マーク・ライランス

May 05, 2021 00:31









2021年36本目の映画館での映画鑑賞






今回の作品は…






シカゴ7裁判












Netflix映画






「シカゴ7裁判」 -2020年 アメリカ映画-





「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞し、「マネーボール」や自身の監督作「モリーズ・ゲーム」でも同賞にノミネートされたアーロン・ソーキンがメガホンをとったNetflixオリジナル映画で、ベトナム戦争の抗議運動から逮捕・起訴された7人の男の裁判の行方を描いた実録ドラマ。キャストには、「ファンタスティック・ビースト」シリーズのエディ・レッドメインをはじめ、ジョセフ・ゴードン=レビット、サシャ・バロン・コーエン、マイケル・キートン、マーク・ライランスら豪華俳優陣が集結した。1968年、シカゴで開かれた民主党全国大会の会場近くに、ベトナム戦争に反対する市民や活動家たちが抗議デモのために集まった。当初は平和的に実施されるはずだったデモは徐々に激化し、警察との間で激しい衝突が起こる。デモの首謀者とされたアビー・ホフマン、トム・ヘイデンら7人の男(シカゴ・セブン)は、暴動をあおった罪で起訴され、裁判にかけられる。その裁判は陪審員の買収や盗聴などが相次ぎ、後に歴史に悪名を残す裁判となるが、男たちは信念を曲げずに立ち向かっていく。Netflixで2020年10月16日から配信。一部の映画館で10月9日から劇場公開。第93回アカデミー賞で作品、脚本、助演男優など6部門にノミネート。第78回ゴールデングローブ賞では脚本賞を受賞している。







  • サシャ・バロン・コーエン(アビー・ホフマン/青年国際党共同創立者)
  • エディ・レッドメイン(トム・ヘイデン/反戦活動家)
  • ジョセフ・ゴードン=レヴィット(リチャード・シュルツ/イリノイ州連邦検事)
  • マイケル・キートン(ラムゼイ・クラーク元司法長官)
  • マーク・ライランス(ウィリアム・クンスラー/人権派弁護士)
  • ベン・シェンクマン(レナード・ワイングラス/人権派弁護士・クンスラーと同友)
  • アレックス・シャープ(レニー・デイヴィス/反戦活動家・ヘイデンと同友)
  • ジェレミー・ストロング(ジェリー・ルービン/左翼主義活動家・アビーと同友)
  • ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世(ボビー・シール/ブラックパンサー党議長)
  • ジョン・キャロル・リンチ(デイヴィッド・デリンジャー/平和主義者)
  • フランク・ランジェラ(ジュリアス・ホフマン/判事)
  • ケイトリン・フィッツジェラルドダフネ・オコナー/FBI防諜部)












新型コロナウイルスで混乱した映画産業。

劇場公開が何度も何度も延期となるハリウッド映画。

配信へとシフトしたディズニー映画。

それでも、

映画は映画館で楽しむものだと訴える製作者たち。

そんな感染拡大が収まらない中、

映画館公開に踏み切ったワーナーの英断もある!

