2016年06月27日

足立区立江北図書館「MOB」

東京図書館制覇!は、「訪問記全体(自治体一覧)>自治体内の図書館一覧>図書館の訪問記」という構造をとっているので、その図書館ならではの取り組みなどを訪問記に書いても、そのページに辿り着いてくださった人にしか読まれにくい。今日は、そんな取り組みの一つをブログで紹介しようと思います。それが、足立区立江北図書館の「MOB(M:みんなの O:おすすめ B:本[BOOK])」です。

江北図書館は7月2日から改修工事のための長期休館に入る予定で、休館に入る前の状態を見ておこうと先日訪問したのですが、そのとき、以前訪問したときにはなかった取り組み「MOB」を発見。これは何かというと、利用者が書架にあるお薦め本にMOB専用のしおりを挟むという企画です。つまり、図書館の書棚にある本からMOBが頭を出していたら、誰かのお薦め本というわけ。MOBには「ペンネーム」「書名」「著者」「出版社」を記入するスペースがあり、下の方が空いているので、人によっては空きスペースに紹介文を書いていることもあります。

しおりを通じて本を紹介する企画は、いろいろな図書館をまたいで実施されている「kumori 本と人をつなげるしおり」や、小金井市立図書館貫井北分室で実施されている 「巡る栞」などもありますが、この両者は紹介本とは別にしおりを配布して、読むツールとして使われるしおりを使って本の紹介を広げていくというもの。

対して、MOBの場合は、紹介されている本そのものに挟んで、「その本が誰かのお薦めである」というマーキングに使われているというかたちです。こちらのスタイルは、東久留米市立中央図書館で実施していた(未確認ですが、実施している・現在進行形かも)「みんなの本棚」に近いですが、こちらが「読んだ人が感想を書き足す」ということに重きを置いているのに対し、MOBの場合は、本を特定できる情報を書くだけで参加でき、気軽なお薦め表明に重きを置いているかたちです。

実際にどれくらいのMOBが挟まっているかと書架の各段の上をざっと眺めてみると、小説の棚で1列に1,2枚挟まっています。そうだよね、という人気本に挟まっているのもあれば、私の趣味には合わない本にも挟まっていたり(笑)、いつか読みたい本として記憶しているけどまだ読んでいない本に挟まっているのを見たら、やっぱり面白いかと思ったり、同じペンネームで複数のMOBを書いている人がいると「この方は○○っぽい本が好きなんだな」と想像したり、「本棚の本に栞が挟まっている」ということが情報になっているのが面白いです。

せっかくなので、私も1枚、ネタバレしない程度のちょっとした紹介文付きで書いてみました。カウンターも通さずに勝手に書いて勝手に挟んでいいのですが、本当にそれでいいのかと思って職員さんに確認してしまったくらい。よかったら、探してみてください…と言いたいところですが、長期休館まであと数日しか開いていないので、よほどタイミングよく江北図書館の常連さんがこの記事を読んでくれない限りは、改修工事が終わる来年の3月を待たないとMOBがある本棚の様子は見られません。

江北図書館は最寄り駅である日暮里舎人ライナー江北駅からでも道のりにして1kmあり、通勤通学帰りに寄りやすいとは言いにくい立地ですが、だからこそMOBによるマーキングが、他にはない「地元・江北の人によるお薦め」になりえるユニークな企画です。いや、むしろ、来館者数が多い図書館で広まりすぎたら、栞の乱立になってしまうかもしれないので、こうした立地の図書館でこそ実施しやすい企画かもしれません。

MOBは江北図書館だけの企画なので、自分の好きな本にMOBが挟まれていたら、「具体的に誰とわからないけど、同じこの図書館を使っている人の中にこの本が好きな人がいる」という「見えない読書友達」みたいな感覚も面白い。長期休館直前のご紹介なのが心苦しいですが、面白そうと思った方はぜひ長期休館明けに覗いてみてください。
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2016年06月09日

映画「FAKE」観てきました

昨日は、映画「FAKE」を観てきました。ゴーストライター問題でマスコミから袋叩きにされた佐村河内守氏を追ったドキュメンタリーで、話題になっていると知りながら、平日昼間の回に行けば大丈夫だろうと思っていた私が甘かった。11:30開演の回に11:19頃着いたら整理券番号115番。座席数145のユーロスペーススクリーン2は、115番目に入ったときには見やすそうな席が埋まっており、前から2列目で観た私は画面酔いしてしまいました。居間で過ごしている佐村河内氏を取るときはカメラが固定されていることが多いものの、移動時など手持ちカメラで画面が大きく揺れる映像も少なくないので、これから見る人にはたとえ遅い整理券番号になってしまった場合でも、前ではなく後ろの方でどうにか空席を探すことをお薦めします。

この映画について、ネタバレさせずに話すのは難しいですが、感じたことを書いてみます。映画が撮られた時期は、ゴーストライター問題がまだ冷めやらぬ頃で、自分のことを取り上げられている番組を佐村河内氏が見るシーン、テレビ局の人間が出演依頼に来るシーン、外国のメディアがゴーストライター問題を取材に来るシーン、新垣氏の最近のタレント化した活動をメディアを通じて見ている佐村河内氏などが次々流されます。ドキュメンタリーなので、日常の生活シーンもあったり。

ちなみに、この映画の監督である森達也氏は、新垣氏をはじめとした佐村河内氏と対立関係にある人たちにも取材を申し込みますが、断られています。新垣氏に至っては、著書のサイン会に来場者として行き、サインに書く名前を森達也と告げたところで、新垣氏があの森達也と気づき、「あらためて取材させてください」「はい、ぜひ」という会話を交わしたものの、その後取材を申し込むと断られる。その意味では、この映画は佐村河内氏を追ったドキュメンタリーであるとともに、佐村河内氏のドキュメンタリーを撮っていると知られた人間がどういう対応をされるかということも映し出しています。

