診察雑感

市井の開業医が患者さんに接して感じた雑多な感想。

多すぎないか?

甲子園のホームラン

外野フライと思ったらスタンド中段まで飛んだ。
変化球に泳いだ凡フライが、あろうことかフェンスを超える。
えっ、あの打球がホームラン・・・?
甲子園の外野手定位置はひと昔前よりもうしろでプロ野球と大差ない。

甲子園大会のホームラン数を調べた。
戦後の学制以降、本塁打数が試合数を上回ったのは2006年夏の49試合60本と2012年夏の48試合56本のみである。
http://koushien.s100.xrea.com/homerun/hyou.htm
旧学制の全国中等学校野球では大正13年夏の18試合19本の記録がある。

1947年に設けられたラッキーゾーンは1991年まで存続した。
嘗てはラッキーゾーンのホームランが大半でスタンド入りは稀だった。
PL学園の清原がレフトスタンド中段に打ち込んだのを見て驚愕したものだ。
ラッキーゾーン撤去の翌年からホームランは激減した。

金属バットの採用は1974年だが、ホームランの量産には直結していない。
フェンスは超えずとも、木製バットに比して打球速度は確実に増した。
ホームラン60本の翌2007年、高野連は“飛ばないボール”を採用した。
結果、ホームランは49試合24本に減少した。

過去最多60本の前年は32本、翌年は24本と例年並みだ。
二番目に多い56本の前年は27本、翌年37本である。
グラフに示せば一目瞭然で、2大会だけ突出した異様な図になる。
2006年と20012年はスラッガーが集結した特異な大会というわけではない。
合点が行かないが、何が起きるかわからないのが高校野球だ。

直近の4大会は48試合で37,36,32,37本と例年並みだ。
今大会が突出して多いのは何故だろう?
球場の大きさは不変だし、打者の技術や体格が急激に進化したとも思えない。
投手は地方代表の主戦投手で、殊更「打高投低」の指摘は当らない。
原因はひとえに“バットと公認球”にあるのでは?
反発係数の抜き打ち検査はないのだろうか?

今やゴルフはロングホールの第2打をショートアイアンでピンを狙う時代だ。
野球場も左右両翼150mの時代が来るかもしれない。
せめて木製バットに戻さないと野球が大味になる。

弱い犬ほどよく吠える

自暴自棄の窮鼠は怖い

「ミサイル撃つぞ」と北のデブが威嚇する。
「炎で報復するぞ!」とトランプが吠える。
まるでガキの口喧嘩だ。
今や大国は無法者国家と同列に堕ちた。

経済封鎖で窮地に立てば暴力に訴えるしか術がない。
北のミサイルはグアム島に照準を合わせた。
窮鼠は猫を咬み、窮デブはアメリカを咬む。

対日ABCD包囲網に堪えかねた先の大戦の経緯を彷彿させる。
“歴史は繰り返す”は古代ローマの歴史家の名言だ。
マルクスは“歴史は繰り返す。最初は悲劇だが二番目は茶番だ”と附記した。
人類は未来永劫茶番を繰り返す生き物らしい。

鼎の軽重を問われて黙してはトランプの面目が立たない。
一旦緩急あれば豊葦原の瑞穂の国は矢面に立つ。
宗主国アメリカが属国日本を死守するとは限らない。
日米安保を盲信するお人好しはいまい。
大八洲の国土と民族を護るのは畢竟自前の核武装か?
戦争放棄、核廃絶、世界平和・・・・空虚な響きだ。

参照;過去ブログ
2017年5月29日「ミサイル迎撃システム」

タバコ買うのも大変だ

余計な手間がかかる

近くのコンビニは年齢確認なしでタバコを売ってくれた。
最近システムが変わって、未成年か否かを確認しないと売ってもらえない。
レジ脇に『20歳以上ですか【はい】【いいえ】』の画面がある。
「【はい】にタッチして下さい」との仰せだ。
僅かひと手間だが、面倒臭い。

ヤブ医者が未成年に見えるか?
気は若いが暦年齢は若くない。
よしんば未成年でも、「いいえ」と答える間抜けはいない。
確認画面は予め「はい」で固定したらどうだ。

本人確認書類なしの自己申告だからレジの娘っ子の処理もテキトーだ。
こんな無意味なシステムにどれほどの費用をかけたのだ?
いろんな利権が絡んでいるに相違ない。
猛暑の中わざわざ出向いたのだから少しは融通を利かせてはどうか。

