2011年03月31日

トンネルできたし、あとはズッキーニを植えるだけ

ズッキーニのトンネル、あとは植えるだけ!
今日もせっせと夏野菜の仕込み中。ズッキーニのトンネルができあがり、あとは苗を定植するだけになりました。
もう定植してもいいのですが、この先少し不順な天気予報なので、もう少し様子みて定植します。それまで、こうして地温を高めておこうかと思っています。仕事追いかけられていると、畑を耕耘してトンネル出来上がるやいなや定植してしまうのですが、(私の場合このパターンも多い)少し落ち着いてからの方がいいですよね。なんだか教科書的だ。
畑を耕耘した直後は、土の中の微生物フロラがリセットされた状態で、落ち着かないので教科書的にはしばらく日をおいてから作付けることが推奨されています。でも、実際には天気予報見ながら待っていられないことも多く、すぐ作付けてしまうこともよくあります。それでも何とかなることも多いのですが、できればまだ天気が暖かに安定するまでは余裕みて作業したいです。

この話は、そのまま本を読むことにも当てはまるのではないかと思います。私は読書家でもなく、読むのも速いほうではないので、次々新しいものを読み続けるのは苦手です。外山滋比古さん的には知っている内容の本を読むのは読書といわない(eg:たとえていえば、前日みたスポーツ中継のことを翌日の新聞で確認することは、読書ではないですよね。未知のことを読むという骨の折れる作業が読書ではないかと思います)
実際の私は、普段出かけるとき本を持参していますが、乗り物内で本読むと気持ち悪くなることが多いので、少し読んで後は窓の外を見てぼーっとしたり、カメラいじったりすることが多いです。
自分のひいきの書き手や好きな分野の本はどんどん読めて楽しいですが、そうでない未知の本や、読んでいてざらざらする本(うまいたとえが思いつかないのだけど、ざらざらする読後感のある本→わかります?)
ざらざらする読後感の本て、ちょうど畑を耕した直後の土の中と同じでは?と思うんですよね。この場合畑は、すぐに作付けず間を開けて土の中が落ち着くのを待ちます。本の場合は、頭の中が撹拌(かくはん、フィルム現像でいえば現像ムラができないようにアジテーションしていること)されている状態なので、しばらく読んだ内容が頭の中でうまくおさまるまで待つ。どんどん読み続けたら、撹拌が続いていて、吸収できるものも吸収できないような気がします。時が解決するなんてエラソーなこといえませんが、まあ、そういう事が必要なんでは?なんてこと思ったりするわけです。そう意識してはいないんですけどね。根がいい加減なので、続かない。

ただ、意識して読む場合は今書いたような骨の折れる作業なんですけど、レポート書いたり、仕事上必要に迫られて本を読む場合はどんどん読みますよね。正確には読むというより、本に当たるといった方がいいのかな?たとえが古すぎて昭和臭いのですが、太陽にほえろ(刑事ドラマ)で、長さん(ちょうさん)が警察手帳かざして聞き込みするみたいな感じ(余計わからないか…)。春秋の学会の発表要旨を片っ端からページを繰って、必要なものを探す作業というか、こういう場合は500ページくらいのものを見るのもわけないよね。こういうのは読書っていわないよね。

柄にもない事書いてしまったので、話を変えます。
このズッキーニトンネルは、たっぷり5アール以上あります。去年もこのくらいだったけど、実はまだもう少しトンネルを作らないと全部植えきらないのです。こんなに売れるかって?こればかりはふたを開けてみないと何ともいえませんが、前年並みの実績より少し高い目標を掲げています。欲しいお客様に欲しいだけ届けるには多少の余裕がないと、精神衛生上よくないもので。何とかします。
ただ、怒濤のズッキーニ収穫が始まると、毎朝キュウリ収穫に始まり一日の大半はウリ科三昧になります。これだけ手がけていると、時期をずらして栽培しようなんて思いません。周年栽培でなく、旬の時期にたくさん食べるのが、より旬のおいしさをありがたく感じるのではないかと…。乞うご期待!  
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2011年03月30日

