2012年03月18日

突然の来訪

拝啓 インフルエンザ様

先月の突然のご来訪には大変驚きました。

思い起こせば… いや、思い出せないほどの大昔にお会いしただけなのに、まさか、私を憶えて頂けたとは、まことに光栄です。

さて、あの日。
そう、あなたがいらっしゃった日の事です。

私は、直近に迫ったシステム変更の最終調整に追われ、また、来年度の大型案件に伴う予算算出に頭を悩ませておりました。
そんな中でのあなたのご来訪。
前述のとおり、多忙なこともあり、まことに申し訳ありませんでしたが、あなた様がいらっしゃっている事に全く気付きませんでした。

「なんか、具合が悪いな」

そんなのは日常の茶飯の事です。
いや、むしろ、具合悪いのが通常ですから。頭がクラクラきたり、“ビキッ” とか “グキッ” とか、足や腰から変な音がして安静な歩き方とかになっちゃうのが普通だから。ドンと来いだから。「クラクラ ビキッ グキッ カモーんっ!!」 そんな感じだから。なんにも怖くないから、ホントそうだから。

…失礼しました

最近、年甲斐もなく興奮する事が多くなってきて、マイっております。

それでは話を続けさせて頂きます。
その日、仕事を一区切りし、深夜帰宅をいたしましたがやっぱり調子が悪いのです。
ですが、幸いにも週末でしたので土日で体調を戻せばいい、そんな軽いノリでした。
若干熱がありましたので、ユンケル片手に不調と抗いながら土日を過ごしました。
そして、月曜の朝、再び体温計で熱を測ってみます。

39.0℃

正直、チビリました

でも、この時、まだ、「まさか、私が…インフ…」、いや、あなた様がいらっしゃるはずがない、などと思っていました。しかし、このままでは会社には行けない。もしも、あなた様のご来訪だったら、会社の皆さんに多大な迷惑がかかってしまう。

とりあえず会社を休み、即、近くの内科病院へ。そして、簡易検査の結果、“インフル陰性” つまり大丈夫。
よかった、ほんとに。でもなぜ? 39.0℃ まさか…

次に向かったのは、耳鼻科病院。

「あー、こりゃ、色々合併してるね、副鼻腔炎とかね」
鼻に綿棒グイグイ、喉をグリグリ、ついでにネブライザをシューシュー。
私、耳鼻喉が弱いので、たまにとんでもない炎症になったりします。
「解熱剤もいれとくからね、お大事に」

帰宅すると、薬を飲んですぐに横になりました。少し安堵しましたが、出来れば明日から出社したい。とにかく安静にしよう、そう心に決め、ひたすら寝込みました。

1時間ほど経った頃、全身が滝のような汗でぐしょぐしょになっている事で目覚めます。気分も体調も最悪でしたが、汗が出てるって事は薬が効いるに違いない。とりあえず水分補給&全部着替えて、再び寝込みます。

どのくらい時間が経ったのかよく覚えていませんが、次に目覚めた時は、布団まで汗でグチョグチョ。
再び、水分補給、着替え、そして今度は布団も敷き直し。
さて、さぞかし、熱も下がった事だろう。再び熱を測ってみますと。


39.7℃




向こうの方に、三途の川が見えました
酷くなってるのか? それとも身体が頑張ってるのか? 再び寝込みます。

そして、数時間後、もう深夜でしたが、またまた、汗グチョグチョで目覚めます。熱はどうかと言うと。


39.2℃



三途の川がちょっと遠くなりました
でも、やっぱりおかしい、こんなに熱が続くわけがない。どう見てもゾンビにしか見えないフラフラの状態でしたが、タクシーを飛ばして救急病院に向かいました。


「インフルエンザA型 陽性です」 「インフルエンザ バリバリです」
 
お医者様から告げられました。
そして、この時初めて、私のそばに寄り添って下さっていた、あなた様の事を知りました。愚かな私をお許しください。そして、この時から5日間、会社を休んであなた様と一緒に過ごした事は一生忘れません。再び会社に出社した際、積み残された課題のあまりの多さに、「どこか遠くに旅に出たい」、そんな事も思いました。

