捨てるにゃ惜しい捨てゼリフ!!!

関西小劇場界で活動するババロワーズ主宰・たかせかずひこ の ゆるゆる日記。

2010年08月

79年会、公演終了!

79

79年会、無事公演終わりました。

サマソニや淀川花火や新日本プロレスなどのビッグなイベントと、かぶっていたにもかかわらず、観に来てくれた皆様、本当にありがとうございました。

野村侑志(オパンポン創造社)
有馬ハル(オリゴ党)
斎藤清士郎(猫の森)
川村伸彦(ババロワーズ)

この1979年生まれの4人の役者のパワーとエネルギー、前のめりな芝居への意欲、健全なライバル意識に後押しされ、自分も作品づくりに熱中することができた。

しばらくどこかに置き忘れていたかもしれない、芝居に夢中で取り組む楽しさを、再び思い出させてくれた。

野村侑志の、憎たらしいほどの演技勘と突破力、決定力。そしてギラついた色気。
有馬ハルの、優しさ、あったかさ、人をつなぐ力、繊細さ、そして顔芸とソフトタッチ。
斎藤清士郎の、生真面目さ、愛きょう、声の魅力、内面の意外な男らしさと努力。
川村伸彦の、爽やかさ、軽やかさ、きめ細かな演技プラン、クールな自信。

この魅力的な4人の役者たちとの作業はホント楽しかったが、金哲義(May)、朝田大輝(The Stone Age)との作・演出における競作も、刺激的でホント楽しかった。

アサダくんの、人間の良き所を積極的に描こうとする姿勢、誰もが温かい気持ちになる嫌みのないロマンチシズム、押しつけがましくないのに、しっかり伝わるメッセージ、善意が生み出す笑い、緻密な演出・ダメ出し。ふだんはホンワカした彼の中にある確固たる美意識とポリシー。

金哲義くんの、腹の底からわき上がるパッション、ともすれば時代とともに薄れつつある在日というアイデンティティ、風化していきそうな歴史の記憶、それらを自分が伝え続けて行かなくてはという使命感。それを純粋に芝居として魅力あるものに仕上げる手腕。役者をノせ、鼓舞する力。

2人の作品は、こういう今のモヤモヤした時代の雰囲気を打ち破るために、ホント必要なのではないかと思う。

彼ら2人のおかげで、自分の作風というものを客観的に見つめ直すことができた。

彼らに比べると、自分のホンや演出は、何て軟弱で意地が悪くてスキだらけなのだろうとも思ったが、途中からは、逆にそこが自分の持ち味なのかもしれんと思えるようになった。

人間の不可解な所や悪意や闇やダメなところに光を当て、しかもそれを笑いに変換することが、自分の書くべき世界なのだろうと再認識した。

実際に、素晴らしい本番だった。
イイ公演だった。

この経験は、間違いなく俺の宝物になる。

これからの芝居人生に活かしていきたい。

ありがとう、79年会のメンバー、そして、すべてのスタッフたち!

写真は、左より金クン、俺、アサダくん。
偶然にもシューズが全員ニューバランス!
公演も、実際に奇妙で新しいバランスのオムニバスになったよなぁ。

8月7日・8日は、インディペンデントシアター1stへ!

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79年会、演出3人と役者4人、初めて勢ぞろい!

「ドキッ!男だらけの演劇大会!」(ポロリはないよ、だって流石鉄平は出てないから)てな感じのノリで、ワイワイやってます。

この日は、初・通し稽古!

他の2人の作品を初めて観たが、2つともいい!お世辞抜きで!

3人の作風が明らかに違ってて、飽きないと思う。

役者が同じだから、余計に3作品の個性が際立つ感じもするし。
演出家のテイストがより鮮明になって、より深く味わえる。

まあ、俺の作品がもっともバカバカしいように思うが、並べて観ると、ちょうどいい塩梅で楽しめると思う。

おかげで、自分のやってることを、ものすごく客観的に観ることができた。
ああ、俺って、こういうオカシなところあるなぁとか、変な芝居だなぁとか・・・それが逆に心地いい。

アサダくんのコメディ職人気質と、清々しいスピリットと。
金哲義くんの、ほとばしるような熱さとパッションと、破壊力と。
俺の・・・は自分のなんで言いにくいが、いじらしさとスケベさと屈折と・・・って感じかな?

あとは、とにかく4人の役者たちが、イキがいい!
ノッテます!

とにかく、ぜひ、観に来て下さい。
いい公演になること請け合いです!


『79年会/第一弾』
第一弾は、オムニバス豪華三本立て!

【日時】8月7日(土)15:00〜19:00〜
      8日(日)13:00〜17:00〜
【会場】in→dependent theatre 1st
【料金】前売2000円 当日2300円


【79年会】
有馬ハル(オリゴ党)    
川村伸彦(ババロワーズ)    
斉藤清士郎(劇団猫の森)   
野村侑志(オパンポン創造社)

■『さよなら、ゲーム』
脚本演出 朝田大輝(The Stone Age)


■『KARAOKE MEN』
脚本演出 高瀬和彦(ババロワーズ)

■『カウント』
脚本演出 金哲義(May)

【詳細】
 http://www.geocities.jp/to79nenkai/

ババロワーズ精算会そして焼肉。


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ババロワーズの精算会、そして焼肉飲み会、開催!

本番後1カ月以上経ちますが・・・

色々精算しました!

精算もいいが、生産的な活動もはやく再開したいが!

しかし、ツイッターとブログの両立は大変だ。

ツイッターは今どきのコミュニケーションだね。

興味ない話題はスルーできて、好きな話題だけ食いつくことができて。

ひとりごとのようでもあり、誰かに向けてのメッセージでもあり、そのへんの境界が曖昧で・・・

そういう時代ってことよね。

何はさておき、甲子園の住宅街にある穴場的焼肉屋にて!

ここの「にっこりマッコリ」なるお酒が、妙にうまかった!

こんなのどこに売ってるの?ここだけ?

なので、女優陣に、急きょ「にっこりマッコリ」のキャンペーンガールになってもらいました

ハイ、にっこり4連発ドン!

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会計作業から解放され、ようやくにっこり向田倫子。

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仏団観音開き・本木香吏。
久々に会ったら、ニセ木村カエラみたいになってました!

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岩本由佳理は、どっちかというとマリモッコリ。
横に映ってしまった流石鉄平(超人予備校)は、もっこりマッコリです。


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正統派キャンペーンガールのようなおおせゆか嬢に締めてもらおう!

焼肉、大変おいしゅうございました!
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