2015年08月27日

世田谷区に昔あった「新町まちかど図書室」

8月の最初の頃は図書館に行った話を少しブログ記事にしたものの、すぐに更新が滞ってしまいました…。その間にもいろいろ図書館に行っているので書きたいことはいろいろあるのですが、今日はサイトにいただいたメールのことを書こうと思います。

先日、東京図書館制覇!をご覧くださった方から、世田谷区の「新町まちかど図書室」を知っているかというメールをいただきました。通りに立っている案内地図を見ていたら「新町まちかど図書室」という記載を見つけた、でも地図の指し示すところにそんなものはない、これは何だろうと思ったときに、東京図書館制覇!の人なら知っているかもと思ってくださったとのことです。

世田谷区には、世田谷区立図書館とは別に「まちかど図書室」という施設があり、区の施設の一画に図書室があるというかたちで設けられています。多くは、世田谷区立図書館カードを使った貸出システムではなく、ブラウン方式で管理していて、現在は池尻希望丘野毛松沢喜多見の5室。前文で「多くは」と書いたのは、喜多見だけは世田谷区立図書館のネットワークに組み込まれており、世田谷区立図書館カードを使った貸出や、他館の資料の予約受取館としても使えるからで、世田谷区の図書館計画などを読むと他のまちかど図書室も順次ネットワークに組み込む計画があります。

そんなまちかど図書室ですが、現在は「新町」という名のまちかど図書室はありません。私が東京図書館制覇!を始めた2005年には、経堂まちかど図書室・上馬地区会館まちかど図書室・代沢地区会館まちかど図書室があり、順次廃室されてしまったのですが、そうした過去の記憶にもなし。

う〜んと思って、手元にあった「世田谷のとしょかん」(世田谷区立図書館が毎年発行している事業概要)のコピーを見たところ、世田谷区立図書館の年表に新町まちかど図書室に関する記載がありました。昭和60年2月に旧玉川図書館新町分室を改築して開室、平成14年3月に廃室された図書室とのことで、東京図書館制覇!をあと3年早く始めていれば、私も利用できたかもしれません。

ついでに年表の他の部分も見てみると、
 昭和57年頃からまちかど図書室が多数開設、
 昭和63年以降から図書館が多数開設、
 それにともなって、まちかど図書室が徐々に廃室される
という流れが見受けられました。図書館の設立が求めらているというニーズに対し、すぐに何館も建てる予算はない(特に世田谷区は23区の中でも広く、あらゆる住民が図書館にアクセスしやすくするには多くの館が必要)、そのニーズと現状のギャップを埋めるかたちで「まちかど図書室」が登場したのだろうと想像できます。

前にもブログで「北区の図書館」の話を書きましたが、こうした図書館の事業概要資料って読むと結構面白いんです。世田谷区だと年表を見れば世田谷図書館の流浪の様子(世田谷図書館は過去に3度移転しています。現在も移転のため休館中で、来年移転オープンしたらそれが4度目)が見て取れたり、広さと蔵書数が必ずしも比例していない(例えば、下馬図書館が広さに対して意外にも蔵書数が少ない)など、へぇと思う発見がいろいろあります。

こうした資料を駆使して各図書館の深掘りも追究していきたいところですが、忙しくて実現できないのが悩みどころ。そうそう、図書館の歴史でいえば「図書館・図書室が廃館や別の場所に移転した後の土地が現在どうなっているか」も興味があります。今回はいただいたメールのおかげで、世田谷区の図書館の歴史に少し触れることができました。
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2015年08月04日

台東区立石浜図書館

ほぼ4年ぶりに台東区立石浜図書館に行ってきました。東京図書館制覇!の石浜図書館の訪問記に関して間違いを指摘してくださった方がいて、どうせ更新するなら久しぶりに行って、最新の様子をサイトに書こうというわけです。

石浜図書館は、実質的に閲覧席0という特徴があります。行ってみると、中学生から大学生までのための学習室や児童用の席はあるし、調べ物コーナーで貸出不可の資料を読みたい場合は、カウンターに言えば椅子を出してくれるし、本選び用に短時間座れる席が2つあるしで、座席が全くないわけではないのですが、一般向けの閲覧席はありません。

こう書くと、目黒区立中目黒駅前図書館のような「駅近立ち寄り型図書館」を想像する人もいると思いますが、最も近い鉄道駅である日比谷線南千住駅でさえ道のりにして1km以上。そんな場所にどうして閲覧席なしの図書館ができたかというと、日雇い労働者の泊まるドヤ街に近いため、資料を閲覧するために来ているとは思えない人で図書館がいっぱいになってしまったという過去が影響しています。

詳しくは、東京図書館制覇!の石浜図書館訪問記をご覧いただくか、それより「ず・ぼん」の第4号を読んでいただくほうがより詳しくわかると思いますが、飲酒や博打が平然と行われる酷い状態ともなれば閉鎖してもおかしくないのに、貸出中心にかたちを変えることでその場所での図書館業務を続けたのは偉業だと思います。

今は、山谷地域自体が治安もいいですし、石浜図書館内ももちろん落ち着いています。立ち読み程度の閲覧しか想定していないので、新聞も雑誌も書籍と同じ棚に整理されていて、閲覧席がある図書館よりもすっきりした印象。そして閲覧席がないために、区内の他館では最新号につき貸出不可の本を先行して貸出できるというメリットもあります(但し、納品日の13時から予約可能、予約には来館が必要など、いろいろルールがあります)。