最後になりますが、いつの日かまた、あなた様とお会いできる事を心から願っております。


んな事は、絶対ない

皆さまも健康にはご注意下さいませ。かしこ

takatakahidehide at 09:43|PermalinkComments(12)TrackBack(0)雑感 

2011年08月27日

頑張ってますよ、ええもちろん

んー、なんつーか・・・・
生きてるんだけど、逝きそう、って言うか。
頑張ってるんだけど、筋張ってる、って言うか。

そんな事より、更新久しぶりなんだから、もっと楽しく行けよ、って言うかね。
まあ、よく分かんないんだけども。


たかです


もう数カ月たっちゃったけど、私の携わってるシステムでトラブルがあってね。
ちょっとしたシステム方式上の不具合なんだけど、影響が結構デカくて騒ぎになったんですよ。
クライアント側も相当怒ってて、暫定対応でとりあえずその場はしのいだんだけど、不幸にもその数日後も出ちゃってね、同じようなトラブルが。
まあ、暫定対応しかできなかったから、トラブルが再発しても不思議はないんだけどね。
それからってもんは、本格対応に向けて、毎日のようにクライアントさんの本社に出向いて、謝罪やら、根本原因の説明やら、リカバリプランの説明やら、対応時期の調整やら。

もう地獄ですわ

気イ失いかけそうな叱責の嵐を耐え忍んで、なんとかリカバリプランの了承をとりつけたももの、それらに費やした期間、ざっと2カ月。

はぁ…長かったなぁ。(遠い目)

それから間もなくして、本番を向かえます。ドキドキの本格対応の日。

いや、まあ、相当な人員をつぎ込んで、色んなテストとかもやらしたしね、それなりに自信はあったんだけども、やっぱり何が起きるか分かんないのがIT業界の常。
心配で心配で。あんまり心配なんで、ちょっとハイになってたもんね。
本番前にみんなを集めて、変な事言ってたのを思い出しました。

私 「皆さん、今日は絶対失敗できませんっ! よろしいですか?」

この辺りはよかったけど、そのうち。

私 「もし、失敗したら、私、旅に出ます」
私 「とりあえす、近場で伊豆がいいかな? それとも、国外にしようかな?」

もう訳分かりません。
自分もみんなも。

そんな、変なオジサン状態でしたが、とりあえず対応作業をスタートさせます。
作業にかかる時間は約15h程度、おおまかな作業工程は3つ。「システム変更」、「通常時の確認」、「異常時の確認」。

「システム変更」は無事終了。
「通常時の確認」もデータがキチンと流通することが確認できました。
そして最後の「異常時の確認」。
システムは普通に動作するのは当たり前ですけど、何らかのトラブルが発生した場合は、緊急ルートへの切り替えも考慮され、エンドユーザに極力影響を与えない設計がされているものです。従って、異常時の確認は非常に重要なポイントになります。

私 「それでは、異常ルートに切り替えて下さい」
作業員に指示を出しました

作業員 「・・・・・・・」
私    「ん? どうしました?」

作業員 「切り替わりません・・」
私    「え?」

エエっーー!!!!!


失敗しました

後にハッキリしましたけど、原因は、こちらのシステムと他のシステムをつなぐ、中継システムの設定誤りでした。
しかし、その場では時間も余りなく原因が特定できなかったので、作業を中止する決断をしました。
そしてクライアントさんに報告しなければなりません。ダメでしたと。
クライアントさんとは電話会議システムでホットラインがひかれていて、マイクボタンを押せばただちに向こうと繋がります。そして、向こうにはとっても怖ーいクライアントのお偉いさんがいます。

マイクボタンを押す手が震えます。

プチ (ボタンの音)

私    「あ、あの・・・た、たか、ですけども」
偉い人 「おぅ、たか。どした?終わったのか?」

私    「はぁ・・あの、終わったといいますか・・」
私    「人生が終わったといいますか」

偉い人 「あぁ? 何言ってんだ?」
私    「いや、その、旅に出たいな・・・とか」

偉い人 「あっ? だから、何が言いたいんだっ!」

私    「失敗しました」

この後の事は、ご想像にお任せします。


いや、ほんと、頑張ってるんですけどねぇ・・・


takatakahidehide at 07:10|PermalinkComments(12)TrackBack(0)会社関連 

2010年11月15日

スプーンリレーな思い出

夜中にカップラーメンを食べてたら思い出しました。

ずーっと前のこと。(小学生の頃?)
その頃、よく、東京は浅草の“花やしき”ってとこで遊んでいました。花やしきはいわゆる遊園地なんだけど、なんと入場料がタダなのね。
なんつったって、年がら年中腹すかしてる鼻水垂らした下町の小僧達ですからね。おこづかいなんてもんは殆どナシ、つーか、皆無ですよ、真空ですよ。だからもう、タダって言ったらバーゲンセールの奥様並みの勢いな訳です。