ゆっくり進む(植えもの)

いろいろ小物を定植
朝のうちは来客があって、少し応対。それでも直売がないので、次々畑仕事ができてありがたい。直売所の営業する日は、畑の管理作業が止まってしまうので、気分的にはつらい。
日中は本当に春めいていて、ラジオ聞いているとあちこちでソメイヨシノが咲き始めたことを伝えています。いよいよ春本番直前ですね。今シーズンは大変な災害のため、いつもと違い浮かれた感じがしませんが、せめて花を愛でてしばし仕切り直ししてもいいのではと思います。

週間予報見ると、この先また最低気温の低い日があるようです。カボチャの定植を控えていますが、このまま畑に出すか、来週の天気を見てやり過ごすか思案中。
いつものことですが、この時期日中の暖かさに比べ、夜が寒くてねえ。午後の作業は日が傾きはじめたら、1枚羽織る必要がありますね。夏野菜の苗だって、寒かろう。
まだ寒いので保温
今日は、ウリ科ほど寒がりではありませんが、これからの葉物を少々定植しました。順調なら、またご賞味いただけます。これではムニャムニャわかりにくいので、もう少し大きくなったらお見せします。  
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2011年03月29日

タマネギの除草

タマネギ除草
最近のタマネギの様子です。一見普通に見えますが、この時期の標準的な生育に比べるとやや遅いです。いつも定植作業の遅い当農場のタマネギですが、今年もご多分に漏れずつい最近まで定植していました。
この畑のほとんどがタマネギで、約20アールになります。タマネギ産地に比べたら、ままごとのレベルなんですが、三浦での栽培としては多い部類になるかもしれません。営業的にはもう少し作付けしたいのですが、定植作業、除草作業の労力がネックになって、これが今のところ限界です。また、夏野菜の管理収穫作業もこなしながらだと、一時的とはいえ収穫収納調整の労力も馬鹿になりません。
家族にはタマネギ小屋をつくって(イメージとしては関西のタマネギ産地にあるタマネギ小屋を想定)ちゃんとにやる!と宣言していますが、もう何年もたつのに実現していません。ただ、昨年からは工業用扇風機で乾燥だけはやや理想に少し近づいています。でも、いまだ道険しだな。

やっと定植終わったと思いきや、植えるそばから除草作業も待っていて、おもしろいように作業がつながっています。
来月になったら、太りはじめたタマネギをご覧に入れたいと思います。
新しいお友達
最近自分へのご褒美(個人的にはこの言葉が嫌いなんです。誰かがいってたけど、自分で落とした財布を自分で拾うむなしさが感じられて、言い得て妙というかちょっとさみしい)で、前から欲しかった辞典の出物があったので注文して、新しい机上のお友達がやってきました。
机上といっても、ごらんのようにかさばるもので実際には机の下に隠しておくつもり。相棒に見つかると、また糾弾されるので。
だいたい、満足な日本語の文章も書けないのに、辞書ばかりそろえてもねえ。
私は普段使う辞書は、岩波の国語辞典(今は第7版)を使い、調べ物は小学館の国語大辞典を使います(パソコンには広辞苑が入ってる)。父が日国の初版の縮刷版(10巻もの)を持っているのですが、いちいち調べに階下へ行くのも面倒なので。じつは少し前に父をそそのかして日国の第二版を購入させたのですが、何を思ったか孫に(私の甥)あげてしまい、当てが外れてしまいました。日国の初版と第二版は違うので両方あった方がいいです。甥っ子はもてあましている(今の高校生、大学生は電子辞書を使うらしい。私から見たら、国語くらい書籍の辞書を使いこなした方がいいと思うのだけどね。あんなのちゃんちゃらおかしいと思うのだが…)ので、父が死んだら(悪い息子だね)甥っ子から買い戻そうかと企てています。半額なら売ってくれるだろうか?いや半額でもきついから、おじちゃんに3分の1の値段でどうかな?
うろ覚えですが、漱石は言海(大言海の元本)を読むのを好み、特にネコの項目をくりかえし読んでたと何かで読んだ気がする。全然そういう柄じゃないのに、あこがれだけはあります。学生の頃、文系の友人が「広辞苑で調べてレポート出すと駄目なんだ、ちゃんとした文献にあたったり、ちゃんとした辞書でないと」といってたのが妙に記憶に残っていて、広辞苑はちゃんとしてないのかと思いました。でも、広辞苑は一冊で用に足りるからいいよね。