この映画を語る難しさは、「ゴーストライター問題」があまりに多くの要素を含んでおり、その主要人物を追うことでその要素全てに触れることになるからだと思います。私自身、簡便的に「ゴーストライター問題」と書いていますが、この件について佐村河内氏が作ったとされている作品が違う人が書いていたという点は、発端ではあるけれどそれほど大きい要素ではない、この点は佐村河内氏も謝罪会見の際に認めている。それよりも、耳が聞こえない作曲家であることで「現代のベートーベン」と呼ばれていた人が本当は耳が聞こえていたのでは、という障害に関することの方がマスメディアによって焦点をあてられていると言えるでしょう。

今、大きい要素ではないと書いた「作り手は誰か」という点についても、この件の真相は別にして(映画を見ても一方の意見を聞けるだけなので判断はできない)、構想を考える人と具体的なメロディを完成させる人が別だった場合、それは誰の作品になるのかというのは、漫画のアシスタントに著作権はあるのかということにも繋がるような、これだけでも語るべきことがたくさんあるんですよね。

それに加えて、障害のある人・ない人という二項対立して考えてしまう人の浅はかさ、公平に真実を探ろうとするより自分の意見と合うことだけ報道するマスメディアなど、本当にたくさんのことが詰まっています。私の中では、佐村河内氏が聴覚に困難がある同じ立場の人を最も苦しめたという言葉が印象的で、そうした方が口の動きで言葉を読み取ろうとすることは、困難のない人とのコミュニケーションに際して、手話や筆談だけに頼るよりコミュニケーションをよりスムーズにできることなのに、スムーズであることをもって障害を疑うというのは本当に酷いことだと思います。

ここまで書いていて気が付いたけど、私は佐村河内氏が本当に作曲したのか、とか、本当に耳が聞こえるのかとか、この問題について個別の興味はありません。それを判断できるほど、メディアを通じての情報は信頼できるものではないという思いは、この映画を見てやっぱりそうだと確認はしましたが。それに、上にも書いたように、佐村河内氏と対立する人たちの言い分を聞けないこの映画ではそれは判断できないし。だから、その辺の真実を知りたいと思って映画を観に行こうとしている人がいたら、この映画は見ても無駄だと思います。私はむしろ、佐村河内氏の件から見える、普遍的な人間の弱さ・ずるさとか社会問題とかのほうに興味があります。

そこで、「FAKE」というこの映画の主題を考えると、偽物・見せかけがあるとしたら真実もあるはずですが、でも真実って本当にあるのか、見せかけも本当にあるのか、偽物と真実に境界線は引けるのか、と思うんです。

例えば、佐村河内氏は、中度の感音性難聴で、身体障害者福祉法での聴覚障害には該当しない。これを「全聾」というのは確かに嘘だろうけど、「耳に障害がある」という表現をしたら嘘なのか本当なのかを、単純に手帳交付の有無で判断するのは違うのでは。

もう少し一般化させます。ちょっとお腹が痛い、でも頑張れば仕事できないことはない、でも今日は働きたくない気分、そのとき「病気で休みます」と言ったら、仮病なのか、それとも痛いことは事実なんだから真実なのか。

騙す相手が自分のときもありますよね。本当に辛いことがあったとき、それを自分でも認めたくないことがある。楽になるために、自分にとってそれなりに大事なことを「たいしたことではない」と思い込む。そうやってごまかすことが返って気持ちをこじらせることもあれば、そうやって辛さから乗り越えられることもある。思い込みが成功すれば「真実」で失敗すれば「嘘」ということなのか。

自分でしたいと思って何かをするのと、人にやれと言われて何かをしたのとでは、「何か」の質が変わってしまうのか。前者は真実で、後者は見せかけと言い切れるのか。

森達也氏は、ドキュメンタリーは嘘をつく、カメラを向けた時点で人は演じる、見せられる部分しか見せなくなる、という考えの人ですが、そもそもカメラがなくても、他人と一緒にいるときと自分一人でいるときって違うはず。それは、一人でいるときが本当で、他人といるときが偽物ということなのか。

佐村河内氏を通じて考えさせられる「偽物・見せかけ」「真実」は、かたちや大きさが違うだけで、誰でも関わりがあること。この映画の最後の問いに、何の曇りもなく答えられる人がいたら、私はその言葉こそFAKEだと思います。
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2016年05月27日

図書館の分類

最近、このブログはもっぱら「東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定まとめ」を更新するのみとなってしまっていましたが、そのまとめも東京図書館制覇!に移してしまい、ますます新しいブログ記事をUPすることがなくなってしまいそう。そうならないように、久しぶりに既存記事の更新でも、お知らせでもない記事を書いてみます。

私は、図書館が改修などの長期休館に入る前にはなるべく行って、再開したときにどこがどう変わったのがわかるよう、長期休館前の様子を覚えておくようにしています。で、今日は、6月20日から長期休館に入る予定の練馬区立関町図書館に行ってきました。

関町図書館は住宅地の中にあり、のんびりできる雰囲気。23区の中で最も多く布絵本を所蔵しているのはおそらく練馬区だと思いますが、その練馬区内で最も多く布絵本を所蔵しているのがこの関町図書館です。戦前の教科書の復刻版や現行の教科書とその前の検定時の教科書を揃えた教科書コーナーも、関町図書館の特徴的な資料です。

そんな関町図書館の一般書架をぶらぶらしていたら、小説の棚で単行本の『傷だらけの店長』を発見。練馬区立図書館では小説と随筆を一緒にしているので、随筆という分類でその棚に入っているのでしょうが、そう来たかと。

『傷だらけの店長』は書店の店長が仕事での問題・悩み・自分の考えを綴ったもので、書店の現場からの叫びを本にしたような内容。このブログを見に来てくださるのは図書館に関心がある人だと思いますが、図書館に限らず書籍全般への関心から、この本を読んだことがある人も多いのではないかと思います。

