東京図書館制覇!Blog版

東京23区の公立図書館を全て訪れたサイト「東京図書館制覇!」の管理人TakeniのBlogです。

カテゴリ: 【OPAC比較】

8月27日の葛飾区立新宿図書センターでのビブリオバトルで紹介された本の一つ『たったひとつの冴えたやりかた』が面白そうだったので図書館で借りようとしたんです。で、近々行く予定のある図書館で蔵書検索をして気が付きました。

正しい書名は『たったひとつの冴えたやりかた』。それを私は間違えて「たったひとつの冴えたやり方」、つまり、最後の「やりかた」を「やり方」にして検索してしまったんです。すると、間違えて漢字にしてもこの本が検索にひっかかる図書館ととひっかからない図書館があるんです。

試しにネットで蔵書検索ができる都内の公共図書館で調べたら、こんな結果になりました。
「たったひとつの冴えたやり方」で『たったひとつの冴えたやりかた』がヒットする図書館
大田区、葛飾区、世田谷区、青梅市、多摩市
「たったひとつの冴えたやり方」で『たったひとつの冴えたやりかた』がヒットしない図書館
足立区、荒川区、板橋区、江戸川区、北区、江東区、品川区、渋谷区、新宿区、杉並区、墨田区、台東区、中央区、豊島区、中野区、練馬区、文京区、港区、目黒区、あきる野市、稲城市、国立市、小金井市、国分寺市、小平市、狛江市、立川市、調布市、西東京市、八王子市、東久留米市、東村山市、東大和市、日野市、府中市、町田市、三鷹市、武蔵野市、武蔵村山市、東京都
『たったひとつの冴えたやりかた』を所蔵していない
千代田区、昭島市、清瀬市、羽村市、福生市、奥多摩町、日ノ出町、瑞穂町、八丈町


この結果のように、図書館システムは、条件指定された文字を完全一致で検索することが多いです。詳細検索画面で指定できる完全一致or部分一致(前方一致、後方一致)は、検索ワードと全く同じ書名を探すか、検索ワードを含む書名を探すかを指定できるだけで、あいまい検索(ちょっとした誤植があっても検索できる)をするかどうかは指定できません。北区・台東区・文京区・武蔵村山市では同義語検索、八王子市では「表記違い辞書を参照する」という設定ができますが、その設定でも「やり方」で検索してヒットしません。

「やり方」で『たったひとつの冴えたやりかた』が検索できる図書館がどの程度までのあいまい検索ができるのかは、この結果だけではわかりませんが、あいまい検索ができるだけでも図書館システムとしては柔軟性があるほうで、利用者としては助かります。

ちなみに、書名が曖昧な場合は、曖昧なまま図書館システムで検索するより、あいまい検索に優れているネットでまず検索するのがいいです。例えばこの「たったひとつの冴えたやり方」でネット検索すると、Amazonの『たったひとつの冴えたやりかた』のページが先頭に出ます。ここまで近くなくてもそれっぽい本が検索結果に出てきたら、書名以外の情報を見て探している本かどうかを確認できる。図書館の中で検索するときも、自分のスマホや図書館のネット閲覧PCを使うなどすればこの方法が使えます。
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昨日の記事を書いているときに気が付いたのですが、国立市図書館の資料詳細ページにはTwitter・Facebookへの投稿ボタンがあるんですね。
(下の画像の矢印部)
国立市書誌情報SNS
こうした資料詳細ページのURLをコピーしておいて、検索過程を通らずにこのページを直接開こうとしても開けませんが、このSNS投稿ボタンを使うと、その資料詳細ページに辿り着けるリンクを生成してくれます。

こうした機能をつけているのは、東京都内の区市町村立図書館では国立市の図書館のみ。国立国会図書館サーチだと、はてなブックマーク・Yahoo! ブックマーク・del.icio.us・Twitter・ブクログへの投稿リンクがありますが、何とも微妙なラインナップ…せめて、既にサービスが終わった、Yahoo! ブックマーク・del.icio.usへのリンクは削除した方がいいように思います。
(ただ、国立国会図書館サーチの場合、資料詳細ページのURL自体が、検索結果を通らなくても開けるURLになっています)

リンクのラインナップが、国立市の場合は友達への紹介、国立国会図書館の場合は自分用メモの色合いが強いものとなっていますが、まさにこうしたリンクは、ネット上で図書館の資料を紹介したいときや、自分用のメモなどにもとても便利。東京図書館制覇!では、図書館ならでは本というコンテンツで、お薦めの地域資料を紹介していますが(最近、全然更新していないけど…)、ぜひ国立市の図書館でも面白い地域資料を見つけて紹介したいです。


余談ですが、東京都内の公立図書館で資料詳細ページにソーシャルサービスへのリンクがあるのが、2つの「国立」の図書館というのも奇遇です。ちなみに、国立市図書館条例で定めている各図書館の名称は「くにたち中央図書館」のように市名をひらがな表記しています。「こくりつ」とも読めてしまう名前の市名だと、こういう配慮も必要なんだというのが窺えます。

今日は、ちょこちょこと最近行った図書館のデータ更新などをしました。

検索していて気が付いたのですが、中央区立図書館の詳細検索では「受賞名」という項目で検索することができるんですね。芥川賞、直木賞などはもちろん、江戸川乱歩賞、時代小説大賞など、メジャーな賞はカバーしていますし、北区内田康夫ミステリー文学賞、坊っちゃん文学賞など地方自治体が主催の文学賞、ピューリッツァー賞、ゴングール賞などの海外の文学賞も検索できます。

都内の他の図書館を確認したところ、検索条件として「受賞名」という項目があるのは墨田区・中央区・目黒区・立川市・西東京市・三鷹市・武蔵野市。こうした項目がない図書館で「直木賞」などを検索ワードにすると、著者紹介に"直木賞"という文言が入っている本もヒットするので、受賞作だけ調べたいときには使えないんです。こういう項目があると知ると、受賞作読破をしたくなってきます。

ただ、"直木賞"では受賞作がヒットするのに"直木三十五賞"で検索したら結果0件である一方、"『このミステリーがすごい!』大賞"(このミスの正式名称は『』つきが正式名称)では受賞作がヒットするのに"このミステリーがすごい!大賞"で検索すると結果0件など、データとして入力されている賞の名称に合わせて検索する必要があります。適当に検索した限りでは、直木賞・芥川賞以外は正式名称でデータ入力されているようですが、うまく検索できない場合は、受賞作のどれかを書名などで検索し、その書誌情報の「受賞」の欄にどんな文言で入力されているかを見て、その言葉で検索しなおすといいです。中央区検索結果

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