2014年09月18日

直売所の営業予定(水曜日定休、来週は23日(火)24日(水)休みます)

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直売所の営業についてですが、お祭りの前に不定休(この言葉わかりにくいので、あまり使いたくないのですが、使う側は休みが定まらず=休みがちというニュアンスがあります)になると書いたのですが、なし崩し的に営業しています。現在ナスを中心に、トウガラシ類、バターナッツカボチャ、レモンなど寂しい状態です。直売所休んでも店番(母)が畑でがんばれるかというと微妙なので、それなら店番しながら居眠りしてもらった方がいいので、開店しています。いずれ冬野菜がとれるようになれば、もう少し賑やかになりますが、後一月近くはこんな状態が続く予定です

直近の営業についてですが、定休日明けの本日18日から来週22日まで営業します。その後23日火曜日は祝日ですが、翌24日水曜日の二日間は連休とします。
この時期台風次第で、直売所の営業よりも台風対策が優先しますので、よろしくお願いいたします。

このバジルはホーリーバジルです。もっぱらガッパオ用のバジルです。ガッパオというと鶏肉のバジル炒めと言い切る自信はないのですが、おいしいごはんですよね。上にのせる卵(目玉焼き)がささやかな贅沢に感じますタイの方はガッパオはホーリーバジルに限るといいますが、確かにスイートバジル使ってしまうとガッパオではない気がします。  
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2014年06月09日

キュウリを食べよう!あとお知らせ2件。

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冬の間はブラシカ犬として過ごし、夏になるとウリ科犬に衣替えする我が家のイヌの話しです。
今日は午後のひととき、私がウメの実を取りに行く間つきあっていてのどが渇いたのか、美味そうにキュウリをほおばっていました。彼の好みはフリーダムです。キュウリは夏食べると体を冷やすので、涼を取るのにいいという話を聞きますが、実際その根拠となるとどうなんでしょう?今年の大雪の日にダイコン食べ比べをしたときシニアソムリエの方と話題になりました。今までなんとなく体を冷やすという話を引き合いにしたけど、実際その根拠がはっきりしないとやたらに話題にできないというところで、ほかの話題に変わったのですが、いまだにもやもやしています。
が、彼の旺盛な食欲からもわかるように、のどの渇きには一定の効果が認められます。水ですむものをあえてキュウリを食べるのか彼なりに快適なことなのか、あるいは一日二食では足りないのか(一食のイヌのご家庭もありますが、うちは2回与えています)わかりませんが、少なくともおいしそうに食べています。
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人でも一日1本食べるかどうかのキュウリですが、イヌですら1本食べるので、皆様もいかがでしょうか?
幸い当農場では現在フリーダムのほかに、ブルームの白いぼキュウリ、四葉、相模半白の4種類が並んでいます。料理に合わせて品種を使い分けてみるとさらにおいしいと思います。

四葉はいなばのシーチキンと合わせて食べるとおいしい!(と今書き始めて気がつきましたが、シーチキンははごろもフーズの登録商標名(1958−)だそうです。ですからいなばを推すならツナ缶ですね。)とカッコ内の情報を今知ったので、訂正して「四葉はいなばのツナ缶と合わせて食べるとおいしい!」と静岡出身のさる方から教えて頂きました。いなば食品もはごろもフーズも共に静岡県の食品メーカーですが、いなばを薦めるあたりなにやら理由があるのかもしれません。(もしかしたら身内がいなば関係者とか…)レシピ(というほどのものではないような気がしますが…)も教えてもらうのを忘れてしまったので、今度会ったときに確認してみようかと思っています。

現在梅雨の陽気にもかかわらず、キュウリの収量が順調です。今が盛りかもしれません。是非この時期キュウリをご堪能ください。
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話題変わりまして、これは青ザンショウの未熟果です。明日いや日付変わってしまったので、今日9日月曜日限り販売いたします。100グラム1000円は安いか高いか?最近海外のシェフから熱い視線を注がれている(そうですが、実際どうなんでしょう?)青ザンショウ、興味ある方はどうぞ。売れなくても自家用にしてしまうので、早い者勝ちです。