「図書館の自由に関する宣言」は国家権力などによる思想の自由の侵害を想定して作られたものですが、現実的に見られるのは、利用者側の濫用や自主規制という名で図書館側が自らの自由を侵害することのように思います。久しぶりに石浜図書館を訪れて、図書館の役割・意義をあらためて考えさせられました。
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2015年08月01日

小金井市立図書館貫井北分室ビブリオバトル

ここのところブログを怠けていますが、今でも図書館には行っていて、でも、きちんとした記事にして東京図書館制覇!にUPしようとしているために時間がかかり、結果サイトもこのブログもなかなか更新できないということに陥っています。イベントなどに参加したらすぐ書けば、自分でも記憶が新鮮なまま文章化できていいのですが、しっかり書くにはやはり時間がかかる。その点、軽くでもブログに書いておけば新鮮なままの記憶が残り、サイト記事用のメモにもなるので、少し頑張って図書館に行ったらブログに書いていこうかと思います。

2015年8月最初の図書館は、小金井市立図書館貫井北分室のビブリオバトル。第一土曜は、なるべく毎月行っている北区立中央図書館の読書会と重なり、かつ、今回の読書会は、課題本の感想を話し合う通常の読書会と違い、各自が好きな作家一人を決めて紹介するというイレギュラー企画だったので、どちらに参加するか悩ましいところでしたが、結局ビブリオバトルを選択しました。

ただ、家を出るときに鍵が見当たらなくて、それを探すのに時間をとられ、ちょい遅刻してしまいました。第一ゲーム1人目のバトラーさんの発表を前半聞き逃してしまったのが残念。でも、イベント後の懇親会でたぶん発表では話さなかったことを直接聞けたので、よかったです。

イベントの様子は東京図書館制覇!の記事として書くので、ここではTwitterでつぶやいた紹介本だけ載せておきますね。


上でも少し触れましたが、小金井市立図書館貫井北分室のビブリオバトルでは、毎回終わった後に会場の隅でお茶しながらの懇親会を設け、バトラー・観覧者交えていろいろ話をできるようセッティングしてくれているんです。ここまで含めて楽しい時間で、ご一緒した皆さん、図書館職員さん、どうもありがとうございました。

私にとっては、第153回芥川賞が決まってからこれが2度目のビブリオバトル(1度目は海の日に行った練馬区立春日町図書館のビブリオバトル部)だったのですが、2度ともバトル後の雑談で『火花』の話題があがりました。図書館でも予約多数、書店でも一時品薄になったこともあり、読んだ人と読むつもりだけどまだ読んでない人がいることが、話題として盛り上がりやすいのかも。ちなみに私は、受賞前にKindle版で読みました。今読みたいと思ったときにすぐ読めるという点で、電子書籍はやはり便利です。


こんなかたちで、イベント後も含めてたっぷり楽しみましたが、行けなかった北区立中央図書館のイレギュラー読書会のほうは、毎回1枚のA4両面に内容や参加者の感想などをまとめている(これまでの全回分をファイリングしたものが、北区立図書館各館にあります)ので、そちらを読んで誰がどの作家を紹介したのか推理して楽しもうと思います。

ビブリオバトルのキャッチコピーは「人を通して本を知る 本を通して人を知る」ですが、課題本を決めた読書会も各人の感想にそのお人柄・考え方・好みがあらわれて、読書会でご一緒しているだけなのにその方のことがとてもわかった気になってしまう。それも読書会の楽しさなのですが、さて本当にわかっているかどうか、推理で試してみようかと。

ただ、読書会でご一緒している方のSNS投稿で紹介された作家の一部を知ったのですが、これが全く誰が好きな作家なのかわからない(笑)。そもそも、その方の取り上げた作家も、今まで本の感想などを聞いた限りその方とは結びつかない作家で、あえていつもは触れない作家を選んだのか、はたまた私の推理力が貧弱なのか。本を通して人を知るのも実際にあるでしょうが、そこで知れる以上に人の心は奥深いのかもしれません。
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2015年07月21日

雑誌「懸賞なび」2015年9月号に掲載していただきました

雑誌「懸賞なび」に、編集部員さんが好きなこと・気になることを記事にできるコーナーがあり、2015年9月号の同コーナーで図書館好きの編集部員さんと私のやりとりを掲載していただきました。目次にも、コーナー名ではなく、「図書館をもっと楽しもう!」(P.128)と載っていて、こんな風に好きなこと・気になることを記事にできるなんて、編集部員さんも楽しそう。

「懸賞なび」さんは全国に読者がいらっしゃるところ申し訳ないながらも、記事の半分程度は東京都立多摩図書館、新宿区立中央図書館渋谷区笹塚こども図書館など、東京の図書館紹介となっております。残り半分には、レファレンスサービスの紹介や、担当編集部員さんの一押しとしてナクソス・ミュージック・ライブラリーのことも載っているので、東京以外にお住まいの方にも「図書館に行ってみようかな」と思ってもらえればと思います。

個人的には、「懸賞なび」さんでご活躍の懸賞達人・ガバちゃんにお会いしたことがあるんです。前にいろんなマニアの方が集まる飲み会に参加したことがあるのですが、ガバちゃんは懸賞マニア、私は図書館マニアとして参加したというわけ。今号のガバちゃんは、元フードファイターにして現在は「串カツ しろたや」の店主であるジャイアント白田さんを迎えて対談をしているのですが、胃袋のトレーニングの話、フードファイト番組の演出の話、お店のこだわりの話などなど、こちらも面白い内容です。
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2015年05月20日