今日の話題とは全然関係ないのですが、時節柄のネタで、津村ゆかりさん(「図解入門 よくわかる 最新分析化学の基本と仕組み」の著者)がご自身のブログにおもしろいことを書かれていたので、妙に反応してしまいました。放射線取扱主任者ですが。この一文の中で、「色々な測定・分析装置の中で私が好きなものの一つはGM管です」というのが私にはおもしろいなあと思いました。(こんな事書いていながら、じつはアイソトープ実験法も履修してない)詳しくは津村さんのブログをご覧ください。実はまだ津村さん達の近著「すべて分析化学者がお見通しです!」もまだ読んでないので、これも読まねば。  
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2011年03月28日

スナップエンドウの寒害(多くの人の手を煩わせて教えていただきました)

寒害と思われる症状
私たち農業者が農業上の問題にあたったときに相談に乗ってもらうのは、農協の組合員であるので、まず農協、農業関係の業者、農業技術センターの普及指導担当の3者が多いです(制度資金融資はさらに行政の別の部署がかかわる)。それぞれ得意分野があり、三浦という土地柄それぞれうまく連携している恵まれた産地だと思います。今までに3集ほど発行されている「三浦半島農業の歩み」(発行:三浦半島農業改良推進協議会)という、三浦農業を理解するための必読書があるのですが、これを読んでも農業者、関係機関、行政、業者の連携があって長い間産地として維持されてきたことがわかります。(3冊とも目を通した方がいいです)

私はとりわけ、たまたまある農業者のサークルに所属している関係で、普及指導課の方にお世話になることが多いです。メンバーが個性的というか、どいつもこいつも地域から浮いてしまったような傾向があるので(私以外はみなまともだと思います、相対的に!)、農協からは煙たがられているような気がします。役所の人なので、定期的な異動があって、春は別れもあり新たな出会いもある時期を迎えています(今年は知事選があるので定期異動は4月ではないらしい)。
現在はこのブログでも時々登場するS山さんが担当で、まじめな農業上のことからどうでもいいことまでお世話になっています。(レモンの剪定の際はお世話になります。)

なかなか話が進みませんが、当農場のこの時期の定番野菜であるスナップエンドウ(品種はスナックエンドウです、まぎらわしいね)に毎年でる謎の症状があって、この果実を見てもらうため先日お世話になりました。
私はたぶん虫によるものだろうと、はじめS山さんに虫担当のY牟田さんに取り次いでもらって解決するだろうと簡単に考えていたら、虫ではないようだというので、一悶着ありました。
ナモグリバエ幼虫による食害
ナモグリバエの幼虫による食害は、三浦の野菜(アブラナ科)でも問題になっているのですが、マメ科にもキク科にもよくつきます。この写真のように葉の表皮の下に潜り込んで葉肉の組織を食べて進みます。あまり食害がひどいと、光合成にも影響して生育、収量も悪くなります。
私が問題にしていた症状は1枚目の写真で、てっきりこのナモグリバエの幼虫の食害かと思っていました。
ところが、S山さんが実体顕微鏡で見ても、研究課のU草さんが見ても、Y牟田さんが見ても、どうも虫ではないようだという意見が大勢を占めてきました。私がルーペで見て所々さやの表面に穴が空いているみたいといいましたが、これは食入痕とはいわないといわれました。なんなんだろうと言っていたとき、たまたま土壌肥料担当のI森さんが県下でスイートピーにリン酸過剰白化症が発生したことがあって、少し似ているといわれましたが、土壌分析のリン酸の値が私の畑とは違うので、これでもないとまた振り出しに戻りました。
なんだろうとS山さんが技術大系をぱらぱら見ていて、「これかも」と言ったのがエンドウ果実の寒害でした。あまり鮮明でない写真でしたが、いわれれば確かに似ていて、発生時の気温を考えるとどうやら寒害らしいというところで、このときはおさまりました。(女の直感は鋭い?)
その後、M神さんが持っていたある産地のスナップエンドウの栽培マニュアルで、さやに火ぶくれ状の寒害が発生するので4℃以上を維持するように保温が必要だという記述があったそうで、私のエンドウは寒害だということが確定しました。
私のエンドウハウスは寒かったという事ですね。