直売所の営業についてのお知らせです。
来週のことですが、21日土曜日は店番の都合により、直売所を休みます。現在直売所は水曜日定休日となっておりますが、21日に限り直売所を休みますので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。  
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2013年10月31日

お天気だと仕事がはかどる

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余計な雨で外仕事が遅れましたが、天気になり次第挽回します。
先日植え付けたニンニクも無事出芽(この画面手前の黒マルチから芽が出ている)、台風でマルチングフィルムがはがされてしまったところも無事復旧。引き続いて播種やら植え付けのため耕耘作業。あまりにたくさん降った(台風26号)ので、畑が湿って硬くなりました。まさに雨降って地固まる状態。この畑は、同じ畑でも少しでも低いところは水がたまります。そこは粘土の多い土が集まるので、乾くとちょうどチョコレートのようになります。子供の頃、食べられないのにチョコレートみたいで好きでした。
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植えるものもたくさん控えているので、早く畑に出してやらねばいけない。先日レタス栽培の勉強会でも、レタスは収穫までの持ち時間が決まっているので、とにかく植え遅れがダメっていわれたので、気をもんでいます。
ここには2品種あるのですが、もし順調だと初めて店頭に並ぶ野菜となります。はたしてうまくいくのかどうか…。  
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2013年10月20日

寒冷紗の掘り出し作業

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これだとなんだかわからないと思いますが、先日の大雨で寒冷紗の上に流出した土を取り除いたところです。台風対策として発芽したホウレンソウやコマツナの上に寒冷紗を広げました。その後土がかぶってしまったので、発掘作業よろしく寒冷紗を破らないように土をどけてはがしました。本当ならここにはホウレンソウやコマツナほかの場所ではダイコンなどもあるはずなんですが、押しつぶされ埋まってしまったのでありません。
気象災害による被害は織り込み済みで作付け計画立てているとはいえ、こう播いたものがなくなってしまうのも困ります。
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台風27号がどのような進路で来るかわかりませんが、26号よりはゆっくりなのでやきもきしています。
とりあえず寒冷紗の上の土は除去がすんだので、台風に備えつつ管理作業に戻りたいと思っています。
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これは昨日の直売所の様子。まだ作りかけなんですが、少しはましになってきました。
私の兄弟では一番鍛冶屋の血筋を引いている妹が率先して、取り組んでいます。もうどいつもこいつもやりたい放題で、今のところ妹の趣味が暴走中。基本的に土建屋体質(もともと中学の美術教師だったが、その後某ゼネコンの個人向け(一億円以下の新築リフォーム部門で営業兼現場監督してた)部門にいたので、取りかかると昼も夜も関係ない。納期に間に合わせるには手段選ばずという気質。私の仕事は彼女たちが立て替えた領収書をもらって、支払うことです。
実際に使ってみると、各々ここが問題、こうしたいと要望がすでにたくさん出てきていて、優先度の高いところから手を付ける予定です。昨日は店長から寒いといわれたので、風やほこり対策も課題になってきました。  
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2011年11月28日

ラディッキョの中のキオッジャ?

