イナゴを当然のように食卓に出す地域なのに、私が幼少期から大好きな蜂の子の炊き込みご飯や晩酌におすすめの蜂の焼酎漬けをゲテモノ扱いされたことでしょうか。
まぁ、わかります。
自分の生きてきた環境によって価値観って決まるんです。
同じ偶蹄類でも、肉としてみる機会が山程の牛豚は平気で食べられるけど、動物園でしか見ないキリンやラクダを食べるっていうと何だか可哀想、みたいな。
魚と同じようにイルカを獲って食べてたら、ガチョウの口に無理矢理管を突っ込んで餌流し込んで病的に太らせて食べてたような国の人らに「人でなし」みたいな罵声を浴びせられる、みたいな。
食用に関してだけでなく、猫を外で飼うのを良しとするのか悪しきとするのか、ってのも田舎と都会ではだいぶ分かれるのかなと。
すみません、長々と面倒な話をしてきましたが、何が言いたかったのかというと、先日こんな動物を見かけて、皆さんどう感じるのかな、という事です。
おわかりいただけただろうか。
おそらくニホンカモシカ。
近所のおじちゃんがわざわざ「見てみ、あそこにいるぞ」って教えてくれるくらい、こんな田舎でも見るのはちょっと珍しい野生動物です。
どう思います？
可愛いですか？
怖いですか？
私はというと、
「やべー、また桃の苗食われたらたまったもんじゃないや」
です。
ちなみにニホンカモシカは国の天然記念物。
猟師も手が出せません。
さて今回の内容、皆さんどう思われるでしょう。
共感していただけなくても、こんな考え方もあるんだなと認識していただけるだけでも幸いです。
