Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

日本株

デフレはキャッシュリッチな人や企業の味方。

デフレの恩恵を受けるのは、どんな人たちでしょうか?まず考えられるのは、多額の預金を円で持っている個人。株式や外貨のようなリスク資産を持っている人は報われない。不動産も値下がりが続いています。具体的には月々安定した収入をコツコツと貯めてきた元公務員のような人たちでしょうか。天下りによって多額の退職金を手にする元官僚が、典型的なデフレの受益者といえます。
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バイロン・ウィーン10の予言2010。

BlogPaint為替は、菅直人の発言で円安になり、アメリカの雇用統計で元に戻りました。私は、菅大臣の発言をめぐる報道やブログを見て、「やっぱり、日本人は生まじめだなぁ」と思いました。

いまの日本にとって、円高は厳しい。だったら、バーナンキ議長やガイトナー長官やトリシェ総裁たちに合わせて、ごく単純に「強いドルが重要」とか言えば良いのに、そういう主張をする人は少ない。円安を求める大臣の発言をめぐって、「ここが正しい、ここが間違っている」と、まるで受験の答え合わせのような論議が広がるところが印象的です。

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ドル・キャリートレードの巻き戻しは起きるか?

BlogPaint

雇用も小売も予想より強い指標が出たのに、N.Yのダウは抑えられたまま。テクニカル的には、RSIにダイバージェンスが発生しています。これは株安のサインとも読めるし、裏返してみれば、株に対する通貨ドルの強気シグナルであるともいえます。なぜか日本の週刊誌は「ドバイ・ショック」を強調していますが、私には「ドル安が株価を上げてきた流れも、いったん終了か?」という雰囲気が感じられます。

為替、商品、株式と、どの市場にもドル安トレンドの変化を示唆する形があります。簡単にいえばドル安という水の流れを受け止めてきたお皿やお椀が、どれも「いっぱい、いっぱい」の状態になっていて、その揺り戻しが起きそうな気配があると考えています。
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Merry Christmas, Mr. President.

usd

ドル・インデックスは、移動平均線を越えて雲の中へ。坂の下の雲。ここまでの数ヶ月、「円高が脅威だ」「ドル安の流れは変わらない」という雰囲気が続きましたが、そのトレンドが転換に入った可能性があります。年末から年始にかけては市場も荒れやすい。

アメリカのTVには、08年の大統領選を思い出させる映像が増えています。共和党のマケイン議員は、アフガニスタンからの撤収について反論。本を出したペイリン氏が目立っている。民主党のオバマ大統領は、医療保険、戦争、雇用についての政策を分かりやすくアピールするために全米をまわるキャンペーンを行うようです。大統領は「希望」というプレゼントを持って歩くサンタクロースのように行動したいのでしょう。"Merry Christmas, Mr. President"という声を期待して。

為替のチャートを前景に、政治の風景を後景において考えてみると、ドル高が進んだ昨年と似たような状況になってきたと感じます。08年は選挙キャンペーン。09年はX'masキャンペーン。

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孤高の日銀。

usd

ドルが売られたので原油が騰がったかと思えば、さにあらず。ドル安の流れは、原油ではなくゴールドの高値に反映されています。これは「先進国の景気回復は緩やかである」と市場が語っている現象のようにも思えます。

ユーロ・ドルも上がったとはいえ、まだ08年の夏の水準には届いていません。いっぽうドル円は、95年以来の86円まで下げています。クロス円も弱い。ドル安が進むと同時に円も下落する動きから、円もまた普通の通貨としてドル安の荒波を直接かぶるようになりました。政治的な日米の一体感は、かつてほどには強くなく、また経済的なつながりも、中国などアジアとの関係が深まっている…と市場が見ているからでしょうか。

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日本の失われた四半世紀。

n225 いったん7,000円を割り込んだ日経平均は、1982年の水準まで落ちたことになります。82年といえば自分が大学を受験した18歳のころですから、さすがに長い時間を振り返ってしまいます。

チャートは、赤がアメリカのS&P、青が日経平均の25年の変化。いまはアメリカ経済の不振が強調されていますが、長期で見れば米国株がITバブル崩壊の調整と同じ水準に踏みとどまっていて、日本株がまったく冴えないままであることが一目瞭然です。昨日あたりの日本のテレビ報道では、89年のバブル経済のピークから日本株が大きく落ち込んだ点が強調されていました。しかし、米国株と比べてみると、華やかだったあのバブル経済のピークでさえもが、ささやかなブームだったように思えてきます。

主な日本株に投資をして長期で保有すれば報われる…という考え方は、修正されることになりそうです。さわかみファンドや野村の日本株戦略ファンドは報われてこなかった。私には、これからもこの傾向が続くように思えます。日本経済の顔となる主な企業の新陳代謝が進まない限りは。アメリカ株には、2つの巨大なピークがあります。ひとつは、2000年のITバブル。もうひとつは、2008年の不動産バブル。ITバブルの前後の時期には、マイクロソフト、インテル、シスコ・システムズ、そしてグーグルなどが隆盛し、これらの企業は現在も米国の、いや世界の主流となっています。この顔ぶれの変化を思うと、東京の市場では、未だにベツレヘム・スチールやシアーズ&ローバックが主役を演じているような状態だ、といっても過言ではありません。

