本当はお寿司な気分だったのに。
緑の暖簾のこちらは12時を待たずして満席。
「13時を過ぎないと空かないんですよ、あぁそれでもだめかなぁ」という目羅さんの申し訳なさそうなお顔を拝見したら
「そうですよね〜、また伺いますね。」と言って引き下がるしかなく。
で、向かったのは青のまぶしいこちら。

サカキ1


2006-07 Tokyo's Best Restaurants 東京 ハッピー・レストラン

ちなみに、こちら。
この本でも紹介されております。



サカキ2サカキ3レストラン サカキ
よみ: れすとらんさかき
ジャンル: フランス料理 / 西洋料理一般 / 洋食 / ケーキ
最寄り駅: 宝町(東京) / 京橋(東京) / 銀座一丁目

実は昭和26年創業の老舗洋食屋さんでした。
それまでは職人さんを雇って営業されていたのですが、現在のシェフ(4代目)が北島亭やフランスで修行して凱旋、そのシェフにバトンが渡った際にフレンチにリニューアル。
ちなみにお店でメートルをされているメガネの一見愛想のない小さめのサイズのお父さんがシェフのお父上です。

【ミックスフライ@1300円】
きました、これ、こちらの一番人気と言っても過言ではありません。
12時前後のこちらは大行列。
12時半を過ぎてやっと入店できた時には、このミックスフライはもう売り切れていたりしてね。
内容は季節やその日によっても異なります。
この日はエビフライ、ホタテ、マグロのほほ肉、そしてジャガイモのコロッケ。
エビフライは言わずもがな、ジャガイモのコロッケはざくっとしたジャガイモと荒く挽かれたひき肉との相性もよく、それぞれから素材そのものの味わいがしっかり伝わってきてシンプルでストレートだけれどそれが心をぐわっと鷲づかみする素晴らしい仕上がり。
まん丸ってセンスもいいですね。
マグロのほほ肉は大き目の塊が二っつ。
これは初めて頂いたのですが、しっかり目に塩がしてあり、火の入り具合は控えめなのに魚の生臭さみたいなものが無くってとっても美味しいです。これに自家製のタルタルをたっぷりつけて頂くと最高!

サカキ4サカキ5【もも肉のコンフィ@1050円】
これもお初の一品。
最近、ランチタイムからフレンチテーストのお料理を見かけるのが嬉しいです。
写真の一品の紹介とは異なりますが、「豚バラ肉の白ワインとトマト煮込み」というお料理もあって、これもまたまた美味。
いつもあるお料理じゃないのですが、見かけたら是非召し上がってみて下さい。
ばら肉はほろほろっといい具合に仕上がりヴォリュームも満点、トマトソースもいい塩梅だし、マッシュポテトも美味しいんだから。
で、このもも肉のコンフィも皮目がパリンパリンに揚がっていて。
塩気もちょうどいいし、直球だけどこれまた美味しい。
つけ合わせがポテトとインゲンだけっというのがちょっぴり寂しいですが、1050円のランチだものね。
丁寧で綺麗なお皿に「1050円でこう来たかー」とびっくりしました。

全てのお料理にお野菜たっぷりのコンソメスープがつきます。
自家製のドレッシングも相変わらず美味でした。
ここへ行くといつも、どれもこれも食べたくて困ってしまうのですよねー。
この日は隣の卓の方が召し上がっていたカレーに後ろ髪引かれながら退散。
近いうちにまた伺わなきゃ。