ハッピークリーン(図書消毒機)初体験と私のちょっとした勇み足

先週末は、金曜に千代田区立千代田図書館で開催された「ビジネス書読者と編集者によるビブリオバトル」に、日曜になかまちテラス(小平市立仲町図書館)でのなかまちテラス de ビブリオバトルに参加してきたので、それについてブログ記事を書きたいところですが、長文になりそうなそれらは後回しにして、今日の図書館巡りの話を。こうやってしっかり書こうと思っているものが後回しになっていることで、膨大な宿題が溜まっているのですが…。

今日の1館目は新宿区立戸山図書館。今月23日に国分寺市立本多図書館で開催されるブック・カフェ(テーマに沿った本を1冊持ち寄って語り合うイベントのようです。今回のテーマは「あのとき私の背中を押してくれた1冊」。詳しくはこのつぶやきをどうぞ)に持っていく本と、来月6日に開催される北区立中央図書館の読書会課題本である『舟を編む』を借りに行ってきました。

国分寺市立本多図書館のブック・カフェは、「西国図書室」という国分寺市日吉町の個人による図書室(自宅の一部を住み開き)と西国分寺の喫茶店「クルミドコーヒー」(ページを開くと音が出るので注意)のコラボイベントが、本多図書館に出張してくるというもののよう。本家の方にも行ったことがない私には未知のイベントで、どんな雰囲気でどんな人が来るのか楽しみです。

北区立中央図書館の読書会は、児童書が課題本になることが多いのですが、今回は映画にもなった人気小説。読んだことある人も多いと思いますが、他の方の感想を聞くと、自分とは違うところに着目している人がいれば、自分と同じところをツボに感じている人もいて、その多様性が面白いので、よかったらぜひご一緒に。場所等の詳細は図書館情報メールマガジン 2015/5/15号をどうぞ。

というわけで、私が借りられる図書館で、かつ、借りたい2冊を在庫している図書館を探して、1年半振りに新宿区立戸山図書館へ。すると、久しぶりに行った戸山図書館には図書消毒機 ハッピークリーン2が新たに設置されており、物は試しと使ってみたのがこの記事のタイトルとなったわけです。

私、それ以前から世に出ていた除菌BOXには常々疑問を持っていたんです。紫外線照射での除菌は、当たり前ですけど光があたるところしか除菌できない。本を閉じて光をあてる除菌BOXでは、表面だけで本の中までは除菌できません。株式会社キハラのHP上の定価で税別213,800円という価格に対してこの機能というのは、費用対効果があると言えるのかどうか(実際には、購入ではなくリースにするケースが多いのではと思いますが)。

対して、この図書消毒機 ハッピークリーン2は、本を立てかけて開いた状態で除菌するようになっており、かつ、スイッチを押すと紫外線照射とともにボックス内に風を送ってページ全体を開かせるため、本の中まで除菌できるそうです。その分、取り扱っているオークラ情報サービス株式会社さんのHP定価も税込648,000円と、除菌BOXに比べて約3倍のお値段ですが。

私個人はそれほど潔癖ではないので除菌しなくても構わないのですが、小さいお子さんのための本を借りる方などは気になるでしょうし、そうなると表面だけの除菌ではなく中まで除菌して欲しいというニーズはあるだろうなと思います。私自身は今日がハッピークリーン初体験でしたが、品川区立品川図書館大田区立洗足池図書館などでも導入実績があるようですし、これからはこちらのタイプも増えていくんでしょうね。

戸山図書館ブックポスト私は、戸山図書館の設備では、そんなハイテク機器より、おそらく職員さんが塗り直したと思われるカラフルなブックポストが好きです。今日はブログに書こうと思ったので写真も撮ってきたのですが、ポップなブックポストでいいでしょ。

私が初めて戸山図書館に行ったときにはこんなポストではなく、どこかの時点(私の曖昧な記憶では、2010年11月に長期休館した頃)からこんなポストになってます。おそらくは上部が白、下が水色のキハラのブックリターンポスト 467-300だと思うのですが、それがこんな可愛いポストになるなんて。戸山図書館は新宿立図書館の中でも古くに建てられたほうに属する図書館ですが、ブックポストだけでも印象が変わるものだと感じます。

もう一つ、今日の戸山図書館利用で感じたのが、自動貸出機のレシート出力の少なさ。新宿区立図書館では、検索機や貸出機のレシート用紙に広報などが裏に印刷されている用紙を使っているのですが、その用紙裏の内容が、検索機は障害者の方が持つヘルプカードに関するものである一方、自動貸出機のレシートは2014年11月9日の区長選挙に関するものだったんです。つまり、自動貸出機のほうは、2014年11月9日以前に入れたロールが未だに交換されずに残っている。

新宿区立図書館の自動貸出機はレシート出力するかどうかを選べるので、自動貸出機自体の利用が少ないのか、または、レシート出力しないを選ぶ人の方が多いということなのか、それはこの事実からはわかりません。ただ、自動貸出機用にわざわざ別のロール紙を作るとは思えないので、検索機やカウンター貸出に使われるロール紙と同じ大きさのはず。それが半年以上ももつくらい自動貸出機レシート出力は少ないのかと驚きでした。


