東京図書館制覇!Blog版

東京23区の公立図書館を全て訪れたサイト「東京図書館制覇!」の管理人TakeniのBlogです。
こちらでは、読んだ本や東京散歩など、図書館以外のことも書いてます。

カテゴリ: 【おでかけ】

ここのところブログを怠けていますが、今でも図書館には行っていて、でも、きちんとした記事にして東京図書館制覇!にUPしようとしているために時間がかかり、結果サイトもこのブログもなかなか更新できないということに陥っています。イベントなどに参加したらすぐ書けば、自分でも記憶が新鮮なまま文章化できていいのですが、しっかり書くにはやはり時間がかかる。その点、軽くでもブログに書いておけば新鮮なままの記憶が残り、サイト記事用のメモにもなるので、少し頑張って図書館に行ったらブログに書いていこうかと思います。

2015年8月最初の図書館は、小金井市立図書館貫井北分室のビブリオバトル。第一土曜は、なるべく毎月行っている北区立中央図書館の読書会と重なり、かつ、今回の読書会は、課題本の感想を話し合う通常の読書会と違い、各自が好きな作家一人を決めて紹介するというイレギュラー企画だったので、どちらに参加するか悩ましいところでしたが、結局ビブリオバトルを選択しました。

ただ、家を出るときに鍵が見当たらなくて、それを探すのに時間をとられ、ちょい遅刻してしまいました。第一ゲーム1人目のバトラーさんの発表を前半聞き逃してしまったのが残念。でも、イベント後の懇親会でたぶん発表では話さなかったことを直接聞けたので、よかったです。

イベントの様子は東京図書館制覇!の記事として書くので、ここではTwitterでつぶやいた紹介本だけ載せておきますね。


上でも少し触れましたが、小金井市立図書館貫井北分室のビブリオバトルでは、毎回終わった後に会場の隅でお茶しながらの懇親会を設け、バトラー・観覧者交えていろいろ話をできるようセッティングしてくれているんです。ここまで含めて楽しい時間で、ご一緒した皆さん、図書館職員さん、どうもありがとうございました。

私にとっては、第153回芥川賞が決まってからこれが2度目のビブリオバトル(1度目は海の日に行った練馬区立春日町図書館のビブリオバトル部)だったのですが、2度ともバトル後の雑談で『火花』の話題があがりました。図書館でも予約多数、書店でも一時品薄になったこともあり、読んだ人と読むつもりだけどまだ読んでない人がいることが、話題として盛り上がりやすいのかも。ちなみに私は、受賞前にKindle版で読みました。今読みたいと思ったときにすぐ読めるという点で、電子書籍はやはり便利です。


こんなかたちで、イベント後も含めてたっぷり楽しみましたが、行けなかった北区立中央図書館のイレギュラー読書会のほうは、毎回1枚のA4両面に内容や参加者の感想などをまとめている(これまでの全回分をファイリングしたものが、北区立図書館各館にあります)ので、そちらを読んで誰がどの作家を紹介したのか推理して楽しもうと思います。

ビブリオバトルのキャッチコピーは「人を通して本を知る 本を通して人を知る」ですが、課題本を決めた読書会も各人の感想にそのお人柄・考え方・好みがあらわれて、読書会でご一緒しているだけなのにその方のことがとてもわかった気になってしまう。それも読書会の楽しさなのですが、さて本当にわかっているかどうか、推理で試してみようかと。

ただ、読書会でご一緒している方のSNS投稿で紹介された作家の一部を知ったのですが、これが全く誰が好きな作家なのかわからない(笑)。そもそも、その方の取り上げた作家も、今まで本の感想などを聞いた限りその方とは結びつかない作家で、あえていつもは触れない作家を選んだのか、はたまた私の推理力が貧弱なのか。本を通して人を知るのも実際にあるでしょうが、そこで知れる以上に人の心は奥深いのかもしれません。

先週末は、金曜に千代田区立千代田図書館で開催された「ビジネス書読者と編集者によるビブリオバトル」に、日曜になかまちテラス(小平市立仲町図書館)でのなかまちテラス de ビブリオバトルに参加してきたので、それについてブログ記事を書きたいところですが、長文になりそうなそれらは後回しにして、今日の図書館巡りの話を。こうやってしっかり書こうと思っているものが後回しになっていることで、膨大な宿題が溜まっているのですが…。

今日の1館目は新宿区立戸山図書館。今月23日に国分寺市立本多図書館で開催されるブック・カフェ(テーマに沿った本を1冊持ち寄って語り合うイベントのようです。今回のテーマは「あのとき私の背中を押してくれた1冊」。詳しくはこのつぶやきをどうぞ)に持っていく本と、来月6日に開催される北区立中央図書館の読書会課題本である『舟を編む』を借りに行ってきました。

国分寺市立本多図書館のブック・カフェは、「西国図書室」という国分寺市日吉町の個人による図書室(自宅の一部を住み開き)と西国分寺の喫茶店「クルミドコーヒー」(ページを開くと音が出るので注意)のコラボイベントが、本多図書館に出張してくるというもののよう。本家の方にも行ったことがない私には未知のイベントで、どんな雰囲気でどんな人が来るのか楽しみです。

北区立中央図書館の読書会は、児童書が課題本になることが多いのですが、今回は映画にもなった人気小説。読んだことある人も多いと思いますが、他の方の感想を聞くと、自分とは違うところに着目している人がいれば、自分と同じところをツボに感じている人もいて、その多様性が面白いので、よかったらぜひご一緒に。場所等の詳細は図書館情報メールマガジン 2015/5/15号をどうぞ。

というわけで、私が借りられる図書館で、かつ、借りたい2冊を在庫している図書館を探して、1年半振りに新宿区立戸山図書館へ。すると、久しぶりに行った戸山図書館には図書消毒機 ハッピークリーン2が新たに設置されており、物は試しと使ってみたのがこの記事のタイトルとなったわけです。

