Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

地域経済

置き去りにされる雇用の問題。

アメリカの失業率は9.1%に悪化。CNBCのメリッサ・リーは、指標が出た直後にホワイトハウスの高官に「何かおっしゃりたいことは?」と質問を始めました。続いて共和党の議員たちが雇用について会見、フォードの経営陣は失業の影響についてインタビューに答えました。さらに不動産の専門家たちが弱い住宅市況に与える影響を語ったあと、大統領選のキャンペーンを始めた共和党のロムニー氏が当然のように雇用問題から演説を開始。失業率の発表に備えた形で、オバマ大統領もオハイオの自動車産業で働く人たち向けに演説をしました。これらは、すべて生放送で流れました。

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求められているのは、電力の自由化あるいは民主化。

大きな災害から2週間も経てば、ふつうは大統領や首相が現地を訪れて人々を励ますもの。日本では、ちらっと新聞を見ても「ぶら下がり」が中止されていることが批判的に書かれているだけ。津波が起きて以来、母国の家族や友人から「帰って来い」と電話がかかってくるという外国人は松本にも数多くいます。海外にいる多くの人たちが福島と信州とをいちいち区別してイメージしているわけもない。同じことは東京についても言えるので、東京を離れる外国人が多いことは容易に想像ができます。続きを読む

QE その終わりの始まり。

「△△硝子です」と、配達が来ました。ガラスの注文なんかしてないのに…と思ったら、なんでも自分の母親が米を頼んだとか。いまはガラス屋さんも仕事が減ったので、米の販売をやっているのだそうです。増える高齢者にとっては、5〜10キロの米をスーパーで買うことも重荷。ある建設会社では、菜種油を作って売ろうとしています。多くの自営業者が、これまでやらなかった仕事に活路を求めようとしています。

最近は遠くで仕事をする人が増えました。派遣、正社員を問わず、職場が遠くなったという話が多い。製造や販売で整理や統合が進んでいるので、遠くへの異動を取るか?あるいは会社を辞めるか?という選択に迫られたという話も聞きます。住宅ローンを抱える世帯の割合は、これまでで最高になっているので、家と勤務先が離れることに悩む人もいます。

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消費税10%は救国の策なのか?

農業をやっている若い人から、切り餅について、こんな話を聞きました。

原料のもち米は、輸入だったりするんです。米には高い税金がかかるから、いったん砂糖と混ぜて輸入して、それを専門の業者が日本で砂糖と米に選り分けるんです。その業者が、むちゃくちゃ儲かってるらしいです。

思い出すのは、缶コーヒー。1980年代のブラジルからは、日本むけに「コーヒー・プリパレイション」という商品が大量に輸出されました。コーヒーのエキスと大量の砂糖を1:9ぐらいの割合で混ぜたものを、日本の大手商社が扱っていた。生豆の輸入には検疫などの面倒な手続きが必要ですが、缶コーヒーの原材料という形にすれば手間もかからない。これが急拡大した缶コーヒーの市場を支えていたのです。お餅の舞台裏には今どき珍しい景気の良い話があるわけですが、裏返していえば法律や制度の隙間を突くようなところにしか、なかなか商機を見出しにくい時代になったともいえます。

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鳩と市場はデフレを理解している。

このごろ店の前を、鳩が歩くようになりました。人やクルマの通行量が減ったせいでしょうか。きょうも昼の12時半ごろで、こんな状態。近くには八十二銀行の松本営業部のビルもある中心街のはずですが、観光客が少ない日は閑散としています。

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信州のキャバ嬢も気にかける日銀の政策。

日銀が緩和策を出したので、私もキャバクラ行きを緩和。菅総理の続投が決まってからは、どんなに営業メールが来ても「デフレだから」と断っていましたが、たまにはお金が回っていそうな場所に行かないと街の現状が分からなくなってしまいます。

初夏の頃には、アタマを丸めた坊さんたちの明るく賑やかな団体を初めて見かけました。学校の先生とお坊さんの声は、よく響くもの。薄暗い店内でも目立つので、キャバ嬢に「坊さんたち、よく来るの?」と聞くと、「いつもは帽子被って目立たないようにしてるけど、最近は派手ね」という答えでした。高齢化が進めば火葬場は混み、結婚式場よりも葬儀会場が増える。経済雑誌には墓や相続についての記事も多いので、実体経済の変化が反映された光景だといえます。

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デフレは玉突き現象のように進む。

近所のタバコ屋には、「ただいま配達に出ております」の貼り紙。高齢者が多いので、「まとめて買うから持って来てくれ」というお客さんが多いのでしょう。駅前のタバコ店にはスーツを着た男性2人が営業の応援に来ていて、まるで大晦日の蕎麦屋のような雰囲気。10月になればクルマの補助金の終了に続き、タバコを買いにコンビニに行く人が減るので、街の消費には影響がありそう。
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銀行員のつぶやき。

2chの経済板「日銀はなぜデフレ政策を堅持するのか?」というスレッドに、金融のリアルな現状を伝える書き込みを見つけました。以下にまとめてご紹介します。

テレビはクルマへの補助金が終わることをニュースにしていますが、実際にはリスケジューリング終了の方が影響は大きそうです。

銀行員だけど、いったんデフレマインドが形成されると資金力に勝るとこが下請けにわたすが手形サイト(支払いの期日)を延ばしたり、手形支払いの受け取り拒否をしたりして今は小さいところは余計不利になって、むしろ運転資金は増加している印象だ。