で、よく遊んでたんですけど。

その園内だったか入口付近の道路沿いだったか忘れたけども、カップラーメンの自動販売機があったんです。

私はその当時カップラーメンの存在自体知らなかったんですが、なんか食べ物らしきものが出てくる販売機だろうぐらいはうすうす感づいていました。
「どんなものかは分からない。けども一度は食べてみたい」と思ってみても、そこはそれ、貧乏小僧の叶わぬ夢。遠くで販売機をチラ見するのが精一杯でした。

そんなある日、何気に販売機を見ていると、一人のおじいさんが販売機の前に立ちはだかります。
おじいさんはしばらく販売機をジロジロ見回していましたが、意を決してお金を投入、そしてスイッチオン!
ガコン。カップが出てきました。
そしてそのあと、おじいさんは何の躊躇もなく、そのまま給湯口へカップを投入、そしてさらに、スイッチオ−ン!!!
ジャバジャバジャバジャバー。(カップに降り注ぐお湯の音)

しばらくするとお湯が止まり、おじいさんは給湯口からカップを取り出します。スプーンに卓球の玉を乗せて運ぶ慎重さで。

ラッピングされたカップの上にほんのチョット残ったお湯。テーブルにウッカリ水をこぼしてしまった時の光景です。
そう、おじいさんはラッピングをはがさずに給湯してしまったのです。

おじいさんは、何の疑いもなくスプーンリレーを続けていました。そして、私も何の疑問もなく、ただひたすら「大変な食べモノなんだなぁ」と思いながら、そのおじいさんの背中を見送り続けたのでした。

後日、たまたま機嫌が良かった母上へねだって、スーパーでカップラーメンを購入してもらいました。そして、その時やっと気が付いたのです。
自分の勘違いは無論のこと、スプーンリレーおじいさんの無念さに。



どーも、お久しぶりです、たかです。
ご無沙汰しておりました。
いやー、なんつーかね。
どうにもこうにもブログ書く暇がなくてですね、すんません。
先月もちょいと体調崩しましてね。点滴打ったりしてましたけども、今は精神以外は大丈夫です、ハイ。

まだまだ忙殺されそうなんですけど、長ーい目でみてやってください。

あ、そうそう。ずいぶん前に寝ぼけてる時に撮ったの貼り付けておきます。鳥達もみな元気です。

MOL001






じゃ、また。





takatakahidehide at 15:28|PermalinkComments(12)TrackBack(0)雑感 | 鳥の話

2010年07月07日

Nちゃん

みなさん、お元気ですか?
すんません、更新、ずっとしてなくて。
なんつうか、一応言い訳しますと。

マジで仕事が忙しかったんですっ!

あんまり言い訳になってないなぁ…


たかです。


今年から会社の組織変更があって、Nちゃんと一緒の担当になりました。
Nちゃんは男性で独身、私よりちょっと歳が若い。10数年前から居るのは知っていたけど、なぜか一緒に仕事したことはなかったので、ちょっと太っているって事以外は、彼の詳しいことは知らなかったんです。
でまあ、彼のことを一言で表すと、”温厚なイイ奴"、ですね。
いや、ほんとにイイ奴なんで、ウッカリしてると他人の仕事をドンドン貰ってきちゃう。
断れない人っているでしょ? そういったタイプの人。
まあ、会社内の他人の仕事を請け負うくらいなら、アリかな?って感じだけど、でも、何でもかんでもクライアントさんの言いなりになっちゃったりするのはちょっと困っちゃう訳です。
んで、少し注意とかするとすぐに、「ハイ、分かりました、すみません」、って言って素直に反省してくれる。
でも、根っから人がいいから、結局、クライアントさんとの板挟みになって悩んじゃうんだよねぇ…。

もうちょっと腹黒くなってもいいんだよ?
みんなそうなんだからね、Nちゃん

そんなこんなで、私も彼もそれなりに忙しく仕事をしていたんですけど、ある程度仕事が一段落したので、ひと月ほど前、プロジェクトメンバーで飲み会をやったんです。もちろんNちゃんもメンバーの一人。
普通に乾杯して、普通に語り合って、普通に酔っぱらいました。
そして普通にお開きとなったんですけど、誰かが「二次会! カラオケ行きましょうっ!」って言い出したんです。
私はあんまり乗り気じゃなかったけど、まだ時間も早かったんで行く事にしました。

「たかさん、いつものアレで入れときました」

私、歌のレパートリーは10年程前からマルっきり広がっていないんで、「たかさんは、これくらいしか歌えないだろ」って知ってるもんだから、勝手に選曲されちゃう。

私だって覚えようとしてるんだよっ!新しい歌を!
でも、最近の歌はなぜか覚えらんないんだよっ!
自分でも訳わかんないんだよっ!

