Espresso Diary@信州松本

エスプレッソ・ダイアリー。信州松本のコーヒー屋の手記。 RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/

債券の話。

日本国債の格付けが下がったのは良いニュース。

日本国債の格づけが下がりました。格付けのニュースは、材料視されるときと無視されるときがありますが、昨日の為替市場は強く反応して83円を超える円安になりました。私はドル円のロングポジションを持っていないのに、「おっ、これはいい」とつぶやきました。

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チャートを見ると、円高に向かうことを示唆する曲線があることがわかります。この先へ進むと、財務省の動きに注目が集まるエリアになる。もしも「注視する」と大臣が答えれば、それは円高を肯定したと受け止められて更に円高を招き、「断固とした態度」で介入があれば円安。さらに財政の再建が強調されて増税の話になれば、円高になるかもしれない。いわば財務省によるタコ踊りのような値動きも考えられるので、サポートラインを形づくるようにもみえる昨日の反発にホッとしました。
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ヘッジファンドが狙う日本国債の空売り。

2010年のヘッジファンドは、どう動くのか?CNBCは、今年の大きな取引が日本国債の売りになりそうだと伝えています。

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日本に通貨戦略はあるのか?

BlogPaintリーマン・ショックが起きたころ、日経平均は12,000円ぐらいでした。長期金利は、1.5%あたり。あれから国債の発行は増えていますから、もしも日経225が12,000円に戻ったとしたら、長期金利は低くても1.7%〜1.8%ぐらいまでは上がるのではないかと思います。簡単にいうと、株価がリーマン・ショックのころに戻ったとしても、住宅ローンの利息は、あのときよりも重くなりそう。続きを読む

2009年のアメリカ国債を振り返って。

09年の米国債の動きを振り返って、まずパッと目につくのは3月に起きた急激な金利の下落。Fedのバーナンキ議長が、国債を大量の買い取ると発表した日です。このあと長期金利は戻ってゆき、急落した株価も上がってゆきました。しかし、夏からは、株が買われるのに債券も同時に買われて金利が低下するという、常識とは逆の傾向が続きました。これは、なぜか?

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強まる「財政悪化」の声。

日本の財政を危ぶむ声が強まっています。20日のN.Yタイムズに「日本がデフォルト(債務不履行)の危機に陥るか、通貨価値が崩壊する」という説が載ったため。もしも市場が財政の悪化を織り込んでゆくとしたら、そのときは日本国債が買われにくくなって長期金利が上がりますから、ある日、日本人が一斉に苦しくなるのではなく、住宅ローンなどの借り入れが多いところから苦しくなると考えるのが現実的です。

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債券市場こそは、日本の真の野党。

ドル円 バーナンキ議長が「ドルは強くなると思う」と語っても、市場は1USD=95JPYの円高&ドル安。原油は、60ドルまで上がりました。日銀の総裁や与謝野大臣に円高や円安について尋ねる人は少ないですが、ドルのゆくえについては、たびたび質問が出て、バーナンキ議長もガイトナー長官も「強いドル」と答えています。もしもアメリカの要人が「為替は市場が決めること」などと答えたら、多くの人々が「ドル安を容認する発言」として受けとめてしまうでしょう。
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「日本はもう立ち直れない」のか?

On Off and Beyondというブログに載っている話は、出るべくして出たものだと感じます。

これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。

1)日本はもう立ち直れないと思う。

だから、

2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。

このブログを書いている渡辺千賀という人は、東京大学から三菱商事を経てスタンフォードでMBAを取ったという華麗な経歴の持ち主。まったく経歴が華麗ではない私も、長く地方に住み、海外で働く人が増えてゆく可能性を感じています。腕のある寿司や天ぷらの職人さんには、「海外で働かないか」と誘われたことのある人が珍しくない。ごく普通に仕事を探している30歳前後の男性にも、「大連や台湾で働くことを勧められた」と話す人がいる時代です。

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米国債は買われ続けるのか?

円安に向かわせる要素があるとしたら、それは何か?ひとつは、株式市場が落ち着きを取り戻し、堅調になったときの世界の株高。もうひとつは、日本の赤字国債かもしれません。11月の上旬に想定されていた総選挙は先延ばし。景気対策を強調する自民党では、赤字国債の発行を容認する声も出ているようです。続きを読む

長期金利2%の足音。

アジア株が上昇して終わり、欧州株も堅調に始まり…と思ったところで、ポンドが崩れました。英国の住宅金融B&Bの増資が報じられ、ロンドンの金融株だけでなく欧州の株式が広く売られています。きょうポンド円を買った私は、すぐに損切りをして逃げることにしました。

