野菜直売高梨農場農場通信ブログ版

2013年09月30日

福音館書店の母の友にダイコン畑が

福音館書店と言えば、子供の頃からおっさんになった今でもお世話になっています。その会社からこんな雑誌が出ているのを不覚にも知りませんでした。
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お客様でもある写真家の児玉房子さんが、原稿書いて写真も載せたからと連絡ありました。そのこと忘れていたのですが、先週掲載誌を頂きました。

三浦ダイコン畑で収穫風景を撮影したものが私の父と写っております。もしご縁ありましたら、お手にとってご覧下さい。
児玉さんといえば、以前アサヒカメラに連載があって、繰り返しよく見たものです。児玉さんの主な被写体である若者の背景に恵比寿ガーデンプレイスなどが写っていて、いろいろなものを写真から知りました。児玉さんが御徒町に行くとトライＸの100フィート巻きが安く買えた、なんて書いてあると、実際探しに行ってみたりしました。まさかその写真家の方が私の野菜を食べて下さるとは思いもしませんでした。どこでどんな縁が出来るかわかりませんね。

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2013年09月29日

この時期日が暮れるのが早くてせわしない

気がついたらもう9月もおしまいです。月のはじめは日の入りが18時9分、それが今日は17時28分。晴天ならだいたい日の入り後30分は作業が出来るのですが、日に日にせわしなさを感じています。気分はもう冬に向いているので、じつはせわしない。

これは昨日三崎開港祭のイベントの一つで、この写真の一番右端の建物へ野菜の出品にきたときのものです。まだあかないので、市役所の人がテントを組み立てたり、機材を降ろすのを手伝っていました。KULAの前で待っているとき、周りの人と話してたら、知り合いもいたりで世間は狭いなと思いました。ここ数年新しいお店が出来ている下町ですが、当農場の直売所のお客様が多いことに気がつきました。面がわれてないから、気がつきませんでしたが、私が知らないだけで、当店の店長（母）は有名人らしいです。
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昨日はトラクタで施肥（諸般の事情で2時間近くかかってしまった）
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サブソイラで心土耕（これは30分で完了、耕法見直すと結構早く片付く）、
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ロータリ耕（耕耘前の作業があって、2時間半かかった、暗くなるので気が気じゃない）とてんこ盛りのメニューでした。写真ではわかりにくいのですが、これで20アールたっぷりある畑（全体で40アール弱の当農場で一番広い畑）なんです。トラクタの移動は普通の車と違い時間がかかるので（一応がんばれば時速30キロ近くまで走れるけど、そうそう飛ばせるものではない）畑と自宅の往復時間が馬鹿にならない。
予定では明るいうち（少なくとも17時50分）には家に戻り、トラクタに燃料補給したり、機材の片付けをしている予定が不意の来客があって1時間半ほど遅れてしまいました。まあ、よくあることなんですが、日が暮れは事故が多いのでなるべく早く家に戻りたい。

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2013年09月28日

今日28日29日直売所開店します。あと三崎開港祭のこと

さて、今週も土日営業いたします。
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ただ、今日は工事屋さんが敷地内で作業をしておりますので、少々わかりにくいのですが、新しい店舗近く（まだ完了検査終わらないと新店舗使うのもままならない）で営業いたします。
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それから告知が遅れていますが、三崎で開港祭というものを先週より行っています。これに桑村さん達の会社（onTheHammockオンザハンモック）が出店するのに便乗して、当農場の野菜も出品します。KULAというスペースで行うそうで（というか私もこれから搬入するんですが）、ご縁ありましたら今週末三崎へ！
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昨日は人間マニュアススプレッダ（堆肥散布機）を行い、いい汗かきました。結局今シーズン、ホイールローダを借りず軽トラックに人力で堆肥を積み、人力で散布というファイト一発（体力勝負な作業）な作業になってしまった。日が高いうちは気持ちいいというか汗かいて苦しかったのですが、日が傾いたら汗かいたため体が冷えて寒かったです。皆様も汗かいたら気をつけましょう。