私、それ以前から世に出ていた除菌BOXには常々疑問を持っていたんです。紫外線照射での除菌は、当たり前ですけど光があたるところしか除菌できない。本を閉じて光をあてる除菌BOXでは、表面だけで本の中までは除菌できません。株式会社キハラのHP上の定価で税別213,800円という価格に対してこの機能というのは、費用対効果があると言えるのかどうか(実際には、購入ではなくリースにするケースが多いのではと思いますが)。

対して、この図書消毒機 ハッピークリーン2は、本を立てかけて開いた状態で除菌するようになっており、かつ、スイッチを押すと紫外線照射とともにボックス内に風を送ってページ全体を開かせるため、本の中まで除菌できるそうです。その分、取り扱っているオークラ情報サービス株式会社さんのHP定価も税込648,000円と、除菌BOXに比べて約3倍のお値段ですが。

私個人はそれほど潔癖ではないので除菌しなくても構わないのですが、小さいお子さんのための本を借りる方などは気になるでしょうし、そうなると表面だけの除菌ではなく中まで除菌して欲しいというニーズはあるだろうなと思います。私自身は今日がハッピークリーン初体験でしたが、品川区立品川図書館大田区立洗足池図書館などでも導入実績があるようですし、これからはこちらのタイプも増えていくんでしょうね。

戸山図書館ブックポスト私は、戸山図書館の設備では、そんなハイテク機器より、おそらく職員さんが塗り直したと思われるカラフルなブックポストが好きです。今日はブログに書こうと思ったので写真も撮ってきたのですが、ポップなブックポストでいいでしょ。

私が初めて戸山図書館に行ったときにはこんなポストではなく、どこかの時点(私の曖昧な記憶では、2010年11月に長期休館した頃)からこんなポストになってます。おそらくは上部が白、下が水色のキハラのブックリターンポスト 467-300だと思うのですが、それがこんな可愛いポストになるなんて。戸山図書館は新宿立図書館の中でも古くに建てられたほうに属する図書館ですが、ブックポストだけでも印象が変わるものだと感じます。

もう一つ、今日の戸山図書館利用で感じたのが、自動貸出機のレシート出力の少なさ。新宿区立図書館では、検索機や貸出機のレシート用紙に広報などが裏に印刷されている用紙を使っているのですが、その用紙裏の内容が、検索機は障害者の方が持つヘルプカードに関するものである一方、自動貸出機のレシートは2014年11月9日の区長選挙に関するものだったんです。つまり、自動貸出機のほうは、2014年11月9日以前に入れたロールが未だに交換されずに残っている。

新宿区立図書館の自動貸出機はレシート出力するかどうかを選べるので、自動貸出機自体の利用が少ないのか、または、レシート出力しないを選ぶ人の方が多いということなのか、それはこの事実からはわかりません。ただ、自動貸出機用にわざわざ別のロール紙を作るとは思えないので、検索機やカウンター貸出に使われるロール紙と同じ大きさのはず。それが半年以上ももつくらい自動貸出機レシート出力は少ないのかと驚きでした。


その後は、中野区立江古田図書館へ。今月31日に江古田図書館で開催されるビブリオバトルにバトラー申し込みした際に、任意でバトラーによる本の福袋を作って貸し出すのでよかったら中身を考えておいてと言われたんです。その中身を決めたのでお伝えしようと。

ただ、行ってから気が付いたのですが、イベント詳細をよく読むと、バトラー応募が多数の場合抽選とあり、24日まではまだ応募を受け付けているので、私がバトラー参加できるとはまだ確定していませんでした(笑)。職員さんにも「こちらから後日ご連絡するときに言ってもらえればいい」と言われ、完全に私の勇み足…とはいえ、結局はお伝えしてきたのですが。

あ、でも、中野区立図書館所蔵の有無も調べて決めたつもりが、今もう一度確かめたら1冊は未所蔵だった。ということは、結局は所蔵本で考え直して、バトラー確定のご連絡のときに伝えなければ。ホントに勇み過ぎていたようですが(笑)、今判明したことで図書館からの連絡が来るまでに考え直せるからよしとしましょう。

今週後半は、練馬区に新しくできた大泉学園駅受取窓口渋谷区立中央図書館に行ってきました。渋谷区立中央図書館では、図書館蔵書のジャンルの幅広さを通じて楽しい体験ができたので、ここではその話を。

先日、 中野区立江古田図書館5月31日に開催されるビブリオバトルにバトラー申込したのですが、その際に、バトラーさんお薦めの本を福袋にして貸し出す企画も同時におこなうので、よかったら中身を3冊考えてくださいと言われたんです。前々回の江古田図書館ビブリオバトルに参加したときも同様の企画をしたので、定番連動企画になっているのかもしれません(前回は私が不参加だったので不明)。

私は図書館の「本の福袋」(本を袋に入れて中身がわからないようにして、袋のキーワードなどをもとに本を借りる)を借りるのもすきですが、中身を考えるのも好き。豊島区立目白図書館で11月頃に実施している「本の宝袋 大募集」(利用者が福袋企画の中身を考えて投稿。年末の福袋企画に使われます)にも一昨年去年と投稿しました。で、渋谷区立中央図書館に本を借りに行くついでに、本を確かめつつ福袋の中身を考えようと書架を回ったのです。

渋谷区立中央図書館に行くにもいくつか福袋中身案は浮かびました。このビブリオバトルバトルで発表する本は、渋谷区立渋谷図書館の福袋企画で借りた福袋(記事中で中身は後で書きますとしたまま、まだ書いてませんが)に入っていた本なので、いっそその福袋を再現しようかと思うも、残念ながら中野区立図書館で未所蔵の本が1冊あって不可能。もう一つアイデアが浮かんだけど、それも未所蔵本が1冊あって不可。

いろいろ考えた結果、発表本が都築響一さんの本なので、都築さんの本3冊セットにしようかと思って図書館で著書を確認することにしました。都築さんはいろんなジャンルの本を出している、というか、どれか1冊だけをとってもそれ自体がいくつかのカテゴリに当てはまるような本を出しているので、ジャンルの異なる著書をセットにすれば何に興味を持っている人でもどれかは気に入っていただけるかなと思ったわけです。

