苦い雨』読了。謎解きの結果が詰め将棋です。何でAという出来事が起こるのか、という理由が、Eという結果をもたらすために、Dを引き起こしたくて、Dを引き起こすためにCを仕掛けて、Cを仕掛けるためにBをする必要があり、BをするためにAが起きた、みたいな。

それが論理的というよりは、登場人物たちの性格ゆえというか、「これをして欲しい」と言われても素直にそれをするような人じゃなかったり、自分の欲するものもよくわからないような人だったりするからなので、読んでいると「面倒くさい人達だなあ」とおかしくなったりもします(笑)。

面倒くさいけど、人って誰でも多かれ少なかれ、素直じゃないし、わかっていても面倒くさい思考回路を取ったりするんですよね。

面倒くさい性格のまま終わってしまうのかと思いきや、最後に主人公が素直になりそうな気配を示すのが可愛くもあります。まあ、でも40過ぎまで面倒くさい性格で生きてきたら、そう簡単には直らないでしょうけどね(笑)。

▼『苦い雨』のレビュー
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