2009年11月22日
最近のサボイキャベツ
ついったーには書き込んであるのですが、昨日というか夕方に銀座キャノンギャラリーに山本弘之さんの写真展に行ったのですが、その報告はまたあした。あれこれやっていたら時間切れ、すみません。
最近、お客様の誰かから
「サボイキャベツはまだですか?」
という質問があったそうなので、これが最近の様子です。
昨年よりも早く定植したのですが、もともと排水がよくない畑で、今年のように雨が多いと生育にも影響がでています。
結球は始まっているようですが、ゆっくり育つ品種なので、年内はむずかしい気配が・・・
おなじく、おなじみの黄金カブ(黄カブ)とルタバガ(スェーデンカブ)も肥大が遅れています。クリスマスまでには間に合わせたいのだけどねえ、ないと困るお客様もいる反面、誰もが食べる野菜でないので微妙な位置にあるんですよ。当農場で作る野菜はどれもそんなものばかりのような・・・。
2009年11月21日
稲わら干し
今日は快晴。いい天気でした。
直売の収穫調整作業が一段落してから、昨日の小田原出張で持ち帰ってきた湿った稲わらを架け干ししました。三浦では「はさがけ」といいますが、「はざ」というところもあったり、学生時代過ごした桜村、大穂町(現つくば市)あたりでは「おだ」といってたような、各地で色々な名前やかけ方があります。
雨が降っても、とりあえず通風がよければ腐らず乾燥できます。今日トラックに積んだままになっていたわら束を解いたら、すでにほてっていて暖かかったです。このままいい天気が続けばいいのだけど、また明日は曇りから雨の予報で、なんだかいけない傾向です。
2009年11月20日
小田原出張
今日は今年2回目の小田原出張。小田原でナシと水稲を栽培する父の友人を頼って、もみ殻やら稲わらをゆずってもらいに出かけました。今日は稲わら。あいにく昨日の雨でだいぶ湿っていたので、今回持ち帰ってからかけ干しします。私のところでは稲わらは、堆肥と敷きわらとして利用するので、多少稲わらの性(「しょう」です。意味わかります?)が悪くなってもかまいません。
毎年小田原市の酒匂川左岸の父の友人宅へ行くのですが、このあたりでは若者を見かけません。三浦だって、最近は市内の新規就農者が10人前後なので(正確な数字はわかりませんが、感覚としてこのくらい)偉そうなこといえません。おそらくビニルハウス内や畑地帯では若者が仕事していると思うのですが、田んぼで会うのは私の父の世代以上の農業者ばかりです。いつも行くたび感心するのですが、近所に80すぎのおじいさん(といったら失礼か)が一人でナシ園の管理と水稲を何町歩か作付けていて、コンバイン操作から、収納乾燥まで段取りよくやっていたのですが、今年になって体調を崩し、先月小田原に来たときはデイケアのお迎えの車に乗って出かけていきました。もう田植機やコンバインに乗ることはないそうです。諸行無常ですね。人は毎年、年をとる。
昨年できた「朝ドレファーミ」のおかげで、小ロットの農産物販売先ができるようになり、父の友人もイチジクの出荷を始めたそうです。
今日知ったのですが、桝井ドーフィンはうまくないといってました。国内市場に出回る品種はほとんどといってもいいくらい桝井ドーフィンという品種なのですが、食べるにはもともと小田原の在来の品種(名前聞き損ねた)のほうがうまいそうです。イチジクの枝振りを見ると、とうてい三浦では適地をさがすのが困難な好条件の畑で栽培されています。私の妹も家の畑の端に植えていますが、とてもじゃないけど、三浦で栽培していると、何年たってもジャム作ったり干しイチジク作ったり生で食べたりという日は来ない気がする。
イチジク農家はたいてい手袋をしているので、聞いたらあの樹液でかぶれるそうです。あの白い樹液は、最近いじっているパパイヤにも見られ、なんだか不吉な予感がするんですよ。確かにパパイヤでもかぶれるそうなので、いずれ対策をして栽培しなければなりません。でも、食べるときは大丈夫ですよ、一般的には。
