ジャクリーン・ビセット

March 21, 2019 00:31











2019年17本目の映画館での映画鑑賞






今回の作品は…





バグダッド・スキャンダル












(C)2016 CREATIVE ALLIANCE P IVS/
BFB PRODUCTIONS CANADA INC.
ALL RIGHTS RESERVED.






「バグダッド・スキャンダル」 

-2018年 デンマーク・カナダ・アメリカ合作-





国連史上最悪の政治スキャンダルといわれる汚職事件を描いたポリティカルサスペンス。原作は、元国連職員の作家マイケル・スーサンが自身の体験を基に執筆した小説で、人道支援のための「OFFP(石油・食料交換プログラム)」の裏で行われていた不正を描いた。2002年、国連事務次長の特別補佐官に任命されたアメリカ人青年マイケルは、国連が主導する「石油・食料交換プログラム」を担当することに。それは、クウェート侵攻に対するイラクへの経済制裁の影響で貧困にあえぐイラクの民間人を救うための人道支援計画で、国連の管理下でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだった。しかし、そこにはフセイン自身や、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が深く関わっており、それがやがて巨額の汚職事件へと発展していく。監督は「ストックホルムでワルツを」のペール・フライ。「ダイバージェント」シリーズのテオ・ジェームズが主演のほか、製作総指揮も務めた。







テオ・ジェームズ(マイケル・サリバン特別補佐官/国連職員)
ベン・キングズレー(パシャ/コスタ・パサリス国連事務次長)
ジャクリーン・ビセット(クリスティーナ・デュプレ/国連バグダッド支部所長)
ベルチム・ビルギン(ナシーム・フセイニ/通訳)
デヴィッド・デンシック
ロッシフ・サザーランド
レイチェル・ウィルソン



















元国連職員のマイケル・スーサン氏が

実体験を基に執筆した2008年のベストセラー小説が原作。

けれど、自分の頭の中には記憶がなかった。

こんな国連史上最悪の政治スキャンダルがあったなんて。




外交官だった亡き父に憧れて、

念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命された主人公。

貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画に

情熱とチカラを注ぐはずだったのに、

あまりの巨額予算に贈収賄や不正行為がはびこる事実が

マイケルの信念を揺さぶり刺激する。




何が正義で何が正しいのか。

このことは結果で評価されるのだろう。

国連という組織を考えれば、間違ったことはしない、

非人道的なことをする訳がない、正しいことをする、

そんなイメージなのかもしれない。

でもルールと秩序が存在しない紛争地域のような

カオス状態の地で正義が機能するのだろうか。

フセインの恐怖政治も正しくはない。

けど統治するには強いチカラでネジ伏せるものが

必要なのかもしれない。

正義が通用しない相手には、

汚い手段も必要なのかもしれない。




自分は映画を鑑賞しながら、黒幕は誰だ?

誰が悪者なのだ? 何が正義なんだ?

と自問自答するばかりだった。




権力と金が物言う世界。

巨額なお金が動く世界では文字通り命懸けみたいだ。

関わってしまえば己の命さえも危うい。

それでもナシームのためだけとまでは言わないが、

この不正を公にしたマイケルの行為は称賛ものだろう。




まだ彼は生きているという話だ。

彼の身は大丈夫なのだろうか。




そういえばもうすぐ「バイス」という映画が上映される。

フセインが大量破壊兵器を隠し持っていないと、

かなり困ってしまう人達の映画が「バイス」なのだ。

この映画も背筋がゾッとするのだろうなぁ…。





それと、パシャを演じたベン・キングスレー。

汚職に手を染めた国連事務次長を演じていたが、

さかのぼればあの有名なガンジーを演じたのだ。

対極的な役柄だなぁ。。。





September 25, 2018 00:31











2018年58本目の映画館での映画鑑賞






今回の作品は…







2重螺旋の恋人
(C)2017 - MANDARIN PRODUCTION - FOZ - MARS FILMS - FILMS DISTRIBUTION -
FRANCE 2 CINEMA - SCOPE PICTURES / JEAN-CLAUDE MOIREAU