と思ったかどうかは置いといて、なんの抵抗もなくアッサリいつもの歌を歌い終わります。
すると、すかさず次の曲がかかり始めました、昔懐かしい、沢田研二さんの「勝手にしやがれ」。

Nちゃんでした。

初めて聞く、Nちゃんの歌声。ぶっちゃけ上手いってわけじゃないけど、一生懸命歌っている感じがして、何故か人を惹きつけます。
そしてサビにさしかかった瞬間、事件が起こりました。

突然、Nちゃんは立ち上がり、手を大きく上にかざし、体全体でユラユラと踊りだしたのです。その姿は、水族館でトドがエサをねだっているのを連想させます。

みんな、一瞬唖然。
そして大爆笑。

最後には、全員がつられてユラユラダンスしてました。
なんだろ、これ。久しぶりに涙流して大笑いました。
こんな才能があったとはねぇ。やるなっ!Nちゃん!

彼の意外な一面を知る事により、みんなが次回のカラオケが待ち遠しくなったのは言うまでもなく、また、仕事に一層力が入っていくのが手に取るように分かりました。







そして、つい先日、6月30日の事。

Nちゃんが亡くなったとの連絡がありました。

一人暮らしのマンションで倒れていたそうです。
二日ほど体調不良で休んでいたのですが、それまで毎日連絡があったのが当日は何の連絡もなかった為、心配をした同僚がマンションに出向いて発見されました。

その連絡があった時、あまりに突然の事に私は頭が真っ白になりました。ほんとに頭の活動がすべて停止してしまったかのようでした。悲しみとかがあってもいいはずなんだけど、ショックというものなんでしょうか、そんな感情は一片も沸いてこなかったでした。

理由はまだよく分かっていません。持病のせいか、仕事のストレスのせいか、誰も知らないその他の事なのか、またその全てなのか。

日曜と月曜に都内のお寺でお通夜と告別式が行われ、その両方で私はお手伝いとして、お寺の入口の一番先に立って弔問の方のご案内をしました。彼とは短い付き合いでしたが、Nちゃんのお葬式に来てくれる方々にご挨拶がしたくて。もっと親しい同僚や仲間がいるのですが、ずうずうしくも申し出ました。
どのくらい参列してくれたのだろう? よく分からないんだけど、何百人という方がいらっしゃいました。
そして、改めて彼の人徳というものが分かった気がしました。

私は、式の最中、いぜんとして頭の中が真っ白な状態が続いていて、弔問のご案内をしていても、ご焼香をして手をあわせていても、お顔を拝見しても、お花を添えても、出棺の際にも、はっきりとした感情が湧いてこなくて、ご親族、親しい同僚達、友人達が人目もはばからずに号泣しているのに、自分はどうしたんだろうって思っていました。

そして出棺された後。
私は次の行動に移るのがとてもおっくうになっていて、その場に残って、いっぱいのお花で飾られている祭壇の彼の遺影を眺めていました。

しばらくすると、業者さん達がやってきて祭壇を片づけ始めました。
もうちょっと、そのままにしてもらいたかったけど、しょうがないと思いながら、それでもその場を動かずに祭壇を眺めていると、その頃ようやく私の感情も正常に戻ったらしく、深い悲しみを感じるとともに、とめどもなく涙が溢れてきました。

そして、祭壇場のライトが消え、それとともに彼の遺影を照らしていたライトも消えました。

薄暗くなった遺影ではありましたが、
彼は相変わらず優しく微笑んでいました。

takatakahidehide at 23:37|PermalinkComments(18)TrackBack(0)会社関連 

2010年01月18日

案じて候

みなさんお元気ですか?

たかでございます。

で、イキナリ先日の事なんですけどね。
所用で電車に乗ったんですよ、まっ昼間。
そしたら、たまたまシートが空いてたんで座る訳ですよ。
でまあ、特にすることも無いんで、グルッと周りを見渡したりするじゃないですか。
そんでもって、車内の広告見て、『ふんふん』とか、『ほぅ』とか、『それはないだろっ!』とか、訳も分からず思ったりしたりしますよね?

ああ、そういえば。

最近じゃ、ドアの上部あたりに液晶テレビが付いてたりして色んな宣伝を流してたりするんですけど、たまにクイズなんか出てくるもんだから、答えが分からない時なんか気になって気になって、解答が出てくるまでずっと画面にクギ付けなっちゃたりするんですけど、そういう時に限って、背の高いあんちゃんが画面を遮ったりするんですよ。
だもんだから、もう!見えないじゃないかっ!って感じで、ググッと背を伸ばしたり、顔を横の方に倒してみたり、振ってみたりする訳です。
インコがエサ食べながら周りを見渡してるみたいですねぇ…

あれ?何の話だっけ?