この写真でははっきり見えませんが、小田原から見る富士山は見上げる感じです。三浦からは裾野まで見られるのですが、富士山の頂上近くの様子はよくわかりません。昔に比べ、小田原から見る富士山の雪が少なくなったそうです。暖かいんでしょうかね。
2009年11月19日
寒いだけでなく、またいやな雨
今日から寒くなるという予報で、朝の収穫作業は覚悟していましたが、いざ仕事を始めると体は温かくなるのでチョロいもんだと思っていました。ところが、9時過ぎたあたりから雨が降り始め、またカッパを着ての作業になってしまいました。もうお湿りはいらないし、天気が悪いと日照不足で生育への影響が心配です。ただでさえ、もう充分畑は湿っているので、天気が安定してくれないと困ります。
今日初めてルビーボール(紫キャベツ)の収穫がありました。一日の収穫はわずかですが、ぼちぼち出ますので、どうぞお使いください。
このキャベツは緑色のキャベツに比べ葉緑素が少ない(ない?訳ではないでしょうが)せいか、生育もゆっくりで、玉も小振りです。量販店では切り売りすることが多いようですが、当店では1個売りです。あまりたくさん使う物ではありませんが、傷まないうちにどんどんお使いください。
2009年11月18日
「は?」とパパイヤの様子について
今日は朝のうちはからっとした感じではないものの、久しぶりの天気で気分がよかった。懸案事項をいくつも抱えていても、天気がいいとどんどん片付けられるような気がします。
さて、パパイヤのことですが、植え遅れのパパイヤが育ちはじめて開花が始まったのが9月に入ってのことでした。ちなみに品種は「レッドレディ」です。1本でも開花結実する品種です。(種の袋には雄株は入っていませんと書いてありました。)この品種は台農の品種ですが、タイで購入のレッドレディ種子と国内種苗会社扱いの台農のレッドレディ種子とでは発芽率がだいぶ開きがありました。タイの台農の種子のほうが発芽不良でした。
これはパパイヤの雌花です。はじめこれでなるのか心配していました。ところが開花して一週間もすると、次の写真のようになります。
これでいったいいつになったら大きくなるのかと思っていて、11月に入ってそろそろ収穫かなという大きさに育ちました。
これが収穫間近のものです。下位のものは、ひとつの葉腋に1個ですが、上位葉はいくつも結実しました。
これがその様子です。
そして現在もまだ開花中です。毎朝パパイヤ独特の甘い香りがしています。
結構気むずかしい果樹ですが、私としては成熟するまでは至らないので、青パパイヤとして野菜の感覚で栽培しています。
奇しくも農業技術センターのT田さんも仕事として圃場で栽培試験に取り組んでいて、いろいろ教えていただきました。結論としては、野菜の青パパイヤとしての栽培は三浦でも十分可能ですね。といっても訳わからないことが多いですけど。
現在秘密のうちに3人のお客様にお買い上げいただきました。一人はタイ人の女の方で、妹や私のいい加減な日本語なまりのタイ語を聞き取ってくれるバンコク出身の方。「かわいーねー」(小さいねの意)とおっしゃいました。もう一人は鎌倉で料理屋さんを切り盛りする女性の方。青パパイヤ大好きだそうです。もう一人は、私とおなじサークルの飲み会員(?)のS戸山さん、はじめてですが果敢に挑戦してくださいました。
いつまで寒さに耐えられるか、しばらくそのまま栽培する予定ですが、そろそろきちんと店頭に並べる予定です。
色々調べると、パパイヤは両性株と雌株、雄株が存在するそうで、さらに両性株と雌株では果実の出来にも違いがあるようです。私の栽培したものは雌株ということになっていますが、雄株を植えてないのに、株によっておなじ品種なのに果実の形が違います。経済性のある野菜の品種にくらべ、品種改良が進んでないのでしょうか?