そんな内容なので、大抵の図書館では『傷だらけの店長』は「024 図書の販売」に分類されています。関町図書館で「小説」(随筆も含む)の棚にあったので、へぇと思って館内の検索機で検索してみたら、他の練馬区立図書館でも全て「小説」の棚にあるとのこと。家に帰ってから23区の図書館で検索してみたら、練馬区立図書館以外では、足立区立江北図書館で「随筆」に分類されているのみで、あとは全て「024 図書の販売」に分類されていました(但し、中央区立図書館では所蔵なし)。ちなみに、足立区では2冊蔵書があり、江北図書館では「随筆」でしたが、中央図書館では「024 図書の販売」です。

では、練馬区立図書館が『傷だらけの店長』を「小説」(随筆も含む)に置いているのが間違いかというと、確かに体裁としては随筆なんですよね、この本。また、棚としては「小説」に置いてあり、請求記号も小説用の「著者名頭文字2文字」がついているものの、NDC分類としては024.04となっているので、検索機で「NDC分類=024」で検索すればこの本が出てきます。

なので、どちらに分類されるのが正しいかというより、練馬区立図書館では「内容としては●●だけど、体裁としては随筆という本は、●●ではなく小説・エッセイの棚に置かれる」ということを前提として使うのがいいのではと思うわけです。●●に関する本を随筆も含めて知りたい場合は、●●の棚を見るだけでなく、●●に該当するNDCで検索を掛けてみる。また、他の図書館では違う分類になる本も含まれる「小説」(随筆含む)の棚だと幅広い本に出会える、それはそれで楽しめると思います。

今日たまたま見つけた本を例にとりましたが、本の分類はどれと完全に決めきれるようなものではなく、複数の項目にまたがる本なんていくらでもあります。タイトルだけで判断して中身と異なる分類をするのは論外ですが、中身を知るからこそ分類しがたい本もある。図書館の使い手としては、「この図書館がどういう分類をするか」を知り、それを踏まえて使うのがいいかと。

私自身、下手にあちこちの図書館に行っているので、自分の最寄りの図書館をそれほど知っているかというと怪しい…というより、例えば練馬区立図書館のような、自分が借りれらない図書館で見つけた本を地元で予約するために、最寄りの図書館こそ予約受取と返却だけで本棚を見ずに帰ってしまうことも多いのですが、これからもその図書館の特性を知って使いこなしていきたいです。
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2016年05月14日

トークイベントを行いました

下北沢の本屋B&Bさんでの、江戸川区立篠崎図書館館長・吉井潤さんと私によるトークイベント、無事終了いたしました。

が、このトークイベントは吉井さんの『知って得する 図書館の楽しみかた』刊行記念で、吉井さんが主役なのに、私が話したいことを話過ぎたと反省中。
内容も、お越しいただいた方の半分弱が非図書館関係者だったのに、かなり図書館関係者寄りの内容になってしまいました。
お越しいただいて「もっとこういう内容が聞きたかった」というものがある方は、私が話せることならメールなどで聞いていただければお答えします。

久しぶりの強風のない晴天というお出かけ日和のなか、このトークイベントを選んで聴きに来てくださった皆さまには感謝です。
あ〜、「こういう話が聞きたかった」という方はホントに遠慮なくご連絡ください(←いろいろ反省中)。
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2016年05月13日

東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定まとめ

東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定まとめは東京図書館制覇!内に移動しました。

東京都の公立図書館でのビブリオバトル開催予定リスト

カレンダー形式でも表示するようにして見やすくしたつもりですが、スマホで見る人にとっては、livedoorが勝手にスマホページ化してくれていたレイアウトと比べて見づらくなってしまったかもしれません。

そして、ほとんどこのページの更新だけだったこちらのブログの更新は、この情報を東京図書館制覇!に移したことによって、ますます頻度が低くなってしまいそうです。
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2016年04月15日

下北沢B&Bで江戸川区立篠崎図書館館長・吉井潤さんとトークイベントをします

2016年5月14日(土)15:00〜17:00に、下北沢の本屋B&Bさんで、江戸川区立篠崎図書館館長・吉井潤さんと私によるトークイベントをします。

吉井潤×竹内庸子「みんな知って得する図書館の楽しみかたイベント」
『知って得する図書館の楽しみかた』(勉誠出版)刊行記念


吉井さんは、江戸川区の篠崎図書館篠崎子ども図書館の館長さん。4月初めに出版された著書『知って得する 図書館の楽しみかた』では、「第5章 図書館を使わない方へ」のなかの、図書館をこうやって探すと便利だという記述の中で、東京図書館制覇!も紹介してくださっています。この章のタイトルからもわかるように、この本は図書館をあまり使わない人や、決まった使い方(ネットで予約した本を借りるだけ、など)しかしていない人に、図書館サービスを広く紹介する内容なので、ぜひご一読を。

吉井さんと私とはF1好き友達でもあり、これまで何度か会ったときは本の話よりF1の話ばかりしていたくらいですが、こちらは私の方がアロンソの移籍する先々のマシンのダメさにうんざりしてあまり観なくなってしまいました。だから、ということではありませんが、トークイベントもちゃんと図書館の話に終始するはずです(笑)。吉井さんは、いい意味で図書館長っぽくない柔軟性のある方なので、どんな話になるのか私自身も楽しみです。

来てくださる予定で、当日こんな話をして欲しいという要望がある方は、この記事にコメントをつけてくださいませ。
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2016年02月18日

マイクロソフト・パワーポイントで作れるビブリオバトルオリジナルタイマー

1月31日に足立区立梅田図書館で開催されたうめだビブリオバトル入門講座に参加したところ、この時に使われていたタイマーが足立区立梅田図書館のキャラクターである梅田うさおくんのイラストが入ったオリジナルタイマーだったんです。この講座にはこれから主催しようと考えていた参加者がいて、その方がタイマーの作り方を職員さんに訊いているのを横で聞いていたところ、パワポが使える人なら誰でもできるような作り方だったので、ぜひ多くの人に知ってもらいたく、東京図書館制覇!にUPしました。

