2016年05月27日

図書館の分類

最近、このブログはもっぱら「東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定まとめ」を更新するのみとなってしまっていましたが、そのまとめも東京図書館制覇!に移してしまい、ますます新しいブログ記事をUPすることがなくなってしまいそう。そうならないように、久しぶりに既存記事の更新でも、お知らせでもない記事を書いてみます。

私は、図書館が改修などの長期休館に入る前にはなるべく行って、再開したときにどこがどう変わったのがわかるよう、長期休館前の様子を覚えておくようにしています。で、今日は、6月20日から長期休館に入る予定の練馬区立関町図書館に行ってきました。

関町図書館は住宅地の中にあり、のんびりできる雰囲気。23区の中で最も多く布絵本を所蔵しているのはおそらく練馬区だと思いますが、その練馬区内で最も多く布絵本を所蔵しているのがこの関町図書館です。戦前の教科書の復刻版や現行の教科書とその前の検定時の教科書を揃えた教科書コーナーも、関町図書館の特徴的な資料です。

そんな関町図書館の一般書架をぶらぶらしていたら、小説の棚で単行本の『傷だらけの店長』を発見。練馬区立図書館では小説と随筆を一緒にしているので、随筆という分類でその棚に入っているのでしょうが、そう来たかと。

『傷だらけの店長』は書店の店長が仕事での問題・悩み・自分の考えを綴ったもので、書店の現場からの叫びを本にしたような内容。このブログを見に来てくださるのは図書館に関心がある人だと思いますが、図書館に限らず書籍全般への関心から、この本を読んだことがある人も多いのではないかと思います。

そんな内容なので、大抵の図書館では『傷だらけの店長』は「024 図書の販売」に分類されています。関町図書館で「小説」(随筆も含む)の棚にあったので、へぇと思って館内の検索機で検索してみたら、他の練馬区立図書館でも全て「小説」の棚にあるとのこと。家に帰ってから23区の図書館で検索してみたら、練馬区立図書館以外では、足立区立江北図書館で「随筆」に分類されているのみで、あとは全て「024 図書の販売」に分類されていました(但し、中央区立図書館では所蔵なし)。ちなみに、足立区では2冊蔵書があり、江北図書館では「随筆」でしたが、中央図書館では「024 図書の販売」です。

では、練馬区立図書館が『傷だらけの店長』を「小説」(随筆も含む)に置いているのが間違いかというと、確かに体裁としては随筆なんですよね、この本。また、棚としては「小説」に置いてあり、請求記号も小説用の「著者名頭文字2文字」がついているものの、NDC分類としては024.04となっているので、検索機で「NDC分類=024」で検索すればこの本が出てきます。

なので、どちらに分類されるのが正しいかというより、練馬区立図書館では「内容としては●●だけど、体裁としては随筆という本は、●●ではなく小説・エッセイの棚に置かれる」ということを前提として使うのがいいのではと思うわけです。●●に関する本を随筆も含めて知りたい場合は、●●の棚を見るだけでなく、●●に該当するNDCで検索を掛けてみる。また、他の図書館では違う分類になる本も含まれる「小説」(随筆含む)の棚だと幅広い本に出会える、それはそれで楽しめると思います。

今日たまたま見つけた本を例にとりましたが、本の分類はどれと完全に決めきれるようなものではなく、複数の項目にまたがる本なんていくらでもあります。タイトルだけで判断して中身と異なる分類をするのは論外ですが、中身を知るからこそ分類しがたい本もある。図書館の使い手としては、「この図書館がどういう分類をするか」を知り、それを踏まえて使うのがいいかと。

私自身、下手にあちこちの図書館に行っているので、自分の最寄りの図書館をそれほど知っているかというと怪しい…というより、例えば練馬区立図書館のような、自分が借りれらない図書館で見つけた本を地元で予約するために、最寄りの図書館こそ予約受取と返却だけで本棚を見ずに帰ってしまうことも多いのですが、これからもその図書館の特性を知って使いこなしていきたいです。
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2016年05月14日

トークイベントを行いました

下北沢の本屋B&Bさんでの、江戸川区立篠崎図書館館長・吉井潤さんと私によるトークイベント、無事終了いたしました。

が、このトークイベントは吉井さんの『知って得する 図書館の楽しみかた』刊行記念で、吉井さんが主役なのに、私が話したいことを話過ぎたと反省中。
内容も、お越しいただいた方の半分弱が非図書館関係者だったのに、かなり図書館関係者寄りの内容になってしまいました。
お越しいただいて「もっとこういう内容が聞きたかった」というものがある方は、私が話せることならメールなどで聞いていただければお答えします。

久しぶりの強風のない晴天というお出かけ日和のなか、このトークイベントを選んで聴きに来てくださった皆さまには感謝です。
あ〜、「こういう話が聞きたかった」という方はホントに遠慮なくご連絡ください(←いろいろ反省中)。
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2016年05月13日

東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定まとめ

東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定まとめは東京図書館制覇!内に移動しました。

東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定リスト

カレンダー形式でも表示するようにして見やすくしたつもりですが、スマホで見る人にとっては、livedoorが勝手にスマホページ化してくれていたレイアウトと比べて見づらくなってしまったかもしれません。

そして、ほとんどこのページの更新だけだったこちらのブログの更新は、この情報を東京図書館制覇!に移したことによって、ますます頻度が低くなってしまいそうです。
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2016年04月15日

下北沢B&Bで江戸川区立篠崎図書館館長・吉井潤さんとトークイベントをします

2016年5月14日(土)15:00〜17:00に、下北沢の本屋B&Bさんで、江戸川区立篠崎図書館館長・吉井潤さんと私によるトークイベントをします。

吉井潤×竹内庸子「みんな知って得する図書館の楽しみかたイベント」
『知って得する図書館の楽しみかた』(勉誠出版)刊行記念


吉井さんは、江戸川区の篠崎図書館篠崎子ども図書館の館長さん。4月初めに出版された著書『知って得する 図書館の楽しみかた』では、「第5章 図書館を使わない方へ」のなかの、図書館をこうやって探すと便利だという記述の中で、東京図書館制覇!も紹介してくださっています。この章のタイトルからもわかるように、この本は図書館をあまり使わない人や、決まった使い方(ネットで予約した本を借りるだけ、など)しかしていない人に、図書館サービスを広く紹介する内容なので、ぜひご一読を。