よくわからないことだらけなので、9月に一度専門家に見てもらいました。農業技術センターのS山さんとM神さんが畑に見に来てくれました。M神さんは私は勝手に神の舌をもつ人と思っていますが、味覚の研ぎ澄まされた美食家です。S山さんは私も会員であるサークルでもお世話になっている方で、果樹も担当しています。M浦さんの後任で、レモンのことも教えてもらう予定です。
9月に見てもらったのは、雌花だけで結実するのか心配なときだったのですが、色々見てもらったら、たぶん大丈夫だろうということになりました。実際、ちゃんと果実が成長して大きくなりました。その節はお世話になりました。
この現地で一通り見ていただいたとき、ふと、S山さんが
「どうしてパパイヤの栽培を始めたのですか?」
と質問されました。わたしは
「(自分で作ったパパイヤでソムタムを)食べたかったから」
と答えたら、タイトルの通り
「は?」
と、一瞬どういう意味かわからないという感じで私の顔を見ました。
まあ、ふつうなら、「かくかくしかじかの理由で経営に取り入れてみるため」とか何とかもう少し気の利いたことをいうのでしょうが、私は今まで経営的に有利だとか何とかよりも、自分が食べたいとか、自分はこの品種がうまいと思うからという理由で栽培をしてきたので、我ながら幼稚というか素朴な答えになってしまいました。本心は別にして、もう少しもっともらしいこといわなけりゃだめなんだなとあとで思いましたが、遅かった。経営者として失格だな。
三浦にある農業技術センターは、私と同年代くらいまでの人が多くて年々平均年齢が上がってきていましたが、S山さんともう一人の方が配属されたおかげで平均年齢もぐっと下がり、若返った気がします。おもにマダムを担当するT岡さんが(私よりはずーっと若いのですが)、4月の異動で自分が一番若くなってしまい恐ろしいことだと申していましたが、若い人が来て職場が若返ったと喜んでいました。
S山さんは前職が某食品メーカーで開発の仕事に従事していたそうで、同業他社との競争よりもメーカーと小売り(量販店)の関係でご苦労があったそうです。個人的には、三浦農業のマーケティングについて知恵を授けてもらいたいと思っています。
「たべたい」という理由で、パパイヤの栽培が始まりましたが、まだこれからいつ日の目を見るかわからないものをいくつか手をつけていますので、お楽しみに。なるべく10年以内にめどをつけたいと思っています。
2009年11月17日
また雨だ!
今日、明日は直売所を休みます。
予定では、外(畑)の仕事が控えていましたが、天気予報通りの雨。もういらないんだけど、降ってきたものはしょうがない、一日ビニルハウス内で片付けやら何やら野菜の発送作業。
ビニルハウスではまだ生きていたキュウリの片付け。片付けて現れたは、今年から栽培を始めたパパイヤ。本当に手探りの状態ですが、植えてみたら、どんどん育って花が咲いて結実。詳しくはまたあした。眠くてしょうがない。
普段面倒を見ている野菜にくらべ不思議な植物です。明日アップしますが、木の幹からいきなり花が咲いて実がなっているような雰囲気なんですよ。見慣れないから、見れば見るほと変な作物です。
2009年11月16日
強風のあと
連日の強風と、この時期にしては珍しい雨模様と、高温のおかげで野菜にも影響がでています。
ブロッコリーの早生品種につぼみが黄化したり、腐敗するものが散見されて、きちんとした売り物になるものが少ないです。これはまあ、私の畑特有なのかもしれませんが、よその様子がわからないので、何ともいえませんが、昨年比でもかなり悪い状態です。
ダイコンは早まき(9月上旬)は、播種時期が高温なので、きれいなものを作るのはむずかしいですが、最初の播種分はもうじき終了なので、いずれいいものに切り替わってきます。
キャベツは、これはどういう訳か例年より早く収穫できて、品質も今のところまあまあです。
カリフラワーは一部の品種で、生育不良で病気も発生しています。(大雨で畑の過湿状態が続いた。)昨年のように一度に5品種(オレンジ、白、緑、明るい紫、ロマネスコ)が揃って収穫はむずかしい模様。
この写真は、定植遅れで現在挽回中の秋ジャガイモですが、北東の強い風、南西の強い風で左右に振り回されて根元が傷んでいます。今年は雑草の発生が少なめで、またあっさりした樹の状態なので、いい感じだったのですが風に振り回されて台無し。一部に疫病の気配。
とまあ、色々問題山積。私はあまりまじめでないので、状況を素直に受け止めて深刻になるほうではありません。いいことばかり続かないし、悪いことばかりも続かない。次いこ次!
