千葉県議会議員『松戸たかまさ』の県政レポート

千葉県議会議員「松戸たかまさ」の考える政策、議会で取り上げた政策を中心に、出来る限り分かりやすく書いていきます。

過去のツケか、それとも…。

【20120921】かずさアカデミア

先日はかずさDNA研究所について書きましたので、本日はかずさアカデミアパークについて書きます。


かずさアカデミアパークは、当初は研究開発機能の集積を目指しておりました。
その構想が成立したのが昭和59年。
それからバブルが弾け、計画はとん挫し、今でも民間企業用地の約4割が未立地のままとなっています。


また、その途中では事業推進に大きな役割を果たしてきた第三セクターである株式会社かずさアカデミアパークが破綻。
負債総額は57億6,900万円。
莫大な税金が消えてしまいました。


最近になってようやく千葉県も構想見直しに着手しました。
現在は誘致企業の対象を拡大し、研究機能だけでなく幅広い業態の企業の誘致を行っております。
また、広すぎる区画の細分化にも着手します。
9月議会では、区画細分化のための補正予算について審議する予定です。


ただ、現在の未決定用地は59ヘクタール(1ヘクタール=10,000平方メートル)!
まだまだ広大な未利用地が広がっていました。
厳しい規制も残っており、豊富な緑も企業誘致には高いハードルになっています。
(豊富な緑と言えば聞こえは良いですが、うっそうとした森と言った方が分かりやすいかもしれません…。)


ただ、アクアライン800円効果は確実にあるようです。
先日も7ヘクタール分の企業立地が決定したとのこと。
千葉県から企業の撤退が相次ぐ状況ではありますが、同地域への企業誘致を成功させ、千葉県の経済成長のエンジンにする必要があります。


どうしたら企業を誘致できるのか。
私の所属している商工労働企業常任委員会で、今後も継続して議論したいと思います。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

かずさDNA研究所

【20120921】かずさDNA
先日、「かずさDNA研究所」及び「かずさアカデミアパーク」に行ってきました。


本日はかずさDNA研究所について。


かずさDNA研究所は、千葉県が支持母体となっている、その名の通り「DNA」の研究所です。
わが国を代表するDNAの研究機関であり、先日もトマトの全ゲノム解読に世界で初めて成功したというニュースが出ておりました。


年間予算は約18億円。
その内12億円は千葉県が支出しております。
日本を代表する研究機関を、「千葉県」が中心になって支援しているのは誇らしいものですが、一方で何故千葉県のみが支援しなければいけないのか、といった批判も出ているようです。


今回は研究所を代表する科学者の方々から、医療の飛躍的な発展、農業技術の発展等、夢のある話を聞けました。
しかし、その一方で問題となるのは倫理観や安全性です。


「クローン技術」をどう考えるか。
「遺伝子組み換え食品」の安全性をどう考えるか。
そこに政治はどう介入するべきなのか。


過剰な規制は技術の発展を阻害しますが、過剰な規制緩和は生活の安全を脅かす可能性もあります。


いずれにせよ、冷静な判断をするためには、まずは知ることから始めなければいけません。
苦手だった化学や生物の勉強もしてみようか…。
そんなことを考えさせられました。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

千葉県のいじめ問題

【20120913】息子とともに

2011年度に私立を含む千葉県内の小学校・中学校・高校で認知されたいじめの件数は7,452件であり、全国で2番目(1番目は愛知県)に多くなっております。


この数字を見てどう感じますか?


いじめを無くすことはもちろん理想ですが、現実問題としていじめをゼロにすることは非常に難しいことです。
学校に限らずどのような共同体であれ、いじめが起こる可能性はゼロではありません。
問題は、いじめがエスカレートする可能性を多分に持っているものだということです。
エスカレートした最悪の結果が、大津市の問題のようなケースです。


そこで、いじめへの教育現場の対処法としては、
『いじめは常に起こる可能性のあるものだと認識し、決して隠ぺいせず、早期に発見し、早期に解決する。』
これが重要だと私は考えます。



ここで千人当たりのいじめ認知件数を比較してみましょう。
千葉県は千人当たりの件数は11.4件。
他の都道府県、例えば東京は4.0件、埼玉県は1.8件、神奈川県は4.8件、大阪府は2.4件。
何故ここまで千葉県は突出しているのでしょうか。


同じような地域(首都圏近辺)に住む学生同士、それほど一人一人の生徒に違いがあるとは考えられません。
考えられるのは、千葉県の教育現場が崩壊しているということ、または、千葉県の教育現場が早期発見に重点を置き、いじめを早期に、かつ的確に発見しているということです。


先日、千葉県の教育行政を担当する方々と打ち合わせをする機会があり、早期発見・早期解決に向けてこれまで以上に尽力していただけるよう、かなり突っ込んだ議論をさせていただきました。


私も子供を持つ親の一人として、これ以上胸が引き裂かれるような事件が発生しないよう、千葉県の教育行政について今後も可能な限りチェックしていきたいと思います。


ちなみに私の息子もようやく6か月になりました。
日々成長する息子の元気な姿を見ると、やる気がみなぎってきます。
私たちの世代が踏ん張って、次の世代へ「素晴らしい日本・美しい日本・強い日本」を引き継がなければいけませんね。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

シンガポールのマーライオン!?

