一本杉公園みどりの会のblog

多摩市一本杉公園を主な作業場所とする、多摩グリーンボランティア森木会の活動班を紹介するブログです。多摩GV森木会は、多摩市と協定を結び、市有地の雑木林の管理を行っています。みどりの会の活動日は、毎月第2・第4土曜日です。一緒にやってみたい方は、多摩市グリーンライブセンターまで、お電話ください。

11月11日の活動記録

 ナラ枯木が増えてきたので、とうとうナラタケだけでなくヒラタケまで生えてきました。なお食べられて養殖もされているおいしいキノコです。ヒラタケは枯れ木に生えるキノコで、里山や公園などでも普通にみられるキノコですが、枯れ木を放置しておくことはいよいよ危なくなってきました。
 森木会21期初級講座が修了したので、新会員さんが活動を始めました。どんな会員さんが入ってくるか楽しみです。また、22期の講座が始まります。来年の一本杉公園を使った講座をサポートするための、私たちの活動も始まります。
 見晴らしの森には、20年前に2期生が植えたコナラ、クヌギがあり、これまでもシイタケの榾木として伐採してきました。一本杉公園みどりの会は、森木会創立当初の1期生2期生を中心に活動が始まりました。彼らが植えた木が10年ほど前から原木として伐採収穫されるようになり、ことし伐採したコナラの一本はその時に萌芽更新した木でした。萌芽更新の成長の速さには驚きます。
 伐採は一本ずつロープを掛け、全員退避を確認してからロープで引き倒す方法で実施しました。密集した林内で伐採するので時々枝がかかりますが、ロープが効いているのでさほどのこともなく作業を済ませられました。これから枝葉を付けたまましばらく放置し、葉枯らし乾燥を行います。正月を超えたころに玉切りをして、原木として収穫します。
 先日古道の森で伐採したナラ枯の木を、チェーンソウで製材してベンチにしました。45センチのチェーンソウのバーがギリギリ届く太さでした。ナラ枯についての多摩市公園緑地課の方針が、林地の奥の枯木は伐採しても林内に残置するということですので、製材するとか、玉切りして薪にするとか、もっと有効利用することを考えないといけません。ただ、玉切りしても製材しても重いことは重いので、さてどうして搬出しようかと考えています。



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10月28日の活動記録 古道の森

前回に引き続き、古道の森のナラ枯木の伐採を行いまいした。残っていたのは偏芯して上部の枝がほとんど残っていない枯れ木です。手順として、スローラインを伐倒木の上部に掛け、ロープを二本掛けました。一本のロープは、駐車場側から林内に牽引するために、もう一本は駐車場側に倒れないようにテンションを掛けた固定ロープ。この他に、縦割れを防ぐための荷締めベルトと、ツルが壊れやすいとと考えられるので、受け口の上下を連結するロープの四本立てで縛りあげました。
結果はツルが見かけほど弱っていなかったので、ほぼ狙った方向へ倒すことができました。倒れる途中で掛り木になりかけましたが、そこは、高いところに掛けたロープとエンジンウインチの力で引き切りました。伐倒者を含む全員を退避させたうえで倒したので、最後は派手に倒れましたが危なげなく終わりました。
古道の森にはまだ5本ほど太い枯れ木があるのですが、これ以上は私たちの技量を超えていると思うので、市に通報しようと考えています。
「山桜の森」にもまだたくさんの枯木があって、難題は尽きません。
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10月14日の活動記録 

季節が変わって過ごしやすくなりました。絶好の作業日和で、今期最高の17人が集まりました。嬉しいです。
古道の森のナラ枯れ木を伐採しました。古道の森には30cmくらいから60cmくらいまでの太さの枯木が8本以上あります。その中から、自分たちでも伐採可能なものから順に伐採していこうと考えています。手始めに胸高径25cmくらいのクヌギの枯木から伐採しました。
手順は、まず錘の付いたスローラインを伐採木の重心より上の枝に投げて、ウインチ用のダブルブレードロープ10ミリ(破断強度2.8トン)を掛ける。伐倒方向沿いの健康な木に使用強度2トンのスリングと使用強度1トンの滑車で折り返しアンカーを作る。折り返しアンカーを経由して、ダブルブレードロープをエンジンウインチPCW3000につなぐ。ロープは50m長あり、伐倒木から十分離れた位置で牽引する。
枯木はツルがあまり効かないので、重心方向に倒すよう心掛ける。この時はほぼ垂直の幹だったので、軽くテンションを掛けておいた。伐倒者が追い口を切ったところで深追いせず安全圏に退避する。あとはウインチで引いて伐倒する。このような手順で2本を伐り、1本は枝もない枯れ木だったので、追い口を伐って手で押し倒した。
4本目は手順は同じだが一番太く、また重心と反対方向に倒す必要があった。バーの長さが45センチのチェーンソウを使ったがギリギリだった。追い口を伐り終えたところでバーを挟まれ、またウインチのエンジンが直ぐにかからないというアクシデントもあった。しかしロープがかなり高いところの良い場所にかかっていたので、樹冠の枯れ枝が周りの木に引っかかっても無事に引き倒すことができた。もちろん伐倒者は安全圏に退避することもできた。
伐倒木はナラ枯れがかなり進行していて、一部は薪にするのも難しいほど枯れていた。この日は4本倒すことができたが、自分たちで倒せるのはあと1~2本だと思うので、一番太い枯れ木は多摩市公園緑地課に通報して伐ってもらうことにします。
まえまえから通報していた、有山家裏の階段脇のナラ枯の大木を、16日(月)に業者さんが伐倒したそうです。公園の管理人さんが見ていたそうなのであとでもっと詳しく話を聞かせてもらうつもりです。できれば自分の目で見ておきたかったと思います。



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多摩グリーンボランティア森木会
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ギャラリー
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