ダイコンキャベツの産地である三浦は、これらの作物についての蓄積はあるのですが、相対的にマイナーな作物は問題解決に時間がかかってしまいます。
ずいぶん大勢の方の手を煩わせてしまってすみませんでした。

三浦は県下でも野菜産地としては大きい方なので、農業関係(普及指導員)の職員が手厚く配置されているので、その恩恵を私たちは受けています。ほかの地域だと、一人の職員の担当する地域がだいぶ広くて大変らしいです。農業に従事する人口や産出額にたいして、役人の配置が多すぎるという議論もあるようですが、業界団体や業者とは違った立場からの支援(もっと稼いで税金納めてね!ということ)は必要だと思うんですよね。

普及指導員は私なんかが昔茨城県で取得した農業改良普及員とは違う専門性の高い資格で、実務や難しい試験もあるそうです。私たちの担当のS山さんはまだキャリアは短いのですが、体育会ののりで元気があります。さらに見目麗しい(美醜の評価は個人差がありますが、あくまで私個人の評価)方ですが、硬軟何でも対応できるため、私の失礼な発言(勝手にコピーを作っている、ここに出して差し支えないのは「美人過ぎる普及指導員」など)にも笑って応えてくれ(内心冷や冷や)助かっています。卒研はリンゴのふじのみつ症がテーマだったそうで、現在の担当とは違うことをしていたそうです。あれこれたずねると、すぐ調べてくれてレスポンスが速くてありがたいので、これからも神奈川農業のために活躍していただきたいと思っています。辞めないでね!  
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2011年03月26日

まもなく終了の春系三浦ダイコン

まもなく終了する春系三浦ダイコン
昨日の記事では、畑のあまり鮮明でない写真でしたので、今日あらためて撮り直しました。
いつもならこの時期だいぶ大きめなんですが、いろいろな条件が重なり、市場出荷サイズでの収穫ができました。
自分でいうのもなんですが、いい状態で収穫できてよかったです。
来年もこのような状態のダイコンを紹介できるといいなあ。  
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2011年03月25日

ダイコンほめられた

まもなく終了の春系三浦ダイコン
現在今シーズン最後の青首ダイコンを収穫しています。まもなくおしまい。「さよならサンタクロースまた来て師走。」というのはご教訓カレンダーの一節ですが、今度の青首ダイコンは順調なら10月下旬か11月上旬になります。
いまだにご教訓カレンダーのこと口走るようでは、歳がばれるが…。語呂のいいフレーズは覚えやすいよね、暗唱して楽しむなら新古今がいいっていうけど、私は万葉集で止まっている…。

この品種はたびたび取り上げる、三浦市農協の育成品種「春系三浦」(はるけいみうらと読みます)です。品種成立からだいぶたっていますが、現在はほとんど栽培されていません。これまたよく書いたように、取り扱いに気を使わないと三浦ダイコンゆずりのヒビが入りやすい形質が残っているためです。このへんが栽培農家が少ない理由です。もうこの品種を知っている生産者は30代以下はいないんじゃないかな。いい品種なんだけどね。3月どりとしてはおいしいし。