【20120910】南房パラダイス1

千葉県は、観光宿泊者数で全国でもトップ3に入るような観光立県です。
ただ、それは『東京』ディズニーランドの集客力によるところが大きい、というのが現実です。


一方で、房総などの地域の観光産業は、昨今の風評被害等の影響もあり、非常に厳しい状況に陥っています。
この地域をどうするかが、千葉県の観光政策の課題です。


本日は、観光立県推進議員連盟の一員として、館山や君津の観光産業の実態を把握しに行ってきました。


本日訪問したのは三か所です。
1.南房パラダイス
2.渚の駅「たてやま」
3.JAきみつ味楽囲おびつ店


南房パラダイスは、千葉県最大の動植物園であり、シンガポール国立動植物園と姉妹提携しており、マーライオンが目印となっています。
(写真はマーライオンと写っておりますが、別にシンガポールに行った訳ではありません。)
南房パラダイスの現状については、2011年10月15日付の私のブログに書いてありますので、よろしければそちらもご覧ください。


本日1時間程度園内を回りましたが、すれ違った一般のお客さんは『4名』。
これが現実です。
非常に貴重な動物や植物を見ることが出来ましたが、リピーターになるかと言われると…。
今後もさらに、商工労働企業常任委員会の方でメスを入れていく必要があります。


尚、写真の「皇帝アナナス」は10年に1度しか花を咲かすことのない貴重な植物のようです。
今南房パラダイスで売り出している植物です。
ただ、「花が咲いていない時期にも感動が伝わるよう、実物大のパネルを用意するなどの工夫も必要なのでは?」といった意見も出ていました。
【20120910】南房パラダイス2


本日は館山市長や君津市長にもお越しいただき、地元観光産業のPRをしていただきました。
「千葉県南端の館山が盛り上がれば千葉県が盛り上がる!」
その言葉が非常に印象的でした。
地元市町村と千葉県とが一体となって、何としても千葉県を盛り上げていかないといけませんね。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

漁獲高全国6位

【20120902】館山イベント

「近いうち」に行われる衆議院議員選挙に向けて、様々な動きが出ております。
民主党の代表選や自民党の総裁選も間もなく行われます。
また、みんなの党や維新の会等の第三局の動きも活発になっております。


私の所にも問い合わせが殺到しておりますが、私はあくまで初心を忘れず通常の活動を行うのみです。


話は変わりますが、昨日、千葉県館山市にて青年会議所主催の地域活性化イベントが開催されました。
私も微力ではありますが、お手伝いに伺いしました。
お手伝いの途中で頂いた千葉県産の「ホタテ」と「サザエ」、本当に美味しかったです!
千葉県は海面漁業漁獲高全国第6位となっており、本当に美味しい魚介類が頂けます。
是非、千葉県の海へ!
そして美味しい魚介類を食べてみてください!


千葉県議会議員
松戸たかまさ

第三極の動き 〜政策実現に向けて〜

八月最後の週末が終わろうとしています。


盆踊り等のイベントも、ラストスパートといった所でしょうか。
私も連日、盆踊りやバーベキュー等の野外イベントに参加させていただき、沢山の方から政治に対してのご意見・ご質問を頂戴しております。


最近頻繁に聞かれるのは「第三極の動き」についてです。
みんなの党と維新の会との連携はどうなるのか、といった内容が多いです。


色々な報道もあるようです。
しかし、今後どうなっていくのかは全く分からないというのが正直な所です。


衆議院の解散の時期やその他の第三極の動き、世論の動向など不確定要素がたくさんあり、現段階でどうなるかは分かりません。


ただ、私は「政党」ありきではなく、「政策」ありきで考えるべきだと思います。
価値観、ビジョンを共有し、その実現に向けての政策が一致する方々が、ともにこの国を変えるために力を合わせるべきではないでしょうか。
少数政党がバラバラになって動いていては、結局何も変わりません。


私は政策を実現したい!


どんなに素晴らしい理念を唱えていても、実現可能性がなければ、それは自己満足でしかありません。
私が訴えている「行財政改革」・「地方分権(道州制)」・「脱原発依存」を実現できるよう、しがらみを断ち切る政治を行えるよう、私も微力ながら動いていきたいと思います。


千葉県議会議員
みんなの党千葉県議団 政調会長
松戸たかまさ

ラテンキングを探せ!

