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夕食1夕食2フランス - livedoor Blog 共通テーマ

フランス8日目の続き。
モンサンミッシェルを見学した後の事。
同じモンサンミッシェルツアーの中にいらした方(某会社の社長さん)と意気投合、牛が草を食むのどかな草原を走る帰りのバスの中、ひょんな事なら共通の知人がいる事が発覚し。
私にとっては「名前を知っている」という程度で「知人」というほどの知人ではなかったのですが、
「せっかくなら是非とも皆でディナーをご一緒に」ということになって、パリに戻ったあと、その「共通の知人」である彼女を待って三人でディナーに行く事になりました。
よもやこんなところでこんな方とご一緒する事になるとは。
全く世界は大きな様で狭いものですね。

バスを降り、私達がバスを降りた場所まで彼女が迎えに来てくれるのを待ちながら、まずはカフェでビールを一杯(笑)
迎えに来てくれた彼女が
「何が食べたい?」と、私「フレンチ!!」
で、連れて行ってくれたのがこちら、D'chez euxさんです。
彼女の職場から近く、以前から「目を付けてくれていた場所」との事。
ユネスコから近く、このあたりの会社の方々が商用で使われる事も多いのだそうです。
後から知りましたが、星こそ付いていないもののミシュランやザガットにも載っておりました。トラディショナルでヴォリューミーなお料理を供する、優良ビストロの一店だそうです。
予約で一杯の事が多いようでしたが、モンサンミッシェルからパリに戻ったのが20時半、私達がこちらへ伺ったのは21時。
という事で店内はすっかり落ち着いて――いるかと思いましたが、いえいえ。
全くそんな事はありませんでした。むしろ夜が更けて益々賑やかな店内、私達の席は一番端っこの窮屈な場所(笑)。
色々な事情で写真はあまりありません。
お店の外観や店内の様子についてはこちらをご覧下さいませ。

夕食6夕食3【Mussel】
すいません、正式な料理名称は分りません。
ムール貝が好きでベルギーまで行ってしまった私、モンサンミッシェルで食べられなかったからにはここで食べねば!!という事で、他に何があるのかも殆ど確認しないで頂いてしまいました。
エシャロットと白ワインが効いて美味しい!
比較的大粒だったのでモンサンミッシェル産のムール貝ではないようでしたが、たっぷりの量、旨みが凝縮していて美味しかったです。
このエシャロットがいいんですよね、出汁の出たスープまで美味です。
後に響くだろうなぁとは思いつつ、飲み尽くしてしまいました。。。

夕食5夕食4【Escargots de Bourgogne en pots 】
人のお料理でしたが、興味深そうに眺めていると。
お皿が私の前に飛んできました(笑)
ニンニクとパセリ、それにたっぷりのバターが効いています。なので貝の生臭さやエグミみたいなものは微塵もなし。
熱々ぐつぐつのエスカルゴがまた、滋味深いのですよね。
こりゃ美味しいや。

【Salade de foie gras à l'Armagnac】
すいません、これまた人のお料理。
たっぷりとねろっとしたファグラのパテが。
ふぉわりと漂うアルマニャックの香り、とはいえアルコールは強すぎず。
お野菜も緑の味が濃くていいですね。どうしてフランスで頂くお野菜ってこんなに味が濃いんでしょうか。

【Saint Jacques scallops】
白ワインが一本入ってますから、このあたりから写真がありません(爆)
これは私のチョイス。
付け出しにサラミが山盛り出てきていた事もあり(というより、ここへ来る前にビールなぞ呑んじゃったのが敗因なのですが)、既にお腹は一杯気味。
前菜に貝、主菜に貝ではあまりにも。。。と思いつつ、たくさん残すのも失礼なので、この旅で食べ残していたもののうち一番軽そうなこちらを選択しました。
「ソテーしたサンジャック(帆立貝)」との事だったので「これなら軽めのはず」とオーダーしたのですが、な、なんだか凄い事に。
ご飯茶碗一杯分くらいのバターライスの周りに綺麗に焼き色の入ったサンジャックが15個も鎮座していました。。。
上の。。。から私の気持ちを察して下さい。
美味しいです、極めて美味しいんです。その上、お値段も確かに一皿30€くらいはしていたのですが、それにしても日本だったら5,6つ出てきたら上出来だと思います。さすがの私の半分も頂くとギブ寸前。
アチラの方は、あまりハーフポーションとか考えないのでしょうか。。。

【Veal filet with mushrooms, cream sauce and fresh noodles】
目先を変えようと思ったのは皆さん一緒だった様で。
「お皿を交換しましょうか」とご提案下さったのは社長さん。
で、私の所に回って来たのはお肉。
このお料理ならあえて赤ワインでなくてもいいかな、とお料理名を見た時には思ったのですが、実際目の前にしてみるとクリームソースといいながらそれは白くなく。
むしろ肉汁じわぁぁりの力強い赤肉の味わい。
ということでこの時点で赤ワインをオーダー。
ビストロなのでワインのサーヴィスはなし。なので私がサーヴァー役に。そそうがないように、という事で緊張しつつ、でも進められるので食べつつ飲みつつで、このあたりからあまり食べたものの記憶がありません。
ワインもブルゴーニュだった事以外は記憶なし(苦笑)

【Cassoulet】
白いんげんたっぷり、バゲットたっぷり、大きな鴨もも肉のコンフィがドドーン。
ちょっと脂っぽくて、これ一皿を一人はちょっときついかな。

目を付けているデセールがあったのですが、さすがに手が伸びませんでした。
仕方ありません、甘いものは明日の課題に。
という事で、女性陣はエスプレッソ、社長さんはアイスクリーム(!)で〆てフィニッシュ。
お連れ下さった方曰く、「リーブナブルでボリュームのある料理だって聞いて」いらしたそうですが、前菜が一品20€前後、主菜は一品30€前後、それにカフェやデセールを加えるとお食事だけで一人60€強くらいという感じでしょうか。
「ビストロのディナーといったら、これくらいが普通なんですか?」と伺うと
「うーん、ちょと高いですね。まぁ確かにパリのランチは一人大抵15−20€(2,500−3,000円)くらいなんですけど、ビストロのディナーだったらムニュがあればその倍くらいが普通じゃないかなぁ」との事。
この日は三人でワイン二本頂いていた事もあって、お会計は一人100€弱(15,000円強)という感じでした。この旅で一番お高い食事になりましたが、社長さんが「ここは私が」と仰るので、ご好意に甘えてご馳走になることに。女子二人は代わりにチップを担当。
そういえば、帰りに自宅まで送って頂きながら更に色々お話させて頂いていると、なんとこの女性、パリ在住のこの方のご親戚とも接点があるようで。悪い事って出来ません(別にしていませんけどね)。
あぁ本当に世界は狭い!

そして明日はフルデイでのフランス滞在は最終日。
甘いものを食べまくるぞ!

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