今日たまたま同じムラの先輩が見えたとき、一輪車に乗っていたこのダイコンを見て
「いいじゃん、品種何?」
と聞かれました。同業はダイコン見ると気になるものは必ず品種を聞くのです。春系三浦と答えたら、一瞬思い出せないようでした。この先輩もかつて栽培していたのですが、作らなくなってだいぶたつので忘れてしまっていたようです。
私が三浦の同業からダイコンほめられてたのは初めてかもなあ。私はいつも変な品種ばかり(変というと語弊がありますが、個性的と言い換えましょうか?)作っているので、評価の外というか問題外の位置にいるもので、存在しないも同然の生産者なので、今日はたまたまほめられてうれしかった。
これがきっかけ(にはならないと思うけど)で、春系三浦が再評価されたらうれしいけどね。市場外流通にはおそらくいい品種だと思います。三浦ダイコンの血をひくなんて、これ以上の三浦産の青首ダイコンてないでしょ。

この写真は、件の品種を収穫しているところ。ダイコンの隣にビートも並んでいるのが当農場らしいといえばらしいですが…。
残念ながら洗った状態のダイコンの写真がないのですが、先日の3月どり青首ダイコン品種検討会に並んでいた品種よりまともだったんだよ。(誰も評価してくれないから、独り言)
こんな事書いてなんですが、もうじきおしまい。今週はありますが、来週の休み明け31日と4月1日あたりで終了です。また来年!  
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2011年03月24日

計画停電余波(街灯の消灯と納豆調達について)

ご覧の通り
一昨日の計画停電のあと、第3グループの計画停電がなくて、今のところも明日もないそうです。
地震の後、気がついたら直売所の前にある街灯が点灯しなくなって、よく見たら「節電のため消灯中」の表示が、そうだよねえ毎晩ついているともったいないと言えばもったいないや。
私の家の前は2個ほど街灯がついていて、国道がカーブしているせいなのか、25年くらい前までは死亡事故が多かったせいなのか(今死亡事故の中心は下宮田という表示のある信号機のところです。ついこの前も近所の人がよそ見運転の車にはねられてショックだった。)夜道を照らしてくれました。国道に面している私の家は、県のお金で家の前を照らしてもらっているようで、申し訳ないなーと思っています。
ところが節電が目下の課題となったご時世で、街灯もその対象になっているようです。
街灯の節電工事
直売所前の街灯は水銀灯でしたが、私の家の前の街灯はなぜがナトリウム灯(このランプはよく球切れおこす、工事屋さんも首かしげていた)で今日ここも節電のためスイッチを切っていました。「安い工事代なのに、県からは早くしろとせかされていてサー」と言いながらのんびりと作業してました。同じ国道でも私の家の前は田舎で、のどかなものですが、もっと交通量の多いところはこの作業車置くのも大変でご苦労が多いそうです。
確かに告知してあるが、誰も読めない
この写真ではわかりにくいかと思いますが、1枚目と同じ「節電のため消灯中」という黄色いシールが貼り付けてあります。わかりますか?
工事屋さんが言うには、独立した街灯は柱に直接表示を貼るそうですが、東電の電柱に取り付けてある街灯は、電柱に貼らずに街灯本体に張ることになっているんだそうです。確かに貼ってはありますが、工事屋さんの言いぐさじゃないけど、
「こんなとこに貼ったって、誰も見やしねえよな」
確かに、言われなければ私も気がつきませんでした。国道管理事務所からの指導なんでしょうけど、いかにもお役所的な(告知はしてある)お茶目な仕事でほほえましい…。