渋谷区立中央図書館の検索機に向かい、「著者名:都築響一」「対象館:自館のみ」で検索し、めぼしいものを印刷してから書架へ向かったのですが、0類の本もある(『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃな』)、2類の本もある(『東京右半分』が在庫中だったけど、棚をみたらなかった)、3類の本もある(『独居老人スタイル』が在庫中だったけど、これも棚には見当たらなかった。誰かが都築本をまとめて閲覧していたのか?)、5類の本もある(『Showa Style』など)、7類の本もある(『東京スタイル』など)というかたち。著書名が都築響一になっているもの、かつ、渋谷区立中央図書館の蔵書に限定してもこんな感じなので、共著や本の一部に登場しているものを入れたら、0類から9類まで制覇しているかもしれません。

この都築さん著書を求めて著書を探す作業が楽しくて。タイトルと分類記号をもとに都築さんがどんな本を作ったのかを想像し、実際に実物を見て確かめる。おぉ、やっぱりこうだよねと予想に適ったものもあれば、こう来たかというものもあるのが面白い。

そして、あらためて都築さんのフィールドの幅広さを感じました。このように、さまざまな図書分類に渡って著書を出している人って他にもいるのかな。どこかの図書館で、「図書館分類を縦横無尽に駆け巡る人」特集として、都築さんのように多くの分類に渡る本を出している人を紹介する展示をして欲しいくらいです。


渋谷区立中央図書館は年に一度くらいは行っていたのですが、全フロアをじっくり見たのは移設開館時ぶりで、蔵書も増えてきていい感じになってきたように思います。中央図書館が現在の建物に移設された2010年5月には、やたらと新館の収容可能冊数が34万冊だということばかり強調していて、実際の蔵書数((『平成23年度 東京都公立図書館調査』によると2011年4月1日時点で265,565冊)を積極的に広報せず、実際の棚も「これは閉架にした方がいいのでは」と思うくらい古くて本としての強度が弱くなっているものも開架にあったりしたんです。器を新しくすることに主眼を置いて、図書館サービスの質が二の次になっているような印象を受けて、当時はかなり残念に思っていました。

が、さすがに5年も経つと新しい蔵書も増えて、眺めていても古い本と新しい本の混ざり具合がちょうどよくなってきたと感じました。今週行ったのが金曜の遅くだったせいもあるでしょうが、移設が知られてから自習者で埋まっていた閲覧席にも空席がちらほらあり、面白い本を見つけて読みたくなったときにも座席を確保しやすくなりました。2階展示スペースの「広さに対して展示にあまり力が入っている感じがしない」感や、3階ファッションコーナーの「ファッション誌の保存期間を長くしているだけ?単行本は同規模の他の図書館と比べて、とりわけ充実させているようには見えず、そこに古い雑誌が並んでいるためにコーナー全体が古びて見えてしまう」感は依然としてありますが、5年前よりは滞在していて楽しい図書館になったように思います。

私の印象では、渋谷区は中央館より地域館の方が、利用者に本を楽しんでもらおうと職員さんが工夫を凝らしているのが伝わってくる。それは、私の勝手な想像では、中央図書館の職員さんが頑張っていないのではなく、地域館に比べて中央図書館のほうがいろいろさせてもらえない状況にあるのではないかと思っています。

渋谷区の5館が持っていたtwitterアカウントも今は休止状態…いや、今確認したら、こもれび大和田と代々木と臨川のtwitterアカウントは休止どころか削除されていて、残るは富ヶ谷西原のみになっていました。職員さんが今の時代に合わせて面白いことをしようとしても、基本的なことだけしていればいいというような力が働いているような気が。新しい試みをして何か失敗があったら、その試みを全くやめてしまうのではなく、改善すればいいのになあ。

少なくとも、開架のバランスや閲覧者の過ごしやすさ(自習だけしに来た人で座席が埋まってない)は5年前よりよくなったと感じたので、その他の点も徐々によくなるのを願います。


長くなってしまいましたが、最後にもう一つ。大泉学園駅受取窓口のほうは、基本的には予約・貸出・返却・利用登録といったカウンター業務だけができる施設なのですが、大きな本棚を使って展示もしており、貸出もできるんです。受取窓口での展示コーナーなんて小さなものだろうと思いきや、数百冊の本が入る大きな棚でいろいろな本が並べられる。今は大泉学園駅受取窓口の開設にあわせて、「はじめまして」だったか「はじめて」だったかの展示をしているのですが、幅広い本が並んでいてとてもいい。これからもカウンター業務のみの施設はあちこちで増えると思いますが、その際にはこれくらいの棚を設置してくれると嬉しい。やはり開架があると違います。

今日は、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店で開催された、トークイベント・大串夏身×岡本真×吉井潤「図書館のこれからをガチで語る」に行ってきました。江戸川区立篠崎図書館篠崎子ども図書館の館長である吉井さんが『29歳で図書館長になって』という本を出版したことから、著者の吉井さん、本を出してみないかと吉井さんに声を掛けた大串さん、『未来の図書館、はじめませんか?』などの著書のあるアカデミック・リソース・ガイド株式会社代表の岡本さんというメンバーを集めて開催したトークイベントです。

この『29歳で図書館長になって』という本は、館長になった体験談を書いているというよりは、図書館に対する提言を書いている本。今日のトークイベントで岡本さんもおっしゃっていましたが、現役の図書館長が提言を世に出すというのは本当に勇気がいることだと思います。なぜなら、提言に終わってしまってご自分の館でも実現できずにいれば、「口で言っているだけで実現してない」と批評されてしまうから。

そんな現役の館長、しかも比較的若い人(29歳で篠崎図書館・篠崎子ども図書館の館長になってから3年経つので、吉井さんは現在32歳)に本を出さないかと持ちかけた大串さんの思惑としては、図書館の変革期にある今こそ、若い人にいろいろ意見を出してもらって議論をすべきだと。確かに停滞しているところには議論など生まれない、いろんな意見が出るというのは議論の対象がそれだけの幅を持っていることでもあり、そんなときこそ古い概念に縛られがちな年長者より若い人に声を発してもらうというのは、大切なことだと思います。

