2009年01月26日

ハヤブサ・プロデュース興行 Fiesta del "HAYABUSA"「PHOENIX」を観戦。

FMW同窓会とハヤブサの思いとハヤブサへの思いが詰まった興行。
でもハヤブサの胸中にあるのはもっと複雑な思い。なのだと思う。
彼に聞いた訳ではないし、違うかもしれないけど。
同じく頸椎損傷で試合の出来なくなった僕にとっては、ハッピーだけではない重い興行だった。

僕の身近で頸椎損傷したレスラーは、片山さん、ハヤブサ。
片山さんは症状も重く、近況は不明。
ハヤブサはご覧の通り。
僕は一部麻痺があるけどたまたま回復した。

欠場中のレスラーにとってつらいのは練習できないこと。
闘えない姿を他のレスラーに見せること。
闘えない姿をファンに見られること。

「早くリングに上がりたいでしょ。」
「試合やりたいですよね。」
「いつ頃カムバックできそう?」
そんな言葉が胸にぐさりとささり、心を傷つける。

出来ることなら一時姿を消して、治ってから姿を見せたい。

僕もそうだった。
しかし、様々な事情と状況と思いのもと、僕はリングまわりに居続けた。
そして今も。

ハヤブサの症状は僕よりもかなり思い。
だが懸命のリハビリを続け、その姿をファンの前に露わにし、プロレス内で生きている。
プロレス内に居ると言うこと。
さらに今日出場したレスラーとファンはハヤブサのリング登場を願っている。
そしてハヤブサもそれを約束した。

ここにある希望と切なさ、そして計り知れない勇気。

いや、覚悟。

ハヤブサは覚悟をもって生きることを決心し、今の状況を生きている。

試合後、飲む約束をしていたのだが、時間があまりなくなり断念。
次回を約束。
ハヤブサとはショートタイムの飲みは似合わない。
ダラダラと飲むのが似合う。
そして僕もそれが好き。
ハヤブサは好んで「ダラダラと…」を使う。

真に強い覚悟を持ったまま、生き急ぐことなく、ダラダラと生きましょう。





(08:44)

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