今朝ほど、ダイコンを洗っているときに携帯電話が鳴り、手を休めてカッパを脱いで手袋を外しヤッケの下の胸ポケットから携帯電話を取り出して出たら(急いでいてもこの間呼び出し音が10回くらい)
「今日のアルバイト休みます」
と見知らぬ女の人の声。
「は」
といったら間違い電話だったらしく切れました。携帯電話にも間違い電話ってあるのでしょうか?だいたいうちではアルバイトなんていないしなあ。臨時雇用でも雇えるところがうらやましい。
2009年11月15日
暖かい強風
今日は久しぶりの天気。ここ数日の陽気と打って変わって気分がいい。富士山も見えたし。
ところが昨日までの風と違って、今日は南西の風が強くて、最後に播種したダイコンの間引き作業にはあまりいい天気ではありませんでした。
この写真のように南西の強い風に日中吹かれっぱなしで、ダイコンの葉もなびいていました。この時期畑にへばりついてする間引き作業は寒いのですが、今日は16時頃までは寒くなくて快適。日の入り近くになって寒く感じて、作業着を一枚羽織ってやっと暖かに。お天気の良さと裏腹に寝不足で、不整脈がでて終日動悸が止まらずいやな感じ。今日こそ早く寝よう。
予定表は当初真っ白なのに、日にちが進むにつて真っ黒に。はじめは余裕で本業にも差し支えないつもりでいるのに、こうなっちゃうんだよね。みんなはどうしているんだろう。
訂正:
きのうも日中は南西の風で、今日よりも暖かでした。日が暮れてから風向きが変わって北東の風になり、今朝方よりまた南西の風に。一日でずいぶん目まぐるしい変化です。
2009年11月14日
息苦しくなるような雨
ここに来て11月には珍しい雨続きですが、年によっては大雨の降ることもたまにあります。今年は雨の年なんでしょうかねえ。
今朝ほどは、昨晩から霧雨のような降り方でしたが、7時から8時頃畑にいるときはすごい降り方でした。でも、あとでアメダスで確認したら10ミリメートルくらいの降水量でした。時間雨量だけ見ていると、たいしたことなくても、雨は単位時間あたりまんべんなく降るわけでもないので、すごい降り方だと感じたんでしょうね。
雷の音を聞きながら、畑でダイコンの収穫作業をしていましたが、一時期雨の降り方が激しくて、前がよく見えませんでした。たくさん降ると息苦しさを感じるといわれますが、まさに今日はそんな感じでした。
そろそろお天気が恋しい。
さて、この写真は最近の三浦ダイコンです。
だいぶ茂ってきたでしょう。あと1ヶ月で収穫できるかな。
2009年11月13日
グラフィケーション2009年11月号(No.165)
富士ゼロックスの広報誌「グラフィケーション」(GRAPHICATION)の最新号、2009年11月(No.165)に実は作文を書きました。今回の特集は「土とヒトとの関わりを考える」というテーマで、なぜか私にも声がかかり「土を離れた農業に未来はあるか」というたいそうなお題の一文です。(p14−16)
富士ゼロックスというエクセレントカンパニーの広報誌に私なんぞがお呼びにかかること自体、変なのですが、ほかのそうそうたる顔ぶれの人に交じってなんだか居心地が悪いです。どのような人が読むか、読者の対象がわからないので当たり障りのないことに終始してしまいました。相棒からは主張がないといわれましたが、編集部のおかげと、児玉さんが撮影された写真とで、それなりに仕上げてくださいました。その節は色々な方にお世話になりました。
本屋さんには並ばない雑誌ですが、もしお手にとる機会がありましたらどうぞご覧ください。感想いただけるとありがたいです。
掲載誌が送られてくるまで知らなかったのですが、私の頁のあとに、同窓の先輩のインタビュー記事(田村憲司「土壌を知れば世界が変わる」p23−25)がありました。田村さんの格調高い話と私のとんちんかんな話で違う事いってたらまずいなと思って読みましたが、私の書いたことがあまり突飛でなく少し安心しました。
学生時代、私は園芸学の研究室(蔬菜花卉園芸学)に所属していて、農学部の場合いわゆる農学科は研究室を分野ごとの名称で呼んだのに対して、農芸化学分野は先生の名前で呼ぶことが多かったです。(例 「○○研」で○○は教官の名字、○○ゼミとはいわなかったと思う。今はどうなっているのかわかりません)