その提言として例えばどんなことが挙げられているかというと、トークイベントで吉井さんが紹介した例は、子どもを持つお母さんにとっての「公園デビュー」のように、図書館を「図書館デビュー」をできる場にする。これは単に図書館に行けば図書館デビューなのではなく、公園デビューってその公園で遊ぶ他の親子とのコミュニティーに参加して、育児や地域の情報を交わすことも意味しますよね。実際、幼児のおはなし会の前後にはそんな状態ができている図書館も多いと思いますが、おはなし会参加者以外の利用者にもその時間は多少話し声が起きることを理解してもらえるよう図書館から広報するなどして、そうした親子コミュニティーの場をもっと積極的に支える。

また、私が著書を読んでこれが実現されたら嬉しいと思ったのは、朝早くの開館。私は満員電車が嫌いなので、午前中からどこかに出掛けて仕事をしなければならないときは、ラッシュ時間より前の電車に乗って、本来の仕事の前に行った先の喫茶店・ファーストフードで仕事をしているのですが、朝からそういうところで仕事している人って本当に多く、場所によっては空席を確認しないで先に買ってしまうと座席がなくて待たないといけないくらい、いわゆる「朝活」をしている人って多いです。オフィス街にある図書館が早く空いてくれたら、利用する人はある程度いるように思います。

ただ、朝活の人たちをガッツリ取り込むには、場所にもよると思うけど8時開館でもちょっと遅くて、できれば7時、それが無理でも7:30には開館して欲しい。というのは、9時から始業の会社だとして8:45に会社に着いておきたいとしたら、お店の場所が会社まで歩いて10分かかるとして8:30過ぎには出たい。朝活の内容にもよりますが、一定量の何かをするのに1時間欲しいとなると遅くとも7:30には開いていてほしい。現に、具体例を挙げますと、私が最もよく行く朝活の場はモスバーガー門前仲町店で私は7:30頃着いているのですが、私の来店後に来る常連さんより、私の来店前から来ている常連の方が多いです。というわけで、7時から開館する図書館があればと思うわけですが、千代田か日比谷あたりでやらないかなあ。

そうした、いつかできたらという提言だけでなく、既に実現できている話として、地域との結びつき・地域の人との関わりの例で、江戸川区にお住まいでサンゴ礁の写真集を出した方が図書館にふらっとやってきたことをきかっけに講演をしてもらったり、江戸川区が発祥である小松菜を栽培している農家のうち、生でも食べられる小松菜を栽培しているところが2軒だけあるそうで、その方に講演をしてもらったという話もありました。

確かに篠崎図書館はこういう地域の紹介を頑張っていて、私は、特に23区内においては、もっと多くの図書館でこういう活動に力を入れて欲しいと思っています。というのは、東京は例えば大作家さんを呼んでの講演などは、図書館であえてしなくても、書店やらイベントスペースやらでやってくれるんですよね。公共図書館の情報収集には、世界に溢れる情報を図書館で閲覧できるための収集と、その地域に関する情報の収集(こちらには図書館による資料作成なども含まれる)と、情報収集にも2種類あると思うのですが、東京には公立・民間含めて美術館・博物館も多いし、それ以外のイベントスペースもたくさんあって、前者についてはかなり図書館以外の施設が担ってくれている。そのメリットを活かして、都内の図書館、特に都立ではなく区市町村立図書館(更にいうと、その中でも地域館)は後者により力を入れるくらいでいいのではと。

また、もう一つ地域に根付くことの一例として、利用者さんと気軽に話ができる存在になるということを挙げていましたが、これはホントに吉井さんが実践している、というより、篠崎図書館・篠崎子ども図書館を利用していてイベントなどで吉井さんを見たことある人ならわかると思うのですうが、お人柄からして話し掛けやすい館長さんなんです。実際私も、お会いするたびに(今日もですが)、図書館の話より吉井さんと私の共通の趣味であるF1の話してますし(笑)。いい意味で、館長然としていない人なのです。

こうした気軽な話ができる関係というのは、そうした雑談の中で自然と本の話ができることにつながったり、何か特定の調べものについてレファレンスする際にも、その方の背景を知っていればより的確な資料を紹介もできる。今日の話の中で、毎朝開館時刻にシャッターを開けるのが吉井さんの仕事になっていて、朝の行列の方々はほぼ同じメンバーだから、挨拶したり、何か変化があれば声を掛けている(例えば、常連さんの一人がある日顔にあざを作っていて、どうしたんだと聞いたり)とおっしゃっていたのですが、これも何気ないことのように見えて、実は当日の新聞・当日発行の雑誌確保の競争相手同士としてギスギスしかねない常連同志を和ませているのではないかと想像します(吉井さんのキャラもあればなおさら)。

あまり吉井さんばかり持ち上げてもどうかと思うので(笑)補足しますと、3年前から篠崎図書館・篠崎子ども図書館の館長さんになったというタイミングもよかったように思います。篠崎図書館は2008(平成20)年7月に現在の場所に移設オープンしたのですが、それと同時に江戸川区立図書館にとって最初の指定管理館になりました。で、少なくとも私の印象では、初の指定管理館として失敗のないようにということか職員さんが過度に慎重で、そんな中で今も続いている図書館だより「ぷらっつ☆篠崎」で当時の館長さんだけがくだけた文章を書きながらいろいろやりたがっている感じだったんです。傍から見ていて、失礼ながら館長さんの空回り感があるような。

それからときが経って、ガチガチに慎重だった職員さんの雰囲気もほぐれてきて、<館長の文章+お知らせ事項>状態だった「ぷらっつ☆篠崎」も編集スタッフさんの手で全体的に面白く読める内容になり、書架全体をつかったミニ展示(館内の一箇所にある展示コーナーで本の展示をするのではなく、共通のテーマで各書架で小さな展示をする。例えば、「昭和」をテーマに、文学の棚では昭和の文豪の本、芸術の棚では昭和のおもちゃの本を展示する)をしたりして、一人一人の職員さんがそれぞれの担当で工夫を凝らしている様子が見えてきた。吉井さんが篠崎図書館・篠崎子ども図書館の館長になったのは篠崎図書館がそのような雰囲気になった後で、かつ、現在でも職員さんの半分くらいは移設オープン時から篠崎図書館にいる方々だと聞いているので、吉井さんが従来の図書館よりもう一歩踏み出すような試みをしたいというときに、それを実行してくれる職員さんがいるということも大きいと思います。