【20120818】サンバ

本日は第13回坂川清流灯篭まつりに参加させていただきました。
開会式での挨拶から始まり、出店の手伝いまでさせていただきました。


今回の祭りのサブタイトルは、
「みんなで踊る清流踊り 元気舞う伝説のサンバ」。


本日の写真は、サンバの写真です。
ラテンの音楽を聞いていると、思わず踊りだしたくなりますね。


そういえば、大学時代のバイトで、某有名週刊誌の企画に参加したことがあります。
その名も「ラテンキングを探せ!」


会場に集まった100名の若者に対して、○×式のアンケート調査を行い、ラテンキングを探しだすといった企画ですが、企画の名前通り、物凄いハイテンションな会場でした。


質問の内容は、「3時間遅刻をしても平気か?」、「野宿をよくするか?」といったものばかり。


参加者からみてもイマイチな企画でしたが、週刊誌も色々な企画を考え出すのは大変なんでしょうね。
本日はラテンつながりで書いてみました。


千葉県議会議員
松戸たかまさ

平成23年度千葉県一般会計決算(見込み)

平成23年度の千葉県一般会計決算見込みが発表されました。


【歳出】
歳出総額:1兆6,648億円(前年度比872億円↑)
主な要因は、東日本大震災に関連する歳出が709億円増加したことです。

ただ、人件費については70億円削減され、5,994億円となりました。
人件費比率も38.0%から35.6%へと減少しました。
私たちの訴えている削減額にはまだ届きませんが、このトレンドをしっかりと持続させなければいけません。


【歳入】
歳入総額:1兆6,821億円(前年度比901億円↑)

(内訳)
個人県民税や地方消費税等の県税は6,252億円(116億円↓)
地方交付税は1,932億円(228億円↑)
国庫支出金は1,956億円(89億円↑)
繰入金(基金の取崩)は759億円(357億円↑)


【県債残高(借金残高)】
県債残高の推移ですが、前年度に比べて1,190億円増となる2兆7,429億円となりました。


県債残高については、県としての言い分もあるでしょう。
ただ、県債残高の増加傾向が止まっていないという現実は真摯に受け止めなければいけないことだと思います。
9月議会でもしっかりと追及したいと思います。


千葉県議会議員
みんなの党千葉県議団 政調会長
松戸たかまさ

地域医療の連携 〜医療過疎地域を救済するために〜

【20120805】東金病院

先日、千葉県立東金病院に行ってきました。
東金病院は昭和28年8月に開院した県内最初の県立病院です。
東金病院は平成25年度末には廃院になることが決定しており、新たに地域医療の拠点として、東金九十九里医療センターが整備されることになっています。


東金病院が立地する九十九里沿岸の山武地域(人口22万人)は、人口1人当たりの医師数が全国平均の半分以下という医師不足の地域であり、深刻な医療過疎の状況に陥っています。


こうした医療過疎の問題に加えて、この地域では重度の糖尿病患者が極めて多いという問題に直面しています。
下肢を切断しなければならない状態になる糖尿病性壊疽の割合が、全国平均の約5倍と極めて多い状況でした。


糖尿病のような慢性疾患が重症化すると、心筋梗塞や脳梗塞のような更に重い病気にかかる危険性が一気に高まってしまいます。
そういった重い病気にかかると、治療にかかる費用も急激に増加するため、患者さんにとっても、行政にとっても負担はより一層重くなるのです。


如何にして深刻な医療過疎を救うか。
急速に進む高齢化の中で、如何にして医療費を抑制するか。


東金病院の平井院長に尋ねたところ、東金病院の取り組みは、『糖尿病のような慢性疾患の重症化を予防すること』、そしてそのために『わかしお医療ネットワーク』という広域電子カルテ事業を進め、病院・地域診療所・薬局・患者との診療情報の共有によって的確な医療を提供しているとのことです。


「地域ぐるみで重病を予防する!」
まさに「地域医療連携」です。


今後、このような医師不足や高齢化に伴う医療費の問題は、都市部でも起こり得る問題です。
如何にして地域医療の連携を進めていくか。
より一層議論を深める必要があります。


千葉県議会議員
みんなの党千葉県議団 政調会長
松戸たかまさ

2012年度矢切ビールまつり

【20120802】2012年度矢切ビールまつり

今年も北総線矢切駅前ロータリーにて、毎年恒例の「矢切ビールまつり」が開催されました。

相変わらず賑やかなお祭りでした。

皆さん、程よく酔っ払われていたようで、本音で意見をぶつけていただきました。

「いつも応援しているよ!」
「常々思うんだけど、写真より実物の方が良いわよ。」
といった嬉しくなるようなご意見もたくさん頂きましたが、その一方でかなり厳しいご意見も頂きました。

ただ、逃げずに真剣に話せば分かっていただけるものです。
私の思いを真摯に、そして謙虚に伝えたところ、多くの方に理解していただき、最後は「頑張れよ!」という言葉を頂きました。

たまには、野外でビールを片手に、沢山の方々と膝を突き合わせながら語り合うのも良いものですね。

千葉県議会議員
みんなの党千葉県議団 政調会長
松戸たかまさ
livedoor プロフィール

松戸 たかまさ

1978年松戸生まれ松戸育ち。
実家はラーメン屋。

大学&大学院では経済政策を専攻。
投資銀行・衆議院議員秘書を経て、現在千葉県議会議員。

※詳しい自己紹介は私のHPを見てください。

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