テレビはレポーターを街頭に立たせ、温度計の目盛を示して言う、
「太陽の直射日光を受けて、今の気温は40℃です」
太陽以外の「直射日光」は知らない。
「陽が当る炎天下では立っているのも辛いです」
陽が当らない炎天下があったら教えてくれ。
ますます暑くなるからナンセンスなレポートはやめてくれ。

参照;過去ブログ
2008年8月28日「真の狙いは何だ」

曰く 過猶不及

3塁走者のリード

消化試合のようなプロ野球中継を眺めて思った。
「3塁ランナーのリードが異様に大きいのは何故だ?」
走塁コーチの吐息がかかりそうな位置までリードする理由がわからない。
1次リードはファウルゾーンが原則だが、それにしても極端だ。
これで2次リードを取れば牽制死のリスクはさらに増す。

リードが斜めなら投手と野手が同一視野に入って状況判断の助けになる。
フェアラインから離れるのは60cmとの教えもあれば1mを目安とする教本もある。
草野球では45°の角度で2m以上も離れる選手がいるが、やり過ぎだ。
タッチアップや牽制に対する帰塁は遅れるし本塁が遠くなる。
プロが大袈裟なリードをとるからアマチュアが形だけ真似る。

ファウルゾーンに立つ最大の目的は打球の回避である。
インフィールドで打球に当ると走者アウト打者1塁の安打扱いだ。
ファウルグラウンドなら万一当っても単なるファウルで済む。

“打球接触アウト”の予防なら白線から1cm外側に立てば目的は達成する。
大仰なリードは不利益しかもたらさない。
野球を知らない孔子でさえ『過猶不及』(論語 先進篇)と言っている。

MLB中継を見ると、3塁走者の大半はライン近くでリードを取る。
日本で見慣れた遥か後方に下がるリードは殆どない。
三本間の最短距離はライン上なのに、わざわざ斜めに走る特段の理由はない。
日本の常識『リードはファウルゾーン』は本当に正しいのだろうか?
過去ブログ『ベースは左足触塁』同様、どうも腑に落ちない。

附記:
日本では伝統的に4番に最強の打者を置く。
1番打者が出塁し、2番打者で進塁して3〜5番で本塁生還という安直な構想だ。
絵に描いた餅なのは周知の通り。
近年、米国では「2番に強打者を据えると得点率が高い」とする報告や「打率の良い順に1番から配置すべし」との分析もある。
3番ファースト王は4番サード長嶋よりも得点率が高かった。
首位打者イチローは1番打者だ。
ヤンキースのゴジラ松井は4番の印象が強いが実は5番が最も多い。
ベーブルースは3番を打っていた。
米国野球に4番最強神話はない。

伝承される4番神話も左足触塁も3塁走者のリードも、実は迷信かも知れない。
嘗ての「練習中は飲水禁止」や「肩を冷やすから水泳禁止」の俗信は既に消えた。
「巨人の星」の星飛雄馬が励んだ「うさぎ跳び」も、近頃とんと見ない。
神話的な野球セオリーには見直す余地がありそうな気がする。

参照;過去ブログ
2017年8月1日「なぜ左足?」

大臣内定とは?

任命権者の思惑が事前にわかるのか

メディアは内閣改造一色だ。
政治解説者はまるで競輪の予想屋のように人事を語る。
決めるのは総理なのに、恰も既定路線の如く解説するのはどういう訳だ?

テレビは「○○議員が××大臣に内定しました」と報じる。
国務大臣は総理大臣が任命する。(憲法第68条、内閣法第2条)
任命権者は黙して語らないのだからテレビ報道は臆測に過ぎない。
情報源は官邸周辺だが、裏には奸計が潜む故意の漏洩かもしれない。
蛇の道は蛇、一寸先は闇の世界だ。

「大臣内定」とは奇異な文言だ。
内定とは辞書によれば「内々の決定」である。
口頭か文書か知らないが、公表前に本人に大臣職を確約したということか?
総理が「内定」を出したなら「決定」だ。
「入閣濃厚」とか「閣僚候補」は聞くが、「内定」は聞かない。

総理の専権事項なのに周囲の顔色を窺いつつ鳩首協議するらしい。
誰の奸策か知らないが、総理の構想は事前に外部に知れわたる。
「内定」には「解消」もあるから油断ならない。

党役員は村の人事だから内定もあろうが、国務大臣は憲法に則った国家人事だ。
内定済でも恒例の“官邸呼び寄せ”はあるのだろうか?
そういえば官邸前のテント村が消えて久しい。
改造内閣発表の手順も昔とはだいぶ変わった。
いずれ発表されるのに、事前に憶測で報じる意味はない。
メディアは選挙の当落予想と閣僚人事が殊の外お好きだ。

前にも書いたが・・・・
気に入らないのは内閣改造で多用される『人心一新』の常套句だ。
人々の心を一新するのが「人心一新」で、大臣を替えても「人心」は不変だ。
選挙民を甘く見ては困る。
ひょっとしたらメンバー交替の意味で使ってやしないか?