吉井さんと私とはF1好き友達でもあり、これまで何度か会ったときは本の話よりF1の話ばかりしていたくらいですが、こちらは私の方がアロンソの移籍する先々のマシンのダメさにうんざりしてあまり観なくなってしまいました。だから、ということではありませんが、トークイベントもちゃんと図書館の話に終始するはずです(笑)。吉井さんは、いい意味で図書館長っぽくない柔軟性のある方なので、どんな話になるのか私自身も楽しみです。

来てくださる予定で、当日こんな話をして欲しいという要望がある方は、この記事にコメントをつけてくださいませ。
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2016年02月18日

マイクロソフト・パワーポイントで作れるビブリオバトルオリジナルタイマー

1月31日に足立区立梅田図書館で開催されたうめだビブリオバトル入門講座に参加したところ、この時に使われていたタイマーが足立区立梅田図書館のキャラクターである梅田うさおくんのイラストが入ったオリジナルタイマーだったんです。この講座にはこれから主催しようと考えていた参加者がいて、その方がタイマーの作り方を職員さんに訊いているのを横で聞いていたところ、パワポが使える人なら誰でもできるような作り方だったので、ぜひ多くの人に知ってもらいたく、東京図書館制覇!にUPしました。

ちなみに、この梅田うさおくん、イベントが始まる前の待ち時間にうさおくんに扮した職員さんの映像を流していたこともあり、この日の参加者に大人気。「ある日、カウンターにうさおくんがいたら面白いのでは」などのアイデアが出たりしてました(ただ、視野が限られているだろうから、貸出手続きなどするのは困難か)。

が、淋しいことに、現時点での梅田うさおくんのtwitterアカウントのフォロワーは40人なんです…。毎日お腹が空いたとぼやいているうさおくんですが、ときどき梅田図書館のイベント情報もつぶやいており、現にこの日の参加者の一人はうさおくんのつぶやきでイベントを知ったそう。梅田図書館が行動範囲内にある方で、twitterアカウントをお持ちの方はぜひフォローしてください。
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2016年01月07日

2016.1.7更新:東京の公立図書館の2015年度年末年始「本の福袋」企画一覧

2016.1.7更新
練馬区大泉図書館で実施している<年初め「はじめの一行。」展>の情報を追加しました。
あけましておめでとうございます。去年は東京図書館制覇!もブログもあまり更新できませんでしたが、今年は多摩地域・島嶼部への訪問をもう少し増やしていきたいと思っています。思っていることがなかなか実行できないのがもどかしいところですが…。

さて、今回の記事は、公立図書館が年末年始にかけて実施することの多い「本の福袋」について。小売店で販売される「福袋」は、最近では「お得」という意味合いが強いですが、昔は「買う時点では中身がわからない、何が入っているかは買ってからのお楽しみ」というかたちで販売されていました。

その後者の意味をとって、公立図書館には「本の福袋」を貸し出す企画があります。職員さんが蔵書を1〜数冊を袋詰めにしたりきれいに包み、中身が見えない状態で用意します。利用者は袋に書かれたテーマ・キーワード・ヒントなどをもとに袋を選んで借ります。何が入っているかは借りてからのお楽しみというわけ。夏休みなどの読書する時間がある時期や、読書週間などにもよく実施されますが、「福袋」ということで年末年始に実施されることが多いこの企画、2015年度の年末年始も多くの図書館で貸出しています。そんな「本の福袋」実施図書館を、私が知る限りまとめてみました。

年末に行った図書館も多いので、できれば年末にこの一覧を作れればよかったのですが、UPが年始になってしまってすみません。どの館が実施していたかの記録としても残しておきたいので、年末で福袋企画を終えてしまった図書館も一覧には入れています。

※区・図書館名の五十音順→市・図書館名の五十音順に並べています

足立区立やよい図書館毎年年始に行っている「にゃよいの福本」を今年も実施。3冊入りセットを大人15セット、子ども15セット分用意しています。1月5日から貸出開始で、なくなり次第終了。図書館からの公式情報は足立区立図書館HPの「イベント情報」をどうぞ。

今年もそうなのかは不明ですが、一昨年行った際には、ヒントなどがなく、本当に中身の分からない方式の福袋企画でした。
葛飾区立中央図書館これも毎年恒例、数冊入りの「はてなぶっくす?」を12月25日から1月17日まで貸出しています。図書館からの公式情報はこちら

中身がわからないよう本をくるんだ包みにテーマが書いてあるので、それを手掛かりに選べます。コーナーに用意した包みがなくなると補充していくので、実施期間の終わりのほうでも借りられるはずです。去年まではおとな版のみでしたが、今年はおとな版とこども版(大きい子用と小さい子用あり)と2種類用意しています。私も今年度借りてきまして(テーマはこちら。中身はこちら)、ほとんどが3冊入り。自動貸出機の並びの対面付近に並んでいます。
品川区立図書館全館品川区立図書館の全館で「新春 本の貸出福袋」を実施しています。3冊入りの福袋を1月4日から貸出開始、1人1袋までで、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら

図書館HPの説明によると、「乳幼児、小学校低学年から高学年、ティーンズ、一般向けなど、各年齢に合わせた福袋をご用意しています」とのことです。
渋谷区立笹塚こども図書館1月5〜7日に、1,2冊の本を包んだ「ハッピーバッグ」を貸出しました。。図書館からの公式情報はささこ通信(笹塚こども図書館の図書館だより)No.63の最後のページをどうぞ。
渋谷区立西原図書館「冬休みお楽しみ袋」と題して、本の福袋企画を行っています。1月5日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報は渋谷区立図書館HP「行事案内」の西原図書館の欄をどうぞ。