私が在学中、学部生(私の学んだ学校は学類生と呼んでた)だったとき、田村さんは土壌学の永塚先生の研究室の院生だったと思います。たぶん田村さんは私のことを知らないと思いますが、何人かの仲間(ひえの会の会員だったかも)と永塚先生のあとについて、穴掘り(土壌調査)にいった覚えがあります。茨城の冬は穴掘りするには寒かった・・・。
自分が進みたい専攻や研究室を決めるのに、学生はあちこちの先生のオフィスや研究室を訪ねては話を聞いたりするのが割合ふつうだったので、友人達と色々な研究室にお茶を飲みに行きました。(今と違って遊ぶところがなかったので、学住接近の学内をめぐるしかなかったというのもあります。)
写真のキャプションやプロフィール紹介で、なんだかすごい事しているように思われると困るんですけど、実際の私はご覧の百姓のおっさんです。
2009年11月12日
寒くなってきた
昨日は雨がよく降って、降り始めからだと100ミリメートル位でした。この時期ときどきたくさん降ることがありますが、今回はそのたくさん降った日でしょうか?天気予報では明日も雨なんですよね。
今日の午前中は、収穫作業のため体を動かすことが多かったので、暖かく感じられました。涼しいほうが、肉体労働者には比較的働きやすいいい天気(くもりでしたが)でした。そのため、終日北東のやや強い風が吹いていましたが、午前中は寒さが気になりませんでした。ところが、午後は所用でバイクに2時間ほど乗り回していたらすっかり体が冷えてしまいました。トラクタもこの時期は寒くてたまりませんが(寒風の中でじっとシートに乗っていると、思いの外冷えてきます。)風向きによっては、エンジンの熱で温められた風が吹いてきて、ほっとします。
寒いのは露地栽培農家にとっては、(冬野菜をたくさん食べてもらえる)いい天気です。ただ、肝心の作業する身にとっては、まだ冬の体になっていないので、先日の寒かったときのように、また寒さが身にしみます。
今日は今シーズン最初のキャベツの収穫がありました。
これも厳寒期のものにくらべ、寒さの影響は少ないのですが、すでに葉が紫色になってくるのもまもなくです。冬だものねえ。
2009年11月11日
長本和子さんの話を聞いてきた
今日は昨夜からの雨が続いていて、気がかりだったのですが種屋さんの農場のオープンデーという一種のショウに参加してきました。この手の顧客向けのショウはどのメーカーも実施しているのですが、なぜか私は今まであまり縁がなくて、ほとんど参加したことがありませんでした。
今回はたまたま事前に知る機会があって、参加申込をして埼玉まで行ってきました。トキタ種苗株式会社のホームページをご覧になって気づかれたかと思いますが、今回のイベントの案内はどこにも出ていません。メーカーとしてはかなり力を入れたイベントですが、ホームページのように広く告知できるところでは知らせないみたいです。ほかの業界のことはわかりませんが、農業関係については結構大事なことがインターネット上では見つからないことが多いです。
今回は海外に新しい子会社を設立した(日本の種苗メーカーは自社種子の販売と生産のために海外に子会社を出すことが一般的です。)お披露目のようなイベントでした。新たに発売予定の品種の展示が目を引きました。ブリーダーの話を聞けたのがよかったです。この会社からも近い将来新しい品種が発表されると、生産者としては楽しみです。
埼玉の会場も大雨で、よそ行きの長靴を履いていって正解でした。会場では
この写真ではわからないかと思いますが、オーバーシューズというふつうの靴の上から履いて汚れないようにするポリエチレンの長靴状のカバーも配布していました。こんなものがあるのをはじめて知りました。畑にいくんだから、それにふさわしい身なりでないと「やる気あるのか?」といわれちゃいますよね。
同業とおぼしき関係者は長靴着用してました。久しぶりに、茨城や栃木言葉が聞けて懐かしかった。
で、今回一番楽しみにしていたのは、長本和子さんの話です。

イタリア野菜のABC(アービーチー)
クチコミを見る
長本和子さんはここに出ている本の著者で、(2004、小学館、pp128)カラフルな写真でイタリア野菜のあらましを紹介しています。今回の話もこの本の内容に沿ったものでした。ただ、著者本人の口から、今までくり返し読んでいた本の内容を解説していただくと、「そういうことだったのか!」と膝を打つことが多かったです。ただ本を読んでいるだけではわからないことが、今日の話で知ることができて有意義でした。イタリア野菜とイタリア料理の関係はなかなか奥が深いです。