企業が現金決済主義に走るってのがマクロにどういった悪影響をもたらすかわかってるの?借り入れせざるを得ない企業が世の中にはいっぱいあって、そういうところの負担だけが重くなってるの。一方で上場企業は半数が無借金。この不均衡が問題なわけだよ。

銀行が運転資金がみていられたのも、モラトリアム法案があったから。業者に泣きつれたらもう断れない。金融庁に通報されればアボンだから誰でもどんな条件でもリスケ(リスケジューリング)できた。時限法が切れた時点で各銀行はヤバいとこからの資金回収を進めるだろう。はいもう阿鼻叫喚の年末が待っていますよ。どうなっても知りませんよ。

亀井法はめっちゃすごかったよww問答無用にリスケせざるを得ないから銀行は大分やばーいところにも優しかったんだよぉ。この法律なかったらもっとマズーなことになってたよ。

その分現場はコンプライアンス研修やら金融庁対策やらなんやらに忙殺されて亀井なんか死んでしまえって意見が多数だけど、これはマクロ的にはかなり意味があったと思われる。切れたら自分の取引先がアボンする例もあるだろうし、売掛金回収不能かつ補填の短期融資が希望額降りずアボンする例がいくらでも出てくると思われるwそれでも資金需要無いのですかね、池田さんw

銀行員的には信用保証協会に日銀が無限保証を提供してくれるだけでいいと思うけどな。つまり二段階保証。民業圧迫とか知らん。

 

デフレの街角。

デフレの本場というイメージが、すっかり定着した日本。それでも国内で危機感が弱いのは、とりあえずの心地よさが実感されているからだと思います。安くなる牛丼やハンバーガーに文句を言う人は、あまりいない。しかし値段の叩きあいが激しくなれば、大手の外食産業だって全ての店舗を維持することは難しくなります。とりあえずの安さに喜んでいたら、いつのまにか店が無くなっていた…という現象は、ガソリン販売の業界で見られましたが、似たようなことは他の業界にも広がってゆくでしょう。
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シャッター街はパーキング街へと変化している。

engiza映画館のエンギザも閉館。負債は5億円以上だとか。1階に入っていたテナントの白木屋が撤退したのは06年のこと。近所の人の話では、この建物も「鳥の巣」になっているとか。最近はマンションの入り口に「鳩にエサを与えないでください」と張り紙が出たりしますから、カラスや鳩の住み場所が街に増えているのでしょう。空きビルが増えれば地価は下がりますが、しかし、なかなか固定資産税が下がらないので、大きな不動産を持っているところは大変です。

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キャベツ、豚肉、カウンター。

先週あたりは150円だったキャベツが100円に。北海道でも37度を越えるところがあるくらいですから、全国的に野菜の育ちが速いのかも。

夕方すぎの肉売り場では、100gで100円ぐらいのアメリカ産のブタ肉が無くなっていて、2割ぐらい高い国産が残っていることが多くなったような印象。考えられるのは、消費者に安い商品を求めさせるデフレ、輸入品の競争力を強める円高、そして口蹄疫による国産神話の揺らぎです。
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日本の労働と経営は両立するのか?

いよいよ労働行政の担当者が理容店や美容室に入り始めました。お客さんがお店にいるときでも、「法律違反になりますから…」と書類にサインを求めてくるそうです。もともと美容の業界は、流行を追いかける華やかな側面と古い徒弟制度の側面とを併せ持っている。労働基準法に沿った雇用を求める行政と経営者とのせめぎあいが激しくなりそうな雲ゆきです。
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日本人だけで日本の高齢化は支えきれない。

広告は、まるで永遠の健康が可能であるかのようなイメージをふりまいています。そのうち「偏差値よりも年齢!こうして私は90を超えた」という体験談が出版されるのではないかと思うほどです。健康や長寿は多くの人たちの願いであり、それを否定することは誰にもできません。
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ゴールデン・ウィークも変化している。

flag最近は、祝日に日の丸を掲げる家が減りました。近所には国旗を揚げるための金具が錆び残っている家もありますが、祝日を「旗日(はたび)」という呼ぶ若い人も少なくなった。その一方で、ネットには「愛国」だとか「日の丸」にこだわる人も目立つし、またサッカーなどのスポーツ観戦では国旗が乱舞したりもします。国旗が「日の丸弁当」のように身近だった時代は過去になり、それが特殊な時間や空間にかかわるものへと変化したことを、古びた金具を見るたびに感じます。
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負けを認める強さ。

「国家が破綻したら、どうするんだ!」「政府は税金を上げ、我々は生産性を上げなくてはいけない!」。こうした主張は、「国体の護持」とか、「欲しがりません、勝つまでは」という戦時中のスローガンのように聞こえてしまいます。仮にユニクロを「国民服」と呼んでみても、それほど違和感はない。私は地方の零細企業のオッサンなので、もちろん増税は困ります。というか、税金が上がる話になると、地方では「でも、どっから税金を取るだ?」という声が出ます。
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livedoor プロフィール

takahashikamekichi

Profile
斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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