西原図書館は去年の何月かに実施していた児童向け福袋企画を見に行ったのですが、実施開始数日目で1,2個しか残っていませんでした。今回も人気あるかもしれないので、借りたい方はお早めにどうぞ。
渋谷区立本町図書館1月16日から31日まで「本の福袋」貸出を実施しています。図書館からの公式情報は渋谷区立図書館HP「行事案内」の本町図書館の欄をどうぞ。
千代田区立神田まちかど図書館本が2,3冊入った「図書館福袋」を1月4日から11日まで貸出、但し実施期間中でも用意した袋がなくなり次第終了です。おとな用子ども用を各20〜30セットご用意しているとのこと。図書館からの公式情報はこちらですが、そちらよりちよぴたブログ(千代田区読書振興センターのブログ)のこちらの記事の方が詳しく紹介されています。
豊島区立池袋図書館本の福袋企画を、子ども向け・一般向けで時期をずらして実施しています。児童向けは12月20日から1月10日まで、一般向けは1月5日から1月21日まで、但しどちらも用意した福袋がなくなり次第終了です。福袋は対象年齢別に、3〜6歳向け32セット、小学1,2年向け28セット、小学3,4年向け20セット、小学5,6年向け16セット、一般向け40セットを用意してくれるそう。図書館からの公式情報はこちら

池袋図書館はこれまでも年末年始に福袋企画を実施していましたが、私の記憶が正しければ一般向けは今年度が初めてだと思います。一般向け福袋のサブタイトルが「きっかけは、この一文」とあるので、本の中の一文で福袋を選ぶ企画なのかもしれません。
豊島区上池袋図書館「本の福袋」を12月26日から1月21日まで実施しています。大人向けと子ども向けを用意しているそう。図書館からの公式情報はこちら

今年は行っていないのですが、例年通りだと、大人向けは雑誌コーナー近く、子ども向けは児童エリア入って右付近に設置しています。中央以外の豊島区立図書館は全館で福袋企画を実施しているのですが、上池袋図書館の説明には「なくなり次第終了」とないので、期間内はなくなっても適宜補充してくれるのではないかと思います。
豊島区立巣鴨図書館中央図書館以外の豊島区立図書館は昨年度も福袋企画を実施していましたが、巣鴨図書館だけは昨年度休館中だったため、今回が初めての福袋企画です。一般向け70セット、児童向け70セットを用意し、12月19日から12月27日まで貸出していました。図書館からの公式情報はこちら

私も借りてきまして、このテーマこの中身でした。
豊島区立千早図書館「本のおたのしみ袋」を12月20日から1月9日まで貸出、なくなり次第終了。一般向けを30セット、児童向けを50セット用意しているそう。図書館からの公式情報はこちら

これまでの千早図書館での福袋企画と同様なら、入口入ってすぐの鉄人28号胸像の前に並んでいると思います。
豊島区立目白図書館毎年恒例「本の宝袋」を今年度も実施していました。3冊入りの宝袋を大人向け・子ども向けそれぞれ用意し、12月15日から12月27日まで貸出。図書館からの公式情報はこちら

私も借りてきまして、このテーマこの中身でした。
中野区立上高田図書館昨年度と同様、児童向けの「としょかん☆ふくぶくろ」、一般向けの「図書館福袋」を1月4日から11日まで実施しています。

まず、児童向けは、赤ちゃん向け・幼児向け・小学校低学年・中学年・高学年の5種類を合わせて35セット用意。図書館HPの説明に「すきなテーマをえらんでかりてね!」とあるので、袋に書かれたテーマで選べる方式だと思います。図書館からの公式情報はこちら

一般向けは、テーマにあわせた「図書2冊とCD1枚」のセットを15個用意しています。図書館からの公式情報はこちら

この一覧を見ればわかるように本の福袋企画は都内のいろいろな図書館で実施していますが、CDと本をセットにしているのは、私の知る限り上高田図書館だけです(今年度の年末年始に限らず、これまで実施された都内の図書館福袋企画でも、上高田図書館以外で福袋企画にCDを入れているところは知りません)。上高田図書館での「図書2冊とCD1枚」福袋は、去年度に引き続きの企画です。
中野区立鷺ノ宮図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を、1月4日から13日まで貸出(なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
中野区立中央図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を、1月4日から7日まで貸出(なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
中野区立野方図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を12月19日から貸出開始、なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
中野区立南台図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を、1月16,17日に貸出(なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
練馬区立稲荷山図書館幼児〜小学生向け・中高生向け・大人向けの3種類の「図書館お正月福袋」を用意しています。1月5日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立大泉図書館<年初め「はじめの一行。」展>と題して、中身がわからないよう小説本を1冊ずつ包んだものに、小説のはじめの文章を貼り、その文章だけで選んで借りる企画を一般向けに実施しています。実施時期は不明ですが、1月6日時点で実施していたのを足を運んで確認しています。企画タイトルから察するに、2016年1月中旬くらいまではやっているのではないでしょうか。ネットで見られる図書館からの公式情報はありませんが、私が見て来た様子をこちらにUPしました。

並んでいる本には大活字本も含まれており(大活字本にはその旨書いてあります)、細かい文字を読むのに困難のある方にもこの企画を楽しんで欲しいという大泉図書館の思いを感じます。
練馬区立春日町図書館幼児〜小学生向け・中高生向け・大人向けの3種類の「新春福袋」を用意しています。1月5日から11日まで貸出、但し用意したお楽しみ袋がなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立小竹図書館乳幼児向け・小学校向け・大人向けの3種類の「新春 ホンのお楽しみ袋」を用意しています。1月5日から9日まで貸出、但し用意したお楽しみ袋がなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立貫井図書館幼児〜小学校向け・大人向けの2種類の「福袋」を用意しています。1月9日から11日まで貸出、但し用意した福袋がなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立光が丘図書館幼児〜小学校低学年向け・中高生向け・大人向けの3種類の「ふくぶくろ」を用意しています。幼児〜小学校低学年向けと中高生向けは1月5日から11日まで貸出、大人向けは12月14日から1月11日まで貸出、但し用意したふくぶくろがなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立南大泉図書館幼児〜小学校向け・大人向けの2種類の「図書館福袋」を用意し、12月19日から27日まで貸出していました。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立南大泉図書館分館 こどもと本のひろば幼児〜小学3年生向けの「ふくびきぶくろ」を1月5,6日に貸出、但し用意したふくろがなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
稲城市立中央図書館毎年恒例の新年福袋を今年も実施します。「はじまり」をテーマに50袋を用意し、1月4日から貸出開始、なくなり次第終了で既に終了しています。図書館からの公式情報はこちら

私はここ数年、稲城市立中央図書館の福袋を借りてきましたが、こんなに早く(1月5日17時時点でHPに終了した旨UPされていてので、実際にはもっと早くなくなっていると思います)終了したのは私の知る限り初めてという気がします。福袋企画が図書館利用者、または、普段は図書館を利用していない人にも浸透しているのを感じます。
小金井市立図書館貫井北分室「めで鯛しおり付き福本」と題して、お薦め本を1冊ごとに包装して中身がわからないようにし、本の中の一文だけを包装に貼っています。利用者はその一文だけを手掛かりに借ります。