最後の質問の時に、サンマルツァーノの原産地呼称認証制度を受けたもの(いわゆるほんとのサンマルツァーノ)と、サンマルツァーノタイプのトマトのことを聞いたら、サンマルツァーノはその基準が厳しくて、イタリアでも「幻の」という形容詞がつくような存在だそうです。収穫かごに詰めるトマトの重さまで指定されているとは知りませんでした。
ほかの方が、日本での地産地消の流れについて、イタリアとの比較を質問された答えが印象的でした。自分の土地でできたものの価値を見いだして、それを自信を持ってすすめるという姿勢に日本とイタリアでは違いがあるというのは色々考えさせられました。
好きな作家には会わない方がいいといいますが、今回長本さんの生の声で野菜の話が聞けたのはとてもよかったです。本に書いてあることの理解が深まりました。
2009年11月10日
毎日朝露たっぷり
このところ風の無い日の朝は、朝露でカッパを着ないとずぶ濡れになります。この先だんだん気温が下がり、雨が少なくなって乾燥するとそれほどでもなくなるのですが、しばらくはこんな陽気が続きます。
それにしても、今日は暑かった。ちょっと動いただけで、汗は出るはのどは渇くはで苦しかった。まだ夏野菜の片付けは残っているし、次の作付けも滞っているしで用だらけ。日一杯仕事したけど、明日は雨でしばらく外の管理作業は中断してしまいます。
でも、忙しいといいながら、午後はおなじ下宮田のT中さんと、ご覧の通称青パトにのって、主に初声地区を2時間近く巡回。
お役目で「青色防犯パトロール」という自主防犯パトロールというのを行いました。勝手に青色の回転灯を装備した車両に乗ることは法律に違反するそうですが、いくら誰でも乗れる車ではないといいながら、本業に専念したいです。
黄緑色の蛍光色のチョッキと野球帽をかぶり、「振り込め詐欺に注意しましょう・・・」と繰り返すエンドレステープの放送をしながら走るのはなんだか恥ずかしかった。ただ、パトロール中事故もなくすんだのはよかった。
それほど広くもない初声地区と思っていましたが、くまなく走ると2時間ではまわりきれないくらいで、走行距離は約40キロメートル。平均時速は20キロメートル、国道は制限速度で走りましたが、その他の道はトロトロはた迷惑な速度での走行でした。
2009年11月09日
研修会
色々なことがあって、まじめに丸一日自分の仕事のできる日は今週一日しか無くて、困ったことです。まあ、本業のお勉強もあるので、いやなことばかりではないのが救いです。
今日は私も所属している、「三浦半島農漁業体験直売ネットワーク」といういまだに正確に言えない組織の研修会がありました。(活動の様子はここから)
今はやりのグリーンツーリズム、ブルーツーリズムを三浦でも取り組むために、会員の施設巡りをしました。三浦にいながら、なかなかほかの事業者がどんなことやっているか見る機会はあまりないので、勉強になりました。今回の研修は、各地の農産物直売所のコンサルティングやプロモーションを手がけている青木隆夫さんも講師として一緒にまわってくれてためになる話もたくさん聞けました。どうもありがとうございました。
私はただ珍しくてきょろきょろしていましたが、基本的にぼんやりしていて、大事なこともだいぶ聞き漏らしていたような・・・。
この魚も長井漁港の長井水産の施設内で、選別前のものです。一杯で800キログラム入っているそうです。私は「ああ魚だ」としか思わなかったので、そばにいた魚の専門家に聞いたらイワシとサバだとはじめて知りました。野菜ならこれはなにか?品種は?どこで作ったものか?などかなり気をつけるほうですが、魚は出された物をただ食べるだけで、作ってくれる人が知ったら怒られそうです。
食べ物を作っている側の者として、もう少し勉強しないといけませんねー。
2009年11月08日
ブラシカなイヌ
今日はしょうもない話を。
夏場はキュウリを食べることが多かった、家の飼いイヌですが、立冬過ぎてからはもっぱらダイコンでなくブロッコリーを食べています。
ブラシカな犬です。
前にも話したか、おなじアブラナ科でもキャベツやカブはBrassica属ですが、ダイコンなどはRaphanus属です。で、代々家で飼っていたイヌはダイコンが大好きでしたが、現在のこの写真のイヌはダイコンよりもキャベツなどの仲間なんですよ。というわけでブラシカなイヌの話でした。