ガソリンもだんだん出回るようになってきて、今日は久しぶりに横浜からフレンチのシェフが買い出しに見えました。ただ、お客様が少ないままで顔色がよくなかったです、おまけに税理士から車のガソリン代が多すぎるので買い出しを減らすように言われたとおっしゃっていました。食材調達は大事だし、経費節減も大事だし悩ましいことですね。
今日は水を求める人が多くて、カートにPETの水を積んで歩く方を見かけました、
「納豆売ってました?」
と声かけたら、今日はなかったという答えでした。
普段私は一日1パック(40から50グラムくらいのもの)を食べていて、それなりに冷凍庫に備蓄しています。相棒がせっせと買ってくるので、多いときは1ヶ月分(3個パック10個以上)の備蓄があるのですが、最近仕込んでなかったら残りわずかになってしまいました。
納豆ブームの時以外は比較的潤沢に買えたのですが、時節柄今は買えないので、どうやって食いつなごうか思案中です。  
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2011年03月23日

天気の日は外の仕事

ズッキーニのマルチング
天気予報見ながら仕事の計画を立てていますが、絶えず変わってくるので、予定であってなかなか確定した(?)予定になりません。計画停電も直前近くならないと、停電するかどうかわからないことに少し似ている気がします。電気の需給バランスを見ながら発電するなんて、頭では理解しているつもりですが、ずいぶんとご苦労の多いことと思います。
対する畑仕事は、同じながら予定をどんどん変えていくので、こんなもんだと慣らされているからなのか、あまり気にもなりません。就農当初は嫌だったんだけどね。仕事の予定と自分の予定をすりあわせるのに苦労しました。そういう来し方だったのに、こうやって普通のおじさんになってしまうんだなあ。

昨日の雨でたっぷり湿りすぎてしまった畑で、今日はズッキーニのトンネルづくりの準備(の準備)を行いました。
まずはポリフィルムのマルチングを行いました。いつもなら、すぐ弓竹を差し込んで、杭の準備をしつつビニル張りとなるのですが、あしたから開店の野菜収穫を行うため。今日はここまで。
フィルムが風ではがされないように、土を載せておきます。
来週にはズッキーニ畑にしたい。

もう雨いらないのに、また夕方から降りましたね。
明日も寒いそうです、「暑さ寒さも彼岸まで」は今年はどうなることか?  
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2011年03月22日

油断大敵

花が咲いて葉がでる
天気予報見ながら、今日は外(畑)の仕事ができるつもりでいたら、結局一日雨が止まず不本意ながらビニルハウス内での作業を行いました。明日こそ、外で仕事がしたい。
カワヅザクラも終わり、カンヒザクラも終わり、オオカンザクラも終わりそうで、あとはソメイヨシノがいつ咲くかという時期になりました。畑の行き帰りに見るソメイヨシノはまだ先のようです。