今週は「ドル円の上値が重そうだ」と指摘していたブログも目立ちました。注目点は、原油の価格と週の後半に出るアメリカの雇用統計。ドル円は膠着感が強そうだったので、他に動きそうなところを見ると、ポンド円が動きそうだと感じました。上か?下か?どちらに向かうのかは分かりませんでしたが、日本株を含めたアジア株が強く動いていたので、上ではないか?と考え、買ってみたら逆に。下げ方は「ショックで急落した」というより、たまっていたエネルギーが吐き出されてゆくような感じでした。

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日本国債新発10年債は、1.6%越え。

国債国債は、投げ売り状態。サブプライム問題が後景に退くにつれて、日本の長期金利が急上昇しています。新発10年物国債の利回りは、1.6%を超えました。1.6%といえば、07年11月の水準。あのころの日経平均は16,000円を軽く超えていましたから、現在の14,000円を割っている株価から考えても、日本国債は強く売られているといえます。世界的な金融不安が少しつづ遠ざかり、ふと気づいてみたら物価と金利が強く上がっていて、インフレ色が強まっていた。そういうシナリオが現実味を帯びてきました。
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いったい誰が通貨の元本を保証できるというのだろう。

コーヒー豆には大きく分けて2つの種類があります。ひとつはアラビカ種。もうひとつはロブスター種です。最近は、大手ファミレスのコーヒーにロブスター種が多くブレンドされるケースが増えているようです。円安に加えて原材料や輸送のコストも上昇しているので、仕入れ価格を抑えようとする圧力が強くなっているんですね。ある業界人いわく、「これからファミレスのコーヒーは、確実に味が落ちます」。似たようなことが、多くの業界で起きるでしょう。スーパーやコンビニに納品している業者も、多くが厳しい環境の中で値段を叩かれていますから。
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やっぱり買えない日本国債。

きょうは日銀の短観が良い数字で、日経平均は上昇中。私のような人間は、つくづく短期の取引に向かないですね。前回に続いて、日本国債を買いにくいと思う理由を書いてみます。
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買われる米国債とドル余りとの関係。

最近の10年債日本国債が強く買われ、新発10年債の利回りが1.7%まで低下しました。この債券市場の強さは、まったくの予想外です。私は、今年の春には2%以上が定着すると思ってました。米国債の10年も、4.8%を割り込む水準まで買われています。FRBが決めている短期の政策金利が5.25%ですから、長短金利が逆転したままの状態(逆イールド)が続いているわけです。なぜ、こんなに債券が買われるのでしょう?ブルームバーグには、「債券市場が間違っている」と主張するコラムが登場するようになりました。続きを読む

5.2%を越えたアメリカの長期金利。

米国債10年アメリカの長期金利(10年)が、5.2%を越えてきました。バーナンキ議長は「インフレ懸念」を強調しながら利上げを続けています。「インフレ」とはお金の値打ちが下がることであり、それを未然に防ぐのが「利上げ」ですから、私の目には「利上げ=ドルの防衛」という風に見えます。アメリカ経済は、世界から資金が流れ込むことで何とか回っているので、ドルへの投資に魅力がないとなれば、この回転力が弱ることになる。

アメリカの金利が上がってゆく局面で、まず考えておきたいのは不動産への影響。2000年のITバブルの崩壊からアメリカ経済を支えてきたのは、住宅ブームだとも言われています。不動産の値上がりを見込んだ借金が簡単になっているアメリカでは、まるで住宅がドルを印刷する機械のようになっていますから、住宅ブームが急速に冷え込んだときのリスクは大きそう。利上げは米国株の頭も抑えますから、どのあたりで利上げを止めるのか?バーナンキ議長の舵取りが注目される局面です。利上げの「継続」と「停止」で解釈が分かれたところで、議長がインフレ懸念を強調し、市場が動揺するようなパターンは、もう勘弁してもらいたいです。

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モルガン家の歴史感覚。

モルガン家

これは、債券や株式から見たアメリカ現代史ですね。ロン・チャーナウが書いた『モルガン家・金融帝国の盛衰』。その上巻を読んでみました。私が学生の頃は、「東大の法学部を出て大蔵省に行くのがエリート」とか言われてたんですが、いまは外資系の投資銀行で稼ぐ若い人たちが脚光を浴びる時代です。外資といえば直ぐに「ハゲタカ」という声も出るんですが、その生い立ちが分かる本は意外に少ないものです。


モルガンの源流は、19世紀の前半に発行されたアメリカの州が出していた債券の取り扱いだったんですね。ナポレオンが没落した後の欧州では、ただ英国だけが世界に潤沢な資金を供給することが可能だった。その資金を荒々しい新大陸へと流し込むことで、モルガンは成長してゆく。アメリカの資本主義が劇的に変化してゆく背後に、つねに投資銀行があったことが分かります。<

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斉藤久典
信州松本のコーヒー屋。1963年生まれ。自作ホームページ→ヤフー掲示板→ライブドアBlogと移動してきました。




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