June 23, 2008

シェーキーズでホリデーランチ(シェーキーズ@高田馬場)

シェイキーズ1シェイキーズ2「シェーキーズへ行かないか?」
というせりふで”ははんっ”と思ったあなた。
かなりの村上春樹通ですね。
私たけも学生の頃は宇田川町や原宿のお店によく伺いました。
ということで、もともと馴染み深いお店ではあるのですが。
その中でも特別な一店がここ、高田馬場店。
高田馬場は個人的にアクセスのいい場所なのでよくうろちょろしているのですが、シェーキーズ高田馬場店の前を通る時、私はつねに鳥肌がたって”ぶるぶるっ”としてしまいます。

「ダンス・ダンス・ダンス」の中で主人公と五反田君が最後に言葉を交わした場所がシェーキーズ。
その晩、五反田君は愛車マセラティと共に芝浦埠頭に飛び込み自ら命を絶ちます。

主人公のアパートの場所、店内で騒いでいる「ビールを飲み過ぎた学生の団体」、その後五反田君が芝浦埠頭に向かう事を考えると、高田馬場店がその「最後の場所」であった事が自然に想像されます。ということで、私はそのシェーキーズを高田馬場店だと思ってきました。もっとも、村上春樹作品という事で「原宿店」「渋谷(宇田川町)店」がその場所なんじゃないかという意見も多いようですが。
今ぱらぱらっと本を繰ってみてもそれが何店であったのか直ぐに分からないので、もしかしたら私の勝手な想像かも知れません。が、少なくとも始めて「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだその日から、私の中でその「シェーキーズ高田馬場店」は特別な存在になったのです。

シェイキーズ7シェイキーズ8村上春樹作品に登場するお店としては「ノルウェーの森」に出てくる新宿の「DUG」が有名ですが、シェイキーズも登場しているのですよ。
それも結構重要な場所なんです。
その話をすると友人が
「へー、ちょっとシェーキーズを見る目が変わっちゃったぁ」と言っていましたが、より多くの方にそう思ってシェーキーズへ行って欲しいですね。最近店舗が減ってファンの私としては困っちゃってるんだから。

伺ったのは休日のお昼時。
という事で、学生の団体も、もちろん主人公も五反田君もいませんでした。
お客さんの殆どは家族連れかお一人様の男性客。ホリデーバイキングは大人一人1180円で、私が最後にシェーキーズを訪れた10年位前に比べると3割くらいは値上がりしています。
主人公と五反田君のように、一番奥に席を―と思いましたが、一番手前に通されてしまいました(爆)。でもピッツァの焼き上がりが直ぐに分かるのでまぁよしとしましょう。
まずはビールでかんぱーい。

ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)
ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)



シェイキーズ3シェイキーズ4レジ脇のカウンターにはピッツァやポテト(!)が並びます。
その右手にサラダバー。
少なくとも以前、原宿や渋谷には無かったと思いますが、こちらにはカレーバーもありました。
こちらの”うり”とも言えるポテトは、かなりわるーい油の味がします(笑)
ですが黒コショウで非常にスパイシーに仕上がっていてこれをビールで頂くととっても美味しいんです。
体に悪いと分かりながら、どうしても手が伸びてしまいます。
カウンターのパスタは常時3種。
ピッツァは5,6種類という感じです。
ぱりっぱりの薄焼きピッツァは、正直言って「美味しい(・∀・)つ」というものではありません。
アツアツで頂かないとつらいです。
だらだらビールを飲みながら、新しいピッツァが焼きあがるのを待ち、
「あっ焼きあがった」と思ったら席を立ってピッツァを取りに行きます。

シェイキーズ5シェイキーズ6ピッツァを待っている隙にサラダバーへ行ったり、ちょっぴりカレーを食べたり。
サラダバーは種類が少なく、若干寂しい印象。
カレーは極ふつーです。残念ながらご飯がかなりいけてません。
デザートみたいな物は、缶のフルーツミックスとヨーグルトをあえたものと缶の黄桃、それにジェロ(と思われる)のアップルゼリーのみ。
まぁでもピッツァがメインだものね。値段を考えればまぁこんなものかな。

店内は仄かに暗く、その上非常に広いスペースなので、ゆったりゆっくり食事をする事が出来ます。カウンター席があるのもいいですね。
アメリカンダイナー風の少々クラシカルな重厚なつくりで、個人的に店内のこうゆう雰囲気ってとても好きです。
そういえば、前述の「ダンス・ダンス・ダンス」の中ではシェーキーズでデキシーランド・ジャズのバンドの生演奏が行われていました。シェーキーズで生バンドの演奏?と思っていましたが、以前は生バンドの演奏が行われていた店舗も少なくなかったんだそうです。
「徹底的にうるさいところに行こう。そうすればかえって二人だけで落ち着いて話ができるんじゃないかな?」
そういって五反田君はシェーキーズを候補に挙げたわけですが、今ではすっかり様相が変わってしまったということなのしょう。
今でも、それでも、五反田君は「シェーキーズ」を所望するのかな。