その後は、中野区立江古田図書館へ。今月31日に江古田図書館で開催されるビブリオバトルにバトラー申し込みした際に、任意でバトラーによる本の福袋を作って貸し出すのでよかったら中身を考えておいてと言われたんです。その中身を決めたのでお伝えしようと。

ただ、行ってから気が付いたのですが、イベント詳細をよく読むと、バトラー応募が多数の場合抽選とあり、24日まではまだ応募を受け付けているので、私がバトラー参加できるとはまだ確定していませんでした(笑)。職員さんにも「こちらから後日ご連絡するときに言ってもらえればいい」と言われ、完全に私の勇み足…とはいえ、結局はお伝えしてきたのですが。

あ、でも、中野区立図書館所蔵の有無も調べて決めたつもりが、今もう一度確かめたら1冊は未所蔵だった。ということは、結局は所蔵本で考え直して、バトラー確定のご連絡のときに伝えなければ。ホントに勇み過ぎていたようですが(笑)、今判明したことで図書館からの連絡が来るまでに考え直せるからよしとしましょう。
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2015年05月13日

iPhoneで勝手に「スライドで電源オフ」表示頻発したときの解決法

今日は図書館とは関係ない話です。ネット上に情報を残しておけば、同じ現象が起きた人の参考になるかと思うのでUPします。

私はiPhone5sを使っているのですが、今日になって突然、
 何もしていないのに「スライドで電源オフ」表示が出る
 何もしていないのにサイレントのオフ・オンが切り替わる
 そもそも電源オフにしているのに勝手に立ち上がって上の現象が起きている
 電源ボタン1度押しすると画面キャプチャする(本来の電源ボタン1度押しの動きはしてくれない)
ということが頻発するようになりました。

ネットで検索しても、「ハード不良だから修理するしかない」といった解決策ばかりがヒットし、
それしかないのかと思っていましたが…

ふと思いついて、今朝インストールしたアプリを削除したら起こらなくなりました。

ネット検索で見ると、OSアップデートとともに同じ現象が起きている人もちらほらいたのですが、
これも既存のアプリが新OSに合わず、こうした現象を起こしているのかも。
インストールやアップデート後に上記現象が起きたら、すぐにハード不良と決めつけず、
インストール済みのアプリを疑ってみると解決するかもしれません。


ちなみに、そのアプリは「華麗なる百人一首」というアプリで、昨日までは別の百人一種アプリを使っていたのですが、それよりいいものを見つけたと思っていただけに残念。アプリを起動しなくてもインストールしただけでこの現象が出るので、使いたいときにインストールし、使い終わったら毎回削除するという面倒臭いことをしてでも使おうかと思っているくらいです。

というのも、今年の1月3日に葛飾区立中央図書館新春かるた大会に参加して以来、百人一首の楽しさにあらためて気付きまして、来年も参加すべく暗記に励んでおります。中学生の強い子などはホントに強いので、こちらも心置きなく本気を出せるのが楽しいんです。

23区では江戸川区立西葛西図書館も来年のお正月に百人一首大会を開催するようで、ときどき百人一首練習イベントをしています(次は6月28日)。児童向けイベントですが大人もどうぞと書いてあるので、日程さえ合えば一度参加してみたいです。
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2015年05月10日

図書館分類を縦横無尽に駆け巡る男

今週後半は、練馬区に新しくできた大泉学園駅受取窓口渋谷区立中央図書館に行ってきました。渋谷区立中央図書館では、図書館蔵書のジャンルの幅広さを通じて楽しい体験ができたので、ここではその話を。

先日、 中野区立江古田図書館5月31日に開催されるビブリオバトルにバトラー申込したのですが、その際に、バトラーさんお薦めの本を福袋にして貸し出す企画も同時におこなうので、よかったら中身を3冊考えてくださいと言われたんです。前々回の江古田図書館ビブリオバトルに参加したときも同様の企画をしたので、定番連動企画になっているのかもしれません(前回は私が不参加だったので不明)。

私は図書館の「本の福袋」(本を袋に入れて中身がわからないようにして、袋のキーワードなどをもとに本を借りる)を借りるのもすきですが、中身を考えるのも好き。豊島区立目白図書館で11月頃に実施している「本の宝袋 大募集」(利用者が福袋企画の中身を考えて投稿。年末の福袋企画に使われます)にも一昨年去年と投稿しました。で、渋谷区立中央図書館に本を借りに行くついでに、本を確かめつつ福袋の中身を考えようと書架を回ったのです。

渋谷区立中央図書館に行くにもいくつか福袋中身案は浮かびました。このビブリオバトルバトルで発表する本は、渋谷区立渋谷図書館の福袋企画で借りた福袋(記事中で中身は後で書きますとしたまま、まだ書いてませんが)に入っていた本なので、いっそその福袋を再現しようかと思うも、残念ながら中野区立図書館で未所蔵の本が1冊あって不可能。もう一つアイデアが浮かんだけど、それも未所蔵本が1冊あって不可。

いろいろ考えた結果、発表本が都築響一さんの本なので、都築さんの本3冊セットにしようかと思って図書館で著書を確認することにしました。都築さんはいろんなジャンルの本を出している、というか、どれか1冊だけをとってもそれ自体がいくつかのカテゴリに当てはまるような本を出しているので、ジャンルの異なる著書をセットにすれば何に興味を持っている人でもどれかは気に入っていただけるかなと思ったわけです。