それでも「007」は、さらに秋まで公開延期となった。

さらに「トップガン マーヴェリック」が11月、

さらには「ミッション:インポッシブル」第7弾が、

来年の2022年5月へと公開再延期と発表…。

果たして2021年、一体どうなるのだろう。。。

大手シネコンが予約制限も設けたコロナの影響。

そして緊急事態宣言が出た大阪・兵庫では、

映画館に休業要請まで出てしまったという。。。

自分にかけがえのない大切な場所を

とにかく失いたくないと切に願うばかり…。



□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□



法廷ドラマは面白い。

あの緊張感といい、息を飲むことすら忘れてしまう。

だが、この裁判は実話だけに動揺してしまった。

本当にこんな不当な裁判が行われたのか……と。

民主主義を掲げるあのアメリカ合衆国で。



法の下の平等や言論の自由とは、

民主主義の根幹をなす概念となっているはず。

それがこの法廷では存在しない。

デリンジャーがホフマン判事に

「あなたは我々を有罪と決めつけている、なぜだ」

と法廷で声高に感情を高ぶらせる姿は、

観ている自分も同じ気持ちになるだけにたまらない。

あまりにも理不尽すぎる法廷の在り方だった。




実際この裁判は、

共和党のニクソン政権が誕生した約5ヶ月後、

シカゴでの民主党大会に反戦デモとして参加した

各グループのリーダー的存在だった7人が、

暴動を扇動したとして共謀罪などの罪に問われ、

法廷に立つことになる。

なのに、

この7人と反戦デモで会ったこともないという

ボビー・シールが一緒に裁かれるという始末。

これはボビーが黒人で公民運動家だったから、

陪審員の心証を意図的に悪くする効果を狙ったのか。

本当にこれが民主主義の裁判なのか…。

1969年のこの大陪審は、現在から52年前の話だ。




世の中は変わるし、人も変わっていく。

そうだと思っていたが、

差別も格差もなくならない現在のアメリカを見れば、

それはあくまでも理想論なのかもしれない。

新型コロナをチャイナ・ウィルスと煽ったがゆえに、

アジア人に対する差別が蔓延するようになったのも、

社会と人間が変われない現実を露呈させたようだ。

他人を見下す心がなくならない限りは、

似たようなことが長く繰り返されていて、

それが今も続いていることに改めて気付かされる。

哀しいかな、これが人間なのだと思い知らされるのだ。




映画のラストには希望が灯った。

今を生きる未来には希望は灯るのか。

灯って欲しいものだ。







May 16, 2019 00:31











2019年32本目の映画館での映画鑑賞






今回の作品は…





レディ・プレイヤー1












(C)2018 WARNER BROS.
ENTERTAINMENT INC.
ALL RIGHTS RESERVED





「レディ・プレイヤー1」 -2018年 アメリカ映画-





スティーブン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインによる小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアクション。貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。作中のゲーム世界には、アメリカはもとより日本のアニメやゲームに由来するキャラクターやアイテムなどが多数登場する。







タイ・シェリダン(パーシヴァル/ウェイド・ワッツ)
オリビア・クック(アルテミス/サマンサ・エブリン・クック)
ベン・メンデルソーン(ノーラン・ソレント)
リナ・ウェイス(エイチ/ヘレン)
サイモン・ペッグ(オグデン・モロー)
マーク・ライランス(アノラック/ジェームズ・ハリデー)
フィリップ・チャオ(ショウ/ゾウ)
森崎ウィン(ダイトウ/トシロウ)
T・J・ミラー(アイロック)
ハナ・ジョン=カーメン(フナーレ)
ラルフ・アイネソン(リック)
スーザン・リンチ(アリス)
パーディタ・ウィークスキーラ
















昨年見逃していたスピルバーグ映画でしたが、

今回「爆音映画祭」なるものが開催されてて、

DVDでも未鑑賞の今作を映画館で観ることが出来ました!





世界の名だたるアニメやコミック、映画のキャラクターが

出てくる夢のような画面に驚いたのだが、

詰め込みすぎた画面が騒々しすぎた感があり、

とても目が疲れる映画だった。




近未来とポップカルチャーが融合した斬新な映画でしたが、

仮想世界を通しての現実世界への回帰がテーマだと

自分は受け取りました。

バーチャルな世界よりも現実に目を向けろ…と。

でも、このオアシスというVRな空間は

近い未来を暗示するのかもしれないですね。





しかしながらスピルバーグも元気ですね。

70歳を超えた年齢でありながらもVRに焦点をあてた今作、

ジャーナリズムに焦点をあてた「ペンタゴン・ペーパーズ」、

この2つを同時に制作してたと知って驚くばかり。。。




October 02, 2017 00:31






 





 











2017年86本目の映画館での映画鑑賞






今回の作品は…








ダンケルク
(C)2017 Warner Bros. All Rights Reserved.





「ダンケルク」 -2017年 アメリカ映画-





「ダークナイト」「インターステラー」のクリストファー・ノーラン監督が、初めて実話をもとに描く戦争映画。史上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2次世界大戦のダンケルクの戦いを描く。ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。この事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士40万人の救出を命じ、1940年5月26日、軍艦はもとより、民間の船舶も総動員したダイナモ作戦が発動。戦局は奇跡的な展開を迎えることとなる。出演は、今作が映画デビュー作となる新人のフィオン・ホワイトヘッドのほか、ノーラン作品常連のトム・ハーディやキリアン・マーフィ、「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー助演男優賞を受賞したマーク・ライランス、ケネス・ブラナー、「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズらが顔をそろえている。





トミー: フィオン・ホワイトヘッド
アレックス: ハリー・スタイルズ
ギブソン: アナイリン・バーナード
ウィナント陸軍大佐ジェームズ・ダーシー
ボルトン海軍中佐ケネス・ブラナー
ミスター・ドーソン: マーク・ライランス
ピーター: トム・グリン=カーニー
ジョージ: バリー・コーガン
謎の英国兵: キリアン・マーフィ
ファリア(イギリス空軍パイロット): トム・ハーディ
コリンズ(イギリス空軍パイロット): ジャック・ロウデン












 








心待ちにしていた映画です!!