「2重螺旋の恋人」 -2017年 フランス映画-








「スイミング・プール」「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督が、アメリカの女性作家ジョイス・キャロル・オーツの短編小説を大胆に翻案し、性格が正反対な双子の精神分析医と禁断の関係にのめり込んでいく女性の姿を、官能的に描き出した心理サスペンス。クロエは原因不明の腹痛に悩まされ、精神分析医ポールのカウンセリングを受けることに。痛みから解放された彼女はポールと恋に落ち、一緒に暮らし始める。ある日、クロエは街でポールに瓜二つの男性ルイと出会う。ルイはポールと双子で、職業も同じ精神分析医だという。ポールからルイの存在を聞かされていなかったクロエは、真実を突き止めようとルイの診察室に通い始めるが、優しいポールと違って傲慢で挑発的なルイに次第に惹かれていく。「17歳」のマリーヌ・バクトが主人公クロエ、「最後のマイ・ウェイ」のジェレミー・レニエが双子の精神科医を演じる。共演に「映画に愛をこめて アメリカの夜」のジャクリーン・ビセット。








クロエ:マリーヌ・ヴァクト
ポール/ルイ:ジェレミー・レニエ
クロエの母/シェンケル婦人:ジャクリーン・ビセット
サンドラ:ファニー・セイジ
ローズ:ミリアム・ボワイエ
婦人科医/アニエス・ウェクスレル:ドミニク・レイモン




















「謎を呼ぶ心理サスペンス」という本作。

本当にその通りで、

鑑賞しながら頭の中はぐちゃぐちゃです。



鬼才フランソワ・オゾンが仕掛けた7つの罠?

それが気になって気になって釘付けとなるが、

どこまでが現実で虚構なのか?




フランス映画らしく映像が美しい。

クロエを演じたマリーヌ・バクトも美しい。

けれど映画は狂気じみていてグロい。




観終わったあとにスッキリしないのも、

7つの罠が釈然としないから。

そうなるのならアレは何だったのか?

というモヤモヤ感。




もう一度?

それとも何度も観るしかないのかも。

難しい映画だった。






September 23, 2017 00:31









2017年83本目の映画館での映画鑑賞






今回の作品は…







ナインイレヴン 運命を分けた日
(C)2017 Nine Eleven Movie, LLC





「ナインイレヴン 運命を分けた日」 

-2017年 アメリカ映画-





チャーリー・シーン、ウーピー・ゴールドバーグらの出演で、2001年9月11日に米ニューヨークの世界貿易センタービル(ワールド・トレード・センター)で起きたアメリカ同時多発テロ事件を、ビル内部の視点から描いた人間ドラマ。01年9月11日、ワールド・トレード・センタービルのエレベーターの中にいた実業家のジェフリーと離婚調停中の妻イブは、ビルに飛行機が衝突したことにより北棟の38階辺りに閉じ込められてしまう。エレベーター内に偶然居合わせたバイクメッセンジャーのマイケル、恋人に別れを告げに来たティナ、ビルの保全技術者のエディとジェフリーたちは、極限状態の中で外への逃げ道を模索する。しかし、外部との唯一の通信手段はインターコム越しに5人を励まし続けるオペレーターのメッツィーだけだった。シーンが実業家ジェフリー役を、ゴールドバーグがオペレーターのメッツィー役をそれぞれ演じる。






ジェフリー: チャーリー・シーン
イヴ: ジーナ・ガーション
エディ: ルイス・ガスマン
マイケル: ウッド・ハリス
ティナ: オルガ・フォンダ
ダイアン: ジャクリーン・ビセット
メッツィー: ウーピー・ゴールドバーグ










 










2001年9月11日。

舞台はあのワールド・トレード・センター。




9.11テロの際にWTCのエレベーター内に

閉じ込められた人達5人のみにフォーカスした演出。

これが映画として成功なのかどうかは、

鑑賞し終わったあとでもモヤモヤ感が残った。




9.11の映像は今でも脳裏に鮮明にある。

当時の映像も劇中に使われているのだが、

ほぼエレベーター内での設定なので

テロや外部とのパニック状態の気薄さが、

どうしても気になってしまった。




犠牲者の方々を思えばこそ、

衝撃的な9.11を題材にした映画としては、

正直なところ

フラストレーションが残ってしまって残念。




チャーリー・シーンやウーピー・ゴールドバークが

懐かしいだけの映画ではいけないよ。。。






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