シェーキーズ 高田馬場店
採点:★★★★★


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この記事へのコメント

1. Posted by ふ   June 23, 2008 20:32
久々☆
マセラティに反応しました。私の中では村上春樹の車と呼んでいるので♪
自殺のシーンが映画(か映像)で、回想されるんじゃなかったっけ?
当時は全くと言っていいほど見かけなかったマセラティも最近ではちらほら見かけるよね。。。格好良くて好きです、かなり。
余談ですが、村上春樹のお酒は、私の中ではビールでもウィスキーでもなく、ソルティードッグです。
2. Posted by ワコメ   June 23, 2008 21:39
今朝偶然にも社内で「シェイキーズ」のバイキングの話で華が咲いたのですよ!
私は一度だけ学生時代に東京に遊びに来たとき、ランチバイキングに行きました。確か原宿店。あの頃は1000円以下でしたよね。記憶では800円くらいだったような・・・
ポテトがちょっと変わっていて印象に残っていました。原宿店はカレーとサラダはなかったですよね。(記憶が遠いのですが)
あつあつのピザが出るや否や即無くなるので、常に出てくるタイミングを見計らってたっけ。。
会社の人が昔、ピザの端っこ(何もついていないところですね)を残していたら、店員さんに注意されたことがあるそうです(笑)
3. Posted by ともゆき   June 24, 2008 12:25
シェーキーズのランチって、中学生のころ(=30年前)は500円だった気がします。当時はせいいっぱいの背伸びでした。

『ダンス・ダンス・ダンス』懐かしいです。
たしか、主人公が雑誌の食べ歩きコーナーのライターをしていて、「文化的雪かき」といいながら、淡々とこなすんですよね。

あと、ダンキンドーナツに朝食に「まともなものが食べられる」と行くのが印象的でした。ほかにも大きなキレイなホテルになっちゃったイルカホテルとか、断片的だけど鮮烈な印象が残っています。


4. Posted by iemei   June 24, 2008 14:43

比ゆが多いと言われようが
ワタシにとってはスゴイ方です!

これは、いかねば♪
5. Posted by たけ   June 25, 2008 00:38
ふ様
さすがに早いお越しで(笑)

そうそう、当時は「マセラティ」なんて見かける事、無かったですよね。マセラティなんて口にする事もなったので、マナティを間違ってしまうくらいでした。
今は、外苑前のホンダの並びにショールームがなかったっけ?

私の中ではピニャコラーダなんですよね〜
ピニャコはこの本よね
6. Posted by たけ   June 25, 2008 00:41
ワコメ様
偶然ですね!シェーキーズなんて、私もしばらくすっかり忘れていたのですよ〜

そうそう、原宿店の記憶の中でも800円くらいです(笑)
同じくらいの時期に学生時代をすごした香りがします!
下が骨董やさんだかなんだかでしたよね
懐かしいなぁ
以前からこちらのポテトが好きで、学生時代は一人で7,8個食べていました

うーん、懐かしい!
7. Posted by たけ   June 25, 2008 01:00
ともゆき様
先日はありがとうございました&コメントありがとうございます!

そうです!文化的雪かきです!
主人公はフリーのライターをしているのですよね。当時は「随分シニカルだなぁ」と思いながらも、一方で「フリー」とか「ライター」とかそれがどんなものなのか想像でず、それだけで大人で都会的な印象を受けました。主人公の焦燥感や虚無感みたいなものさえ、「かっこよく」感じられたものです。

30年くらい前に500円ですか
多分私が大学生の頃(15年くらい前)は780円くらいだった気がします
1180円!たかっ!と思いましたが、15年で300円と考えれば、妥当な範囲なのかもしれませんね

―― なにより。一番驚いたのは自分の大学時代が15年も前の事だと言う事実だったりして。。。。
8. Posted by たけ   June 25, 2008 01:05
iemei様

的確な比ゆは、正確に描写された事実より「伝える力」を持っていますよね

ちなみに村上さんといえば、エッセイ(どの作品かは忘れてしまいましたが)で原宿のGHEEのカレーに言及されていて、「これは行かねば!」と思っていた矢先に閉店した事を知り、大変ショックを受けました

そんな事になる前に、是非シェーキーズご訪問を!

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