渋谷区立中央図書館の検索機に向かい、「著者名:都築響一」「対象館:自館のみ」で検索し、めぼしいものを印刷してから書架へ向かったのですが、0類の本もある(『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃな』)、2類の本もある(『東京右半分』が在庫中だったけど、棚をみたらなかった)、3類の本もある(『独居老人スタイル』が在庫中だったけど、これも棚には見当たらなかった。誰かが都築本をまとめて閲覧していたのか?)、5類の本もある(『Showa Style』など)、7類の本もある(『東京スタイル』など)というかたち。著書名が都築響一になっているもの、かつ、渋谷区立中央図書館の蔵書に限定してもこんな感じなので、共著や本の一部に登場しているものを入れたら、0類から9類まで制覇しているかもしれません。

この都築さん著書を求めて著書を探す作業が楽しくて。タイトルと分類記号をもとに都築さんがどんな本を作ったのかを想像し、実際に実物を見て確かめる。おぉ、やっぱりこうだよねと予想に適ったものもあれば、こう来たかというものもあるのが面白い。

そして、あらためて都築さんのフィールドの幅広さを感じました。このように、さまざまな図書分類に渡って著書を出している人って他にもいるのかな。どこかの図書館で、「図書館分類を縦横無尽に駆け巡る人」特集として、都築さんのように多くの分類に渡る本を出している人を紹介する展示をして欲しいくらいです。


渋谷区立中央図書館は年に一度くらいは行っていたのですが、全フロアをじっくり見たのは移設開館時ぶりで、蔵書も増えてきていい感じになってきたように思います。中央図書館が現在の建物に移設された2010年5月には、やたらと新館の収容可能冊数が34万冊だということばかり強調していて、実際の蔵書数((『平成23年度 東京都公立図書館調査』によると2011年4月1日時点で265,565冊)を積極的に広報せず、実際の棚も「これは閉架にした方がいいのでは」と思うくらい古くて本としての強度が弱くなっているものも開架にあったりしたんです。器を新しくすることに主眼を置いて、図書館サービスの質が二の次になっているような印象を受けて、当時はかなり残念に思っていました。

が、さすがに5年も経つと新しい蔵書も増えて、眺めていても古い本と新しい本の混ざり具合がちょうどよくなってきたと感じました。今週行ったのが金曜の遅くだったせいもあるでしょうが、移設が知られてから自習者で埋まっていた閲覧席にも空席がちらほらあり、面白い本を見つけて読みたくなったときにも座席を確保しやすくなりました。2階展示スペースの「広さに対して展示にあまり力が入っている感じがしない」感や、3階ファッションコーナーの「ファッション誌の保存期間を長くしているだけ?単行本は同規模の他の図書館と比べて、とりわけ充実させているようには見えず、そこに古い雑誌が並んでいるためにコーナー全体が古びて見えてしまう」感は依然としてありますが、5年前よりは滞在していて楽しい図書館になったように思います。

私の印象では、渋谷区は中央館より地域館の方が、利用者に本を楽しんでもらおうと職員さんが工夫を凝らしているのが伝わってくる。それは、私の勝手な想像では、中央図書館の職員さんが頑張っていないのではなく、地域館に比べて中央図書館のほうがいろいろさせてもらえない状況にあるのではないかと思っています。

渋谷区の5館が持っていたtwitterアカウントも今は休止状態…いや、今確認したら、こもれび大和田と代々木と臨川のtwitterアカウントは休止どころか削除されていて、残るは富ヶ谷西原のみになっていました。職員さんが今の時代に合わせて面白いことをしようとしても、基本的なことだけしていればいいというような力が働いているような気が。新しい試みをして何か失敗があったら、その試みを全くやめてしまうのではなく、改善すればいいのになあ。

少なくとも、開架のバランスや閲覧者の過ごしやすさ(自習だけしに来た人で座席が埋まってない)は5年前よりよくなったと感じたので、その他の点も徐々によくなるのを願います。


長くなってしまいましたが、最後にもう一つ。大泉学園駅受取窓口のほうは、基本的には予約・貸出・返却・利用登録といったカウンター業務だけができる施設なのですが、大きな本棚を使って展示もしており、貸出もできるんです。受取窓口での展示コーナーなんて小さなものだろうと思いきや、数百冊の本が入る大きな棚でいろいろな本が並べられる。今は大泉学園駅受取窓口の開設にあわせて、「はじめまして」だったか「はじめて」だったかの展示をしているのですが、幅広い本が並んでいてとてもいい。これからもカウンター業務のみの施設はあちこちで増えると思いますが、その際にはこれくらいの棚を設置してくれると嬉しい。やはり開架があると違います。
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2015年05月06日

図書館数・密度ランキングを変えたわけ

ふと思いついて東京図書館制覇!図書館数・密度ランキングを少し更新したら、そのついでに前から気になっていた点も思い出して、結果予想以上に大きく変更してしまいました。

いや、最初は自治体の面積を最新の高精度の数字に変えるだけのつもりでした。というのも、自治体の広報を見て遅ればせながら知ったのですが、国土地理院が都道府県市区町村の面積計測の基礎とする地図を1/25,000地形図から電子国土基本図に切り替えたために、東京の区市町村の面積もそれぞれ微妙に変わったんです。国土地理院HPの電子国土基本図に関する説明を読んでも何だかよくわからないのですが、すごく簡単に言ってしまうと、より高精度の面積を割り出せているようです(簡単すぎか 笑)。