いや、違う違う、こんな話をするんじゃなかった。
だからね、電車に乗ってシートに座って周りを見渡したんです。
そしたら、真ん前のシートにロマンスグレーのオジサマが座っているのが目に入りました。
歳のころは60台半ばって感じ。黒っぽいジャケットを羽織って、ちょっと鋭い目つきですけど品の良さが漂っています。
んーそうですねぇ…誰かに例えると、クリント・イーストウッドさんって感じかな?
でも、それじゃカッコ良すぎだから、クリントさんの20%プライスダウンにしときます。

で、このクリント20%プライスダウンさん。
いや…ちょっとネーミング長いなぁ…えーと、んー…あーもうメンドクサイから、20パーさんでいいや。
で、この20パーさん。シートに座ってジッと下の方に目を置いています。
なにかボーっとしているように見えるけども、ときより、キッとした目つきになったりしています。
もしかしてなにか思い悩んでいるのかな?

…ははーん、分かった分かった、分かりましたよ20パーさん。

60定年で引退した先輩から聞いたことがある、アレだな。
定年によって仕事から解放され子供達も成人して、後は自分の好きな事をして余生を過ごそうと思うんだけど、イザ何かをやろうと思ってみても何も思いつかない。
奥さんからは、『アナタ、家でゴロゴロしてないで趣味でもしたら?』、なんて言われたり、『アタシはお友達とランチに行ってくるから』、『ご飯は作ってあるからチンして適当に食べてね』、なんて言われたりする。
20パーさん一人ぼっち。物音一つしないシーンとしたおウチに一人ぼっち。
しばらくして、奥さんに言われたとおりご飯をチンしようとするものの、得体の知れない不安というか、虚しさみたいなものがこみ上げてきて、チンする手が止まる。
そして何を思ったか、そのままフラフラとオモテに出かけてしまう20パーさん。
そして気が付くと、いつの間にか電車に揺られている20パーさん。

切ないねぇ…

いや、分かります分かりますよ20パーさん。
私だって、そうなるかも知れない、いや、そうなる可能性の方が高いような気がしますもん。
仕事一筋30数年。女房子供のため、身を粉にして働いてきた見返りがコレですよ。
恐らく。
『私の人生はチンするためにあるんじゃないっ!』、って考え込んでるんでしょうねぇ、ね?20パーさん?
ヘタすると、山手線2周ぐらいしてるかも知んないなあ…ダイジョブかなぁ…。

などと、20パーさんの余生を案じつつ、自分の余生に不安がガッツリ襲ってきた頃。
20パーさんの右手に握られているものに気が付きました。
今までは上着のポケットに手を突っ込んでいたのでよく分からなかったのですが、彼がおもむろにポケットから手を出したので分かりました。

ワンカップ大関

えっ? さ、酒?!

そんな困惑した私をあざ笑うかのように、内ポケットからもう一本のワンカップを取り出し、プシッとふたを開けるやいなやググッと流し込み、プフーッと息を吐き出す20パーさん。

そして恍惚の表情。

もっ、もしかしてっ、ただのヨッパライ?
よく見ると、かなりヨレヨレな感じ。ズボンにシミついてるし。ヨダレも少し。
あぁ、勘違いだった。昼真っから飲んでるオッサンだった。
企業戦士の切なさを感じてたんだけどなあ…残念。

ああ、でも、彼の余生を案じるってトコは変わんないか。


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takatakahidehide at 02:40|PermalinkComments(16)TrackBack(0)雑感 

2010年01月12日

限界に挑戦する時

新しいヒナ

(また増えた新しいヒナ・2羽)
(えーっと、計23羽)


皆様

新年あけまして

おめでとうございまーす


寅年だけど、ガッツリと鳥でスタートしますからね。ほほ。

ん? え? 今頃、新年の挨拶なのかって?

