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f植物園の巣穴 / 梨木香歩 5


なんだろう〜、この不思議な感じ。「家守綺譚」「沼地のある森を抜けて」に通じるものがある。この世とあの世(異界)を同レベルで存在させられるのは、さすが梨木さん。空気も水も光も影も何もかもが交じり合って、息をするのも忘れそうなほどうっとり。

=== amazonより
歯痛に悩む植物園の園丁がある日、巣穴に落ちると、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、愛嬌のあるカエル小僧、漢籍を教える儒者、そしてアイルランドの治水神と大気都比売神……。人と動物が楽しく語りあい、植物が繁茂し、過去と現在が入り交じった世界で、私はゆっくり記憶を掘り起こしてゆく。怪しくものびやかな21世紀の異界譚。
===

異界では次々と忘れていた記憶がよみがえる。カエル小僧の正体は、実は…。当時はどうして何とも思わなかったのか、思ってあげられなかったのか…。再び出会えて、そして名前を付けてあげれて良かった。心の中で封印していた出来事に、今だからこそ向き合えたのかも。

前世が犬であった歯科助手である奥さん、緊張するとつい犬になってしまったり…。ちょっとこの歯医者は怖いです…(^-^;

たかこ 
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3. f植物園の巣穴  [ 隣り近所のココロ・読書編 ]   2009年11月04日 17:12
JUGEMテーマ:小説全般● f植物園の巣穴 / 梨木香歩● 朝日新聞出版● 1470円● 評価 ☆☆☆植物園に勤める私は歯痛に悩んでいる。ある日、巣穴に落ちてしまうのだが、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主・・・・。人と動物が自然に語りあい...
2. 『f植物園の巣穴』/梨木香歩 ◎  [ 蒼のほとりで書に溺れ。 ]   2009年11月03日 22:55
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1. f植物園の巣穴 梨木香歩  [ 苗坊の徒然日記 ]   2009年11月03日 15:08
f植物園の巣穴 植物園の園丁は、椋の木の巣穴に落ちた。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、烏帽子を被った鯉、幼きころ漢籍を習った儒者、アイルランドの治水神…。動植物や地理を豊かにえがき、埋もれた記憶を掘り起こす会心の異界譚。 何だかもの凄く久しぶりな...
コメント
1. Posted by 苗坊   2009年11月03日 15:15
こんにちは。
TBとカキコありがとうございました。
不思議な作品でした。
私も「家守綺譚」を思い出しました。
最初は理解が出来なくて、苦労しましたが^^;
最後は良かったですね。
確かにあの歯医者は怖いです^^;
2. Posted by 水無月・R   2009年11月03日 23:01
たかこさん、こんばんは(^^)。
TB&コメント、ありがとうございました〜!
素敵な幻想世界を堪能しました。
梨木さんて、本当にすごいですよね〜。
・・・あ、そうそう。「怖い歯医者」で思い出しました。綾辻行人さんの『深泥丘奇談』に出てくる歯医者も、相当・・・です。
よろしければご一読を・・・。私レビューを書いております。(宣伝になっちゃいます?だとしたら、ごめんなさい。)
3. Posted by たかこ   2009年11月04日 10:38
> 苗坊さん
不思議な作品でしたね。
今はどこでどうなって…と話の流れを理解しようとすると混乱しそうでした。あまり深く考えずに読むほうがいいですね。
ラストが素敵でした (#^.^#)
歯医者、よく何回も通うなぁと思いながら読んでました(笑)

> 水無月・Rさん
梨木ワールドにどっぷりひたれますね〜。
本当に読みながらうっとりしました。
で、「深泥丘奇談」ですね。amazonをちらっと見てみました。
読んだら、またコメントさせて頂きます♪
4. Posted by ともみ   2009年11月04日 17:09
こんにちは。
いつもコメントやTBありがとうございます。
大きく、不思議な世界観でしたね。
スケールでかかったなぁ。
5. Posted by たかこ   2009年11月04日 22:14
> ともみさん
不思議な世界ですよね。梨木さんの本当のうまいところだと思います (^-^)/
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