ニュースや三浦市内でも、給油のためスタンドに並ぶ車列が渋滞しているのを他人事のように見ていました。そのうちすくだろうと思っていたら、なかなか改善しないようです。
普段は軽トラックで用は足りているので、走り回っていたら、燃料計がエンプティの位置で点滅始めてしまい、あせって給油しました。
たまたま農協の給油所で、組合員対象の共同購入日だったので、20リットルほど給油できて一息つきました。いくら有能な軽トラといえど油絶たれたら、それこそ鉄くずですからね。
私が使用している軽トラックは、ほとんど私一人で使用しています。(購入のいきさつは、現代農業3月号に書いたので興味ありましたらご覧ください)同業他社のようにヘビーデューティーは課さない(軽トラックなのに1トン車として使用)主義なので、燃費はいい方ではと思いますが、実際どうなんでしょうか?
2009年は走行距離が5449辧▲ソリン消費量が485リットル、平均燃費は11.2/リットル。2010年は走行距離が4308辧▲ソリン消費量が411リットル、平均燃費は10.5/リットル。通常給油している感じでは、まあまあの時が12/リットル前後が多いです。さすがに荷を積載しているときは悪くなりますし、元々短距離走行のくりかえしなのでシビアな条件です。
この走行距離は、もしかしたらそれほど多くないかもしれません。運ぶものによって、1.5トントラックも使うので一台あたりの走行距離は少ないですね。毎日使用しているのですが、以前は1.5トントラック一台ですませていましたが、使い始めると大は小を兼ねないことが多く、軽トラの出番は意外に多いです。
このくらいの走行距離だと、1ヶ月に1度の給油で十分です。あまり走り回らないのにいつも40リットル近くのガソリンを入れておくのはもったいないですよね。でも、有事を考えると本当は満タンにしておいた方がいいのかもしれません。燃費を取るか、有事の備えを取るか悩ましい。
今日三崎署から来た防犯ファクス見たら、県下で自動車からのガソリンの窃盗が増えているそうで、皆様も駐車場所には気をつけましょう。
ローソクの明かり
今日はたまたま夕食時に停電だったので、キャンドルナイトでした。こんな時は子供がいたらおもしろがるだろうね。大人だけではつまらないが、落ち着いた雰囲気もあってこれはこれで趣があってよろしい。
慣れるとたまに停電あっても平気な気もします。のべつまくなし電化製品使う必要もないし、電話が通じなくても、携帯電話で用に足りることもあるし、必要以上に明るくなくても平気なんだと気がつきました。ただ、本読むにはつらいね。バッハが晩年目を悪くして、手術に失敗し、寿命を縮めてしまった(同じ医師の手術でヘンデルも目の手術を失敗した)のですが、その原因は若い頃両親が亡くなり長兄に預けられていたとき、隠れて月明かりで楽譜を筆写したからって聞いたけど、真偽のほどはわかりません。本は明るいところで読みたいな。最近の電子書籍のリーダーもバックライトで暗い部屋で読むのは目によくないんじゃないだろうか?  
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中西準子さんの講演会というか最終講義を聴いてきました。

中西準子さんの部門長退任記念講演会
もうだいぶたってしまいましたが、先月25日にまたもや仕事をさぼって江戸まで。(私は気安く江戸といいますが、本当の江戸は千代田区とその周辺なので、北区が江戸かどうかは微妙なところではありますが、三浦の田舎から見れば十分江戸です。相棒は、三浦に来て田舎だと思ったいい方が「東京へ行く」という事だそうです。川崎市民は「新宿へ行く」「渋谷へ行く」とはいうけど、「東京へ行く」とは絶対いわないんだそうで、このへんが三浦が田舎といわれる所以なのでしょう。)
今回の江戸行きは、中西準子さんの部門長退任および文化功労者顕彰記念講演会「産総研での10年−リスク評価なくしてイノベーションなし−」を聴くのが目的でした。中西準子さんについてはあらためて紹介しなくても有名な方ですが、一言で言えば環境リスク学の専門家です。昨年文化功労者の顕彰を受けられました。中西さんの雑感に選考理由が書かれていますので参照してください。(雑感539-2010.11.5「文化功労者顕彰を受けて」)中西さんも書かれていますが、いったい誰がこの選考理由を書いたのか思い当たらないとおっしゃっていますが、私もこれを読んで、見ている人は見ているのだと背筋が伸びるような気がしました。漫然と過ごしていてはいけないんですね。

内容については私がいい加減に書いてもちゃんとに説明できませんが、いずれ産総研の安全科学研究部門で動画で公開されるそうです。
中西さんは私たち農業関係者にとっては一般向けの本「食のリスク学−氾濫する「安全・安心」をよみとく視点」でなじみがあります。
食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点
著者:中西 準子
日本評論社(2010-01-09)
販売元:Amazon.co.jp
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がまあ、なじみがあるっていったって、環境リスク学の手法で食について書かれていて、いきなり読み始めると難しかったです。最初のうちは計算しながら読んでいたのですが、だんだんついて行けなくなってしまった。でも、途中から後半は計算しなくても理解できたので、はじめはとばして読んだ方がいいかも。