ちなみに、この梅田うさおくん、イベントが始まる前の待ち時間にうさおくんに扮した職員さんの映像を流していたこともあり、この日の参加者に大人気。「ある日、カウンターにうさおくんがいたら面白いのでは」などのアイデアが出たりしてました(ただ、視野が限られているだろうから、貸出手続きなどするのは困難か)。

が、淋しいことに、現時点での梅田うさおくんのtwitterアカウントのフォロワーは40人なんです…。毎日お腹が空いたとぼやいているうさおくんですが、ときどき梅田図書館のイベント情報もつぶやいており、現にこの日の参加者の一人はうさおくんのつぶやきでイベントを知ったそう。梅田図書館が行動範囲内にある方で、twitterアカウントをお持ちの方はぜひフォローしてください。
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2016年01月07日

2016.1.7更新:東京の公立図書館の2015年度年末年始「本の福袋」企画一覧

2016.1.7更新
練馬区大泉図書館で実施している<年初め「はじめの一行。」展>の情報を追加しました。
あけましておめでとうございます。去年は東京図書館制覇!もブログもあまり更新できませんでしたが、今年は多摩地域・島嶼部への訪問をもう少し増やしていきたいと思っています。思っていることがなかなか実行できないのがもどかしいところですが…。

さて、今回の記事は、公立図書館が年末年始にかけて実施することの多い「本の福袋」について。小売店で販売される「福袋」は、最近では「お得」という意味合いが強いですが、昔は「買う時点では中身がわからない、何が入っているかは買ってからのお楽しみ」というかたちで販売されていました。

その後者の意味をとって、公立図書館には「本の福袋」を貸し出す企画があります。職員さんが蔵書を1〜数冊を袋詰めにしたりきれいに包み、中身が見えない状態で用意します。利用者は袋に書かれたテーマ・キーワード・ヒントなどをもとに袋を選んで借ります。何が入っているかは借りてからのお楽しみというわけ。夏休みなどの読書する時間がある時期や、読書週間などにもよく実施されますが、「福袋」ということで年末年始に実施されることが多いこの企画、2015年度の年末年始も多くの図書館で貸出しています。そんな「本の福袋」実施図書館を、私が知る限りまとめてみました。

年末に行った図書館も多いので、できれば年末にこの一覧を作れればよかったのですが、UPが年始になってしまってすみません。どの館が実施していたかの記録としても残しておきたいので、年末で福袋企画を終えてしまった図書館も一覧には入れています。

※区・図書館名の五十音順→市・図書館名の五十音順に並べています

足立区立やよい図書館毎年年始に行っている「にゃよいの福本」を今年も実施。3冊入りセットを大人15セット、子ども15セット分用意しています。1月5日から貸出開始で、なくなり次第終了。図書館からの公式情報は足立区立図書館HPの「イベント情報」をどうぞ。

今年もそうなのかは不明ですが、一昨年行った際には、ヒントなどがなく、本当に中身の分からない方式の福袋企画でした。
葛飾区立中央図書館これも毎年恒例、数冊入りの「はてなぶっくす?」を12月25日から1月17日まで貸出しています。図書館からの公式情報はこちら

中身がわからないよう本をくるんだ包みにテーマが書いてあるので、それを手掛かりに選べます。コーナーに用意した包みがなくなると補充していくので、実施期間の終わりのほうでも借りられるはずです。去年まではおとな版のみでしたが、今年はおとな版とこども版(大きい子用と小さい子用あり)と2種類用意しています。私も今年度借りてきまして(テーマはこちら。中身はこちら)、ほとんどが3冊入り。自動貸出機の並びの対面付近に並んでいます。
品川区立図書館全館品川区立図書館の全館で「新春 本の貸出福袋」を実施しています。3冊入りの福袋を1月4日から貸出開始、1人1袋までで、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら

図書館HPの説明によると、「乳幼児、小学校低学年から高学年、ティーンズ、一般向けなど、各年齢に合わせた福袋をご用意しています」とのことです。
渋谷区立笹塚こども図書館1月5〜7日に、1,2冊の本を包んだ「ハッピーバッグ」を貸出しました。。図書館からの公式情報はささこ通信(笹塚こども図書館の図書館だより)No.63の最後のページをどうぞ。
渋谷区立西原図書館「冬休みお楽しみ袋」と題して、本の福袋企画を行っています。1月5日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報は渋谷区立図書館HP「行事案内」の西原図書館の欄をどうぞ。

西原図書館は去年の何月かに実施していた児童向け福袋企画を見に行ったのですが、実施開始数日目で1,2個しか残っていませんでした。今回も人気あるかもしれないので、借りたい方はお早めにどうぞ。
渋谷区立本町図書館1月16日から31日まで「本の福袋」貸出を実施しています。図書館からの公式情報は渋谷区立図書館HP「行事案内」の本町図書館の欄をどうぞ。
千代田区立神田まちかど図書館本が2,3冊入った「図書館福袋」を1月4日から11日まで貸出、但し実施期間中でも用意した袋がなくなり次第終了です。おとな用子ども用を各20〜30セットご用意しているとのこと。図書館からの公式情報はこちらですが、そちらよりちよぴたブログ(千代田区読書振興センターのブログ)のこちらの記事の方が詳しく紹介されています。
豊島区立池袋図書館本の福袋企画を、子ども向け・一般向けで時期をずらして実施しています。児童向けは12月20日から1月10日まで、一般向けは1月5日から1月21日まで、但しどちらも用意した福袋がなくなり次第終了です。福袋は対象年齢別に、3〜6歳向け32セット、小学1,2年向け28セット、小学3,4年向け20セット、小学5,6年向け16セット、一般向け40セットを用意してくれるそう。図書館からの公式情報はこちら