2009年11月07日
直売所の営業予定の変更についてと、ルバーブの話
はじめに、これは今日収穫したルバーブです。じつは、こそこそ密やかに店頭に並んでいました。本来なら秋は収穫せずに株の養生に専念するべきなのですが、ついつい勢いがいい株を見ると店に並べてみたくなってしまいます。
時折問い合わせがありますが、店頭に出たとこ勝負なので、もし見かけましたらどうぞ。
さて、今シーズンの直売ですが、なし崩し的に冬野菜が始まっています。例年よりも新たな野菜があったり、思わぬものがまだ収穫できたり、虫食いの冬野菜があったりと節操ないのですが、じつはまだ畑の管理作業もたっぷり積み残しになっていて、直売所のお休みをいただきます。
来週申し訳ありませんが、10日(火)と13日(金)はお休みをいただきます。直接引き取りや発送の注文も承っていますが、できれば直売所の休みの日は避けていただけるとありがたいです。
2009年11月05日
最近のノネズミのことで
はじめに、ブロッコリーが今シーズン初めての収穫です。まだ毎日取れるわけではありませんが、もし見かけたらご賞味ください。ただ、つぼみの裏に虫がいることがありますので、念のため確認してください。(収穫時に確認はしていますが、絶対ないという約束もできないので・・・)
さて、標題のノネズミのことなんですが、畑はもちろんのこと、収穫物を保存してある作業場などではノネズミが悪さをします。
殺そ剤を置いたり、粘着式のねずみ取りを仕掛けたりして数を減らすようにしていますが、なかなか効果が上がりませんでした。何しろ餌が豊富にあるのだから、ノネズミの来ないわけがない。
ところが、いつ頃か8月あたりからあまり見かけなくなり、被害もなくなりました。どうしてかなと気にもなっていましたが、目先の作業に追われ、確認もせずに過ごしていました。
そんなある日、家のまわりで何やらものの気配がしていて、それがなんだかわからなかったのですが、どうやらイタチが家のまわりにうろついているのです。直近では、一昨日も父が作業場でイタチと目があったといってました。かなりひんぱんに見かけるので、ノネズミの被害がなくなったのは、イタチに食べられているからかもしれません。
私たちが病害虫など野菜生産上直面する問題解決のよりどころになる、神奈川県営農指導協議会発行の「病害虫雑草防除指導指針 平成21年度版」(本来は農業者を指導する立場の人向けの本らしい、pp667)をぱらぱら見ていたら、野鼠防除法(p477-479、今どき漢字では書かないよねえ、ノネズミあるいはヤソでいいのに)の中で、生物的防除法として天敵の利用という項目がありました。ヤソの場合最も有効な天敵はイタチだそうです。自然界のイタチを保護し、みだりに捕殺しないと書いてありました。
イタチをよく見かけるのは餌(ヤソ)が多いということなんだなあ。
以前竹やぶに、追肥用の米ぬかをまいたら、スズメが集まってきて米ぬかを食べ始め、さらにスズメを食べるネコがやってきたり、ネズミが増えたと思ったらイタチが集まってきたのを思い出しました。
私はネズミを食べるのはてっきりヘビばかりかと思っていましたが、イタチだったとは気がつきませんでした。イタチが食べてくれれば、死体を片付ける必要もないし、今どきのエコなやり方ですね。
2009年11月04日
不要農薬の回収
三浦市農協ではよその農協と同じように、組合員の不要農薬の回収を行っています。といっても、お金はかかるのですが・・・。
今まで回収があっても出さずに、家で保管していましたが、さすがにいつまでも負の遺産を抱えているわけにもいかないので、今回申込みをしました。
この写真ではよくわからないかと思いますが、全部で300キログラムもありました。ほとんどが以前イネ(水稲)を栽培していたときの殺虫剤(粉剤)です。もう田んぼをやめて10年近くたち、使用期限も過ぎていて、適用作物もないのでまさに死蔵していました。先代(私の父)が経営をしていたときは、今と違って農薬を買い込んでいたのですが、現在は必要な分を必要なだけ購入して使用するのが一般的です。でないと、すぐに適用が変わったり、効果に問題が出たりするので無駄になってしまいます。値上がりするから買い込んでおく、なんてことは肥料やほかの資材と違って行わないのが現実的です。
