、株高&円安が進みそう。もしもドル円が強く、そして長く上がるようなら、白川総裁よりも周総裁の方が影響力が強いと考えたくなります。日程を考えると、全人代が終わったあとの温家宝の記者会見でも同じ判断が繰り返される可能性が高いので、ドルが買われやすい流れに戻りそう。
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破綻は既に起きている。

長いトンネルの出口には、2つの通貨の強さが見えて来ました。先進国は「強いドル」を望み、アジアの新興国には人民元が浸透してゆく。財政赤字が深刻なのに日本の円が安くならないのは、2つの強い通貨の間で日本が揺れているから。私は、日本の経済が2つの大国との太い繋がりに支えられている現実があるから、円が高いのだと考えています。

チャートは、円と世界の主要な通貨との関係を示す円インデックス。先進国が自国の通貨高を避けようとしているので、どうしても円が通貨高の波をかぶりやすく、かつ日銀の沈黙が円高の容認として受け取られやすい状態になっているようにも見える。

jpy

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「日本のオジサン、世界ワカラナイ」。

いよいよ注目のアメリカ雇用統計です…という決まり文句が小さく思えるほど、すでに為替は大きく動いています。トリシェ総裁は、ユーロが売られても「強いドル」を言い続けている。イングランド銀行のキング総裁も、「ポンド安は景気回復の一助となる」と言っています。豪州は、予想を裏切って利上げを見送りました。カナダも、ルーニーの高さが景気を脅かしていると明言して、金利を据え置いています
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為替が金利を左右する時代。

tnxアメリカの長期金利には、下げ止まり感が出ています。ドルは、強く上がっています。ダボスでトリシェ総裁は、改めて「強いドル」を強調しました。

「変動相場制を取っている他の主要通貨に対しての強いドルだ」 という言葉は、変動相場制を取っていない通貨に対してはドルは弱くても良いんですよ、という意味。つまり、中国の人民元は、ドルに対して上がることが望ましいと言っているわけです。

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ドル高はめぐる。

BlogPaintUSD/JPYの市場でドル高(円安)が止まれば、EUR/USDの市場でユーロが強く売られる。そこでユーロ安が止まると、次には豪ドル、英ポンド、加ドルが売られる。ダウ平均(DJIA)の下落は、「ドルが米国株に対して高くなった」といえる現象。ゴールドは再び1,100を割り込み、原油も下がりました。これもドル高な現象です。やはり今はドル高のエネルギーが、いろんな市場を巡っている状態だと考えた方が良さそう。ドル指数は、78.28という高い水準まで上がっています。
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ドリフの番組のようだった09年の金融政策。

jpy2010年のドル円は、こんな動きではないか?とイメージしています。春先まではドルが上昇。人民元の切り上げによってアジア通貨が買われて円高へと転換。後半は、日本の景気回復が遅れ、金融の引き締めができないことが意識されて、全体としては緩やかに円安へ。下は89あたり。上は105ぐらい。為替しだいの傾向が強まっている株式市場も、だいたい似たような感じになると現時点では考えています。

上海万博は、5月1日から。人民元の切り上げは、外国から来る客人にとっては物価高です。もてなしに面子をかける中国人が、開催と同時に通貨を上げるなんてことは考えづらい。日程が後半に行くほど中国側の選択の幅は狭くなるので、開催の1ヶ月前あたりが怪しい。
3月の半ばから4月の始めにドルが強い状態になっていれば、そこで切り上げになるかも。昨年は、さんざんドルに文句を言っていた中国も、自国の政策を通しやすくするために、少しは静かにするのではないかと思います。

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バーナンキが抱くドルの値ごろ感。

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ドルが最も安くなったのは、08年の3月です。全米5位のベアスターンズ証券が危機に陥って救済されたとき。このときダウ平均は、12,000以上で安定していました。半年後、9月には全米4位のリーマン・ブラザーズが破綻します。救済は、されませんでした。11,000あたりで動いていたダウは、一気に8,000を割るところまで売り込まれました。