何だか、書いているうちに、トークイベントの感想というよりは、私の篠崎図書館観になってしまいましたが(笑)、トークイベント自体も吉井さんが本で提言したことについて、それはありか・実現可能なのかなどをガチで議論するというよりは、若い人がこういう本を出したことに意味があるというムードで、それに加えて話の流れで岡本さんから図書館で働く人への経済的インセンティブの話などが出た程度で、正直、「図書館のこれからをガチで語る」というタイトルから想像される白熱した議論などはありませんでした。

が、私は目新しいこと・目立つことをして全国的に名が知れるかどうかより、地域の人に親しまれているかどうかが図書館にとって大事だと思っていて、それを実現しているほうだと思う篠崎図書館の館長さんがどんなことを考えているかということを聞くことができて、とても有意義なイベントでした。そして、これから篠崎図書館がどんな試みをしていくのか、注目していきたいと思います。

昨日の小金井市立図書館貫井北分室での講演、無事に終えることができました。お越しいただいた皆様、開催してくださった小金井市立図書館貫井北分室さん、どうもありがとうございました。講演でお話した内容は、後日文章にしてUPします。少し時間がかかると思うので、先に確定申告を終わらせてから書くことにするので、金曜あたりになると思います。

さて、今日は借りた本の返却と長期休館前の見納めを兼ねて、豊島区立駒込図書館に行ってきました。駒込図書館は建物の老朽化のため、2015(平成27)年3月12日から2016(平成28)年4月上旬まで休館する予定があります。駒込は区境に近いため、この辺が生活圏の人は豊島区立駒込図書館・北区立田端図書館文京区立本駒込図書館という3つの図書館に簡単にアクセスできる状況にあるのですが、田端図書館が2014(平成26)年6月1日から2015(平成27)年5月上旬まで休館しているため、3月12日から5月上旬までは3館のうち2館が休館に入ってしまうことになります。田端図書館が長期休館に入ってから本駒込図書館の来館者が増えたと聞いていますが、駒込図書館が休館したら更に本駒込図書館の来館者が増えそう。でも、そのように休館きっかけでいつもと違う図書館に行ってみるのもいいですよね。

その駒込図書館、利用したことがあって最近行っていない人は、今行くとびっくりすると思います。というのも、カウンタ前の閲覧机が並ぶスペースの窓に、「33年間ありがとうございました」の文字とともに、駒込図書館のマスコット・こまちゃんの絵が大きく描かれているから。一昨年の夏、小学館ビルが移設された際に、取り壊される旧建物の壁を使って漫画家さん達が集まって落書きを楽しんだのが話題になりましたが、その駒込図書館バージョンというかたちです。

この窓の絵はつい最近描かれた(たぶん2月27日の館内整理日に描かれたと思う)のですが、駒込図書館にはもう一つ職員さんによる壁画があります。児童エリアから事務室へ繋がる通路の壁一面にあるその壁画は、去年夏の児童向け企画「図書館探偵」(本を読めばわかる問題を出題する企画)の際に、問題に関連する絵を描いたもの。事務室への通路なので利用者が普段通るところではありませんが、こちらも職員さんにお願いすれば見ることができます。

小学館の落書きもそうでしたが、間もなく取り壊される(駒込図書館の工事は改築ではなく改修なので、根本的な取り壊しではないけど)という事実に対して、単に惜しむのではなく、こんな機会がなければできないことをしようという発想にもっていけるのが素晴らしい。駒込図書館を利用したことがある皆さん、ぜひ11日までに現建物への最後の来館を楽しんでください。

昨日は、葛飾区立中央図書館へ行ってきました。12月31日も1月1日も休まず開館している葛飾区立中央図書館ですが、1月3日ともなると元日よりも普通の休日モード。元日が、そんな日にも静かに調べ物や読書ができる環境を求めている人でいっぱいなのに対して、1月3日は、神社もいいけど図書館もねという感じで来た親子連れも多く、勉強する人と休日のノリで利用する人で大賑わいという雰囲気でした。

年末年始はあちこちの図書館で本の福袋企画(何が入っているかわからないように包まれた本を借りる)が実施される時期。葛飾区立中央図書館でも「大人のためのはてなぶっくす」と題してそうした企画を行っています。その様子は東京図書館制覇!の記事としてUPしたので、そちらをどうぞ。12時半に見たときと17時に見たときを比べても3冊貸し出されて減っていて、中身は開けてのお楽しみの企画を皆さんが楽しんでいることが垣間見えます。

実は、この日の私の真のお目当ては、新春かるた大会。こちらも東京図書館制覇!に記事をUPしましたが、本当に楽しかった!私、たぶん中学生の頃を最後に百人一首をしておらず、ずっとしたいと思っていたんです。でも、百人一首って一人ではできないし、対戦相手とレベルの差がありすぎたら、相手に申し訳ないか、自分が物足りないかのどちらかになりそうで、図書館の百人一首イベントを知っても参加に迷っていたんです。

参加してみたら、たぶん私が参加者の中で真ん中辺りの習熟度という感じで、私にとって最もちょうどよく、適度に札も取りつつ、もっと覚えなくてはという気にもなりました。私は、上の句を言われれば8割以上は下の句が出てくる程度ですが、参加者の中には作者名だけで札を取れる人もいたくらい。ホント、覚えている人はよく覚えているものですよね。

ただ、早く確実に札をとるには、歌を覚えているだけでなく、その場の札の位置を覚えておくという短期的記憶も必要で、これは確実に若い頃より記憶力が弱まっています(笑)。来年も参加しようと思っているので、歌を覚えるだけでなく、こちらの短期記憶も鍛えなければ。