……

いや、分かってる、分かってるんです。
それ以上言わないで。
まーね、いくらなんでももう1月12日ですもんね。
普通だったら成人式の話とかで、オレの若い頃は的なノリで盛り上がっちゃったりするんでしょうけども。
や、ちょっとね、体調崩しちゃいまして。
えーつー事で、今年もマイペースで行きたいと思います。


たかです。


さて、新年早々、仕事でクッタクタになって帰宅した1月2日の事。

ちょうど狙ったかのように母上から電話が入ります。

母  『アンタ、いつ帰ってくるの? 今日? 明日?』

私  『いや、その、疲れきってるんで。その、えーっと…今回の正月帰省は見送ろうかなぁと』

母  『そうね、やっぱり、帰ってくるなら早い方がいいわね。今日帰ってらっしゃい』
   
私  『いや、だから。疲れてる訳でして…』

母  『夕方には来てよね。お父さんが寝ちゃうから。最近寝るのが早いのよ』
   『アタシも、いつまで元気でいられるか分かんないものねぇ、ホントに』
   『ああ、それから、お姉ちゃんはちょっと遅くなるみたいよ』
   『じゃあね』

プツん ← 電話の切れる音

物事というのは、往々にして自分の都合どうりにはならないものです。




そして老体にムチ打ち、電車に揺られること2時間弱。地元に到着。
駅前で電話を入れました。

私 『今、駅に着いたよ。何かいるものある?買っていくけど?』

母 『ウチにはお雑煮くらいしかないから、ナンでもいいからいっぱい買ってきて』
  『もう私、お腹ペッコペコなんだから、早くね』

プツん ← 電話の切れる音

物事というのは、往々にして自分の想像とは異なるものです。

ああ、そうだった。忘れてた。
母上は正月の時、ナンもしない人だった。
私が幼い頃。正月と言えば、おばあちゃんの家で過ごすのが、たか家のしきたりだった。
お料理のとっても上手だった、今はもういないおばあちゃん。
普段口にする事がない、とっても美味しいお料理を作ってくれたっけ。(遠い目)
そんな回顧をしながら、近くのお店でお買い物。
上寿司5人前セット、フルーツ盛り合わせ、メロの西京焼き数枚、和牛ヒレ肉、馬肉刺身、豚肉みそ焼き、中華オードブル、国産うなぎ、ナントカ豆腐、その他忘れた。
ああそれから、久保田千寿。
店に並んであるものを片っ端からカゴに放り込み、大急ぎでレジを済ませ店を出るものの、あまりの物量に途中何回か休憩を挟さみ30分ほどかけ自宅に到着。



過労死すると思いました。



母 『まあまあ、沢山買ってきたわねぇ』
 
ホクホク顔の母上。

母 『やっぱり、これからはこのパターンがいいわね』
  『お正月の用意とかタイヘンだものねえ、これからもヨロシクネ』
  
いや、その…毎年こんな感じじゃなかったっけ?母上?

さあ、それからが大変。
とにかくよく喋ります、我が母上どのは。
『元気でやってるの?アンタ?』

『それでね』

『お父さんったら、お店でね? あーだこーだ…』
『アタシもプロだからね、そこはこう思うのよ。どーのこーの…』
『最近、スポーツジムで始めたボクシングなんだけどね。ピーチクパーチク…』
延々2時間ほど、喋りまくりです。



何回か意識が飛びました。



そしてそんな中、姉上が登場。
姉上も母上に負けず劣らずですので、喋りまくりです。
『元気でやってるの? アンタ?』

『それでね』

『ウチの会社の人なんだけども。あーだこーだ…』
『アンタ、もうちょっとシッカリしないと。どーのこーの…』
『最近、起きるのが早くなっちゃって。ピーチクパーチク…』

再び、2時間が経過しました。
お2人のこの一年の出来事を、約4時間かけてお聞きしました。



仮死状態でした。



ああ、ちなみに、父上はと言うと。
母上と姉上の4時間という長い波状攻撃の合間をうまく突いて。

『元気か?』

と一言だけ言ってくれました。



ん、なんか、みんな相変らずで安心した。

いや、マジでいい正月でしたよ。
みんな、いつまでも元気でいて欲しいなぁ。


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takatakahidehide at 03:33|PermalinkComments(4)TrackBack(0)血縁関係 

2009年12月31日

今年と来年と

皆様、今年はお世話になりました。
本当に楽しい一年でした。
来年もこの調子でいけたらいいなと思う今日この頃であります。
そして、皆様のお幸せをココロから願っています。

1月1日は仕事。皆さんにご挨拶が出来ないもんですから、先に言っておきます。


新年明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします

この二行は来年読もう、そうしよう。


えーつー事で、行きたくないけどこれから仕事に行ってきます。

んじゃ。



takatakahidehide at 23:38|PermalinkComments(14)TrackBack(0)雑感 

2009年12月28日

あーもぅ


クリスマスツリーとか


メリー!クリスマス!