キオッジャ、K-7,17-70mm,f4
これも店頭にひっそりと並んでいる野菜です。
先日出かけたトキタ種苗で、ブリーダーの方にていねいにご教示頂いたのですが、イタリアの野菜で呼称が混乱している代表がこのラディッキョといわれる野菜たちです。ラディッキョはチコリやトレビスなどとも呼ばれることが多く、じつは今回説明を聞くまで私もよく知りませんでした。
トキタ種苗では日本での名称の使用が混乱しているため、イタリアでの呼び方をカタカナ表記しているそうです。そのため、園芸学会発行の園芸学用語集・作物名編(2005)ではイタリアウイキョウと呼んでいるフローレンスフェンネルのことを「フィノッキオ」と表記しています。ここではトキタ式の表記で話を進めます。

この写真の野菜は普通トレビスと呼んだりしていますが、これらキク科の野菜の一群をラディッキョというそうです。そして、丸いものをトレビスといっていますが、正しくはこの丸い種類は「キオッジャ」と呼ぶそうです。赤いものは「ラディッキョ・ロッソ・キオッジャ」(赤ラディッキョ)と呼ぶそうです。カリフラワーの仲間のロマネスコもそうですが、地名に由来する名前が多いのも特徴です。キオッジャも地名だし、フランコも、カタローニャもどれも地名らしいです。不勉強ですみません。トレビスと呼ぶものはトレヴィーゾがなまったもので、丸いのではなくてやや甲高というかコスレタスみたいな形のものをさすそうです。
もっと詳しく知りたいので、イタリアの農業高校や農学部で使うような野菜の教科書ってないのでしょうかね?きちんと体系化したものを知りたいのだが…。日本語に翻訳された外国の本は作物名表記が混乱していて、よくわかりません。(フランスも農業国なので、農業書は充実しているようです。フランスのアマゾンで探すと、読んで見たい野菜の教科書(←プロ向きです、日本で例えると養賢堂の本みたいな)がいくつか見つかりましたが、いかんせんフランス語読めない…。)

まあそんな面倒な話は置いておいて、このキオッジャの外葉をむいたものを見ていると、葉脈と球葉のコントラストがすごいですよね。実物を見たことないけど、頭蓋骨をおおう血管みたいな気もします。(色が葉脈と球葉が反転していますが)、キャベツだったらこんな異様な感じしませんけどねえ。不思議な野菜だ。  
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2011年10月29日

葉物少々増えました、トラクタの手入れ

葉物も少々、FinePixF600EXR
今週から、リーフレタス類に少し葉物野菜が加わりました。
サラダ用のホウレンソウ(赤軸)、カラシナ類(ワサビ菜、リアスカラシナ(緑、紫)、キョウナ(水菜))、コマツナの仲間など。その他レディサラダダイコンのほかに、黒丸、黒長、辛味(紫)、紅しぐれ、青長など。カラーピーマンも沢山取れていますが、そうそう食べる物ではないしな・・・。ナス(サラダ紫、その他少々)、キュウリも少々取れました。
ご縁ありましたらどうぞ、今日のお客様の話では、キャベツが欲しいという方、青首ダイコンが欲しいという方が多かったです。あいにく当農場では当分ありません。それらはスーパーなど量販店の方がいいと思うのですが…。
きれいになったトラクタ、FinePixF600EXR
今日は日が暮れに昨日農機具屋さんに保守を頼んでおいたトラクタを引き取りに行きました。
依頼したのは、エンジンオイル交換、エンジンオイルエレメント交換、ロータリチェーンケース内オイル交換、ロータリミッションフレームオイル交換、油圧系統の異音点検、一部破損した部品交換。
オイル交換ぐらい自分でやれ!といわれそうですが、エンジンオイル、ギアオイルそれぞれの補充、廃油処理、エレメントの処理などなど、その時間など考えると、もう外注しかないです。定期的に、やりたいことをきちんと依頼してあとは異常に早く気づくことの方が大事かと思うんですよ。三浦、特に私のやっている作目の場合、農閑期にゆっくり点検などこの先永遠に来ないので、定期的にプロに任せることにしました。今までは結構無理して(じつは楽しかったのだが)保守点検していたのですが、それで今までのトラクタは35年間大過なく使えたので、これからは同じ事をプロに任せて栽培管理に専念したいです。その都度、使ってみた感じを伝えて、アドバイス受ければわからないまま放置することも少なくなるし、精神衛生上よろしい(かな)。