2016年1月6日から貸出開始、30冊分用意してあり、なくなり次第終了。借りられるのは1人1冊まで。図書館からの公式情報はこちら
小平市立図書館全館40周年記念事業として、「本の福袋」を実施。本が数冊入った袋にテーマが書いてあり、袋の中にはテーマに沿った本が入っています。私は、貸出開始日の12月23日になかまちテラスの福袋を見に行きましたが、3〜5冊入り(5冊入りの袋の数が一番多い)とかなり冊数の多い福袋でした。福袋は、「0歳から3歳向け(あかちゃん絵本)」「4歳から未就学児童向け」「小学校低学年向け」「小学校高学年向け」「中学生・高校生向け」「大人向け」と対象年齢で分かれています。さらに、当たり券「貸出40冊券」が入っているかもしれないという、他の図書館にはない企画もついています。

12月23日から貸出開始で、なくなり次第終了。中央図書館では特に人気が高く、12月26日に福袋の追加もしました。図書館からの公式情報はこちら
多摩市立唐木田図書館新年の企画として、テーマ別に職員さんが選んだ本を中身がわからないように袋詰めにした「本の福袋」を用意しています。おそらく年始の開館1月5日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
多摩市立図書館本館新年の企画として、テーマ別に職員さんが選んだ本を中身がわからないように袋詰めにした「本の福袋」を用意しています。おそらく年始の開館1月4日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
東久留米市立中央図書館小さい子向けの「本の福袋」を貸出します。1月5日から7日まで「1日10個限定」という方式で用意し、1袋に3冊本が入っています。図書館HPの説明によると、おまけ付きだそう。図書館からの公式情報はこちら
東久留米市立東部図書館「福むすび」と題して、中身がわからないよう3冊の本を入れた袋を貸出します。1月5日から貸出開始で、30セット用意した「福むすび」がなくなり次第終了。図書館からの公式情報は東久留米市立図書館HPの「各館イベント案内」をどうぞ。
東久留米市立ひばりが丘図書館「福むすび」と題して、中身がわからないよう3冊の本を入れた袋を1月5日から14日まで貸出します。東部図書館の「福むすび」説明には「なくなり次第終了」とありますが、ひばりが丘図書館の説明にはないので、期間中はなくなっても適宜補充してくれるのかもしれません。図書館からの公式情報は東久留米市立図書館HPの「各館イベント案内」をどうぞ。
福生市立図書館全館「ほんのまくら」と題して、本の書き出しが印刷されたカバーにくるんだ本を貸出します。昔、紀伊國屋書店新宿本店で実施された「ほんのまくら」フェアと同じ方式です。期間が長いので、福生市の皆さんは中身がわからない本選びを何回か楽しめそうです。

期間は1月5日から2月28日まで。図書館からの公式情報はありませんが(福生市立図書館さん、図書館HPに掲載しましょう!)、広報「ふっさ」の12月15日号P7に情報が載っています。

私は、各図書館の公式サイトの情報を中心に情報収集していますが、福生市立図書館のように図書館の公式サイトに掲載せずに実施しているところもあるので、これ以外にも実施している図書館があるかもしれません。ふだんは手に取らない本を手に取るきっかけになるので、利用している図書館で実施しているのを見かけたらぜひ借りてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、昨年度の年末年始福袋企画一覧がこちらですが、私が把握しているだけでも昨年度の実施が20館、今年度の実施が51館(小平市の「市内全館」が分室も含んでいたのかどうか不明なのですが、分室でも実施していたら54館)。急速な広まりを感じます。
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2015年11月10日

怒涛の読書週間

毎年10月27日から11月9日までは読書週間で、各図書館でさまざまなイベントを実施しています。今年はいつもに増してあっちこっちの図書館イベントに行ってみたので、今の私は個人的にお祭りの後のような状態。自分で自覚している以上に疲れているようで、昨晩から今朝まで途中で目覚めることもなく8時間ぐっすり寝てしまいました。そんな私の読書週間を振り返ってみます。

<10月27日>
この日は23区西部で開催されている本の福袋(本を隠した状態で貸し出す)企画を巡る。
 練馬区立南大泉図書館分館こどもと本のひろばの「本のぷち袋
練馬区立南大泉図書館の「本のぷち袋
杉並区立今川図書館の「本のおたのしみバッグ
杉並区立方南図書館の「おたのしみ読書バッグ 2015
というルートで行きましたが、<本を隠した状態で貸し出す>という根幹は一緒だけど、細かいところではそれぞれ違っていて面白い。
また、私の観察する限りでは、読書週間だけでなく年末年始に各図書館で行われるものも含めて、図書館の「本の福袋」企画でもっとも実際の貸出に繋がり人気があるのが方南図書館の「おたのしみ読書バッグ」(40個用意して、初日に半分以上が貸し出されていく。去年も同様)だと思うのですが、いつかその理由を考察してブログにUPしたいです。

<10月28日>
これも「本の福袋」企画である江戸川区立松江図書館の「秋の夜長のやみ鍋Book」へ。こちらは、「秋の夜長のやみ鍋Book 食材募集のお願い」という企画で、事前に利用者からも中身とお薦めコメントを募集しており、私も投稿していたので、借りる楽しみのほかに、自分の食材がどうなっているのかという楽しみもあり。私が行った時点では、4セット投稿したうち2セットが出ていたのですが、最終的に誰か借りてくださったのかな。

<10月29日>
28日で事前に知っていた本の福袋企画を全て回ったつもりだったけど、この日にtwitterで、立川市若葉図書館で「わかばハッピーバッグ」、江戸川区立東部図書館で「本の貸出福袋」を開催していることを知り、ほぼ東京横断と言っていい2館巡りを強行。
ちなみに、どちらも図書館の公式twitterアカウント(江戸川区立川市)で知りました。お役所や公共施設のtwitterアカウントって、つまらないつぶやきしかしないところは本当につまらないけど、この両アカウントは写真なども駆使して公式HPでは伝えきれないことも伝えており、これらの図書館とtwitterを利用している方はぜひともフォローすべきです。