池袋図書館はこれまでも年末年始に福袋企画を実施していましたが、私の記憶が正しければ一般向けは今年度が初めてだと思います。一般向け福袋のサブタイトルが「きっかけは、この一文」とあるので、本の中の一文で福袋を選ぶ企画なのかもしれません。
豊島区上池袋図書館「本の福袋」を12月26日から1月21日まで実施しています。大人向けと子ども向けを用意しているそう。図書館からの公式情報はこちら

今年は行っていないのですが、例年通りだと、大人向けは雑誌コーナー近く、子ども向けは児童エリア入って右付近に設置しています。中央以外の豊島区立図書館は全館で福袋企画を実施しているのですが、上池袋図書館の説明には「なくなり次第終了」とないので、期間内はなくなっても適宜補充してくれるのではないかと思います。
豊島区立巣鴨図書館中央図書館以外の豊島区立図書館は昨年度も福袋企画を実施していましたが、巣鴨図書館だけは昨年度休館中だったため、今回が初めての福袋企画です。一般向け70セット、児童向け70セットを用意し、12月19日から12月27日まで貸出していました。図書館からの公式情報はこちら

私も借りてきまして、このテーマこの中身でした。
豊島区立千早図書館「本のおたのしみ袋」を12月20日から1月9日まで貸出、なくなり次第終了。一般向けを30セット、児童向けを50セット用意しているそう。図書館からの公式情報はこちら

これまでの千早図書館での福袋企画と同様なら、入口入ってすぐの鉄人28号胸像の前に並んでいると思います。
豊島区立目白図書館毎年恒例「本の宝袋」を今年度も実施していました。3冊入りの宝袋を大人向け・子ども向けそれぞれ用意し、12月15日から12月27日まで貸出。図書館からの公式情報はこちら

私も借りてきまして、このテーマこの中身でした。
中野区立上高田図書館昨年度と同様、児童向けの「としょかん☆ふくぶくろ」、一般向けの「図書館福袋」を1月4日から11日まで実施しています。

まず、児童向けは、赤ちゃん向け・幼児向け・小学校低学年・中学年・高学年の5種類を合わせて35セット用意。図書館HPの説明に「すきなテーマをえらんでかりてね!」とあるので、袋に書かれたテーマで選べる方式だと思います。図書館からの公式情報はこちら

一般向けは、テーマにあわせた「図書2冊とCD1枚」のセットを15個用意しています。図書館からの公式情報はこちら

この一覧を見ればわかるように本の福袋企画は都内のいろいろな図書館で実施していますが、CDと本をセットにしているのは、私の知る限り上高田図書館だけです(今年度の年末年始に限らず、これまで実施された都内の図書館福袋企画でも、上高田図書館以外で福袋企画にCDを入れているところは知りません)。上高田図書館での「図書2冊とCD1枚」福袋は、去年度に引き続きの企画です。
中野区立鷺ノ宮図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を、1月4日から13日まで貸出(なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
中野区立中央図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を、1月4日から7日まで貸出(なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
中野区立野方図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を12月19日から貸出開始、なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
中野区立南台図書館中身がわからないよう袋詰めした「図書館おたのしみ袋」を、1月16,17日に貸出(なくなり次第終了)。図書館からの公式情報は中野区立図書館報シイビブリア vol.16の10ページをどうぞ。
練馬区立稲荷山図書館幼児〜小学生向け・中高生向け・大人向けの3種類の「図書館お正月福袋」を用意しています。1月5日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立大泉図書館<年初め「はじめの一行。」展>と題して、中身がわからないよう小説本を1冊ずつ包んだものに、小説のはじめの文章を貼り、その文章だけで選んで借りる企画を一般向けに実施しています。実施時期は不明ですが、1月6日時点で実施していたのを足を運んで確認しています。企画タイトルから察するに、2016年1月中旬くらいまではやっているのではないでしょうか。ネットで見られる図書館からの公式情報はありませんが、私が見て来た様子をこちらにUPしました。

並んでいる本には大活字本も含まれており(大活字本にはその旨書いてあります)、細かい文字を読むのに困難のある方にもこの企画を楽しんで欲しいという大泉図書館の思いを感じます。
練馬区立春日町図書館幼児〜小学生向け・中高生向け・大人向けの3種類の「新春福袋」を用意しています。1月5日から11日まで貸出、但し用意したお楽しみ袋がなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立小竹図書館乳幼児向け・小学校向け・大人向けの3種類の「新春 ホンのお楽しみ袋」を用意しています。1月5日から9日まで貸出、但し用意したお楽しみ袋がなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立貫井図書館幼児〜小学校向け・大人向けの2種類の「福袋」を用意しています。1月9日から11日まで貸出、但し用意した福袋がなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立光が丘図書館幼児〜小学校低学年向け・中高生向け・大人向けの3種類の「ふくぶくろ」を用意しています。幼児〜小学校低学年向けと中高生向けは1月5日から11日まで貸出、大人向けは12月14日から1月11日まで貸出、但し用意したふくぶくろがなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立南大泉図書館幼児〜小学校向け・大人向けの2種類の「図書館福袋」を用意し、12月19日から27日まで貸出していました。図書館からの公式情報はこちら
練馬区立南大泉図書館分館 こどもと本のひろば幼児〜小学3年生向けの「ふくびきぶくろ」を1月5,6日に貸出、但し用意したふくろがなくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
稲城市立中央図書館毎年恒例の新年福袋を今年も実施します。「はじまり」をテーマに50袋を用意し、1月4日から貸出開始、なくなり次第終了で既に終了しています。図書館からの公式情報はこちら

私はここ数年、稲城市立中央図書館の福袋を借りてきましたが、こんなに早く(1月5日17時時点でHPに終了した旨UPされていてので、実際にはもっと早くなくなっていると思います)終了したのは私の知る限り初めてという気がします。福袋企画が図書館利用者、または、普段は図書館を利用していない人にも浸透しているのを感じます。
小金井市立図書館貫井北分室「めで鯛しおり付き福本」と題して、お薦め本を1冊ごとに包装して中身がわからないようにし、本の中の一文だけを包装に貼っています。利用者はその一文だけを手掛かりに借ります。