老若男女を問わず百人一首をする人が集まったもいう点でも、図書館らしいイベントでとてもよかったです。ちなみに、優勝は中学生1年生の女の子、準優勝は20代くらいと思われる女性と、女性優位の結果でした。去年は双子の中学生兄弟による決戦になり、お兄さんの方が勝ったそうなので、強者が出てくると様相もガラッと変わりそう。

そのように1月3日の葛飾区立中央図書館を堪能し、閉館間際にかるた大会冒頭でご挨拶なさった中央図書館館長さんとすれ違ったので、「(かるた大会)楽しかったです」とご挨拶したところ、私が東京図書館制覇!の管理人だとご存知だったようで、元日の立石図書館でも私を見かけたとおっしゃっていました。

私、昨日まで葛飾区立中央図書館の館長のお顔を存じ上げていなかったのですが、そう言われてみると、元日の立石図書館の入口近くで来館者に丁寧にご挨拶している職員さんがいて、その方が中央図書館館長さんだったように思います。立石図書館の館長さんは(リニューアル開館の頃から変わってなければ)存じ上げていて、違う方だけど役職者のような雰囲気だったので、勝手に副館長さんかなと想像していたのですが、中央図書館館長さんだったとは。

2日のブログ記事に、「年末年始開館をすると決めたところで、どうせ決定権のある人達自身は年末年始休んで、結局出勤させられるのは決定権のない労働者では」という内容のことを書きましたが、中央図書館館長は元日も3日も出勤なさっていました(お正月開館をするかどうかを中央図書館館長だけで決められるとは思えないので、上記の意見については変えませんが)。館長さん、お疲れ様です。そして、ありがとうございます。

それとは別に、私のことをご存知の方に百人一首本気モードの姿を見られていたというのも恥ずかしい(笑)。いや、私、声に出さないようにして口だけで上の句をぶつくさ言ってて、相当怪しい様子だったと思います。まあ、集中するとどう見えるかとかどうでもよくなってしまうので、しようがないですね(笑)。

あけましておめでとうございます。
今年も図書館巡り初めは、元日から開いている図書館・葛飾区の立石図書館へ行ってきました。同じく元日も開いている葛飾区立中央図書館は別の日に行くことにして、昨日はじっくり立石図書館で過ごしました。

立石図書館の正月開館も今年で三度目で、皆勝手知ったる雰囲気。勉強(葛飾区立図書館は確か本当は自習NGのはずだけど)している人、元旦の新聞を読みに来た人、集中して本を読みふけっている人、親子連れで本を借りに寄る人など様々です。オフィス街にある千代田図書館の年末開館(千代田図書館は自習OKということもあり、ほとんどの来館者が自習目的)とは少し雰囲気が違います。

私調べで去年の立石図書館は座席使用率8割だったのですが、今年は7割程度。去年よりは多少座席確保しやすくなっていました。

去年も書きましたが、年末年始まで開館すべきかどうかは、安易に便利だから開ければいいというものではありません。実際のところ、図書館本来の使用目的とはいえない持ち込み自習(図書館の資料を使わない自習)が大部分ですし、そのために図書館のコストや人材を使うことが税金の使い方として本当に有益かというと簡単に肯定はできません。図書館は入場料などがかからないので一見無料で使えるように感じてしまいますが、私たちが払っている税金で運営されている以上、お金を有益に使えなければ他の必要なサービスが削られるなどのかたちで結局は自分たちにかえってきます。

また、図書館員さんたちの労働環境という点でも考えさせられます。その点では、昨日の立石図書館は率直に言って、もう少し出勤人数が少なくてもいいのではと思うくらい出勤していました。ただ、去年の元日に行ったとき、児童エリア(ほぼ私ともう一人くらいしか利用者はいなかった)のカウンターにいた職員さん二人が、こうした暇なときにこそ聞ける何かのやり方をじっくり教えてもらっている風な会話をしていて、職員さんは職員さんなりに暇だからこそやれる仕事をここぞとやっていたりするのかもしれません。

だとしても、日本は同じ人が消費者にも労働者にもなるにも関わらず、消費者側の立場に立ちすぎて、労働者側の立場が犠牲なっている面が否めないので、公共施設がその風潮に加担しているともいえるお正月開館がいいのかどうかは熟考する必要があります。立石図書館は直営ですけど、中央図書館は業務委託で、お正月開館を決めた然るべき立場の区職員自身は(確かめたわけではないけどおそらく)年末年始休んでいるんでしょうしね。

2015年1月4日追記:2015年1月3日に葛飾区立中央図書館の新春かるた大会に参加して、ご挨拶に立った中央図書館館長さんのお顔を初めて拝見したのですが、その後閉館の際にもすれ違って、かるた大会楽しかったですとお声掛けしたところ、私のことをご存知だったようで、実は元旦の立石でも見かけたとおっしゃっていただきました。思い起こすと、カウンターそばで来館者に丁寧に挨拶していた方が中央図書館館長さんだったように思います(立石図書館では、館長さんも他の職員さん同様エプロンつけて館内にいるので、館長だとは気づきにくい)。

ですので、上の私の「お正月開館を決めた然るべき立場の区職員自身は休んでいるのでは」の批判には中央図書館館長は入りません。むしろ、中央図書館館長だけで決められる事項ではないので、「年末年始まで働くべきか」問題に関しては、中央図書館館長も他の職員と同様犠牲を強いられている側とも言えます。

一方、新聞・雑誌コーナーで元日の新聞をじっくり読んでいる人やどっぷり読書に浸っている人を見ていると、お正月にも本や新聞・雑誌を読みたいというニーズがあるのも確か。また、一人で過ごすお正月が寂しくて図書館に来た人もいるかもしれないし、逆にお正月で集まっている家族から逃げたくて来ている人もいるかも(笑)。私自身、家でくだらないお正月TV番組がずーっと流れているのにうんざりして、外に出ているという面もありますし。それに、図書館がどんなに遅くまで開館していようと、同じように遅くまで働いている人にはなかなか図書館に行くチャンスがない。そんな人にもお正月開館は嬉しいサービスだと思います。