クリストファー・ノーラン監督初となる

実話の映画化に挑戦したという「ダンケルク」。

自分が期待していた映像技術よりも、

尺の長さが異なる時間軸の交差という

予想外の世界観に驚かされてしまった。




“陸”“海”“空”のそれぞれが

“一週間”“一日”“一時間”と事前に告知されるが、

事前の説明はそれだけ。




だから疑問がいくつも生じる。

ドイツ軍は現在どこにいるのか。

ドイツ軍の空爆はなぜ散発的なのか。

連合軍の艦船はなぜ救援に来ないのか。

港はなぜ使えなかったのか。

これは当時、浜辺に逃げ込んだ40万の兵士たちも

同じように感じたはずだ。

ということは映画を鑑賞している自分たちも、

彼らと同様の立場に投げ出されたのかもしれない。




“一週間”“一日”“一時間”という場面が、

クライマックスが近づくにつれて

どんどんシンクロしていき、

ラスト20分に重なり合った瞬間は

鳥肌モノだった。




時間や空間という概念の創造を

実話で魅せたノーラン監督の手腕に、

正直開いた口が塞がらない。




当時の兵士たちが感じた恐怖を、

観ている我々に憑依させた手法に

クリトファー・ノーランという監督の可能性を

まだまだ感じた映画だった。







February 20, 2016 00:31










2016年5本目の映画館での映画鑑賞






今回の作品は…






ブリッジ・オブ・スパイ
(C)2015 DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC
and
TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION.






「ブリッジ・オブ・スパイ」 -2015年 アメリカ映画-





スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演、ジョエル&イーサン・コーエン脚本と、いずれもアカデミー賞受賞歴のあるハリウッド最高峰の才能が結集し、1950~60年代の米ソ冷戦下で起こった実話を描いたサスペンスドラマ。保険の分野で着実にキャリアを積み重ねてきた弁護士ジェームズ・ドノバンは、ソ連のスパイとしてFBIに逮捕されたルドルフ・アベルの弁護を依頼される。敵国の人間を弁護することに周囲から非難を浴びせられても、弁護士としての職務を果たそうとするドノバンと、祖国への忠義を貫くアベル。2人の間には、次第に互いに対する理解や尊敬の念が芽生えていく。死刑が確実と思われたアベルは、ドノバンの弁護で懲役30年となり、裁判は終わるが、それから5年後、ソ連を偵察飛行中だったアメリカ人パイロットのフランシス・ゲイリー・パ ワーズが、ソ連に捕らえられる事態が発生。両国はアベルとパワーズの交換を画策し、ドノバンはその交渉役という大役を任じられる。















007やミッション・インポッシブルという

派手なスパイ映画ではなく、

1950~60年代にかけての東西冷戦真っ只中の

実在のスパイを描いたドラマ。

それを

スピルバーグ監督とトム・ハンクスがタッグを組み、

あのコーエン兄弟が脚本するなんて

面白いに決まっている!

という前提で鑑賞。




結果は、

面白いという表現は不適切かもしれない。

とても空気が重いのだ。

ブルーグレー色の画像演出だけでなく、

東西冷戦という影と重さが

否応なしにスクリーンから伝わるのだ。




STORYのテンポや強弱が無いのも、

エンターテイメントではなく

これは実話なんだと説得力を感じさせる。




つまらないと感じる人もいるかもしれない。

でも自分には、

142分という時間がアッという間だった。

退屈なもんか。

真綿で首をジワジワと締め付けられるような

142分だったのだ。




結果的にはスパイはキッカケにすぎない。

スパイという存在を基に、

巨大な国家同士の思惑に振り回される

人物像を深く掘り下げた

ヒューマンなサスペンス・ドラマこそ、

監督したスピルバーグの意図なのかもしれない。




ソ連のスパイを演じたマーク・ライアンス。

トム・ハンクス以上に存在感あります。

セリフは少ないというのに、

佇まいと表情に惹きつけられました。






最新コメント
月別アーカイブ
プロフィール

takataka

ギャラリー
  • 『犯罪都市 NO WAY OUT/The Roundup: No Way Out …☆』
  • 『犯罪都市 NO WAY OUT/The Roundup: No Way Out …☆』
  • 『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On/Freddie …☆』
  • 『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On/Freddie …☆』
  • 『コヴェナント 約束の救出/Guy Ritchie's the Covenant …☆』
  • 『コヴェナント 約束の救出/Guy Ritchie's the Covenant …☆』
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