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2015年02月

Over the rainbow

1

カテゴリ:
雨の後の虹のように
辛さを我慢してれば
いいこともある

冬の後の春のように
いつまでも寒い季節は
続かない

だから途絶えさせない命がだいじ
ゲームとは違うのだから

虹を渡って行ってしまえば
もう戻ることはできない
繰り返す季節を省みることもできない

こちら側の僕たちは虹の美しさを
歌にするだけしかできない


作詞 よしの たかし



暇人倶楽部

1

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新しい仕事は英会話教師
と言っても立派なビルで
相手は商社マンや証券屋じゃない

スタバの席で学生か
未来を夢見る女性にレクチャー
たまにはキャバクラと間違えてるおじさん

まあ文句は言えない身分だし
なんかの資格を持ってる訳でもなし
ただ英語が喋れるだけの才能

あたしだって夢あるし
そのためには我慢 我慢のアルバイト
いつかほんとのプロになるために


作詞 よしの たかし


歌を忘れたカナリヤ

1

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歌詞は忘れるし
コードは間違えるし
こんな筈じゃないと
誤魔化しながら
なんとかエンディングに持ち込む

いくら無料のコンサートだって
それはないだろう
仕方ないから
打ち上げで酔い潰れて
元ファンに介護されてる

大学入試の季節だから
黄色い腕章を巻いた
道案内の男女に道を尋ねてみる
僕の帰る場所は何処ですか
当然シカトされて路頭に迷ってる

哀れなカナリヤは白く変わった
ボロボロの羽根を広げて
飛ぼうとしていますが


作詞 よしの たかし

春なのに

2

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春なのに 春なのに
どうして こんなに切ないの
窓の下 恋人同士が腕組み歩いてる
去年の私とあなたのように

切ない気持ちは消えず
春一番が吹いたなどと
天気予報のお姉さんが言うと
なんかうずくものがあったりして

雨の日の月曜日なのに
冬のそれとはなんか違う
ワクワク感を感じて
古い歌をひとつずつ歌って
確かめてみる


「春なのに」(作詞作曲 天沼孝子 矢部重子) をモチーフとして
作詞 よしの たかし

重いコート

3

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だぶだぶズボンに黒いコート
あいつはいつも歌ってた
幸せと自由の国作るんだと

冷たい風に春の香りを感じる時
もっともこの街では沈丁花の匂いはしないけどね

ひとつ角を曲がると車の臭い
もうひとつ角を曲がると沈丁花の匂い
そんな京都を頭の上に乗っけて
君は うん と言い
僕は いいえ と言う

遠い昔の物語
でも冬から春に変わる時の息吹きは
まだ感じられる
君は楽しみに待ってる何かがありますか


作詞 よしの たかし




電話と雨

1

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いっそ雪の方がロマンチックだね
そう言って黒い空を見上げてる

こんな時に電話してくるなんて
絶妙のタイミングだね

どこまでも続くなんて疲れそうだし
終わりがあるから振り返えれる

国が変われば季節も変わる
当然一年の区切りも違う

たくさんのお土産を抱えて
飛行機に乗り込み暖かい土地を目指す


作詞 よしの たかし

君の空

1

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君の空は何色かい
僕の問いに答えもしないで
白い雲に姿を隠して
笑ってる裸の君

雨は嫌いかい
僕の問いに答えもしないで
長い髪をビシャビシャにして
踊ってる楽しそうな君

地上に花が咲く季節には
もういなくなって
さみしい僕のことなんか
お構いなしの我儘な君


作詞 よしの たかし

酔った振りして

1

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なんでも受け入れてくれる君は
深い愛で支えられている
だから悲しいことがあっても
神様を恨んだりしない

もう何もできない僕は
ウィスキーらしき飲み物を
何杯も飲んでみて
自分の実存を試してる

気がつくと
君の胸に手を当てて
君の愛に甘えているちっぽけな僕は
白い夜の波に浮かぶポリ袋みたいな
自己弁護を繰り返してるだけだった


作詞 よしの たかし

妹

1

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バレエ衣装デザイナーを目指して
早くから東京に出た姉を追い掛けるようにして
大学生になった妹は上京した

仕送りは余り期待できないし
望むつもりもないから
喫茶店でアルバイト生活

でもサービス業専攻の実践に役立ってるし
二年も勤めてるとほとんどお店任されてるって感じで
マネージメントの勉強にもなっちゃう

そんな風に前向きな性格だから
しっとりした どちらかと言うと
保守的な姉とは良くぶつかるけど
姉の方もそうは言いながら
結構チャレンジングな生活送ってるんで
なんとかやって行けるんだと思う


作詞 よしの たかし




ナットキングコール

1

カテゴリ:
優しい歌が流れてる時代遅れの喫茶店
君を待つ時間今までのことを想ってる

君が習ったコミュニケーション学はなんだったんだっけ
壁を取り払うことから始めよ
だった筈じゃなかったのか

自分を抑えるのが70%
自分を出すのが30%
それが日本の社会で生きる黄金率

そう モナリザの微笑み
めちゃくちゃ美人でないけど
愛される

忘れたい人より
忘れられない人になれ

君の前には無数のルートがあって
66番目を選べば西海岸でも
東海岸でも自由に行ける

そんな気にさせるね
この歌は


作詞 よしの たかし

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