2016年1月6日から貸出開始、30冊分用意してあり、なくなり次第終了。借りられるのは1人1冊まで。図書館からの公式情報はこちら
小平市立図書館全館40周年記念事業として、「本の福袋」を実施。本が数冊入った袋にテーマが書いてあり、袋の中にはテーマに沿った本が入っています。私は、貸出開始日の12月23日になかまちテラスの福袋を見に行きましたが、3〜5冊入り(5冊入りの袋の数が一番多い)とかなり冊数の多い福袋でした。福袋は、「0歳から3歳向け(あかちゃん絵本)」「4歳から未就学児童向け」「小学校低学年向け」「小学校高学年向け」「中学生・高校生向け」「大人向け」と対象年齢で分かれています。さらに、当たり券「貸出40冊券」が入っているかもしれないという、他の図書館にはない企画もついています。

12月23日から貸出開始で、なくなり次第終了。中央図書館では特に人気が高く、12月26日に福袋の追加もしました。図書館からの公式情報はこちら
多摩市立唐木田図書館新年の企画として、テーマ別に職員さんが選んだ本を中身がわからないように袋詰めにした「本の福袋」を用意しています。おそらく年始の開館1月5日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
多摩市立図書館本館新年の企画として、テーマ別に職員さんが選んだ本を中身がわからないように袋詰めにした「本の福袋」を用意しています。おそらく年始の開館1月4日から貸出開始、なくなり次第終了。図書館からの公式情報はこちら
東久留米市立中央図書館小さい子向けの「本の福袋」を貸出します。1月5日から7日まで「1日10個限定」という方式で用意し、1袋に3冊本が入っています。図書館HPの説明によると、おまけ付きだそう。図書館からの公式情報はこちら
東久留米市立東部図書館「福むすび」と題して、中身がわからないよう3冊の本を入れた袋を貸出します。1月5日から貸出開始で、30セット用意した「福むすび」がなくなり次第終了。図書館からの公式情報は東久留米市立図書館HPの「各館イベント案内」をどうぞ。
東久留米市立ひばりが丘図書館「福むすび」と題して、中身がわからないよう3冊の本を入れた袋を1月5日から14日まで貸出します。東部図書館の「福むすび」説明には「なくなり次第終了」とありますが、ひばりが丘図書館の説明にはないので、期間中はなくなっても適宜補充してくれるのかもしれません。図書館からの公式情報は東久留米市立図書館HPの「各館イベント案内」をどうぞ。
福生市立図書館全館「ほんのまくら」と題して、本の書き出しが印刷されたカバーにくるんだ本を貸出します。昔、紀伊國屋書店新宿本店で実施された「ほんのまくら」フェアと同じ方式です。期間が長いので、福生市の皆さんは中身がわからない本選びを何回か楽しめそうです。

期間は1月5日から2月28日まで。図書館からの公式情報はありませんが(福生市立図書館さん、図書館HPに掲載しましょう!)、広報「ふっさ」の12月15日号P7に情報が載っています。

私は、各図書館の公式サイトの情報を中心に情報収集していますが、福生市立図書館のように図書館の公式サイトに掲載せずに実施しているところもあるので、これ以外にも実施している図書館があるかもしれません。ふだんは手に取らない本を手に取るきっかけになるので、利用している図書館で実施しているのを見かけたらぜひ借りてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、昨年度の年末年始福袋企画一覧がこちらですが、私が把握しているだけでも昨年度の実施が20館、今年度の実施が51館(小平市の「市内全館」が分室も含んでいたのかどうか不明なのですが、分室でも実施していたら54館)。急速な広まりを感じます。
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2015年11月10日

怒涛の読書週間

毎年10月27日から11月9日までは読書週間で、各図書館でさまざまなイベントを実施しています。今年はいつもに増してあっちこっちの図書館イベントに行ってみたので、今の私は個人的にお祭りの後のような状態。自分で自覚している以上に疲れているようで、昨晩から今朝まで途中で目覚めることもなく8時間ぐっすり寝てしまいました。そんな私の読書週間を振り返ってみます。

<10月27日>
この日は23区西部で開催されている本の福袋(本を隠した状態で貸し出す)企画を巡る。
 練馬区立南大泉図書館分館こどもと本のひろばの「本のぷち袋
練馬区立南大泉図書館の「本のぷち袋
杉並区立今川図書館の「本のおたのしみバッグ
杉並区立方南図書館の「おたのしみ読書バッグ 2015
というルートで行きましたが、<本を隠した状態で貸し出す>という根幹は一緒だけど、細かいところではそれぞれ違っていて面白い。
また、私の観察する限りでは、読書週間だけでなく年末年始に各図書館で行われるものも含めて、図書館の「本の福袋」企画でもっとも実際の貸出に繋がり人気があるのが方南図書館の「おたのしみ読書バッグ」(40個用意して、初日に半分以上が貸し出されていく。去年も同様)だと思うのですが、いつかその理由を考察してブログにUPしたいです。

<10月28日>
これも「本の福袋」企画である江戸川区立松江図書館の「秋の夜長のやみ鍋Book」へ。こちらは、「秋の夜長のやみ鍋Book 食材募集のお願い」という企画で、事前に利用者からも中身とお薦めコメントを募集しており、私も投稿していたので、借りる楽しみのほかに、自分の食材がどうなっているのかという楽しみもあり。私が行った時点では、4セット投稿したうち2セットが出ていたのですが、最終的に誰か借りてくださったのかな。

<10月29日>
28日で事前に知っていた本の福袋企画を全て回ったつもりだったけど、この日にtwitterで、立川市若葉図書館で「わかばハッピーバッグ」、江戸川区立東部図書館で「本の貸出福袋」を開催していることを知り、ほぼ東京横断と言っていい2館巡りを強行。
ちなみに、どちらも図書館の公式twitterアカウント(江戸川区立川市)で知りました。お役所や公共施設のtwitterアカウントって、つまらないつぶやきしかしないところは本当につまらないけど、この両アカウントは写真なども駆使して公式HPでは伝えきれないことも伝えており、これらの図書館とtwitterを利用している方はぜひともフォローすべきです。