<10月31日>
多摩市立図書館本館のビブリオバトルイベントに参加。大妻女子大学の図書館サークル「OLIVE」さんと図書館の共催イベントで、私は前半の観覧者多数形式のバトルにも、後半の全員発表者形式のバトルにも参加したのですが、楽しかった。
帰りが一緒になった参加者の方が、最近仕事に余裕が出てきたのでこうした地元のことにも興味が出てきたけど、子どもの頃から住んでいたわけではないから知り合いがいない、こうしたイベントで地域の知り合いができるのは嬉しい、ということをおっしゃっていて、ビブリオバトルのように参加者同士が話すイベントはまさにそんな繋がりを生み出せるイベントになると感じました。そういう意味では、今の多摩市のような、代々そこに住んでいる住民より開発された住宅に自ら移住してきた住民が多い土地こそ、こういう図書館イベントを積極的にすべきでは。特に多摩市はやや古い開発地で、そうして移住してきた人が次々とアクティブシニア世代に突入しているので、その受け皿としても。

<11月1日>
三鷹市立三鷹図書館(本館)の図書館まつりで開催されるビブリオバトルに参加。こちらは、「みたかとしょかん図書部!」という中学生から20歳までの部員が、図書館まつりの1イベントとして開催しており、図書部の頑張りも含めて応援したくなるイベントです。去年参加したときも見た子もいれば、今年は見なかった子もいて、職員さんに聞いてみたら、受験で図書部から抜けてしまう子もいるそう。でも、受験が終わったら戻ってくるかもしれませんね。
今年はチャンプ本に選んでいただき、図書部!特製バッグをいただきました。シンプルで可愛く、本を持ち運ぶのに使おうと思います。図書部!の皆さん、ありがとうございます。
図書館まつりでは一箱古本市なども開催しており、そちらも見たかったのですが、イベント続きで疲れており、ビブリオバトルに間に合う時間に行くので精一杯だったのが残念(ビブリオバトルは図書館まつりの最後イベント)。来年は体力をつけて、ビブリオバトル以外も見たいです。

<11月3日>
中野区立江古田図書館のビブリオバトルに参加。
今回は、かえるの歌の替え歌で「ビブリオバトルの歌」なるものをつくり、イベント開始時や表彰式などに皆で合唱するという、楽しいような恥ずかしいような仕掛けあり。でも、そのせいか、質問もたくさん出て、ビブリオバトルとしても成功していたと思います。観覧者多数型のビブリオバトルの場合、観覧だけの人にもいかに参加してもらうかが肝ですが、声を出させる(言い方を変えれば、質問以上に恥ずかしいことをさせると言えるかも)仕掛けを作るというのは有効かもしれません。

<11月4日>
再び、本の福袋企画巡りへ。この日から始まる、杉並区立阿佐谷図書館の「ブラインドブックフェア 2015」と、10月16日から実施していたけど私がこの日まで知らなかった渋谷区立富ヶ谷図書館の「やみぼんカバー 2015」に行ってきました。
「やみぼんカバー」で借りた本と、「やみぼんカバー」で関連本として紹介されていた『小説の一行目』の中で、<著者・タイトルを知らずに、この本面白そう、と思った本が、比較的好きではない作家の本だった>という体験をし、本の福袋企画はそうやって一部の作品で好きではないと決めつけていた作家への再挑戦の機会にもなると思いました。もしかしたら、再挑戦した結果やっぱりダメとなるかもしれませんが、せっかくなので読んでみます。

<11月7日>
午前中は、立川市立上砂図書館の謎解きイベント「ミステリクエスト」に挑戦。私は、図書館での謎解きイベントは、単に図書館が面白いイベントの会場になるだけでなく、それを通じて図書館利用に繋がるようなかたちでないと図書館で開催する意味がない(だから、本や棚と出会えないような暗がりの中で実施するとか、出会った本をその場で貸出できない閉館時間に行うのでは、あまり意味がない)という考えで、その点で上砂図書館のミステリクエストはとてもよかったです。
午後は、北区立中央図書館のビブリオバトル&読書会に参加。北区立中央図書館は毎回、バトラーが観覧者に背を向けたりせず、バトラーの目の前で投票するのですが、4冊の発表本に対し、1票、0票、10票、10票という結果で、「もし決選投票すると言い出したら、1冊目の本に投票したお一人のプレッシャーたるや」とこちらが焦ってしまいましたが、3冊目4冊目ともにチャンプ本ということになり、ホッとしました。個人的にも、あちこちのビブリオバトルでよくご一緒するバトラーさんとともにチャンプ本に選ばれ、嬉しい気分でした。
読書会は課題本がケストナー『わたしが子どもだったころ』。ここのところ毎回初参加の方にお越しいただき、更にこの日は久しぶりの方も数名いらしての盛況。この読書会の皆さんは、面白くなかったら面白くないとはっきり言う、でも、どこが面白くなかったのかもきちんと説明するので、聞いてて楽しいのですが、この日も「面白くなかった」が続出。ただ、「もう一度読んでみたら面白かった」「最初は面白くなかったけど、後半になるにつれ面白かった」などの意見も多く、第一印象の悪い本なのかなという気も。

<11月8日>
足立区立やよい図書館へ。元々ビブリオバトルイベントに参加してきたのですが、行ってみたら子ども向けの謎解きイベントも実施していたので、そちらも挑戦。
ビブリオバトルの普及という点からは、図書館でのビブリオバトルは観覧者多数型のものを自館で開催するだけでなく、全員が発表者になるビブリオバトルイベントを開催し、図書館以外のところでもやってみるよう誘うかたちの方が効果的だと思うのですが、やよい図書館のビブリオバトルイベントはまさにそういうかたちでよかった。
謎解きイベント「ニャヨイクエスト」も、書架を巡り、謎を解く過程で図書館の分類を学べる企画で、とてもいい。問題も適度に難しく、解かずに見つけたから先に進めたものの、私は未だに上級編の第一問がなぜあの棚を差すのかわかっていません。

<11月9日>
杉並区立方南図書館で「おたのしみ読書バッグ 2015」の答えあわせを見てきました。「おたのしみ読書バッグ」は、図書館員さんのお薦めコメントを選んでカウンターに持っていくと、その本が借りられるという企画なのですが、答えあわせでは再度お薦めコメントを展示し、お薦めコメントをめくると本の書名が書いてあります。
私が気になっていたコメントの差す本や、私が行った時点では他の人が借りられていた読書バッグのお薦めコメント&本を知ることができ、読みたい本がどっと増えました。