参照;過去ブログ
2014年9月3日「永田町用語だろうか?」

なぜ左足?

走塁の基本

野球では左足で塁を踏むのが基本とされる。
少年野球の昔からそう教わった。
きっと合理的な理由があるのだろうが誰も教えてくれなかった。
何故左足なのか、未だに釈然としない。

打球が内野に転がれば全力疾走で1塁ベースを左足で踏んで駆け抜ける。
左足でベース右側を踏むのは守備選手と交錯するのを回避するためだ。
ソフトボールではベースを二色に分けて走者と1塁手の領分を決めている。

ベースを踏む瞬間に頭を下げて走り抜けるとコンマ数秒早くなるというが検証したデータはなく、真偽のほどは定かでない。
陸上短距離走よろしく頭を下げても足の触塁が早くなる道理はない。
競輪選手がやるゴール直前の「ハンドル投げ」のようなものだろう。
ときに1塁にヘッドスライディングするシーンを目にする。
駆け抜けた方が早いのは自明の理だが、闘志の演出効果としての意義はある。

打球が外野に飛べば2塁を狙う。
左足で触塁すると打者走者は1塁ベース上で直角に方向転換せねばならない。
直角左折は不可能だ。
直線的に1塁に入ると、ベース通過後は大きく外側に膨らまざるを得ない。
前以てファウルゾーンに膨らんでから触塁すれば通過後の膨らみは小さくなる。
踏んでから曲るのではなく、曲りながら踏むのだ。

ベース内側を右足で踏んだ方が遠心力を内向力に利用できて好都合だ。
走者の運動ベクトルを2塁方向に向けるには右足の方が物理的に有利である。
だいいち、体軸が左に内傾しながら左足で触塁するのはいかにも不合理だ。

内野ゴロか長打か、打球の種類で1塁ベースを踏む足は異なるはずだ。
バイクのコーナリングもスキーのターンも基本は外足荷重である。
ところがベースランニングは何故か内側の左足だ。
運動生理学的合理性があるのだろうか?

1塁走者の進塁走法はどうか?
走路を90°変換するためには2塁上で体の右側を大きく左に向けねばならない。
数ある野球教本はこれを『上胴回転』と称し、「上胴回転の角速度を上げれば速く走れる」と説く。
「右側下半身を左前方に回転する」動作は『下胴回転』で、上胴と下胴の回転速度を上げるのが走塁上達の秘訣だそうな。
さも尤もらしい講釈だが、机上の屁理屈で大嘘だ。
人体の構造上、全力で疾駆中にそんなアクロバット走塁は不可能だ。

外への膨らみを極力抑えれば直線走路に近づいて塁間は接近する。
実際は2塁手前で外に膨らんでからベースを踏めば通過後の膨らみは最小になる。
打者走者が2塁を窺って1塁を通過する時と同じ軌道だ。
同様に、本塁に向かう際は3塁手前で左翼手側に膨らんでからベースを蹴る。
これを怠ると3塁通過後にファウルグラウンドに大きく膨らんでタイムロスする。
3塁コーチと衝突しそうなベースランニングは派手ではあるが実は遅い。

スキー大回転ではターン終盤に旗門を通過する。
ターンのマキシムで通過すると思いがちだがそうではない。
旗門でターンすると通過後に膨らんで大きく遅れる。
野球の走塁はスキーのジャイアントスラロームに似ている。

管見によれば2塁3塁を左足で踏む理由に言及する野球教本は見当たらない。
「左足の教え」が桎梏になって左足のために歩幅調整で減速しては本末転倒だ。
右でも左でも、自分の走力が最大に生きる走塁を心がけるのが賢明だ。

MLBオールスターでランニングホームランを放ったイチローは1塁を右足、2塁左足、3塁を右足で踏んだ。
これを見て「イチローは基本がなってない」と言う人はいまい。
二刀流の大谷選手は1塁ベースを右足で踏んで捻挫した。
「だから左足で踏むのが正しい」との無茶苦茶なロジックは見識が疑われる。

先学の高説『原則左足』に確たる根拠はあるのだろうか?
MLBテレビ中継を見ると必ずしも左足とは限らない。
まさか都市伝説ではないだろう。
誰か竿頭一歩を進めて『原則左足』を覆しては貰えまいか。

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