<10月31日>
多摩市立図書館本館のビブリオバトルイベントに参加。大妻女子大学の図書館サークル「OLIVE」さんと図書館の共催イベントで、私は前半の観覧者多数形式のバトルにも、後半の全員発表者形式のバトルにも参加したのですが、楽しかった。
帰りが一緒になった参加者の方が、最近仕事に余裕が出てきたのでこうした地元のことにも興味が出てきたけど、子どもの頃から住んでいたわけではないから知り合いがいない、こうしたイベントで地域の知り合いができるのは嬉しい、ということをおっしゃっていて、ビブリオバトルのように参加者同士が話すイベントはまさにそんな繋がりを生み出せるイベントになると感じました。そういう意味では、今の多摩市のような、代々そこに住んでいる住民より開発された住宅に自ら移住してきた住民が多い土地こそ、こういう図書館イベントを積極的にすべきでは。特に多摩市はやや古い開発地で、そうして移住してきた人が次々とアクティブシニア世代に突入しているので、その受け皿としても。

<11月1日>
三鷹市立三鷹図書館(本館)の図書館まつりで開催されるビブリオバトルに参加。こちらは、「みたかとしょかん図書部!」という中学生から20歳までの部員が、図書館まつりの1イベントとして開催しており、図書部の頑張りも含めて応援したくなるイベントです。去年参加したときも見た子もいれば、今年は見なかった子もいて、職員さんに聞いてみたら、受験で図書部から抜けてしまう子もいるそう。でも、受験が終わったら戻ってくるかもしれませんね。
今年はチャンプ本に選んでいただき、図書部!特製バッグをいただきました。シンプルで可愛く、本を持ち運ぶのに使おうと思います。図書部!の皆さん、ありがとうございます。
図書館まつりでは一箱古本市なども開催しており、そちらも見たかったのですが、イベント続きで疲れており、ビブリオバトルに間に合う時間に行くので精一杯だったのが残念(ビブリオバトルは図書館まつりの最後イベント)。来年は体力をつけて、ビブリオバトル以外も見たいです。

<11月3日>
中野区立江古田図書館のビブリオバトルに参加。
今回は、かえるの歌の替え歌で「ビブリオバトルの歌」なるものをつくり、イベント開始時や表彰式などに皆で合唱するという、楽しいような恥ずかしいような仕掛けあり。でも、そのせいか、質問もたくさん出て、ビブリオバトルとしても成功していたと思います。観覧者多数型のビブリオバトルの場合、観覧だけの人にもいかに参加してもらうかが肝ですが、声を出させる(言い方を変えれば、質問以上に恥ずかしいことをさせると言えるかも)仕掛けを作るというのは有効かもしれません。

<11月4日>
再び、本の福袋企画巡りへ。この日から始まる、杉並区立阿佐谷図書館の「ブラインドブックフェア 2015」と、10月16日から実施していたけど私がこの日まで知らなかった渋谷区立富ヶ谷図書館の「やみぼんカバー 2015」に行ってきました。
「やみぼんカバー」で借りた本と、「やみぼんカバー」で関連本として紹介されていた『小説の一行目』の中で、<著者・タイトルを知らずに、この本面白そう、と思った本が、比較的好きではない作家の本だった>という体験をし、本の福袋企画はそうやって一部の作品で好きではないと決めつけていた作家への再挑戦の機会にもなると思いました。もしかしたら、再挑戦した結果やっぱりダメとなるかもしれませんが、せっかくなので読んでみます。

<11月7日>
午前中は、立川市立上砂図書館の謎解きイベント「ミステリクエスト」に挑戦。私は、図書館での謎解きイベントは、単に図書館が面白いイベントの会場になるだけでなく、それを通じて図書館利用に繋がるようなかたちでないと図書館で開催する意味がない(だから、本や棚と出会えないような暗がりの中で実施するとか、出会った本をその場で貸出できない閉館時間に行うのでは、あまり意味がない)という考えで、その点で上砂図書館のミステリクエストはとてもよかったです。
午後は、北区立中央図書館のビブリオバトル&読書会に参加。北区立中央図書館は毎回、バトラーが観覧者に背を向けたりせず、バトラーの目の前で投票するのですが、4冊の発表本に対し、1票、0票、10票、10票という結果で、「もし決選投票すると言い出したら、1冊目の本に投票したお一人のプレッシャーたるや」とこちらが焦ってしまいましたが、3冊目4冊目ともにチャンプ本ということになり、ホッとしました。個人的にも、あちこちのビブリオバトルでよくご一緒するバトラーさんとともにチャンプ本に選ばれ、嬉しい気分でした。
読書会は課題本がケストナー『わたしが子どもだったころ』。ここのところ毎回初参加の方にお越しいただき、更にこの日は久しぶりの方も数名いらしての盛況。この読書会の皆さんは、面白くなかったら面白くないとはっきり言う、でも、どこが面白くなかったのかもきちんと説明するので、聞いてて楽しいのですが、この日も「面白くなかった」が続出。ただ、「もう一度読んでみたら面白かった」「最初は面白くなかったけど、後半になるにつれ面白かった」などの意見も多く、第一印象の悪い本なのかなという気も。

<11月8日>
足立区立やよい図書館へ。元々ビブリオバトルイベントに参加してきたのですが、行ってみたら子ども向けの謎解きイベントも実施していたので、そちらも挑戦。
ビブリオバトルの普及という点からは、図書館でのビブリオバトルは観覧者多数型のものを自館で開催するだけでなく、全員が発表者になるビブリオバトルイベントを開催し、図書館以外のところでもやってみるよう誘うかたちの方が効果的だと思うのですが、やよい図書館のビブリオバトルイベントはまさにそういうかたちでよかった。
謎解きイベント「ニャヨイクエスト」も、書架を巡り、謎を解く過程で図書館の分類を学べる企画で、とてもいい。問題も適度に難しく、解かずに見つけたから先に進めたものの、私は未だに上級編の第一問がなぜあの棚を差すのかわかっていません。