と、軽くふりかえるつもりだったのに、長い回顧文になってしまいました。まだ東京図書館制覇!に記事をUPしていないイベントについては、今後書くつもりですが、こうしてリストアップしてみると、全部書きあげるのが一体いつになるやらと気が遠くなりました。そもそも、このブログ記事自体、書くのに2時間かかっているし。

ともあれ、図書館を通じて本に関するさまざまなイベントに参加して、本当に楽しい読書週間でした。ビバ、図書館!
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2015年10月30日

図書館おたのしみ袋企画ラッシュの読書週間

10月27日から読書週間に入り、図書館も各館いろいろな企画を実施しています。そんな企画の中で、何の本なのかわからないようにして、キーワードや推薦文、本の中の一文などのヒントで選んで借りる、中身は開けてのお楽しみの「本の福袋」「お楽しみ袋」などと呼ばれる企画があります。

私はこの企画が好きで、できる限り様子を見に行き、借りられる場合は借りてきて、なるべく早く東京図書館制覇!にも記事をUPしている(過去に開催されたイベントなどは、ある意味いつ書いても過去のことですが、実施中のものは読んで行こうと思ってくださる方もいるので)のですが、今年の10月27日はお楽しみ袋を実施するところが多く、あっちこっち行き過ぎてやや自分が崩壊しつつあります(笑)。

お楽しみ袋は年末年始にもよく実施されるのですが、年末だったり年始だったりと実施時期が分かれるので、回るのも楽なんです。でも、読書週間は日付固定なので、一気にはじまってしまう。もちろん、私が勝手に回って勝手に疲れているだけの話で、10月27日から企画を始めることは「この日から読書週間」という印象を強める効果もあり、いいことだと思います。その企画自体だけでなく、せっかく読書週間なのだから長編を、せっかく読書週間なのだからいつか読もうと思っていたあの本に挑戦など、読書週間だと知ることで何か広がるかもしれませんし。

同種の企画でも、いろいろ回るとそれぞれ方式が異なり、そうした個性も面白いんです。今年はどの図書館でどんなお楽しみ袋企画をやっているのか、私が知っているものを挙げてみます。
江戸川区立松江図書館秋の夜長のやみ鍋Book」を10月27日から実施。一般向け、2冊入り。図書館職員さんが中身を選んでいるだけでなく、事前に利用者から中身を募集した包みもあります。私の選んだも包みもあります。
江戸川区立東部図書館「本の貸出福袋」を10月27日から実施。一般向け、3冊入り。
葛飾区立図書館全館これは図書館HPなどに告知がないですし、私自身が行って確認したわけでもないのですが、毎年10月の館内整理日翌日(今年は23日)から11月の館内整理日前日(今年は25日)あたりにかけて、ティーン向けの「はてなぶっくす?」を実施しているので、おそらく今年も実施していると思います
杉並区立今川図書館本のおたのしみバッグ」を10月27日から実施。子ども向け、3冊入り。
杉並区立方南図書館おたのしみ読書バッグ 2015」を10月27日から実施。一般向けと子ども向け、1冊入り。
練馬区立南大泉図書館本のぷち袋」を10月27日から実施。一般向けと青少年向け、1冊入り。本の中の一文をヒントに選ぶ形式です。既に他の人が借りたぷち袋を予約できるようにしている工夫がユニークです。
練馬区立南大泉図書館分館こどもと本のひろば本のぷち袋」を10月27日から実施。一般向け、1冊入り。この分館は児童と保護者向けサービスに重点を置いているのですが、この企画は大人向けです。
国分寺市立図書館全館「としょかん福袋」を10月31日から実施。小学3,4年生とその家族向け、3冊入り。福袋にはヒントがなく、全くの目隠し状態で借りる企画だと思います(去年がそうでした。今年の告知チラシから推測する限り、今年も同じ方法っぽい)
立川市立若葉図書館「わかばハッピーバッグ」を10月27日から実施。一般向けと子ども向け、3冊入り。

これらは、私が図書館公式サイト・公式twitterやこれまでの実施状況から知ったもので、ネット上での告知なしに実施している図書館もあると思います。こんな本もあるんだという出会いが楽しめる企画ですし、借りてみて合わなかったら読まなくてもいいわけですから、ご利用の館で実施されていたらお気軽に楽しんでいただけたらと思います。

昨日は、立川市立若葉図書館から江戸川区立東部図書館まで東京をほぼ横断し、今疲れ果てています(笑)。でも、両館とも、見ていたら職員さんが「ぜひ借りてみてください」と声を掛けてくださって、職員さんとの会話が生むきっかけになる企画だということも感じました(普通の特集展示だと、こうした声掛けって生まれにくいですよね)。

上のリストのうち、イベント名にリンクが貼ってあるものは、東京図書館制覇!に記事を書いています。この後、ビブリオバトルを31日に2ゲーム、1日に1ゲーム、3日に1ゲーム、バトラー参加するので、紹介本の再読をせねばならず、昨日回った2館の記事は11月4日以降に書こうと思います。
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2015年10月23日

読書会→ビブリオバトルと図書館はしご

サイト更新を優先するとブログ更新の時間がなく、ブログ更新をするとサイト更新に割ける時間が減り…というなか、ブログで紹介できなかった楽しい1日のことを遅ればせながら書いておきます。今月3日の土曜は、北区立中央図書館の読書会→足立区立新田コミュニティ図書館のビブリオバトル、と図書館イベントはしごをして、充実した1日でした。

最初に行った北区立中央図書館の読書会は、課題本の感想を一人ずつ順に言ってから、それを元にフリートークで話を広げるかたちで、毎月第1土曜に開催しています。毎回、同じ本を面白かったという人もいれば、つまらなかったという人もいるし、面白いという人でもどこが印象に残っているのか、どんな風に感じたかというのが違う。他の方の感想を聞くことで、「そういう読み方もあるのか」「同じシーンでも私とは違うように感じる人がいるのか」など、自分だけでは得られない視点を得られるのが面白いのですが、今月の課題本は夏目漱石『夢十夜』で、いろんな解釈をしうる夢物語が10編も詰まっている作品で、感想を寄せ合う面白さがいつもに増して楽しめる読書会でした。