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2013年09月27日

湘南スタイル11月号

季刊らしいのですが、お題の雑誌に少々当農場のことが紹介されています（p47）。掲載誌が送られてきて思い出したのですが、8月の暑い日に取材が行われました。あの頃暑かったな…。
こういう取材を受ける機会は私はそうそうあることではないのですが、取材にみえる方々がライターさんも編集者さんも写真家さんもすべて女性ということが珍しくないですね。ま、男女比がだいたい半々なんだから職種によって一方に片寄ることはあるでしょうが、雑誌の現場は意外に女性の方が活躍できる気がします。ま、対象が男だと特にそうなのかもしれません。しかもイケメンならもっとよかったんでしょうけど、すみませんね（K地さん、O社さん）、私みたいなむくつけき男で。ついつい取材を忘れて、カメラ小僧の話に夢中になってしまいました。

ゲラの前の原稿を一応目を通したのですが、いくつか私の見落としがありました。でもまあ、そこまで気にする人はいないか。
私のことはまあ、機会あったらご覧下さい。この号にはお客様でもある井上さん（p46）や、石田さん（湘南倶楽部）（p60-61）も記事になっていますので、是非ご覧下さい。なんだか身内が多い誌面です。
記事では触れていませんが、井上さんは三崎食堂のオーナーでもあります。
私も使ってしまいましたが、最近「オーナー」といういい方する記事が多いですよね。私なんざオーナーというよりも個人事業主（自営業者）というか、ただの百姓のおじさんなんで、カタカナ表記されるのは居心地悪いです。

そういや「湘南スタイル」という雑誌ですが、三浦は湘南じゃないですよね。少し雰囲気が違う。個人的には歴史的に見て相模川以西の大磯あたりが湘南という感じがするのですが、今は葉山以西の相模湾に面しているところが湘南かな…。
いつごろからか南湘南という言葉を目にするようになりました。でも、この南湘南は往生際が悪い気がします。三浦は、行ったことないけどイタリア半島の南の方みたいな、半島どん詰まり、場末、「僕の前に道はない」（高村光太郎みたいか、いや半島の先っぽなので海で道が終わっているからなんだけど）そんなところ。

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仮設店舗（倉庫）の取り壊し

昨日は仮設店舗の解体を行いました。といっても私がしたわけでなく、工事屋さんなんですが。35年前に私も少々手伝って作った倉庫ですが、今日でおしまい。素人の作った小屋にしてはずいぶん持ちました。今にして思えばもう少し有効活用できた小屋でした。今回の片付け騒動（？）で痛感したのですが、書類と同じで一年間活用されなかったものは、その後も活用される機会は少ないんですね。でもまったくどうでもいいものばかりというわけでなく、活用するものは絶えず使っているんですよ。そのどこかで線引きして、廃棄するか、所有しないで借りるとかいろいろ考えた方がいいですね。土地も含めて資源は限られている。
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小雨交じりの中午前中から始めて夕方には、砕いた土台のコンクリートが残るだけとなりました。このあと整地して側溝作ったり、完了検査に備えます。おそらく10月中頃以降には新しい店舗が使えるようになるんじゃないかな。

駐車場が整備されて（当分舗装はしない、あるいは砂利のままずーっとそのままかも）、少しでも道路の流れを妨げなければいいなと思っています。小屋がなくなったおかげで、見通し特に三崎方面から来る車の確認が今までよりしやすくなるような気がします。

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2013年09月26日

現在の秋ジャガイモ

今の秋ジャガイモの様子です。今シーズンは例年になく早く定植できて、出だし好調。ただ、その後はゆっくり育っています。
これは普賢丸の様子です。デジマ同様、出芽も早くまずまずなのではと思っていますが、もっと育ってもいいような気もします。ま、これは贅沢というものですね。
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もちろん、ジャガイモ同様雑草も畝間に生育中。この先中耕土寄せしながら、雑草を埋めます。
ジャガイモはほかの方もそうだと思うのですが、白いイモの品種が植え付け後の出芽も早く、生育も早いです。それに比べると、アンデス赤をはじめ皮の色が違う品種はゆっくり育つのでじれったく感じます。特にスタートが一緒だと雑草に負けそうな気がして、もっとはやく育って欲しいと思います。