この写真は保守に出したら、スチームスプレーできれいになったロータリです。(普段の様子はこんな感じ)注油はまめにする方なので、土ぼこりが付着してとにかく汚く見えるのですが、じつはどのねじもピンもサビ知らず、ピンがさびたり、すり減るなんて許さない主義です。
私は注油作業は理想はエアコンプレッサにオイルを詰めた塗装用スプレーガンをつないで、しゅうしゅう吹きつけたいのですが、いちいちコンプレッサ立ち上げて作業するのはおっくうになってしまいます。そのため、人力噴霧器に灯油で希釈したオイルを詰めて、吹きつけています。(誰も興味ないでしょうけど、エンジンオイルをいったいどのくらい希釈すれば、飛ばしやすく流れにくいかを毎度試しています)
土ぼこりまみれで汚くても、ウエスで拭き取ればぴかぴかなので、修理屋さんからは一目置かれるんですよ。手入れして長く使おうという姿勢でいると、具体的にどうすればもっといいかアドバイスもしてもらえます。あまりいつまでも使うお客は、農機具屋さんには困った存在ですけどねえ。  
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2011年10月19日

言葉がヘン

リーフレタス色々1、FinePIxF600EXR
暑かった日の事が懐かしいとまではいきませんが、今日あたりはだいぶ涼しくなりました。作業としては、じっとしていることが多い間引き作業には向かない天気でした。
ところが、管理作業で追肥や中耕土寄せなど歩き回る作業するには、今日の天気では暑すぎました。静と動、動くと暑くなる。午前はおとなしく間引き作業、午後は追肥に中耕土寄せに熱くなっていました。冷たい麦茶がおいしいのですが、汗かいて下着がぬれるものだから、そのあと寒くて困るんですよ。

畑は相変わらず、まわりの畑よりも周回遅れの状態です。一部手遅れているところは雑草も出始めていて、今日隣の大先輩から「あの草何とかしろ!」といわれてしまいました。明日は平塚に出かけるのですが、早起きしてトラクタで作業しなくては…。
まあ、毎日色々あるのですが、細かいこと気にしたってしょうがないので、まじめに本業に取り組みます。
この写真はじつは現在生育中のリーフレタス類。別に考えがあるわけでなくて、行き当たりばったりなので品種が統一されていないのです。でも見る分にはきれいでしょ。
リーフレタス色々2、FinePIxF600EXR
ここで書くのはいかがなものかと思うのですが、最近気がついたことを。

私は普段話すとき、なるべく標準的な言葉を使うように気を使ってきたつもりでしたが(小学生と中学時代放送委員してたんですよ。でもしゃべりはいまだに苦手、ボイストレーニング受けたいくらいです。)、本人の思いと裏腹にヘンな言葉を使っているらしいのです。誰にでもそうではないらしいのですが、オネエ言葉になるときがあるらしいのです。知らなかった。
私のことご存じの方はおわかりでしょうが、私はさわやかとはほど遠い、自分でいうのもなんですがむくつけき男です。それがオネエ言葉とはねえ…。気味悪い。
以前バドミントンしようとしたら、おすすめしないといわれた野菜ファンの方の指摘で知りました。相棒に確認したら、
「前からそうだよ、気味悪かったけど慣れた。」
とのコメント。夫婦とはありがたい物で、相手を許し認めるものなんですね。いや、そんな事より、いつオネエ言葉使っていたのかが問題なんですが、普段は使っていないはずなんだが…、相棒と話すとき無意識に使っていたんだろうか?謎は深まるばかり。よく子供のいないカップルは幼児語を使う傾向があると聞いたことはありましたが、私たちは相棒がたまに使いますが、私は使いません。幼児語の代わりにオネエ言葉だったのか…。
対する相棒は男みたいな言葉遣いのことがあります。川崎育ちなので、Kタスという女子高のいわゆるごきげんよう学校の卒業ですが、私も知らないようなスラングを知っていてびっくりすることがあります。亡くなった義母もKタス入れたら言葉遣いが悪くなったと話していたので、学校で使う言葉の反動だったのかもしれません。だから私たちの会話を文字にすると、どっちが男でどっちが女かわからないかも(想像にお任せします)。
それにしても、そんなにオネエ言葉使ってはいないはずなんだがなあ。
仮に使っていたとして(私としては認めたくない)、意外な効用があります。それは相棒とつきあい始めてから今年で22年になりますが、今まで山あり谷ありで色々あったものの最悪の事態にならなかったのは、オネエ言葉で主張すると、深刻なけんかにならないようです。標準的な言葉で言ったら、角が立つことがオネエ言葉ではあたりがいいというか、呆れているのかもしれませんが…。