詳しくは、東京図書館制覇!にイベント体験記としてUPしたので、そちらをご覧いただければと思いますが、この本の場合は、既に著作権の切れている文豪の短編集ということでさまざまなかたちで出版されており、「どの本で読んだか」というのが参加者によってさまざま。文庫本、全集、イラスト入りの単行本、はたまた、朝日新聞縮刷版から連載当時の紙面を探して読んだ、朗読CDを聴きながら読んだなど、実にさまざまな人がいて、一つの作品がこんなにいろいろなかたちで読めることにも驚きました。

感想を交わした後は、皆のリクエストを受け、朗読がとても上手な参加者に一編を朗読していただき、1時間強の読書会で『夢十夜』をたっぷり堪能しました。ちなみに、次回(11月7日)はケストナー『わたしが子どもだったころ』が課題本、同じ場所で読書会の前にビブリオバトルも開催されます。読書会やビブリオバトル観覧は申し込み不要(ビブリオバトルのバトラー参加は現在申込受付中)で来ていただければOKですし、読書会だけの参加、ビブリオバトルだけの参加も可能。ご興味ある方はぜひいらしてください。

読書会の最後は皆で次々回の課題本を決めるのですが、私はその途中で抜けさせていただいて、足立区立新田コミュニティ図書館へ。この日に新田コミュニティ図書館でビブリオバトルが開催されると知ったときには、ハシゴする運命にあると思いました。といっては大げさですが、新田コミュニティ図書館は足立区南西の隅田川が流れるそばという場所で、もっとも近い鉄道駅である王子神谷駅から隅田川を越えないと行けないところ、王子駅から出るバスでも行くことができ、私の家から新田コミュニティ図書館に行くよりも、北区中央図書館経由で行く方がルートとして便利だからです(ただ、北区中央図書館から王子三丁目交差点まで、かなり歩きましたが)。

足立区立図書館でのビブリオバトル開催熱はここ最近で急上昇しており、この先も11月8日にやよい図書館で、11月14日に興本図書館で開催される予定。そんななか、この新田コミュニティ図書館のビブリオバトルは、足立区にある東京未来大学の学生さんによる団体「BookLink」との共催というかたちで行われました。

こちらもイベントの詳しい様子は東京図書館制覇!の方にUPしましたが、第1ゲームは全国大学ビブリオバトル2015〜首都決戦〜の予選となっており、予選の義務として大会ルールのようなものもゲーム前に説明され、そうか、大会の予選となるとこういうものも必要なのかと思いながら聞きました。この第1ゲームは地区予選の一つという位置づけで、全国大会に進出する前に地区決戦が2015年11月22日に梅田地域学習センター(梅田図書館とは別施設ですが、足立区立図書館カードを使って貸出ができる男女参画プラザ・消費者センター情報資料室がある建物)で開催されるそうです。

私自身は全国大会のようなものには興味がない、というより、ビブリオバトルは発表したり質問したりと積極的参加してこそのイベントなので、大会でなくても発表者に対して観覧者が多数になりすぎるかたちのビブリオバトルは面白くないと思っています。だから、このイベントも予選ということはほぼ無視して、この場でのイベントとして楽しんできたのですが、図書館と地元大学の学生が一緒になってのイベントという点も含めていい時間でした。

最近はカフェを併設して集客をしている図書館が増えて、それは否定はしませんが、余所にもあるものを設置するだけでは、どこの大型ショッピングモールに行ってもユニクロがあり、無印良品があり、スタバがあり…というのと同じことで、最初こそありがたがられるけど、そのうち「別にここでなくてもいい」場所になりさがる。それよりも、本を通じて人が集って交流できるイベントを、地域の人も開催側に関わるかたちでおこない、その結果図書館利用が増えるほうが、税金の使い道としても健全だし、その地域に対する愛着も湧くと思います。

私のこの1日がまさにそうですが、北区中央図書館では1冊の本を通じて参加者の皆さんといろいろお話し、足立区立新田コミュニティ図書館ではそれぞれが違う本を紹介することで話が弾む。ここでお話しできた方々はこのときこの場に行ったからこそ会えた方々で、この地域性こそが図書館が活かせる強みだと思います。どうか、各地の図書館(というより、その上にいる首長などというべきか)が、小洒落た箱を作れば人が来るだろうというような安易で愚かな考えではなく、既に図書館が持っているこうした強みに気付いてくれたらと思います。
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2015年10月17日

稲城・三軒茶屋と図書館はしご

今月は、参加した図書館イベントの記事を東京図書館制覇!にUPできている分、ブログ記事は全然書いていないのですが、今日は特にイベントというわけでなく図書館を利用して充実した1日だったので、その話を。


まず、返却しないといけない本があったので稲城市立第三図書館に行ったのですが、ここで面白い帯の使い方を目撃しました。いや、図書館以外では当たり前だけど、図書館では珍しい使い方というのが正確です。

IMG_1426-001面白いと思って借りてきたので写真でお見せしますが、これを見て図書館ではあまりされない使われ方をしていることがわかりますか。本を購入するときについてくる帯をどうするかは図書館によって違いますが、「ブッカー(透明フィルム)をかける際に本から外し、新着本情報として館内掲示するなど、資料とは切り離す」「ブックカバーに帯がかかった状態でブッカーをかける」「本の中(見返しなど)に貼る」のどれかの方法を採っていることが多いです。

2番目の「ブックカバーに帯がかかった状態でブッカーをかける」を採用している図書館は少なく、大抵の場合は帯を外した状態でブッカーがかけられます。ただ、本の帯は本の中身に関する情報が詰まっていて、本選びの際に参考になることも多い。その情報を捨ててしまうのはもったいないということで、1番目や3番目の使い方をするところもある。私も実際、3番目の使い方を採用している図書館では帯の情報を見て読む本を決めますし、「この著者がこんな内容の本を出しているというのをどこかで聞いた気がするけど、それに該当しそうな本が複数あって特定できない」というときなどにも、帯の情報が本についていると役立ちます。

私が今日借りてきたこの本は、上記のどれにも当てはまらず、ブッカーをかけた上に取り外し可能な状態で帯をかけている。稲城市立第三図書館では、この本を含めたいくつかの新着本をこの状態で棚に置いていました。この使い方は一見ありそうですが、私が見たのは初めて。借りるときに帯も一緒に返すのか聞いたところ、そうしてくださいと言われましたが、帯には保護フィルムを貼っているわけではないので、汚くなってきたら捨てるなどするのかもしれません。おそらく、本選びの参考になるものだし、使えなくなるまでは本にかけて使おうということなのだと思います。