この電子国土基本図への切り替えによって日本全体の面積も変わっていますし、23区だけをとっても数字が変わらないところより変わったところの方が多い。ただ、その数字は0.01平方kmから多くても0.1平方km程度なので、「区の面積/図書館数」を元に作成した図書館密度ランキングには変動なし。「区の面積/図書館数」の値もほとんど変わりませんでした。

と、ここで作業を終えるつもりだったのですが、前から気になっていた「図書館数としてカウントする図書館の定義」もついでに変えたため、ランキングが大幅に変更することに。いや、このランキングに限ったことではなく、東京図書館制覇!を作っていてよく聞かれるのが東京の図書館の数なのですが、それに答えるには何をもって図書館とするかという定義を決めないといけない。これは、こだわりを持つ者にとっては難しい問題です。

この問題の悩ましさがわかるいい例は、世田谷区の池尻野毛希望丘松沢のようなまちかど図書室。これらは世田谷区立図書館カードが利用できず、個別に利用登録しないといけない図書室なのですが、世田谷区立図書館HPにも掲載されている区の図書室。将来的にはこれらのまちかど図書室へも図書館情報システムを導入する方向で計画が進んでいます(詳しくは世田谷区立図書館ビジョン 第3期行動計画参照)。

この図書室を「区立図書館では予約待ちになる本や雑誌を借りやすいところ」としてうまく活用している人もいますし、これを図書館法に基づく世田谷区立図書館ではないからといって単純にカウントしないことにしていいのか。
東京図書館制覇!というサイトの目的は、法律的に正しい情報をまとめることではなく、私自身を含めて、自由に本を手に取って読める図書館が好きな人が、より便利に図書館を楽しめる情報を載せること。だから、これらのまちかど図書室にも行って訪問記を書いていますが、ランキングなどでこの図書室をどう扱うかはとても悩ましいのです。

また、ちょうど世田谷区にも4月末に世田谷区図書館カウンター二子玉川ができたところですが、近頃増えているカウンター業務だけを行う施設を図書館数にカウントするかどうかも問題です。私は図書館で本棚を見るのが好きですが、予約機能を使って図書館利用といえばカウンターへの行き来だけという人もいる。私自身も忙しいときには、行き帰りのついでに行ける場所での予約受取を使って助かっています。これを図書館数に含めるかどうか。

更に、借りられないけど本があり自由に閲覧できる図書室もある。このまま世田谷区で説明し続けると、世田谷文学館や世田谷美術館の中にあるライブラリが該当します。それより、板橋区のいたばしボローニャ子ども絵本館を挙げたほうが微妙さが伝わりやすいでしょうか。この絵本館は個人が借りることはできないけど、板橋区立図書館HPにもリンクがあるし、何より区立図書館で毎年ボローニャ子ども絵本館の蔵書の巡回展示をしています。図書館はいくつありますかと聞かれた際に、これら広義の図書館を含めるかどうかで数字が変わってくるのです。

これをどうするか考えた結果、図書館数・密度ランキングの数字は、「書架もあり、区立図書館共通カードが使える図書館の数」という狭義の図書館にして、注記として「カウンター業務のみ行う施設が3つあり」「別途利用登録が必要な図書室が5つあり」という情報を掲載しました。その数字も参考にしつつランキングをご覧いただければ幸いです。

また、これは今回の変更以前からですが、図書館数・密度ランキングは自治体全体への散らばり、アクセスしやすさの指標という意味が強いかと思うので、新宿区立中央図書館こども図書館のように、同じ建物にある場合は1館としてカウントしています。こういうのも含めて、ランキング作成はどこかにある数字を単純に流用するだけでは作れない難しさがある。でも、作ることで気付くこと・見えることがたくさんある面白い作業です。
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2015年05月05日

最近の図書館巡り

また、更新に間が開いてしまいました。図書館に行ったり、イベントに参加したりすることで時間が埋まってしまい、サイトやブログを更新する時間がなくなってしまう毎日です。

いや、きちんとした訪問記や参加体験記はサイトにあげるとして、ブログにはその日のうちに簡単な記録だけでも書けば、詳しく読みたい方は後日サイトにきちんとした記事をUPしたときにご覧いただくとかできるとはわかっているのです。これからはそれを心掛ける(「そうする」とは断言できないのが弱気の表れですが)として、4月25日に書いた「読んでいいとも ガイブンの輪」以降、今日までに行った図書館をざっと振り返ってみます。


まず、4月26日は、練馬区立春日町図書館で開催されたビブリオバトル部の第3回部活動に参加。「スタート」をテーマに6名で行ったバトルは、発表本全てが小説でありながら、青春小説、歴史もの、ライトノベル、近代日本文学定番、コンゲームものなど幅広いジャンルのものが揃ってとても面白かったです。こちらは体験記を東京図書館制覇!にUPしたので、そちらをご覧ください。

4月27日には、世田谷区に新しく開設された世田谷区図書館カウンター二子玉川に行ってきました。ここはお知り合いの世田谷区立図書館職員さんから、狭い狭いとにかく狭いと聞いていて覚悟していったのですが、職員さんの端末も2つあるし、検索機もあり、区の障害者施設で製作した商品の展示販売もしているという、思っていたよりはしっかりとしたカウンター業務施設でした。