念のために申し添えますが、私は男色の傾向はありません。いたって標準的な嗜好(ヘテロ)です。ご安心を。私の言葉遣いを指摘してくださった方からは、納豆の食べ過ぎでイソフラボンの過剰摂取になったからだと半分冗談でいわれました。それも違うと思うんですけどね、納豆のおかげで健康だといってくれないと。  
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2011年02月03日

今、冬の野菜がとてもおいしい(気がする)

パープルフラワーの酢漬け
妹から、
「早くこの写真出さないとパープルフラワーが終わっちゃう!」
とせかされたのが、このパープルフラワーで作った酢漬けです。
鮮やかを通り越して、毒々しいまでに鮮やかな色(?)です。私だけかもしれませんが、赤い色は食をそそりますね。これが紫の系統だと微妙なおいしさのように思います。
パープルフラワー
生の時は、これこの通り、いつもの店頭で並んでいるカリフラワーです。
昔から紫のカリフラワーは存在していましたが、もっと地味な色でした。火を通すと、熱に弱いアントシアンはまずそうな緑色か、ブルーブラックのような色になってしまいます。そういう事もあって、オレンジブーケ(薄いオレンジ色のカリフラワー)やエスメラルド(遠州緑)ばかり栽培していました。
その後、長本和子さんの「イタリア野菜のABC」で鮮やかなカリフラワーを見つけて、種を入手して栽培を始めました。普通にゆでると、これもブルーブラックになってしまいますが、酢を使うと生の時よりも鮮やかな色に変身します。
おいしさと色は密接な関係があるような気がします。
自分たちは食べ物(の素材)を作っているのだ、ということを忘れないように、よく内容は理解できませんが料理雑誌も手に取っています。柴田書店のイタリア野菜の本(ただし料理本)や、専門料理も1月号は当農場のお客様の料理も出ていて、すごいなーと素直に感動しました。でも、ことばの意味がよくわからなくてあんちょこみながら、かろうじて理解できる状態です。カタカナ表記でイタリア語だったりフランス語だったりと混乱してしまう。カタカナで覚えるのはよくないのかもなあ。名詞の性で冠詞や形容詞が変化するせいか、さらに格変化もあるし、うーん…。何となく学名で慣れているせいか、フランス語よりイタリア語のほうが取っつきがいい気も(?)する。あくまで「気」ですけど。

冗談さておき、ダイコンやニンジンがこのところの寒さと乾燥のおかげか、おいしくなっています。お取引先の料理屋さんからも、異口同音に言われます。
それはたぶん私の栽培技術でなくて、まず鮮度と品種、そしてだいぶ後にきて私の畑のおかげだろうと、さらにどうでもいいくらいあとになって栽培技術かな。あとはお客様がおいしいと思って食べるからかもしれません。食べるときにおなかがすいていることも大事ですね。飽食は食べ物の感動が薄れるかも。