これに似た例では、新宿区立図書館の新着本は、ブックカバーの折り返し部分とブッカーによってできる袋状の部分に帯をたたんで挟むということをしています。横に折り込まれているブックカバーを表紙の上下からブックカバーにくるむことで、本体の表紙とブックカバーの隙間が袋状になる、あの部分に帯をたたんで入れているんです。この方法だと帯が外側にさらされないので長持ちするため、図書館の蔵書となってから日が経っている本に挟まっていますが、気付きにくい場所にあるため情報として使う人も少なそう。その点、稲城市立第三図書館の方法は、帯が傷むのは早くなるけど情報として目に留まりやすいです。

ちなみに、この本の著者である大河原邦男さんは、帯にもあるように先日まで上野の森美術館で特別展が開催されていましたが、稲城市のご出身なんですよね。私の中で大河原さんといえば、ヤッターマンよりもガンダムよりも「なしのすけ」。稲城市立中央図書館をはじめとし、稲城市の施設でイラストを見かける稲城市のキャラクターですが、彼をデザインしたのも大河原さんです。今、公式Facebookアカウントを見てみたら、なしのすけくんは上野の森美術館にもちゃんと足を運んだんですね。

実は、他の本を借りようと思っていたところ、カバーの使い方の写真を撮りたくてこの本を借りることにしたのですが、移動中の電車で少し読んだだけでも、アニメやデザインに詳しくない人にもわかりやすく、かつ、それまでに専門の人がいなかったことを専門として仕事をした第一人者の話として面白い。読むきっかけをくれた稲城市立第三図書館に感謝です。稲城市立第三図書館の訪問記は、図書館が小さいこともあり、隣にある郷土資料室のことも書こうと思っていて、もう一度郷土資料室も込みで行ってから書き上げようと思っています。


その後、世田谷区の三軒茶屋駅近くに昨日開設された「図書館カウンター三軒茶屋」に行くのですが、カウンターだけの施設なので、予約受取本もなく、返却本もない状態ではちょっと入りにくい。いや、東京図書館制覇!では、私が利用登録できない図書館のカウンター施設にも、検索だけしにきた風で訪問して訪問記を書いているのですが、使ってこそわかることもあるので、利用登録できる図書館ではぜひしっかり使ってみたい。ということで、図書館カウンター三軒茶屋に行く前に図書館へ行き、何か借りてから図書館カウンター三軒茶屋へそれを返しに行こうと、まずは三軒茶屋駅から道のりで1km弱の下馬図書館へ行きました。

最初は、なるべく小さくて薄い本を借りてすぐに図書館カウンター三軒茶屋に行こうと思っていたのですが、本を探しているうちにそれでは借りる本に失礼だから数時間で読めるものを借りて喫茶店で読んでから返そうと思い立ち、ちょうどシリーズの1冊目しか読んでいない本の2冊目が目に留まったのでそれを貸出。それから三軒茶屋のコメダ珈琲で読み始めたのですが、コメダ珈琲に入ったのが18:00頃、図書館カウンター三軒茶屋は21:00まで、借りたのが366ページの文庫本で、本の選択を間違えたような気が…(笑)。

施設もしっかり観察したいが、できれば本を読み終えて返したい、でもこのペースだとちょうど21時に読み終わりそう。読み終わったときには図書館カウンター三軒茶屋が閉まっていて、ここまで来ておきながらカウンターに行かないというのは、さすがに交通費と時間が無駄…という状況の中、結局取った行動は「ミステリを借りておきながら、最後の最後の種明かしを読めないまま返却する」。結末がわからないままなので今とてももやもやしておりますが、せっかくお預けになってしまったなら、自分の中で謎が解いてから読んで答えあわせをしてみようと思います。

そんなわけで20:45頃に行った図書館カウンター三軒茶屋ですが、図書館カウンター二子玉川と同様、世田谷区立図書館資料の予約受取・返却・予約・検索・利用登録といったカウンター業務をするともに、区内の障害者施設で作られた商品も販売しています。この商品が二子玉川より三軒茶屋の方が取扱い点数が多くて、気になる商品もいくつかあり、図書館業務だけでなくそちら目当てでもまた来たいと思う施設でした。

行ったときに買った、輪っか状になる落ちない栞が気に入っていて、それをもう一つ買おうと思っていたのですが、図書館カウンター三軒茶屋の商品陳列棚を見たら、手作りの本があったんです。職員さんに聞いた話とその本に書いてあったことを総合すると、世田谷区の就労継続支援B型事業所「ハーモニー」のメンバーの方が同人誌的に作った本だそうで、ぶっ飛んだ散文とイラストの組み合わせが面白い。なので、何冊かあった本のうちの1冊「深煎り珈琲をどうぞ 1杯目」を買ってきました。

更に、同じ方による「幻聴妄想かるた」というのもあって、こちらも何だか面白そう。買った本によると、「幻聴妄想かるた」はNHKテレビ「バリバラ」で取り上げられたこともある人気作品だそう。ハーモニーの通販ページからも買えますが、図書館カウンター三軒茶屋なら見本を手に取って見られます。

図書館カウンター三軒茶屋が開設されると知ったときには、三軒茶屋は下馬図書館が比較的近くにあるんだし、広い世田谷区の中でもっと図書館へのアクセスが悪いところ(例えば、駒沢大学駅近くなど)に作る方がいいのではと思ったし、その考えは今でも変わりません。まあ、たとえ区の方でもそう思ってくれていたとしても、現実的には用地の確保など具体的な条件が揃わないといけないわけで、すぐに実現できるものではないのでしょうが。

でも、2つの路線が通っていて乗換による人の動きがある場所のそばの図書館カウンター施設という、多くの利用が見込まれる場所で、障害を持つ方の収入を支える製品を販売するというのは、自治体の事業としても有意義だし、マーケティングとしても理に適っている。これらの製品のうち、特に栞やブックカバーなどの読書との親和性の高い製品については、図書館でも販売してもいいと思います。


こんなかたちで、図書館巡りを通じて面白い本に会えた1日でした。
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