<11月9日>
杉並区立方南図書館で「おたのしみ読書バッグ 2015の答えあわせ」を見てきました。「おたのしみ読書バッグ」は、図書館員さんのお薦めコメントを選んでカウンターに持っていくと、その本が借りられるという企画なのですが、答えあわせでは再度お薦めコメントを展示し、お薦めコメントをめくると本の書名が書いてあります。
私が気になっていたコメントの差す本や、私が行った時点では他の人が借りられていた読書バッグのお薦めコメント&本を知ることができ、読みたい本がどっと増えました。


と、軽くふりかえるつもりだったのに、長い回顧文になってしまいました。まだ東京図書館制覇!に記事をUPしていないイベントについては、今後書くつもりですが、こうしてリストアップしてみると、全部書きあげるのが一体いつになるやらと気が遠くなりました。そもそも、このブログ記事自体、書くのに2時間かかっているし。

ともあれ、図書館を通じて本に関するさまざまなイベントに参加して、本当に楽しい読書週間でした。ビバ、図書館!
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2015年10月30日

図書館おたのしみ袋企画ラッシュの読書週間

10月27日から読書週間に入り、図書館も各館いろいろな企画を実施しています。そんな企画の中で、何の本なのかわからないようにして、キーワードや推薦文、本の中の一文などのヒントで選んで借りる、中身は開けてのお楽しみの「本の福袋」「お楽しみ袋」などと呼ばれる企画があります。

私はこの企画が好きで、できる限り様子を見に行き、借りられる場合は借りてきて、なるべく早く東京図書館制覇!にも記事をUPしている(過去に開催されたイベントなどは、ある意味いつ書いても過去のことですが、実施中のものは読んで行こうと思ってくださる方もいるので)のですが、今年の10月27日はお楽しみ袋を実施するところが多く、あっちこっち行き過ぎてやや自分が崩壊しつつあります(笑)。

お楽しみ袋は年末年始にもよく実施されるのですが、年末だったり年始だったりと実施時期が分かれるので、回るのも楽なんです。でも、読書週間は日付固定なので、一気にはじまってしまう。もちろん、私が勝手に回って勝手に疲れているだけの話で、10月27日から企画を始めることは「この日から読書週間」という印象を強める効果もあり、いいことだと思います。その企画自体だけでなく、せっかく読書週間なのだから長編を、せっかく読書週間なのだからいつか読もうと思っていたあの本に挑戦など、読書週間だと知ることで何か広がるかもしれませんし。

同種の企画でも、いろいろ回るとそれぞれ方式が異なり、そうした個性も面白いんです。今年はどの図書館でどんなお楽しみ袋企画をやっているのか、私が知っているものを挙げてみます。
江戸川区立松江図書館秋の夜長のやみ鍋Book」を10月27日から実施。一般向け、2冊入り。図書館職員さんが中身を選んでいるだけでなく、事前に利用者から中身を募集した包みもあります。私の選んだも包みもあります。
江戸川区立東部図書館「本の貸出福袋」を10月27日から実施。一般向け、3冊入り。
葛飾区立図書館全館これは図書館HPなどに告知がないですし、私自身が行って確認したわけでもないのですが、毎年10月の館内整理日翌日(今年は23日)から11月の館内整理日前日(今年は25日)あたりにかけて、ティーン向けの「はてなぶっくす?」を実施しているので、おそらく今年も実施していると思います
杉並区立今川図書館本のおたのしみバッグ」を10月27日から実施。子ども向け、3冊入り。
杉並区立方南図書館おたのしみ読書バッグ 2015」を10月27日から実施。一般向けと子ども向け、1冊入り。
練馬区立南大泉図書館本のぷち袋」を10月27日から実施。一般向けと青少年向け、1冊入り。本の中の一文をヒントに選ぶ形式です。既に他の人が借りたぷち袋を予約できるようにしている工夫がユニークです。
練馬区立南大泉図書館分館こどもと本のひろば本のぷち袋」を10月27日から実施。一般向け、1冊入り。この分館は児童と保護者向けサービスに重点を置いているのですが、この企画は大人向けです。
国分寺市立図書館全館「としょかん福袋」を10月31日から実施。小学3,4年生とその家族向け、3冊入り。福袋にはヒントがなく、全くの目隠し状態で借りる企画だと思います(去年がそうでした。今年の告知チラシから推測する限り、今年も同じ方法っぽい)
立川市立若葉図書館わかばハッピーバッグ」を10月27日から実施。一般向けと子ども向け、3冊入り。

これらは、私が図書館公式サイト・公式twitterやこれまでの実施状況から知ったもので、ネット上での告知なしに実施している図書館もあると思います。こんな本もあるんだという出会いが楽しめる企画ですし、借りてみて合わなかったら読まなくてもいいわけですから、ご利用の館で実施されていたらお気軽に楽しんでいただけたらと思います。

昨日は、立川市立若葉図書館から江戸川区立東部図書館まで東京をほぼ横断し、今疲れ果てています(笑)。でも、両館とも、見ていたら職員さんが「ぜひ借りてみてください」と声を掛けてくださって、職員さんとの会話が生むきっかけになる企画だということも感じました(普通の特集展示だと、こうした声掛けって生まれにくいですよね)。

上のリストのうち、イベント名にリンクが貼ってあるものは、東京図書館制覇!に記事を書いています。この後、ビブリオバトルを31日に2ゲーム、1日に1ゲーム、3日に1ゲーム、バトラー参加するので、紹介本の再読をせねばならず、昨日回った2館の記事は11月4日以降に書こうと思います。
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