もう終わってるってば! ← 1人ツッコミ

たかです。

やー、どうですか? 皆さん?
チキンとかケーキに囲まれて、シャンパンをポンポン開けちゃったりしました?
私はね、カップラーメン食べながらワイン飲みました。
例年だとね、クリスマス用のパーティ料理をガッツリ作って、20パーセントくらいの確率で来てくれる来客と一緒にワイワイ騒ぐんですけどねぇ…

たかです。

いけね、前フリ二回になっちゃった。

今年もあとわずか。
大晦日のおソバと、正月用のお雑煮の用意しなきゃ。
ああ、あと、一年ぶりに実家にも帰ろう。
なんて考えたりする時期なんですよね。

と・こ・ろ・がっ!

大晦日の夜から1月2日まで仕事。不眠不休、30時間オーバーの仕事。

はぁ…

いやね、急に入っちゃったんですよ、仕事が。作業は部下達がやるんで別に私が出勤しなくてもいいんですがね。まあ立場的にねぇ…。
つー事で、正月三が日ではなく、正月三割が日になりました。

おわり




え? 記事が短い?

じゃ、もちょっと。ほほ。

P991000003

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 















 
(鳥部屋を工事してたら、ビビッてみんな集まった図)

えーつー事で、全部で19羽いるんですけども。
まぁソコソコ、折り合いをつけながら暮らしているんですけども。
毎朝5時ごろからギャーギャー鳴いているんですけども。
エサ代とかばかにならないんですけども。


P991000004

更に2羽ほど増えました。計21羽。
もう飛べます、元気です。
いやや、別に無計画に増やしている訳ではないんです。
なんつーか、魔がさしたと言うか、一生懸命温めてる卵を取り上げちゃうのは可哀想だったと言うか、ケージが余ってたからと言うか…

どうなるんだろう? この先。

自分でも分かりません。

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takatakahidehide at 04:41|PermalinkComments(14)TrackBack(0)雑感 | 鳥の話

2009年12月20日

出る時は出る


『どんなに悲しい事があっても』
『ウ○コは出るのよね』

と、よく言っていた友人のY子。

最近、あんまりココロの調子がよくないらしく、たまにかかってくる電話口でもそんな会話が多い。
ダイジョブかな?
ちょっと心配していたら、突然、Y子からメールが来ました。

『今、インドにいるの。一人旅』

あらら? 一人旅ですか? やっぱ相当落ち込んでたのかなぁ…。
内心、そんな事を思いながら、
『そう。いいねぇ一人旅』
『で、どうなの? インドは楽しいの?』
と返信すると。

『ウン。とっても楽しいよ』
『なんか知らないけど、住民の人達がみんな並んで』
『川でウ○コしてた』

Y子よ。君は、どうしてもソコに行き着くのだね…


皆さん。ちゃんとお通じしてます?

たかです。


最近、近くにドラッグストアが開店しました。
別に大して興味は無かったんですが、入り口に、『卵ワンパック78円』の張り紙があった事と、『いらっしゃいませっ!』、と張り切っているオネーサンがとっても可愛かったので、ウッカリ入店してみました。
ああ、それから、これはどうでも良かったんですが、ちょうどトイレットペーパーも切らしていました。

で、店内はどうかと言うと。ドラッグストアらしく全体的に真っ白の内装。特に広いでもなし、狭いでもなし。ズラッと並んだ商品も整理整頓され、好感が持てるって言えば持てるし、普通って言えば普通。
えーっと…ぶっちゃけた話、ツマンナイです。
だって、どこにでもあるドラッグストアなんだもん。

まぁなんつーか。オーナーさん?
もっとこう意外性のある店に仕上げちゃもらえませんかね?

例えばね?

店内は真っ黒の内装。毒々しい光でライトアップされ、アッチコッチにドクロとか牛頭の剥製や得体の知れない煙が立ち込めてる訳ですよ。モチロン、血が滴り落ちるなんてのもアリ。
そんでもって、薬売り場には。
『オマエはこの薬を飲む勇気があるか?』、とか。
『さわるなっ!』、とか無造作に張り紙が張ってある。
店員さんだって、普通じゃないですからね。
女性店員さんは、無論、魔女のコスチュームだからね。それも綺麗バージョンの魔女じゃないから。鷲鼻にイボが付いてるヤツだから。イーヒッヒッ!とか言っちゃうから。
男性店員さんは、ジェイソン。定番ですよね。
チェンソーをブンブン振り回しちゃうからね、かなり危ないよ。何にもしゃべらないから店員としての役割的にはちょっとアレだけどね。

どうです?イケルと思いますよ、私は。
オーナーさん、やってみませんか?