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日経平均 8,000円割れ。

ハンガリーが通貨フォリントを防衛するために、政策金利を3%上げました。世界のあちこちで通貨危機が広がる気配が強まっています。ここまで来ると「サブプライム問題が拡大した」というよりも、サブプライム問題を契機として、多くの人たちが指摘してきた構造的な問題が表面化したと考えた方がよさそう。構造的な問題とは、アメリカの過剰な消費に依存する世界経済のリスクであるとか、あるいは巨額の赤字が膨らんでいる米国の通貨ドルが基軸通貨として流通し続けるリスク…といった問題です。続きを読む

ラッセル2000は上昇。ジャスダックは下落。

ラッセル2000 8月に入ってから、CNBCではアメリカの中・小型株を推奨する人が増えています。チャートは、赤がダウ平均、青が小型株の指標となっているラッセル2000(RUT)の半年の変化。1年で見ても、ダウは10%以上のマイナスで、ラッセル2000は±ゼロに近づいています。「ダウ=アメリカ株」というイメージは根強いですが、ダウは、あくまでも30社の平均値。最近は、ダウがマイナスでも、新興企業が多いナスダックの株価がプラスになっている時間帯が長くなっているように思えます。
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日本のヒトとカネの巨大な塊(かたまり)が融け始めた。

ゴールド 先週の為替市場は、目まぐるしい展開でした。競馬でいえば、大外からオイルという名のダークホースがまくり上げてきたような感じ。短いレースで勝負づよい馬が原油だとすれば、長距離を走るのがゴールド。いったん1,000ドルに達したあと落ちていますが、持ち直して900ドル近辺で上下しています。ここから800ドル近くまで下がってゆくのか?それとも880ドルあたりの小さな揉みあいを続けるのか?このあたりに注目したいと思います。統計は、13日に出るアメリカの消費者物価指数が焦点。これが強く出ると、さらにインフレへの意識が強まります。続きを読む

Mixologist(ミクソロジスト)の時代。

韓国米国の株安を受けて日本株が崩れ、日本の取引時間が終わってみると、世界の株価が少し持ち直す。このパターンが多い。時差がない韓国の株価指数(青)と日経平均(赤)の1年を比べてみても日本株の弱さは明らかで、ついに2年半前の水準まで落ちてしまいました。香港やシンガポールと比較しても、似たようなチャートになります。

2年半前といえば05年の9月ですから、ちょうど小泉総理が郵政民営化に賭けて総選挙をやっていた時期。「円高」とか「サブプライム」とか新たな問題はあるんですが、やはり日本の政治が売り材料になっていると感じます。「民間にできることは民間に」という改革路線が後退している。福田康夫さんも悪い人には見えません。常識的で、バランス感覚があって、いろんな方面に配慮をしている。だからダメなんでしょうね。時間だけが過ぎてゆく。

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『激流中国 上海から先生がやって来た』。

ドルグラフの赤い線は、ドル円の400日間の動き。青はユーロ円です。ここ数日の「円高」は確かなんですが、中長期で見ると、やはり「ドル安が続いている」と考えた方が妥当。さすがに1USD=102JPYを想定していた企業は少ないですから、これからは安定した取引を続けるためにドル建てを避ける傾向が出てくるかもしれません。もはや米ドルは保有するだけでなく、基軸通貨として使うにもリスクを伴う通貨になってきました。ゴールドは、980ドルの新記録。1,000ドルが現実味を強めています。

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穴のあいた財布。

ジゼル世界一の金持ちモデルは、ブラジル人のジゼル・ブンチェン(27)。デカプリオの元カノ。ギャラの受け取りは米ドルではなくユーロ建てにこだわっている、とブルームバーグが報じています。2001年からドルの価値は34%も下落しましたが、日本では「為替=ドル円」という思い込みが強烈なので、ドル安という重要なテーマが意識されていません。私は中長期のドル安の意味を解説しない日本の報道に対して不信を抱いています。芸能人の結婚や離婚、悲惨な犯罪、スポーツ選手のスキャンダル。目先の他人事ばかりで大騒ぎが繰り返され、日々の仕事や生活に影響する重要な話が隠されていると感じています。続きを読む

都市間競争の時代。

ヤフー+2.49%、サイバーエージェント+7.56%と、やはり日本でもネット関連の上昇が目立ちました。ただ3つのメガバンクは、意外にシッカリしています。香港市場ではHSBCの下げが−3.386%と中途半端だったので、買いを見送りました。市場には3月と8月の暴落に重ね合わせる感情が広がっているので、もう一段の下落があるかもしれない。私は、今回も1週間から10日ぐらいの波乱になる可能性を考えておきたい場面だと考えています。続きを読む

強い外需、弱い内需。

ポイント意外に切り返しが強い日経平均。きょうは香港やシンガポールの株価の下落率のほうが大きく、いつもとは逆のパターンでした。でも、中身は変わりませんね。海運、鉄鋼、自動車などが買われて、銀行や小売りが売られる展開。為替が1USD=117JPYと円高に振れているにもかかわらず、輸出関連が買われて内需関連が売られるのですから、もう日本の内需の弱さは市場の折り紙つきです。とくに若い人たちの消費が弱い。チャートは、かつて私が持っていたポイントの株価。「ローリーズ・ファーム」というブランドが有名な会社です。既存店の月次売上げが前年比で80.5%と落ち込み、株価が大きく下げています。10代後半から20代前半あたりの消費には、すでに少子化が強く影響しているんですね。続きを読む
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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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