なぜ規模が小さいベアスターンズが救われたのに、より大きなリーマンは救済されなかったのか?私は、バーナンキ議長のドルを守ろうとする意識があったからだと考えています。このオッサンの頭の中には、「ドルを売るのも、たいがいにせえ。せいぜい下値は、75あたりやろ」という感覚があるように思えます。リーマンが危機に陥ったときには、ドルが買われて上がっていましたから、それで「リーマン?つぶしても問題ないやろ」と判断したのかも。

induところがリーマン・ショックのあと株価は戻らず、ダウは6,500まで下げ、景気は底なし沼のようになってしまいました。「あかん、株が崩れてもうた…」。

そこでバーナンキは、09年の3月に「米国債を買い取る!」と発表。株価を支える策を打ち出しました。市場の意表を突いた大きなサプライズです。中央銀行がドカンと国債を買えば、通貨の値打ちは下がる。それが可能だったのは、ドルの値打ちが上がっていたから。バーナンキは、ドル・インデックスの値を横目に株価を見ながら、「いまならドルが下がっても大丈夫やろ」と考えたのではないでしょうか。

これで大量にドルが流れ出ることが確実になり、ドルは引き続き下落します。株価は緩やかに戻してゆきました。で、09年の12月に再びドル・インデックスが75あたりに近づいたところで、再びオッサンは動く。「強いドルや。えぇかげんドルは買われなあかん」。この75あたりにラインを引いてバーナンキ議長の足跡をたどってみると、議長が胸に抱くドルの値ごろ感が伝わってくるような気がします。

中央銀行の仕事は、通貨の値打ちを守ること。オッサンは、いまごろ「今年も、ようけ働いた。クリスマスは、たっぶり休ませてもらうわ」と思っているかもしれません。

 

ドル円の押し目買い&ユーロドルの戻り売り。

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ドル・インデックスは雲を上に突き抜けそう。こうなると、ドル売りポジションを抱えたまま眠るのは不安です。ドル円の押し目買いとユーロの戻り売りが魅力的に思えてきます。ドル安を囃して騰がったゴールドは、いったん1,000ドル近くまで下がって揉み合うかも。

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ドル高のにおい。

ユーロ/ドルは、トレンドラインから少し下にはみ出したところで動いています。

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CNBCは、インドのルピーに対するドル高の予兆と、豪ドル/米ドルのチャートに見られる三尊天井を解説しています。



きょうは、日本に続いてオバマ政権が第二次の景気刺激策を出す日。この額が大きければ市場にはドル安の力が働きそうですが、「小さい」と評価されれば逆になると思います。

バイロン・ウィーンの10の予言。

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左は原油、右はコーヒー豆の日足チャートです。原油は、70ドル前後のもみ合いから上に抜けたか?という場面。コーヒーは、より上下に激しく揺れながら下値を切り上げ、年内の高値を抜きそうになっています。原油は流れ込む資金が常に大きいので安定的に動き、コーヒーは市場の規模が小さいので乱高下しやすいのが特徴です。

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交換レートだけが通貨の強さではない。

時代の流れは、オープン・スカイ。大阪の橋下知事は、海外の航空会社が国内線に参入できるよう求めています。信州まつもと空港の存続が難しくなり、長野県の村井知事は「日航から情報が入って来ない」とこぼしているようですが、崖っぷちの企業から何か言って来ることを待っているよりは、こちらから進んで海外の航空会社を呼び込む方が現実的な対応だし、県民の利益にもなりそうです。

やはり開港は避けられない。横浜や神戸が今日あるのは、港を開くという政策があったから。江戸時代に生まれた人たちが、不慣れな外貨に直面しながら外国人と生糸やお茶を取引したことを思えば、現代の私たちが外国の航空会社を利用することなど、本当に何でもないことです。

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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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