今回の講演は産総研にいた10年を振り返る内容でした。産総研てなんだ?と思っていたら、昔工業技術院と呼んでいた組織なんですね。学生時代筑波の研究学園都市で、荒川沖駅からバスに乗って(今はつくばエクスプレスがあるから、JRは使わないよね)並木2丁目あたりを通ると、通商産業省(当時のいい方です)工業技術院と書かれた看板があって、その敷地の中にれんが色の建物群がそびえていて、バスで通り過ぎるのにだいぶ時間がかかる位の広さがありました。この建物群の中で私が興味あったのは旧地質調査所(現地質標本館)だけで、あとは何やっているんだかわからない組織でした。

講演の前に二人の来賓あいさつがあって、最初の経産省関東経済産業局長てるいさん(字がわからなかった)が簡潔に中西さんの業績を紹介しているのを聞いて、優秀な人はどこまでも優秀なんだなと驚きました。照井さんが(あ、変換したらこの字なのかも)最初中西さんを産総研に招聘することに反対をしていたことを話されました。環境リスク学の専門家が産総研に来て仕事をすることは、産業寄りと思われる(事実、当初マスコミは批判的な論調だったそうです)ので、外で仕事してもらいたいと思ったそうです。ただ、中西さんは魅力的な仕事に思われたそうです。(公害問題の経験から、環境問題は生産の問題だと感じていたそうです。)

中西さんの90分間の講義(講演というよりも、最終講義といった方が正確かも)は、密度が濃いもので、ノート取りながら聞きましたが、今ノート見返して文字がぐちゃぐちゃでよくわからない状態(情けない)。中西さんが力を入れていたのは、新規技術のリスク評価でした。具体的にはナノ材料(たとえば、二酸化チタン、フラーレン、カーボンナノチューブなど→フラーレンは化粧品など顔に付けたりの応用がされてますよね?結構気になる)などのリスク評価をきちんとしないと、材料開発競争に日本メーカーは取り残されてしまうと強調されていました。実際、欧米事業者(メーカー)は自分たちで有害性を評価していて、日本メーカーは出遅れているそうです。特にナノはリスク評価の体系構築が弱いので、メーカー主導でなく、産総研のような組織がリスク評価法を構築しないといけないと力説していました。

話はおもしろかった(いいかげんだな)のですが、いかんせん農業生産現場とは遠い分野で、ちんぷんかんぷんなことも多かったです。
ただ、新規材料のリスク評価については膨大な実験を行う様子がわかって、おもしろかったです。たしか県の農業技術センターでも二酸化チタン(TiO2)の農業利用の試験をしていたと思います。この新規材料の発がん試験は閾値のないメカニズムは不適当だとか(どうしてかよくついて行けなかった)で、許容暴露量の設定にあたり時限の許容濃度を提案して、10年くらいで見直して見るというが、「へー」と思いました。リスク評価の手法で絶えず見直していけば、当初はとんでもなく危険と思われていた物質が、条件付きで大丈夫と評価される過程がわかりました。リスク評価の分野は絶えず新しい研究成果で上書きされていくので、いつもフォローしていかないとついて行けなくなりそうですね。
マスコミ報道は、思い込みなのかおどろおどろしい話で危険をあおるような内容がありがちですが(最近の一連の原発事故報道、たとえばアエラの3月28日号はちょっとひどいと思います)。大きい声で主張しているのは注意した方がいいかもね。
当面、農産物の放射性ヨウ素が検出されたことについても注意が必要かな。食品衛生法で取り締まられることなので、残留農薬と同じなんだけど、やたらに危険をあおってるような気がする。
カボチャ鉢上げ中1
なーんて背伸びしたようなことかいてしまいましたが、今日は雨の中ビニルハウス内でカボチャの鉢上げをしました。この先天気用、雨用に仕事を作っておかないと、仕事が遅れてしまう。

追記:話題のホウレンソウの出荷制限は食品衛生法じゃなくて原子力災害対策特別措置法によるものらしいです。  
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