そうした総論はこの辺にして、昨日の立石図書館の話を。立石図書館はまだまだじっくり見てない部分もあるので、そうしたところを見に行こうと行ったのですが、併設のかつしかエコライフプラザとの共同企画らしき「環境 DE クロスワード」という企画をやっていて、何気なくやり始めてしまったらなかなかの難問ですっかりハマってしまいました。

葛飾区立石図書館 環境DEクロスワードこのクロスワード、比較的新しい環境キーワードなども入っていて問題レベルとしても難問なのですが、無茶苦茶なところもあり、ヨコのカギは全てヒントがあるのですが、タテのカギは「ノーヒントでお願いします」というものが多数。クロスワードでノーヒントって(笑)?しかも、ヨコのヒントだけではマスが埋められないところも平気でノーヒントだったりするんです。結果的に解いてやろうと頑張り、おかげさまで昨日一日で環境に関する知識が増えました(笑)。
2015年1月6日追記:私が見ていたノーヒント多数のものはヒント集で、これとは別に問題集があるようです。これから挑戦する方は、問題のほうをしっかりもらってください。

指定のマスの文字を繋げて作る最終的な答えが合っているとしおりをもらえますので、近々立石図書館に行くという方はぜひ挑戦を。いろいろな意味で難しいクロスワードを楽しんでください。

昨日は江戸川区立東部図書館へ行き、「ミステリーブック かくされたざいほうをさがせ!!」という謎解きイベントに挑戦してきました。これは幼児から小学生向けの謎解きイベントで、カウンターで問題用紙をもらい館内を巡りながら謎を解くという内容。2014年12月26日から2015年1月25日までの期間内なら、ゴールできるまで何度でも挑戦していいとのことです。

今年の秋に同図書館の「ミステリークエスト〜東部図書館からの脱出〜」という謎解きイベントが再開催された際、去年の同イベントに参加した私の体験記からネタバレになってしまう内容を削って、これならネタバレにならないと思うけど大丈夫かと東部図書館のご担当者に記事を見てもらいに行ったのですが、そのときに小さい子向けの謎解きイベントを冬に企画していると伺って、実施を楽しみにしてたんです。

幼児から小学生向けとなっていますが、大人でも挑戦可能。但し、対象年齢からもわかるように謎自体の難易度は低いので、大人が挑戦する場合はそれを承知のうえでどうぞ。小学校中学年以上や勘のいい低学年の子どもだったら自力で解けると思いますが、幼児は保護者と一緒に挑戦しないと特に最後の問題が難しいんじゃないかな。

イベントの詳細は東京図書館制覇!の記事としてUPしたのでそちらを御覧いただくとして、最近公立図書館でもときどき開催される謎解きイベントに関して、私個人はこの「ミステリーブック」のように、何日間かの期間内にゆっくり挑戦できるかたちの方が図書館イベントとしての効果が大きいように感じています。

図書館の謎解きイベントは図書館の分類記号や資料・設備などを手がかりに謎を解いていくもので、イベントを通じて楽しみながら分類記号に関する知識や図書館のサービスに関する知識が身に付くというメリットがあるのですが、もう一つ、普段はあまり見ない棚に謎を解くために行くことで「こんな本もあるんだ」という発見もあるんです。実際、私も謎解きイベントに参加しながら、「この本、後で読んでみよう」と見つけた本をメモしています。

そんな風に謎解きの途中で面白そうな本に出会ったとしても、イベントの方式が「決められた日時に集合して制限時間内に謎を解く」タイプだと、時間内のゴールに気を取られて途中で出会った本のことなど失念してしまいがち。そうではなくて、ある程度の幅を持った日数内に解けばいいかたちなら、面白そうな本に出会ったらその場で謎解きを中断して立ち読みできる。あまり行かない棚にも行く機会を作れるイベントなので、そうした「寄り道」ができる仕組みの方がいいように思います。図書館員さん力作の謎を一人でも多くの人に挑戦してもらうという意味でも、「期間内ならいつでも」タイプの方がより多くの人に参加してもらえそうですし。

そう言いつつ、私は今後も「日時指定で制限時間内の謎解き」タイプにも参加することでしょう(笑)。同じ江戸川区内の松江図書館で今年のハロウィンの日に開催された謎解きイベント「ホーンテッド・ライブラリー」も、まだ記事化できていないので早く紹介せねば。楽しみながら図書館のことを知ることができる謎解きイベント、これからもあちこちの図書館で開催されることを期待しています。

昨日は、豊島区立図書館に返す本があったので、目白図書館に行ってきました。図書館に入って本を返そうとカウンタ−に向かうと、カウンター脇で「本の宝袋 大募集」という紙を配布しており、「あ、去年も実施していた福袋の中身募集だな」と思い、私も1枚もらってきました。

宝袋というのはいわゆる「本の福袋」企画で、テーマやキーワードによって選んだ本を袋に詰めて、中身がわからない状態で本を貸し出す図書館の人気企画です。ただ、目白図書館の福袋企画は去年から他館にはない試みをしていて、福袋企画を実施する前に利用者からも福袋の中身を募集するのです。私は都内の図書館の福袋企画をできる限り見に行っていますが、私が知る限り、福袋の中身作りに利用者が参加できるのは目白図書館だけです。

記入要綱を含めた詳細は、東京図書館制覇!に記事をUPしたので、そちらをどうぞ。そこにも書きましたが、私も借りたい本を犠牲にして宝袋の中身を投稿してきました。元々借りようと思っていて目白図書館にあることも確認済みの本があり、その棚に行ったところ、その本も含めて「これらの本で、こういうテーマにして福袋作ったら、本好きの人に喜ばれるかも」と閃いたんです。もし今日私がその本は借りてしまうと、福袋貸出企画が始まる12月16日までには返せない、ということで、今日は私はその本を借りるのはやめました。

で、テーマとお薦め本3冊とお薦めコメントを書いて、さあ投稿というところで気が付きました。よく見ると、「募集期間:11月12日〜11月30日」と書いてある。あら、既に募集期間が過ぎていたのか、でもカウンター脇でこの用紙を配布していたし、投稿用ポストもまだあったよなあ…。