ただ、ジャガイモ的にはもともと冷涼が気候を好む（原産地である南米の気候なんだろうな）ので、これからの時期は好ましい条件です。でも結構わがままというか、教科書的には生育適温は10から23℃といわれているものの、やや高温条件下で出芽と地上部の生育が進むんですよ。しかも乾燥気味だと出芽も遅れるし、秋ジャガイモについていえば三浦の場合降雨を左右する台風にかかっています。おまけに雨大過ぎは、生育が徒長したり、病気にもかかりやすくなるので何事も過ぎたるは及ばざるごとし。
今日は台風20号が通過する予定ですが、あまり風は強く吹かず、しかも雨はそこそこ欲しいです。ただこの分では雨はもうおしまいでしょうかね。

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2013年09月25日

スクラップもお金になる

連日仮設店舗内の負の遺産（がらくた）片付けをしていて、その仕上げに金属類（ほとんど鉄くず）を処理会社に持ち込んで来ました。
鉄以外のものがあると有料になるので、なるべくばらして鉄だけにしました。また非鉄金属も分けて、わかるように積み込みました。混ぜればごみ、分ければ資源とはよくいったものです。
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荷受所のプレスの前に車を止めて、少しずつおろします。プレスには入れられない電動機は別の場所におろして、オペレータの操作する磁石（この仕事するひとたちは「マグネット」という）が近づいてきます。
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あんなに苦労して積んだものがいとも簡単に吸い付いて降ろしていきます。
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最後の大物が、わかりにくいのですが、磁石の下についている黒いものは木工用のかんな盤で、80㎏以上ある鉄の塊みたいなものです。だんだんこういうものを一人で抱えるのが難儀するようになりました。（歳を感じる…）
それをここの磁石はまるで釘を吸い付けるように、30センチ近くまで近づいてくると「ガチャン」という音を立てて、かんな盤が吸い付いてきました。この分じゃ私の軽トラックも吸い付けられそうです。

荷物の引き取りを終えて、最初に乗ったはかり（60トンまで量れると書いてあった）の上にもう一度乗り軽トラックと私が乗ったまま秤量して、風袋を引いたら500㎏ありました。どおりで走っていて重い気がしました（軽トラックの積載量は350㎏なんです、本当は。ただ三浦の農家は1トン車のつもりでいる）。
ダストといって、金属以外のものを引くらしく、正味470㎏ありました。これに引き取り単価24円かけたら、諭吉1枚英世1枚と小銭少々！
てっきり処理料取られると思っていたので得した気分です。意気揚々としてこの会社の隣の産業廃棄物を引き取ってくれる会社に行って、引き取ってくれるプラスチックの事業系のごみの内容を聞きに行きました。
今週私たちの地区は農業用プラスチック資材（農ビ、ポリ、その他）の回収を行う（これは三浦市農協の事業として。もちろん有料！）のですが、これには出せないプラスチック資材（コンテナとかトレーなど大物）をこちらの会社に持ち込む予定なので、確認してきました。もらった処理料を原資にまたゴミ出しにいこう！

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2013年09月24日

仮設店舗内の片付け

23日も青空市状態でしたが、直売所の営業を行いました。その間先週から続いていた、今まで営業していた仮設店舗内（物置）の片付けをしていまして、今日無事完了しました。これで今週中に解体して、直売所の改築と駐車場の整備など一連の工事を完了させる予定です。
今回の片付けは、がらくただらけで難儀しました。以前写真家の北井さんが、中国で精力的に撮影していた頃「広い土地を狭く使う国民性」と表していましたが、まさに私の家もそんな感じです。けっして狭くない敷地や建物なのに、なんだかごみごみしているんですよ。不動産の広告写真や住まい本（こんないい方するかわかりませんが、いわゆる「美しい住まい（Schoener Wohnen）」て意味の雑誌みたことある）は、きれいだけどなんか生活している雰囲気がないのですが、私の身の回りは逆に生活感ありすぎな感じです。自分の机周りだけならまだしも、家の中も作業場も雑然としていて、ごみ屋敷一歩手前といっても過言ではない。
掘り出し物もなくはなかったのですが、ほとんど今となってはどうでもいいものばかり。先日の野菜の出荷段ボールにつづいて、今日は金目のもの（単に金属類で、スクラップ業者さんに引き取ってもらえそうなもの）を分別してトラックに積み込みました。明日持ち込む予定です。これを機会に迷ったら捨てるというのを徹底したいと思いました。