最初の写真の酢漬けですが、最近はこれにフェンネル(フローレンスフェンネル)も入れています。生ではちょっとと敬遠される方にも酢漬けだとマイルドになっていいようです。
私のフローレンスフェンネルをおそらく一番食べている方は、ポトフがお気に入りだそうです。鍋のふたを開けたときの香りが何ともいえずいい匂いだそうで、レシピ本にもない使い方かもしれませんが、生ではきついと感じる方はお試しあれ。
個人的には生が好きですが、いつぞやのパンツェッタ喜久子さんのレシピによるフェンネルのカツも好きです。あとゴシマさんで頂いたリゾットも。

どーでもいいことですが、酢漬けの写真はレフで軽く光をおこして撮りました。素人がストロボ使いこなすのは難しいのですが、レフだと落ち着いて撮ることできてそれなりに様になりますね。先日は、左手でレフ右手はカメラという撮り方したら、ピントがいまいちでカメラ小僧としてとても残念な写真になってしまいました。今度はちゃんとに撮ると誓っているところです。

  
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2011年01月29日

フェンネルありますか?

フローレンスフェンネル(イタリアウイキョウ)
時々話題に上るフローレンスフェンネル(イタリアウイキョウ)ですが、今シーズンは店頭でも販売するつもりで栽培をしています。
当初全く売れないのではと思っていましたが、意外や意外お買い上げになるお客様に恵まれ、店ざらしになることはあまりないです。それでも、残ったものは自家用であれこれいろいろな食べ方をして、個人的にも楽しんでいます。
先日(1月9日)の記事で、リゾットが食べたいとかきましたが、その後ゴシマさんにわがままいって特別に作っていただきました。これがフローレンスフェンネル入りのリゾットか!と感激しました。とてもおいしかったです。フェンネルさえ手に入ればメニューに入れてもらってもいいかもしれません。
リゾット用のコメは、イタリア産の輸入物(リゾ)があるそうですが、ゴシマさんは国産のコメで作られています。諸般の事情により長粒種が手に入らないのですが、中粒種で作ってしまうのがプロの技ですね。仮に私が作ったら、きっと粘土のようにこねたおじやになってしまい、リゾットとは似ても似つかぬものになるでしょう。

今日も午前中に店頭に並べた分がなくなり、お客様からお題の言葉をかけられました。よく知らない人にはディルもフェンネルも一緒にみえるかもしれませんが、フェンネルと指名されるようでは、いよいよフツーの野菜になる日も近いのかな?
今日も海を見ていた午後でした
夕べ相棒と、友人の奥さんが亡くなった件を話していたとき、子供が不憫でとそれをしきりに心配していた。幼子を残しては、親として死んでも死にきれないと一人気をもんでいたけど、お父さんもいることだし、何とかなるんだろうと思います。
心配ばかりしてもしょうがないしねえ。
私たち夫婦にはたまたま子供がいないので、そういう心配ないから、心置きなく死ねるとは言い切れません(往生際悪いか)。これでもささやかな希望ですが、まだ畑でやりたいことと、見届けたいこともあるし、読みたい物もあるしでもう少し猶予が欲しい。
相棒は商売柄、病気関係だと最悪のパターンがいくつも思いつくのか、いろいろ心配しすぎることがあります。私が腰の手術で入院しているとき、まだ手術日が決まらずリハビリしながら検査などしていたとき、「先生が400の貯血2回やるんだってさ」(詳しくは昔の記事参照)と話したとたん、涙をぽろぽろこぼし始めてびっくりしました。仕事では坦坦とこなしても身内となると冷静になれないみたいです。なだめるのに大変だった。
本人としては、800ミリリットルの自己血輸血が必要→大がかりな手術→想定外の展開→危ない→葬式、などと勝手に話を作ってしまうらしく、もう少し明るい方向に妄想すればいいんだが…。
手術当日も、仕事の関係で最初から家族として控えることができず気をもんでいました。どうせ6時間近い手術だし、もしもの時は家族がいたって間に合わないんだし、終わってから説明受ければいいのに、といってもなかなか納得しなかった。心配してくれるのはうれしいんだけど。
追記:腰の手術の場合、私が入院していた病院では、すぐに病室に帰ってきましたが、首(頸椎)の場合は大事を取って一晩ICUに泊まってから病室へ戻ることが多かったです。  
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2011年01月09日

フヌイユって何だ?