カウンターに行き、応募期間過ぎているけど投稿してもいいですかと聞いてみたところ、OKの返事をいただき、無事投稿できました。対応してくださった職員さんの反応が、「あれ、募集期間過ぎてたっけ?」という感じだったので、あえて募集期間を延長しているというよりは、あまり意識せず投稿用紙と投稿ポストを出したままにしていただけかも(笑)?いずれにせよ、福袋の中身作りに参加できてよかったです。私は去年も目白図書館の「本の宝 大募集」に投稿しましたが、今年の方がいい福袋になったと自賛しています(笑)。

目白図書館の「本の宝袋」は12月16日から28日まで。鈴木三重吉の「赤い鳥社」があったところに近いことから、赤い鳥関連資料を集めているという特徴もある図書館なので、この機会にぜひ目白図書館に来てください。豊島区は在住地に限らず利用登録できるので、多くの人に宝袋の面白さを体験してもらえたらと思います。

11月最後の土日に、八丈島に行ってきた話の続きです。

土曜の朝に八丈島に着き、日曜の朝食やお土産など購入すべきものを買い終わって、いざ八丈町立図書館へ。図書館の詳しい様子は、東京図書館制覇!に訪問記をUPしますが、八丈町コミュニティーセンターの中に図書館があるかたちで、蔵書数は2万7千冊(2013年3月31日時点)。23区の図書館に照らすと、渋谷区立代々木図書館より蔵書・面積ともに少し下回る規模の図書館です。

が、印象的としては代々木図書館より面積が広いように感じました。現在の八丈町立図書館は、勤労福祉会館だった建物を八丈町コミュニティーセンターにして、その一部を図書館として使っているという状態なんですね。その、「最初から図書館として建てられたわけではない」ことが、特に児童エリアにおいて「蔵書量に見合った面積より広い部屋を割り当てられる」という状態を生んでおり、児童室は23区の中規模図書館ほどの広さがあるのではないかというほど広いんです。小さい子が靴を脱いで絵本を広げられるスペースには、モンゴルの風景のような壁画が描かれているのですが、この絵がこの広い児童エリアにマッチしていてとても素敵。

今年の9月に、市立釧路図書館の「まちなかに図書館を呼ぼう会」に呼んでいただいたとき、釧路図書館の館長さんからお聞きした話で、北海道は土地があるので全般的に空間の使い方がゆったりしている、都会の図書館のように集約的な建物は嫌がられる傾向にある(書架の配置に限らず、建物の構造も狭くて複数階になるよりは広くて階数が少ないほうが好まれる)という話をお伺いしたのですが、八丈島の空間感覚もそれに似ているのかもしれないと感じました。

資料も、3誌あるスポーツ関連の雑誌が、「磯・投げ情報」(釣りの雑誌)、「月刊ダイバー」「サーフィンライフ」というラインナップであるところは、さすが島の図書館。また、團伊玖磨さんが20年弱の間八丈島に仕事場を構えていらしたゆかりから、地域資料室に團さんの大きなお写真や著作物がずらっと並んでいたのが印象的でした。團さんの自伝『青空の音を聞いた―團伊玖磨自伝』によると、民法テレビ局が質の低い商業主義にまみれた番組を作っているのに嫌気が差し、そうした環境に汚染されることを逃れるために八丈島に来たそう。八丈島の空気は團さんに合って、作品は増え続けたと書いてありました。この文章を本土で読んだら、そんなものかと思っておしまいだったかもしれませんが、実際に八丈島にいて読むととてもわかる気がしました。

八丈町立図書館カードそして、図書館カードも作ってきました。八丈町立図書館では、旅行などで一時滞在している人も利用登録できるようになっており、その際は免許証などの提示に加えて、登録用紙に八丈島での滞在先(ホテルなどでも可)を記入すればOKです。写真が八丈町立図書館のカードで、この花はアロエの花だそう。今回は行けなかったけど、八丈町立図書館から少し西に行ったところには大きな植物園もあるので、次回ぜひ行ってみたいです。

こんな感じで土曜の午後は八丈町立図書館でずっと過ごし、とてもいい時間でした。この日は一時期雨風が強くなったときもありましたが、図書館の中はそれにも気付かないくらい静かな雰囲気。他の利用者も長時間滞在して読書していく人が多くて、ゆったり時が流れている、島の図書館らしい素敵な雰囲気でした。

利用登録の際には、司書の方が東京図書館制覇!の管理人だと気づいてくださり(朝日新聞に取材していただいた際の記事を読んでくださったそう)、現在の建物になる前の建物の話なども聞かせていただきました。いろいろありがとうございました。そして、これからもまたお伺いするので、よろしくお願いします。いやホント、外国などに行くのもいいけど、都内の端から端まで行く面白さをもっと極めたいと強く思いました。

ちなみに、日曜はTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(通称:にち10)の公開放送を聴きに行き、そのままお昼過ぎの飛行機で羽田に帰ってしまったので、図書館へは行けず。そう、「いつか」島嶼部の図書館にも行こうと思っていたのを、「今」行こうに変わったきっかけは、ついでににち10公開放送を見に行くという予定を作ったからです(笑)。

この番組が八丈島で公開放送を行うのは、去年1年間のハッスル係数(番組への投稿を投稿者の住む自治体別に分け、自治体の全体人口で割った数字という意味の番組内用語。ハッスル係数が高いほど、人口に対する番組投稿数が多い自治体ことになる)の1位が八丈町であったためなので、ひいては私も八丈島の皆さんのおかげでなかなか踏み出せなかった島嶼部進出の第一歩を果たしたというわけです(笑)。

これで船の乗り方などの勝手がわかったので、これから他の島へもいろいろ行ってみたいところ。とはいえ、この八丈町立図書館もそうですが、ここのところ行ったものの東京図書館制覇!への記事UPができていない図書館訪問記・イベント参加記が多すぎるので、まじめにサイトの記事を書かなければ。そうした宿題もこなしつつ、これからも都心から島嶼部まで東京の図書館をいろいろ楽しみたいと思います。

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