東京図書館制覇!Blog版

東京23区の公立図書館を全て訪れたサイト「東京図書館制覇!」の管理人TakeniのBlogです。

カテゴリ: 作家別:稲見一良

男は旗』読了。やっぱり稲見一良はいいですね。大人の冒険小説というか夢物語というか、ロマンが詰まっています。

この小説は、ホテルとして使われていた古い客船が、悪徳企業に買収される羽目に陥り、それを逃れるために何と船としての機能を復活させて出帆してしまうというストーリー。悪徳企業の人間の描き方なんて、悪く言えばコントに出てくるヤクザみたいにオーバーで、実際にこんな奴はいないだろうってくらいなのですが(笑)、それが気にならないくらいいいんです。小説の背後にうかがえる人生観のようなものが。自由に生きるけど、不必要に他人を傷つけず、誇りを持って生きていく。

この小説は、ずばり、好きな男の人に読ませたい本ですね。そして、自分も繰り返し読みたいです。

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ダック・コール』読了。鴨笛(ダック・コール)をタイトルにしたこの短編集は、川原で拾った石に鳥の絵を描く男の作品を観た人が見た夢、というスタイルで、鳥にまつわる短い小説を連ねた本。先日砂町図書館の特集コーナーで見つけて借りたものです。

鳥にまつわる話というより、山の中で自然の恵みを享受しつつ、必要以上に自然を乱したりしない男達の話と言ってもいいこれらの小説、読んでいて気持ちがいいんですよね。私もなるべく身に余る贅沢はしたくないと思っていますが、この小説の男達に比べたらまだまだ現代社会に頼っているなあと思ってしまいました。もうちょっと、自力で生活していくことを極めたいところです。涼しくなったことだし、自転車行動範囲でも広げるか(笑)。

そして、これを「山」特集のコーナーに置いてくれた砂町図書館にも感謝。タイトルに「山」が入っている訳ではないので、中身を読んで知っている職員さんがラインナップに加えたんだろうなあ。これからもこういった渋いセレクションに期待です!

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