ただ、利便性という点では、駅の近くとはいえ、この二子玉川駅周辺再開発地域「二子玉川ライズ」のショッピングエリアのうち最も駅から遠い場所にあり、東急電鉄(が二子玉川ライズの持ち主)の公共施設に対する冷淡さを感じてしまいました。この4月1日には、渋谷区立笹塚図書館が京王グループの商業ビル「メルクマール京王笹塚」に移転しましたが、これもわざわざ正面のエスカレーターからは渋谷区施設フロア(笹塚図書館と同じフロアに公民館的施設もあり)に行けないような造りになっているんです。

この2つの図書館施設で、4月は鉄道会社の公共施設への冷淡さを感じた月になった印象。まあ、駅前の好立地を最大限収益につなげたいという気持ちもわかりますが、民間企業の業種のなかでも鉄道事業は公共性が高く地域に根差した業種であるだけに、もう少し自治体サービスへの協力・地域への貢献を考えてくれてもいいように思います。

(ただ、図書館カウンター二子玉川のほうは、きちんとした資料で確認はできていないのですが、ネット上の情報を見ると世田谷区から賃料を取らずに区画貸ししてくれているようです。元々は本棚がある図書館を入居させる予定だったのを狭いカウンター施設にした代償という面があるとはいえ、そこは東急電鉄さんに感謝したいです)

月が替わって、5月2日は千代田区立千代田図書館のイベント「千代田ディスカバリーミュージアム 神保町・御茶ノ水エリア編」に参加しました。千代田区には官民合わせた区内ミュージアム施設による「千代田ミュージアム連絡会」があり、このGW中にそれらの施設のうち3館が区内文化施設を巡るツアーを実施した、そのうちの1つです。

千代田図書館によるこの日のツアーは、「時代小説の舞台を歩く名作・名店ツアー」と題して、主に時代劇に登場する町、池波正太郎ゆかりのお店、最後に明治大学博物館で江戸時代の警察制度や取締り道具に関して学芸員さんに講義をしていただくという内容。個人的にも4日にビブリオバトルで時代小説を紹介すべく再読中だったのでタイミングよく、街を歩きながら江戸時代への想像が膨らんで、とても楽しいツアーでした。こちらは東京図書館制覇!への体験記UPは少々後になる、というのも、ツアーの行程で池波さんが行きつけだった揚子江菜館で昼食をとったのですが、池波さんの著書での上海焼きそばがどう記述されているかを確認して、ツアーで同じ店に入った私達参加者の感想と比較して体験記を書きたいので。

5月3日は、墨田区東駒形コミュニティ会館図書室が5月7日から大規模改修工事に入るので、長期休館前の最後の訪問へ。ここは小さくて古い施設ですが、棚見出しを細い項目もしっかり、かつ、見出しの表記が大きくはっきりしていて、書架整理もしっかりしていると感じる、気持ちいい図書館です。去年の読書週間に行っていた「書き出しで選ぶ一冊。」もよかったし、小粒だけど味が効いているのです。

大規模改修するとなると気になるのが、図書館エリアのシャッターに描かれた絵。この図書室は、以前は確か、建物入口から図書館エリアに入るシャッターを2つとも開けていたのですが、どこかのタイミングで1つを締切にして、そこにスカイツリーの見える川辺でカッパ、動物、子どもが遊んでいる絵を描いたんです(それまでは開館中シャッターはあがってて見えなかったので、それ以前から描かれていた可能性もありますが)。コミュニティ会館の職員さんが描いたか、地元やお知り合いの絵が得意な人を呼んで描いたものかと思われるのですが、賑やかで楽しい絵で好きなので、願わくば残して欲しいな。8か月の改修工事で締切のシャッターまでは手を加えないようにも思いますが、どうだろう。

5月4日は、十条にある
Cafe FINDで開催された【薔薇のカフェで「ビブリオバトル」と「ドナルド・キーン入門」】に行ってきました。このイベントを主催したNPOアドリブは、北区の図書館員さんとそのOB・OGが立ち上げたNPO団体。こうして図書館員の方が図書館の外でも図書館や読書普及を応援する活動をするって、個人的にしている方ならいろいろ存じ上げていますが、こうして団体を立ち上げて活動している例は、私の知る限り23区で北区だけではないかと思います。私、去年も参加させていただきましたが、皆さんに接するたびに北区の職員さんの図書館愛を感じます。

このビブリオバトルの様子は、図書館行事ではないので、後でこのブログに記事をUPします。会場のカフェにはモッコウバラの屋根の下にテラスがあり、その屋外空間でビブリオバトルも開催。昨日は天気もよかったので、5月の爽やかな気候のなか皆さんの発表が楽しめるという、とても素敵な時間でした。

「ドナルド・キーン入門」にも参加したかったのですが、私はビブリオバトルで失礼して、大田区立下丸子図書館仮庁舎へ。下丸子図書館は耐震補強工事のため4月16日から8か月間休館し、その間だけの臨時施設なので小さな施設だろうと高をくくっていたら、意外としっかりしていてびっくり。仮とはいえ本棚もある施設なので、後で東京図書館制覇!に専用ページを作りますが、こんな快適な仮施設を作ってしまったら、耐震補強工事終了後に下丸子図書館に戻ったとき不満が出てしまうのではなかろうかというくらいです。

もちろん、長期休館中の仮庁舎なので図書館と全く同じサービスを提供しているわけではなく、一般書架はありません。予約受付・予約受取・貸出・返却・利用者登録といったカウンター業務をしているほか、資料としては絵本や紙芝居など児童資料のなかでも小さい子向けの資料と、一般の新聞・雑誌、あとは新着図書やCDが少々というところです。