負の遺産(といっても、私の父はまだ存命ですが・・・)を早いところ片付けないと、指定産地である三浦市農協もGAP(衣料品店の名前ではありません。Good Agricultural Practiceの略、適正農業規範と訳せますが、農水省は農業生産工程管理と呼んでいます。食品工業で使われるHACCPという食品の安全管理の手法を農業生産現場に適用する手法といったらわかります?余計わからないかな。当面の取り組みは基礎GAPです。GAPもいろいろあって、農業者としても困る)の取り組みが始まっていて、身辺整理をしておこうというもくろみです。
今回の回収費用は、約300キログラムで25万円くらいですが、組合からも補助が出るそうです。まさに負の遺産だ。
2009年11月03日
いきなり寒くなってしまった。バジル類も終了。
今朝5時前に起きたとき、西の空に沈む前の月明かりがきれいでした。家の中にいて、何やら見慣れぬ方向からの月明かりが差し込み、どうしたんだろうと思いました。
昨夜の風も静まってきて、寒いくらいの陽気でした。
朝収穫したスイートバジルを、開店前に見直したら黒くなっていて、売ることができませんでした。スイートバジルは寒さに弱いんですよね。
今調べたら生育適温は25℃でした、20℃で生育緩慢で、15℃では生育が悪くなるのだそうです。(農文協2004野菜園芸大百科第2版20、p271-272参照)日中はともかくもう夜温は10℃を切ってしまっているからなあ。もう夏野菜の時期は終わりだ。
日中は例によって、富士山の左側に雲がもくもく出てきて、午後は雲に隠れて見えなくなってしまいました。
太陽の日を背中に受けながらの農作業は暖かで居眠りがでそうでしたが、4時過ぎたらどんどん冷えてきました。5時過ぎに、のど渇いたので水筒の氷入り麦茶飲んだら、余計体の芯から冷えてしまいました。
明日の朝も冷えるそうなので、ほどほどにしてもらいたいなあ。まだ秋ジャガイモが充分からだができていないので、土の中のイモが心配。
2009年11月02日
やさい畑2009年冬号
今日発売のやさい畑です。
今回はカブのあやめ雪です。やや若どりの状態ですが、おいしそうでしょ。詳しい話は巻末の表紙の野菜物語に出ていますのでご覧ください。
じつは昨年のトマトの表紙以来8号にわたって表紙の写真に当農場の野菜が出演していましたが、今回をもちまして卒業となりました。長きにわたり色々な方々にお世話になりました。最初に表紙写真の話が持ち上がったのが、2007年の初夏の頃で、以来季節ごとに旬の野菜の撮影が行われました。その間担当の編集者さんも替わったり、毎回のロケも色々な事情をぬっての末に実施され、苦しくも(私はただ素材供給者なので、大変だったのは編集部や写真家、デザイナーさん)楽しい時間でした。気安く受けたのですが、表紙は雑誌の顔なので、なるべく撮影にいい時期と、スタッフのスケジュール調整が大変だったようです。
今回巻末の記事中、文字の間違いが見つかりましたが訂正が印刷に間に合いませんでした。すぐわかるかと思いますが、指摘された方には粗品進呈。私もゲラ見ているときは気づかなかったんですよ。(ゲラなんて言うとなんだか業界っぽいな)今回で表紙は卒業と言ったら、赤ずきんさんから、雑誌の売れ行きに影響するんじゃないかといわれましたが、そんなことないと思いますけどね。
今までの当農場の野菜を振り返ります。
これが最初のトマト。最初のロケは雨のため畑に来たけど中止。
すべてサカタのタネの品種「ルネッサンス」「ごほうび」「麗夏」。
2回目のトウガラシ。これは色々、撮影中カ(蚊)がすごくて大変でした。
3回目の紅しぐれダイコン。これは、まぐれというか本当にいい色の時に収穫できて、種屋さんの手前いい状態で撮影できてよかったです。あとでブリーダー直直にお礼の電話をいただきました。
4回目のサボイキャベツ。
増田の品種ですが、これは従来の国内サボイ品種とは一線を画するいい品種です。なかなか素直に育たないけど。
5回目アンデス赤ジャガイモ。
これはイモを見たひとからの問い合わせが多かったです。
6回目ズッキーニ。
丸ズッキーニを出している種屋さんの社長さんから直直にお礼のメールが来てびっくり。以来、お付き合いさせていただいています。
7回目のニンジン。
これは実物以上にきれいに写って、評判よかったです。雑誌の売り上げに多少は貢献できただろうか・・・。三浦海岸の本屋ではいつもやさい畑が平積みです。
ありきたりですが、思い起こせばいろいろあったなあ。