ただ、いろいろ工作するときはがらくたがあると重宝なんですよ。今日久しぶりにグラインダで機械類を切ったり、分解したりしながら、そうそうこの臭い（切断砥石や塗料が焼ける臭い）と音（ハンマでたたいたり、バールでこじったりの音）だよな～と血が騒ぎました。木工は得意ではありませんが、鉄工は手や耳が覚えているので、やりたい衝動に時々かられます。

これは片付いてがらんとした倉庫内に残された脱穀機。ずいぶんお世話になったけど、もうこれを使うことはありません。まさかコメ作りをやめるとは思わなかったけど、今となってはもうやる気が起きません。畑と水田はずいぶん違います。たかだか20アールしか耕作していませんでしたが、手植えは時間かかりました。でも真剣にやると私一人で一日5アール植えられたんですよ。まあまあでしょ？最後にコメ作ったときは生まれて初めて田植機を借りて田植えを行いましたが、準備から植え終わるまで2時間もかからなくてあっけなかった。
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小屋の周囲のがらくた片付けたら、ヒキガエルがでてきました。いつまでも動かず、我関せずという風情でした。

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2013年09月23日

その後のパパイヤ

その後のパパイヤです。
せっかく開花したものの、すべて落果してしまいましたが、その後無事なっている株がありました。
これはいい感じでしょう。
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でも、なっているのはこの株1本だけで、ほかの株はこの写真のように、台風で葉が葉柄から折れたりして無残な姿になっています。
この先どのくらい回復するのかわかりませんが、まだしばらく様子見が続きます。

直売所の営業についてですが、今日23日の営業のあとしばらく休みます。
次回の営業は9月28日、29日の土日営業を予定しています。

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2013年09月22日

気がついたら彼岸

先週は台風18号の対策でばたばたしていたため、本来の仕事の出来ない空白期間がありました。今週は気がつけば彼岸。暑さ寒さも彼岸までと申しますが、ここ何年も暑さは彼岸過ぎてもしばらく続きます。
私自身はこの業界に身を置いているものの、基本的に今の暦（グレゴリオ暦）で充分という立場です（紀元前から使われていたユリウス暦がグレゴリオ暦に変更されるまで1600年くらいかかっている！）。植物の生育を左右するのは太陽次第（地球と太陽の位置関係で決まる）です。こよみ上の月日と季節がずれているのは使いにくくてしょうがない。だから、陰暦では不便でしょうがない（詳しくは去年あたり書いた気がする）、去年の9月21日と今年の9月21日の季節が違っていたら不便ですもんね。閏月が入る暦なんか使えるか！なんていうせっかちな奴です。といいつつ、私自身こよみのことはまだよくわかっていません。国立天文台暦計算室の人が書いた本（片山真人2012暦の科学、ベレ出版pp150）読んでいるけど、しょっちゅう最初に戻って読み返している。

ま、今年もいつものようにヒガンバナが咲き始めました。毎年この時期の台風次第で長く花を楽しめたり、すぐ終了ということもあったりと、いろいろです。来週やってくる台風20号次第で変わりそうですね。
最近知ったのですが、今どきの若い人はヒガンバナを見て「つけまつげ！」と思う人が多いんだそうです。少なくとも年のいった世代の一人として、つけまつげという感覚はなかったなあ…。ただ単にヒガンバナはヒガンバナ、ユリ科のリコリスだとしか思わないのは、想像力に欠けますね。
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今日から土日営業していますが、新店舗の影でひっそりとやっています。日なたなのが少々難点。
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今日はこんなものが並びました。まだあるんですよ。内緒なんですが、いい加減に片付けないといけないんです。
さすがにダイコンの間引きも始まるし、まだ播種作業定植作業も控えているので、いつまでも夏を引きずってはいられない。

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