が、元々の下丸子図書館が古い施設で使い勝手がよくないだけに、この仮庁舎が快適に思えてしまう。絵本・紙芝居コーナーは、下丸子図書館では本棚があるところと靴を脱いで絵本を広げられるスペースの間に仕切りがあったのが、仮庁舎にはそれがなく、あれこれ絵本を読むという動きをしやすい構造。そして、新聞・雑誌コーナーは下丸子図書館のそれの3倍ほどの広さで、窮屈な思いをすることなく新聞・雑誌が読める。

この快適な絵本・紙芝居コーナー、新聞・雑誌コーナーを利用した後に、利用者の皆さんが元の下丸子図書館に戻れるのか、私が心配してしまうくらい。耐震補強以外の工事をしたとしても、物理的に仮庁舎の両コーナーの広さ・使い勝手のよさを下丸子図書館で作るのは無理だと思うので、我慢するしかないのか。勝手な希望としては、仮庁舎としている旧障害者就労支援センターのこの先の使い道が決まっていないなら、下丸子図書館分館として使わせてもらえればと思ってしまいます。


と、「ざっと振り返る」と言いながら、こうしてついつい書きすぎてしまうことこそ、筆が遅い原因ですね(苦笑)。2年前の図書館イベントなどでまだ記事にしていないものも、記事を書くためのメモだけは残しているので、この図書館でこんな楽しい体験をしたという記録として、コツコツ書いていこうと思います。
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2015年04月25日

豊崎由美アワー「読んでいいともガイブンの輪」星野智幸さんの回に行ってきた

10日に福袋のタイトルと中身が違っているっぽいので明日確かめに行くという記事を書いたまましばらく更新しないという、思わせぶりな状態を続けてしまい、大変失礼しました。11日の夜に寒くしていたため風邪をひいてしまい、熱を出しながら仕事するのがやっと、それからも何やかんやで時間がとられブログ更新まで手が届かず、という状態でした。

まず、福袋はやはりタイトルと中身が違ってました(笑)。中身違ってるのでは?と言いにいったことで、「もともとその袋に入っているべき本」と「私が借りた本が入っていたはずの福袋のタイトル」を聞くことができ、2つの福袋を開けてみたようなかたちになって、得した気分。その辺の詳細は、このブログを書いた後に東京図書館制覇!の渋谷図書館福袋記事の方に追記します。11日はその後に参加した江戸川区立篠崎図書館のイベントも面白かったのですが、それも後日書きます。


今日は図書館ではないのですが、ESPACE BIBLIOで開催された豊崎由美さんの「読んでいいともガイブンの輪」を聞いてきたのでその話を。読んでいいともは、豊崎さんがゲストを迎えて外国文学のトークをするイベントで、笑っていいとものテレフォンショッキング(終盤の方式ではなく、元々の方式)のように、今回のゲストが次回のゲストを紹介して繋げていきます。今回の第38回のゲストは、第37回ゲストだった中島京子さんに紹介された星野智幸さん。私はこれまで第34回の阿部賢一さんの回に行ったことがあり、今回が2度目でした。

星野さんがどんな風に海外文学と出会ったか、留学先としてメキシコを選んだのはなぜ、星野さんの作品におけるラテン文学の影響など、いろいろな話が聞けてとても楽しかったのはもちろんですが、小説に留まらずいろいろなかたちで異文化に触れたいと思わせるトークショーでとてもよかったです。その異文化というのは外国に限らず、日本国内での地域の違いも含まれる。そして、その違いは、どこかに「普通」や「標準」があってそれに合わせるべしというものではなく、その違い・地域性こそが他にはない強みになりうるのだと。

もう一つ印象に残っているのは、豊崎さんから出た「日本は他のアジアの国の文学を下にみているのでは。でも、そんな偏見はその反証となる面白いアジア文学作品を読めば容易に払拭できる。だから、面白いアジア文学を見つけて読もう」という話。私も自分を省みると、別に下に見てるつもりはないけど、実際にアジア文学をほとんど読んでいないし、面白いアジア文学を見つけようというアンテナを積極的には張っていないです。

無意識下での軽視、または、接する機会の少なさによる軽視といってもいいのかもしれませんが、それによって面白い作品を見逃しているとしたら、本当にもったいない。これからも未知のものに触れて、未知の作品を読んでいきたいとあらためて感じさせられた、とてもいいトークショーでした。


余談として今日の図書館関連行動も書いておくと、ESPACE BIBLIOから歩いて行ける文京区シビックセンター図書返却ブックポストに返却本を入れに行ってきました。東京図書館制覇!ではコツコツと最寄駅から各施設への道のりを書くようにしていて(シビックセンターポストだとこんな感じ。道のりを書いた施設には、訪問記にそのページへのリンクを貼っています)、今日は水道橋駅からシビックセンターポストまでの道のりを辿ったんです。

水道橋駅からシビックセンターに行くには東京ドームのエントランス前を通過するのが近道なのですが、何やら水道橋駅・東京ドーム近辺が混んでいる。最近忙しさにかまけて世間の出来事に疎くなっていたため全く知らなかったのですが、ポール・マッカートニーのコンサートがあったんですね。メジャー情報もろくに追えていない自分を実感しつつ、自分にとって面白いものを見つけるアンテナを張ろうと思ったいい一日でした。
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