さて、そんな事を思ったり思わなかったりしながら店内を物色していた私でしたが、やっぱりトイレットペーパーくらいしか買うものがない事が判明し、そちらの売り場に足を向けました。
すると、お目当てのトイレットペーパー売り場の真ん前で、売り子のオネーサンが立っているのが目に入りました。
オネーサンはちっちゃな紙カップを持って、『いかがですかぁー、新製品の牛乳でーす』、と頑張っています。
ああ、出た、このパターン。
私ね? この試飲とか試食とか苦手なんですよ。
売り子って、大概若い女性だったりするじゃないですか。なんか健気な感じがするんですよ。売れなきゃ怒られたりするのかなぁとか思っちゃうとね…。
でも大半はいらないものだったりするんですよね、これが。
いらないんだけど、『どうですか?オススメです、美味しいですよッ!』、なんて言われちゃうとねぇ…。
気が付いたら、買い置きがドッサリあるのにウインナー3パックも買ってたりするんです。
飲んじゃったり、食べちゃったら、買わなきゃマズイもんねぇ…。
つー事で、普段はなるべく近寄らないようにしてたんですけど、まさか、ドラッグストアでこのパターンに遭遇するとは。
でも、トイレットペーパーは買いたい、他の店に行くのもめんどくさい。
しばらくパンパースとかムーニーを眺めながら、どうしようか悩んでいたんですが、意を決して向かいました。
『いかがですか?美味しい牛乳ですよ。』
予想通り、声をかけてくるオネーサン。
『いや、その、私は牛乳飲むと、胃腸がギュルギュルとしちゃうんで』
『ああ、大丈夫です、この牛乳はなりにくいんですよ』、『どうぞどうぞ、お試し下さい』

『はぁ…そうですか』、と、一気に牛乳を流し込む私。

そしてその後。
牛乳1パックと、トイレットペーパーのレジを済ませた私は、小走りに、そして冷や汗をかきながら帰宅すると、先ほど買ったトイレットペーパーを掴み、トイレへ。
やっぱり、牛乳は効く。効きすぎる。
でも、沢山出ると気持ちいい。
Y子の言ってた事がよく分かった。←違う

ああ幸せ。


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takatakahidehide at 07:36|PermalinkComments(8)TrackBack(0)雑感 

2009年12月07日

危機一髪

よく晴れたある日、街中での事。
歩く時、左右交互に手足を動かさずに、右手右足、左手左足といった風に左右同時にしても普通に歩ける自分に驚き、しかも普段より速く歩けてる事に更に驚きました。
やれば出来る子なんだ。そんな自分を誇らしく思いました。

毎日少しずつバカになっております。

たかです。

さて、そんな左右同時歩行にいい加減疲れた頃。
商店街の外れにさしかかった所で、一台のタクシーがノロノロと向かって来ました。
普段なら気にも留めないんでしょうけど、そのノロノロ具合が妙に気になって、私はタクシーを注視したんです。
すると…。

あぁっ!!

心臓が飛び出すかと思いました。
そのタクシーの料金メーターが、空車でも賃走でも回送でもなく。
な、なんとっ!!


SOS

だったんです!

以前テレビでやってたんで知っていました。暴漢などに襲われた時に運転手さんが発する緊急のやつです。

こ、これはっ! い、一大事っ! もう心臓バクバクです。
すぐに110番とも思いましたが、ヘタにバタバタして私の動きを察知されては、逆上した犯人が運転手さんに危害を加える恐れがあります。しかしグズグズしてもいられません。
脇の下から嫌な汗が流れるのが分かりました。
とにかく平静を装い、そっと、ポケットに手を入れ携帯電話を手中に収めます。頭は一切動かしません。それと同時にタクシーのナンバーを記憶します。
そして上目でタクシーを凝視しながらゆっくりと携帯を開き、110番を押そうと携帯に目を移しました。
しかし、次の瞬間。
ノロノロ走っていたタクシーが、急に私の2〜3m前で停車したんです。

しまったっ! 感づかれた!

金縛りにあったかのように身動きできなくなる私。
その時初めて運転手さんの顔が確認できました。少し焦ったような表情をしています。
そしておもむろにタクシーのドアが開きました。後部座席のドアが。

犯人が飛び出してくるっ!

私は反射的に身構えました。
しかし、そんな私の予想は大きく覆されたのです。

おばさんが乗り込みました。
何気ない顔で普通に乗車。

え?

タクシーの料金メーターはSOSから“賃走”に変わると、ブンと走り出しました。
アングリと口を開けた私を残して。

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takatakahidehide at 02:30|PermalinkComments(14)TrackBack(0)雑感