フローレンスフェンネル(イタリアウイキョウ)
注文がないとしばしば収穫を忘れてしまうのですが、フローレンスフェンネル(イタリアウイキョウ)収穫中です。ディル同様、いつも畑のどこかに生えている(一応栽培している)のですが、今回からはまじめに栽培しています。
栽培時期によっては、気むずかしいときもありますが、思ったよりも栽培容易です。あとは、大きさをそろえて収穫することと、関心ある人に店頭に並んでいることをお知らせすることでしょうか。

食べ方は、生でサラダに入れたり、個人的にはコールスローなんかに入っているのは好きです。ただ、あの香りには好き嫌いがあるので、苦手な人もいるかもしれません。
暮れにはクリームシチューに入れてもらったら、これはこれでおいしかった。クリームとの相性はいいそうなので、シチューもありかもなあ。あとはヨーグルトとの相性もいいらしい。
ブレゼ(蒸し煮)もいいそうですが、この辺はわかりません。油炒めもおいしい。セロリのように、何でも向く万能の野菜であると外国の野菜の本(柴田書店から出ているカラー版世界食材事典p111参照)には書いてあるけど、あの香りがネックになるかもしれません。まあ、コリアンダーにしても、嫌いな人には何やっても駄目かもしれませんが、好きな人にはたまらないと思います。

長本和子さんのイタリア野菜のABC(アービーチー)2004、小学館のp47にはまずサラダでって書いてあるので、とりあえず生でいかがでしょうか?

その他にはパンツェッタ喜久子(2002)おいしいイタリア野菜料理教室、pp95、柴田書店にいくつかフェンネル料理が紹介されています。その中ではフェンネルのミルク煮p44と、フェンネルのカツp68がおいしそうです。特にフェンネルのカツは、フェンネルを縦に切って、茎の間にパン粉を入れて手の形にして揚げるってのがおいしそうだな。フェンネルは揚げると、甘みも香りもさらによくなりますっていう解説がそそられる。売れなかったら、作ってもらおう。(相変わらず人任せだ)

あと、LE RICETTE REGIONALI ITALIANE という厚い本には、たくさんレシピが出ているけど、残念ながらイタリア語不自由なものでよくわからない(といっても、この本はレシピの本なので最悪でも材料さえわかれば何とかなりそうなんだが…)。p373のレシピ番号739は、フィノッキオのリゾットらしい(悲しい…)のが、なんだかうまそう!誰か材料提供するので作ってください。

以上トホホな話ですが、よくわからないくせにとりあえず眺めるという癖が悪い方向に向かっています。

お題のフヌイユって、「冬犬」ではなくて(頭の中で勝手にフヌイユからフユイヌに変換されている)、フランス語ではフェンネルのことをいうそうです。エリゼ光の六川光さんがおっしゃってました。フランス語もしらなけりゃいけないのか…。
今日の富士山
最後にこれは今日の三浦ダイコン畑から見た富士山です。これも200ミリレンズです。デジタルカメラって、感度は自在ですごいねー。
どうでもいいことですが、このレンズはカナダライツ製のテリート200㎜f4です。なぜか、私はカナダライツのレンズとは相性がいいんですよ。ドイツ製より手に入れやすいというのが大きいのですが、お気に入りはほとんどカナダ製です。現在はこの会社はなくなりELCANという光学機器メーカー(宇宙航空軍事などが強い。アメリカのパーキンエルマーみたいな会社かな?パーキンエルマーってハッブル宇宙望遠鏡のレンズを作った会社です)になって活躍中です。  
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